JPS6092153A - ゴムタイヤ牽引鉄道車両 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は鉄道車両に係り・特に、地上の受変電設備、架
線設備等を不要としながらも、高粘着。

低走行抵抗及び低騒音の車両を可能とする・ニュータウ
ンアクセス用鉄道システムに好適な鉄道車両に関する。

〔発明の背景〕

鉄道システムの構成は、インフラと呼ばれる下部構造部
分（軌道、駅舎等の土木・建築部分）を除くと・車両、
受変電・架線設備、信号設備１通信設備、駅務機器設備
、車両基地設備等で構成されるが、これらの中で受変電
・架線設備費の占める割合は非常に大きい。この受変電
・架線設備が不要となれば安価な鉄道システムが構築で
きる。

このため、従来、動力集中形の内燃式機関車（ディーゼ
ル機関車）、動力分散形の内燃式動力車（ディーゼルカ
ー）が内燃式車両として実用化されており、その他の動
力源として蓄電池式車両の使用が考えられている。

これらの車両は、何れも、鉄車輪が鉄レールの上を走行
し、内燃式機関車方式の場合には２車輪とレニル間の粘
着係数が小さいため、被牽引車の重量が重いと起動時、
又は、登板時、車輪がスリツブして走行できない欠点が
あり、又、内燃式動力車方式の場合には、内燃機関を客
室の床下に取付けざるを得ないため１乗客に対して振動
、騒音が厳しく、乗り心地を害するばか、りでなく、路
線付近の住民に対しても騒音が厳しく、ニュータウンア
クセス用の鉄道システムとしては不向きである。

又・蓄電池式車両は振動、騒音は少なく乗シ心地は良い
と考えられるが、単位重量当りの動力が小さいため列車
のような高速、大重量牽引の動力源としては不向きで、
且つ、１回充電当りの走行距離も短いため、充電又は蓄
電池交換等の保全性に欠ける欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、受変電・架線設備を不要とし安価な鉄
道システムとし、振動、騒音の少ない鉄道車両を提供す
るにある。

〔発明の概要〕

牽引車両はｔレール脇のコンクリート路面を走行するゴ
ムタイヤ駆動の車両とし、車両の機械室には内燃機関の
回転力により駆動される発電機を設けて電力を発生させ
・この電力によってゴムタイヤ駆動用の電動機を回転さ
せて被牽引車を牽引する。尚、機械室は内燃機関から発
生する騒音が外部に伝播しないよう・防音カバーで覆う
ものとする。又１機械室と分離して設けた運転室には。

運転士がゴムタイヤｆｔ操舵する舵取り−・ンドルを設
けて、牽引車のみのステアリングを行なう。

一方、被牽引車両は５、客室をもち、車輪は通常の鉄道
車両と同じく鉄レール上を走行する鉄車輪として走行抵
抗が小さくなるようにし、鉄車輪の７ランク部でレール
に沿って誘導し、ステアリングは不要となる。

〔発明の実施例〕

本発明の実施例を第１図から第４図で説明する。

第１図は列車編成の説明図で、牽引車両１はゴムタイヤ
２で走行するもので、連結器３を介して被牽引車両４を
牽引する。尚、被牽引車両４は鉄車輪５で走行するもの
で、車両の内部は客室として乗客を輸送したり、荷物室
として貨物を輸送したり用途に応じて適宜の構造とする
ことができる。

又、一般の鉄道車両と同じく、車両停止及び減速用のブ
レーキ装置を備えている。

第２図は牽引車両ｌの内部を示した図で、機械室６には
、内燃機関７が防振ゴム８を介して架台９の上に設置さ
れている。又、内燃機関７の出力軸７ａは軸継手１０を
介して発電機１１の軸１１ａと接続されている。尚、１
２は牽引用電動機の回転数及び回転力を制御する制御装
置である。又。

機械室６は防音材１３で全体を覆われている。

次に、運転室１４には、運転台１５、ゴムタイヤ２を操
舵する舵取ハンドル１６・運転土用の椅子１７等が設置
され、又・車両の床下部には燃料油タンク１ｓｔ−設け
ている。

第３図は牽引車両１の駆動系を示した図で、牽引用電動
機１９の回転力が差動歯車装置２ｏｔ−介してゴムタイ
ヤ２を回転するようにしている。又、２１は舵取用のロ
ンドで、舵取ハンドル１６の操作によって前方のゴムタ
イヤが回転継手２２を中心に舵取りできるようになって
いる。

第４図は牽引車両１のゴムタイヤ２と被牽引車両４０車
輪５の関係を示した図で一被牽引車両４の車輪５はレー
ル２３上を走行するが、牽引車輪１のゴムタイヤ２は被
牽引車両４０車輪５の位置とはずらして取付けているた
め、レール２３とは別のコンクリート走行面２４の上を
走行するようになっている。尚、コンクリートの面はレ
ール２３頭部内側の車輪５の７ランク部分のみ溝をつけ
ておき、その他は同一平面としておくことによって・分
岐部を通過する際、ゴムタイヤ２が容易に通過できるよ
うにしている。

牽引車両１の機械室６の中に設けられた内燃機関７の回
転力は、内燃機関７の出力軸７ａ、軸継手１０を介して
発電機１１の軸１１ａを回転させて所要の電力を発生さ
せる。この電力によって牽引用電動機１９が制御装置１
２で制御されながら所愈の回転力及び回転数で回転し、
差動歯車装置２０を介してゴムタイヤ２ｔ−回転させ被
牽引車両４を牽引する。

又・運転室１４内には舵取ハンドル１６があり・運転士
が操舵することによって、牽引車両１のみを所定の進路
に沿って走行させることができるため、ゴムタイヤ式車
両で通常必要な案内輪、案内レールが不要である。尚、
被牽引車両４はフランジ付の鉄車輪５であるため・操舵
は不要である。

このように牽引車両はコンクリート面を走行するゴムタ
イヤ、被牽引車両は鉄レール面を走行する鉄車輪である
ため、高粘着により牽引力が大きく。

又、走行抵抗の小さい列車を編成す石ことができ。

被牽引車両の重量が重くても従来の内燃式機関車のよう
に起動時、又は登板時、車輪がスリップして走行で色な
いというようなことが無い。

又・内燃機関７は防振ゴム８を介して架台９の上に設置
される他１機械室６全体を防音材１３で覆うことができ
・又・車体全体がゴムタイヤ２で支持されているため・
内燃機関７から出る振動、騒音が遮蔽でき、従来の内燃
式動力車のような乗客及び付近住民に対する振動・騒音
の不快さを回避することができる＠ このように本発明の本来の目的である受変電・架線設備
が不要となる他・建築限界が小さくなり・トンネル、函
渠等の断面積縮小化による軌道工事費の低減が図れ、安
価な鉄道システムとしながら・内燃式車両でとかく問題
となる点を無くすことができる。

尚、本実施例では発電機で電力を発生し牽引用電動機を
駆動してゴムタイヤを回転させる例を示したが、内燃機
関の動力を機械式変速機、又は液体式変速機を使ってゴ
ムタイヤを回転させても良い。倒れも効果は本実施例の
場合とほぼ同じである口 〔発明の効果〕 本発明によれば、受変電・架線設備が不要となり安価な
交通システムとすることができ、振動・騒音を無くすこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の列車編成の側面図、第２図は牽引車両
の断面図、第３図は牽引車両の駆動系を示す図、第４図
は牽引車両のゴムタイヤと被牽引車両の車輪の関係を示
す図である。 １・・・牽引車両、２・・・ゴムタイヤ、４・・・被牽
引車両。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、牽引車両の走行駆動輪として、コンクリート等の路
   面を走行するゴムタイヤと、被牽引電画の車体支持車輪
   として、鉄レール上を走行する鉄車輪とからなることを
   特徴とするゴムタイヤ牽引鉄道車両。 ２、特許請求の範囲第１項において・ 内燃機関と、この内燃機関の回転力により駆動する発電
   機と、この発電機により発生した電力により前記走行駆
   動輪を駆動する牽引用電動機と、この牽引用電動機の回
   転数及び回転力を制御する制御装置と、前記ゴムタイヤ
   を操舵する舵取ハンドルとからなることを特徴とするゴ
   ムタイヤ牽引鉄道車両。