JPS608172Y2 - ボ−ルジヨイント - Google Patents

ボ−ルジヨイント

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Publication number
JPS608172Y2
JPS608172Y2 JP16900779U JP16900779U JPS608172Y2 JP S608172 Y2 JPS608172 Y2 JP S608172Y2 JP 16900779 U JP16900779 U JP 16900779U JP 16900779 U JP16900779 U JP 16900779U JP S608172 Y2 JPS608172 Y2 JP S608172Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
seat
stud
socket
ball joint
Prior art date
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Expired
Application number
JP16900779U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5685718U (ja
Inventor
龍平 木津
茂太 御子柴
信之 今井
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
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Publication of JPS5685718U publication Critical patent/JPS5685718U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ボールジヨイントに係り、特に、球状内周面
を有するソケットと、このソケットの前記球状内周面に
摺動可能に当接するボールを備えたスタッドと、このス
タッドに摺動可能に当接する球面座を有するシートと、
このシートに一端を係止して前記シートを前記スタッド
に向けて押圧する圧縮ばねと、この圧縮ばねの他端を支
承して前記ソケットに固着されるキャップとを具備して
なるボールジヨイントに関し、その目的とするところは
、上記ボール等の各部品の摩耗量が外部から視認し得る
ように表示し得てその最適な整備・交換時期を知ること
ができることは勿論のこと、それによってシール性の損
なわれないボールジヨイントを提供することにある。
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
第1図は自動車のダブルウィシュボーン型フロントサス
ペンションを示している。
このサスヘンジョンにおいては、アッパアーム21とロ
アアーム22の揺動端間にナックル23がアーパボール
ジョイント24及び本考案によるロアボールジヨイント
10を介して同一軸線り上にて連結されており、ナック
ル23はステアリングホイール(図示せず)からステア
リングリンケージ25を介して付与されるトルクによっ
て軸線りを中心にして回動される。
またこのサスペンションにおいては、車体26に固着し
たブラケット27とロアアーム22間にショックアブソ
ーバ28が介装され、またアッパアーム21の支持シャ
フト29と同軸的にトーションバー(図示せず)が配設
されていて、フロントホイール30に加わる力が受承さ
れる構成となっている。
ロアボールジヨイント10は、第2図にて拡大して示し
たように、ソケット11、スタッド12、ボール13、
シート14、圧縮コイルスプリング15及びキャップ1
6を備えており、ソケット11及びキャップ16にてロ
アアーム22に固着され、スタッド12にてステアリン
グナックル23に固着されている(第1図参照)。
ソケット11は、球状内周面11aを有していて、その
中央にはスタッド12の軸部12aが貫通する孔11b
が設けられている。
スタッド12は、点Oを曲率中心とする球形頭部12b
を有していて、その頚部にて環状のボール13を支承し
ている。
ボール13は、ソケット11の球状内周面11aに摺動
可能(傾動及び回動可能)に当接する球状外周面13a
を有している。
スタッド12と一体的に傾動及び回動する。
シート14は、その中央に点Oを曲率中心とする球面座
14aを有していて、球面座14aにてスタッド12の
頭部12bに摺動可能(傾動及び回動可能)に当接して
いる。
圧縮コイルスプリング15は、上端にてシート14に係
止し下端にてキャップ16に係止してシート14を上方
へ付勢しており、所定の予備荷重を付与して組込まれて
いる。
キャップ16は、貫通孔16aをその図示中央に有して
いて、ソケット11に固着されている。
なお、図中符号Bはブーツを示している。
しかして、本実施例においては、シート14とキャップ
16間に摩耗量検出体(以下単に検出体という)17が
配設されていて、この検出体17は上記のスタッド12
と同軸的に位置している。
また、検出体17は、一端がリテーナ19aを介してシ
ール部材18に係合し他端が検出体17の段部17dに
当接する第2の圧縮コイルスプリング19により、シー
ト14に向けて押圧されてその一端(図示上端)17a
にてシート14の裏面に係合している。
この検出体17の一端17aの図示上面はシート14の
球面座14aの裏面形状に相当する凹状に形成されてお
り、一端17aの一部にはキャップ16内のグリースを
シート14の中央に形成した孔14bを通して球面座1
4aに供給するための孔17cが設けられている。
また、この検出体17け、その他端部(図示下端部)1
7bに進退可能なボルト17eを備えており、このボル
ト17eはその頭部がキャップ16に設けた貫通孔16
aから図示下方に所定寸法突出していて、検出体17の
突出部を構成している。
シール部材18は、第3図にて拡大して示したように、
検出体17の他端部17b外周に液密的に嵌着される筒
部18aと、貫通孔16aの外周に位置するキャップ1
6の内面に当接する環状のフランジ部18hとからなり
、検出体17の他端部17bとキャップ16間に配設さ
れていて、そのフランジ部18bはリテーナ19aを介
して付与される第2圧縮コイルスプリング19の弾撥力
により押圧されてキャップ16の内面に液密的に圧接し
ている。
このように構成したロアボールジヨイント10において
は、その正常時、第1図〜第3図に示すように、検出体
17におけるボルト17eの頭部がキャップ16の貫通
孔16aから突出していてこれを外部から視認すること
ができる。
ところで、このロアボールジヨイント10が長期間使用
されてそのボール13及びこれに摺接するソケット11
、スタッド12の頭部12b及びこれに摺接するシート
14が摩耗すると、スタッド12がソケット11に対し
て相対的に上動する。
これにつれてシート14が圧縮コイルスプリング15の
押圧力により各部品の摩耗量の総和分上昇するため、こ
のシート14に向けて押圧されていた検出体17がシー
ト14と同量上動して、この検出体17におけるボルト
17eがキャップ16内に埋没する。
これにより、各部品がその最大許容範囲まで摩耗したこ
とを外部から視認することができて、各部材の最適交換
、整備時期を知ることができる。
また、本実施例においては、特にボールジヨイント10
の組立後においても検出体17におけるボルト17eを
螺進螺退させることにより、ボールジヨイント10の正
常時におけるボルト17eの突出長さを適宜設定するこ
とができる。
このため、ボールジヨイント10の各構成部材の製作誤
差、組付誤差等によるポル)17eの突出長さに対する
影響を解消して、ボールジヨイントの寿命の確認基準を
各ボールジヨイントとも同じにしまたは所望の確認基準
に設定することができ、これにより各ボールジヨイント
の寿命の確認を極めて容易にすることができる。
例えば、ボルト17eがキャップ16内に埋没し終った
時が最適交換、整備時期だというように時期調整を適確
に行うことができる。
また、本実施例においては、正常時は勿論のこと、検出
体17が上動した場合においても、シート部材18の筒
部18aが常に検出体17の他端部17bに密着し、か
つそのフランジ部18bが第2圧縮コイルスプリング1
9の弾撥力によりキャップ16の内面に圧接しているた
め、検出体17の他端部17bとキャップ16間は常に
確実にシールされてキャップ16内のグリースが外部へ
流出することはない。
以上要するに、本考案においては、シートとキャップ間
に、一端にてシートに係合しかつ他端に軸方向へ進退可
能に螺着されてキャップに設けた貫通孔から外部に突出
する突出部材を備えた摩耗量検出体をスタッドと同軸的
に設け、この摩耗量検出体とキャップ間に、摩耗量検出
体の他端部外側に嵌着される筒部と貫通孔の周囲に位置
するキャップの内壁に密着される環状のフランジ部を有
するシール部材を設け、このシール部材を摩耗量検出体
間に第2の圧縮コイルスプリングを介装したことにその
構成上の特徴があり、これにより各部品の最適な交換、
整備時期を外部から知ることができることは勿論のこと
、当該ボールジヨイントのシール性、特に摩耗量検出体
とキャップ間のシール性を損なうことのない実用的なボ
ールジヨイントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるボールジヨイントを使用した自動
車のフロントサスペンションを示ス一部破断背面図、第
2図は第1図に示したボールジヨイントの拡大縦断面図
、第3図は第2図の要部拡大縦断面図である。 符号の説明、10・・・・・・ボールジヨイント、11
・・・・・・ソケット、12・・・・・・スタッド、1
3・・・・・・ボール、14・・・・・・シート、14
c・・・・・・1部、15・・・・・・・・・・・・圧
縮コイルスプリング、16・・曲キャップ、16a・・
・・・・貫通孔、17・・・・・・摩耗量検出体、17
a・・・・・・一端、17b・・・・・・他端部、17
e・・・・・・ボルト、18・・・・・・シール部材、
18a・・・・・・筒部、18b・・・・・・フランジ
部、19・・・・・・第2の圧縮スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 球状内周面を有するソケットと、このソケットの前記球
    状内周面に摺動可能に当接するボールを備えたスタッド
    と、前記ソケット内に設けられて前記スタッドに摺動可
    能に当接する球面座を有するシートと、このシートに一
    端を係止して前記シートを前記スタッドに向けて押圧す
    る圧縮ばねと、この圧縮ばねの他端を支承して前記ソケ
    ットに固着されるキャップを具備してなるボールジヨイ
    ントにおいて、前記シートと前記キャップ間に、一端に
    て前記シートに係合しかつ他端に軸方向へ進退可能に螺
    着されて前記キャップに設けた貫通孔から外部に突出す
    る突出部材を備えた摩耗量検出体を前記スタッドと同軸
    的に設け、この摩耗量検出体と前記キャップ間に、前記
    摩耗量検出体の他端部外筒に嵌着される筒部と前記貫通
    孔の周囲に位置する前記キャップの内壁に当接される環
    状のフランジ部を有するシール部材を設け、このシール
    部材と前記摩耗量検出体間に第2の圧縮ばねを介装した
    ことを特徴とするボールジヨイント。
JP16900779U 1979-12-06 1979-12-06 ボ−ルジヨイント Expired JPS608172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16900779U JPS608172Y2 (ja) 1979-12-06 1979-12-06 ボ−ルジヨイント

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JP16900779U JPS608172Y2 (ja) 1979-12-06 1979-12-06 ボ−ルジヨイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5685718U JPS5685718U (ja) 1981-07-09
JPS608172Y2 true JPS608172Y2 (ja) 1985-03-22

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ID=29679851

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JP16900779U Expired JPS608172Y2 (ja) 1979-12-06 1979-12-06 ボ−ルジヨイント

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