JPS608082Y2 - 回転膨脹機の内部車室 - Google Patents
回転膨脹機の内部車室Info
- Publication number
- JPS608082Y2 JPS608082Y2 JP14462879U JP14462879U JPS608082Y2 JP S608082 Y2 JPS608082 Y2 JP S608082Y2 JP 14462879 U JP14462879 U JP 14462879U JP 14462879 U JP14462879 U JP 14462879U JP S608082 Y2 JPS608082 Y2 JP S608082Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary expander
- casing
- internal compartment
- internal
- steam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は液体と高圧蒸気を混合せる地熱水などの流体を
膨張せしめる回転膨張機における内部車室の構造に関す
るものである。
膨張せしめる回転膨張機における内部車室の構造に関す
るものである。
(従来の技術)
本考案にかかる地熱水などの高圧2相流体を膨張させて
熱エネルギを機械的エネルギーに変換する回転膨張機は
、例えば特開昭54−6714吋をあげることができる
。
熱エネルギを機械的エネルギーに変換する回転膨張機は
、例えば特開昭54−6714吋をあげることができる
。
該先行技術の要旨は、′断面形状の輪廓がトロコイド曲
線またはトロコイド曲線の外包絡線である柱状空間を有
する外側子と、断面形状の輪廓が前記外側子の輪廓がト
ロコイド曲線であるときはトロコイド曲線の内包路線で
あり、外側子の輪廓がトロコイド曲線の外包絡線である
ときはトロコイド曲線である柱状体の内側子とを有し、
外側子と内側子とがその輪廓曲線の2点以上で接触しな
がら相対回転運動を行うごとく構成されており、上記外
側子はケーシングの円筒内面の中心を中心軸として回転
せしめるように構成すると共に内側子が外側子の回転軸
と平行な軸でかつ一定距離偏心した軸を中心に回転可能
に支持せしめるように構成してなり相対回転運動に伴っ
て前記両側子の輪廓曲線で囲まれた部分の断面面積が変
化することを利用して水蒸気および熱水の2相流体を導
入し膨張させることにより熱エネルギーを機械的エネル
ギーに変換する2相回転膨張機ヨである。
線またはトロコイド曲線の外包絡線である柱状空間を有
する外側子と、断面形状の輪廓が前記外側子の輪廓がト
ロコイド曲線であるときはトロコイド曲線の内包路線で
あり、外側子の輪廓がトロコイド曲線の外包絡線である
ときはトロコイド曲線である柱状体の内側子とを有し、
外側子と内側子とがその輪廓曲線の2点以上で接触しな
がら相対回転運動を行うごとく構成されており、上記外
側子はケーシングの円筒内面の中心を中心軸として回転
せしめるように構成すると共に内側子が外側子の回転軸
と平行な軸でかつ一定距離偏心した軸を中心に回転可能
に支持せしめるように構成してなり相対回転運動に伴っ
て前記両側子の輪廓曲線で囲まれた部分の断面面積が変
化することを利用して水蒸気および熱水の2相流体を導
入し膨張させることにより熱エネルギーを機械的エネル
ギーに変換する2相回転膨張機ヨである。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案の回転膨張機は上記先行技術と同様、第1図に例
示する断面形状がトロコイド曲線およびその包路線を利
用した内部ロータ1と外部ロータ2とが内外接し、その
間に形成される膨張室にケーシング4外から流体供給口
5を経由して2相流体を供給し、それを膨張させること
により、内外ロータ1,2を内部車室3内で回転させる
ようにし、熱エネルギーを機械的エネルギーに変換する
ようにしたものであるが、内部車室3は固定であり、内
接して回転する外部ロータ2は移動するので、送給せら
れる高温高圧の蒸気を含む流体の熱影響によって内部車
室3と外部ロータ2の間の伸び差が生じ、回転機として
不具合を生じ勝ちのものである。
示する断面形状がトロコイド曲線およびその包路線を利
用した内部ロータ1と外部ロータ2とが内外接し、その
間に形成される膨張室にケーシング4外から流体供給口
5を経由して2相流体を供給し、それを膨張させること
により、内外ロータ1,2を内部車室3内で回転させる
ようにし、熱エネルギーを機械的エネルギーに変換する
ようにしたものであるが、内部車室3は固定であり、内
接して回転する外部ロータ2は移動するので、送給せら
れる高温高圧の蒸気を含む流体の熱影響によって内部車
室3と外部ロータ2の間の伸び差が生じ、回転機として
不具合を生じ勝ちのものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記伸び差により影響を減するように工夫され
たもので、ケーシング内面に間隔をあけて内部車室を介
在せしめ、該内部車室の内側円周にそって回転する外部
ロータと、該外部ロータに内接し、外部ロータの軸心に
対し偏心した軸を中心に一定の比率をもって回転する内
部ロータとよりなるトロコイド曲線およびその包路線を
利用した回転膨張機において、ケーシング内面と内部車
室外側との間隙内に蒸気を送給せしめる蒸気取り入れ口
を、内部車室内へ送給する流体の供給口近辺に設け、か
つ、該内部車室外側を回転膨張機の排気口に開放せしめ
てなる回転膨張機の内部車室である。
たもので、ケーシング内面に間隔をあけて内部車室を介
在せしめ、該内部車室の内側円周にそって回転する外部
ロータと、該外部ロータに内接し、外部ロータの軸心に
対し偏心した軸を中心に一定の比率をもって回転する内
部ロータとよりなるトロコイド曲線およびその包路線を
利用した回転膨張機において、ケーシング内面と内部車
室外側との間隙内に蒸気を送給せしめる蒸気取り入れ口
を、内部車室内へ送給する流体の供給口近辺に設け、か
つ、該内部車室外側を回転膨張機の排気口に開放せしめ
てなる回転膨張機の内部車室である。
すなわち、ケーシング4の内面と、内部車室3との間に
間隙を設け、該間隙に蒸気を送給して内部車室3を外側
から加熱するものである。
間隙を設け、該間隙に蒸気を送給して内部車室3を外側
から加熱するものである。
そのために、蒸気取入れロアをケーシング4の外側に設
けるか、または内部車室3への流体供給口5の途中に蒸
気取入れロア′を設けるもので、流体供給口5の蒸気取
入れロアまたは7′を設ける。
けるか、または内部車室3への流体供給口5の途中に蒸
気取入れロア′を設けるもので、流体供給口5の蒸気取
入れロアまたは7′を設ける。
(作用)
次に作用について述べると、内部車室3は、排気口6に
開放しているので、蒸気取入れロアまたは7′から取り
入れた蒸気はケーシング4内面と内部車室3外側との間
隙内を通過して、排気口6より排出せられるものである
。
開放しているので、蒸気取入れロアまたは7′から取り
入れた蒸気はケーシング4内面と内部車室3外側との間
隙内を通過して、排気口6より排出せられるものである
。
内部車室3の加熱用の蒸気は膨張せしめる必要がなく、
低圧で差支えなく、少なくとも排気口6における蒸気の
圧力より高ければよいので、他の蒸気を導いても差支え
ないし、使用流体の蒸気を使用しても差支えない。
低圧で差支えなく、少なくとも排気口6における蒸気の
圧力より高ければよいので、他の蒸気を導いても差支え
ないし、使用流体の蒸気を使用しても差支えない。
(効果)
このように本考案はケーシング内面に間隔をあけて内部
車室を介在せしめ、該内部車室内を外部ロータおよび内
部ロータが互に偏心して回転し、外部ロータの外面と内
部ロータの外面と内部車室内面とが形成する密封空間を
増大せしめつつ、高温高圧流体を膨張せしめる回転膨張
機において、ケーシング内面と内部車室外側との間隙内
に蒸気を送給せしめる蒸気取入れ口を、内部車室内へ送
給する流体供給口近辺に設け1、かつ、内部車室外側を
回転膨張機の排気口に開放せしめてなる回転膨張機の内
部車室であるので、内部車室と外部ロータとの間の伸び
差を小さくすることができ、外部ロータが内部車室内周
を支障なく回転せしめ効率のよい回転膨張機が得られ、
また伸び差による摩擦などの不具合を減少せしめるとい
う効果がある。
車室を介在せしめ、該内部車室内を外部ロータおよび内
部ロータが互に偏心して回転し、外部ロータの外面と内
部ロータの外面と内部車室内面とが形成する密封空間を
増大せしめつつ、高温高圧流体を膨張せしめる回転膨張
機において、ケーシング内面と内部車室外側との間隙内
に蒸気を送給せしめる蒸気取入れ口を、内部車室内へ送
給する流体供給口近辺に設け1、かつ、内部車室外側を
回転膨張機の排気口に開放せしめてなる回転膨張機の内
部車室であるので、内部車室と外部ロータとの間の伸び
差を小さくすることができ、外部ロータが内部車室内周
を支障なく回転せしめ効率のよい回転膨張機が得られ、
また伸び差による摩擦などの不具合を減少せしめるとい
う効果がある。
第1図は本考案を説明するための回転膨張機の横断面図
、第2図は同じく水平断面図である。 1・・・・・・内部ロータ、2・・・・・・外部ロータ
、3・・・・・・内部車室、4・・・・・・ケーシング
、5・・・・・・流体供給口、6・・・・・・排気口、
7,7′・・・・・・蒸気取入口。
、第2図は同じく水平断面図である。 1・・・・・・内部ロータ、2・・・・・・外部ロータ
、3・・・・・・内部車室、4・・・・・・ケーシング
、5・・・・・・流体供給口、6・・・・・・排気口、
7,7′・・・・・・蒸気取入口。
Claims (1)
- ケーシング内面に間隔をあけて内部車室を介在せしめ、
該内部車室の内側円周に沿って回転する外部ロータと、
該外部ロータに内接し、外部ロータの軸心に対し偏心し
た軸を中心に一定の比率をもって回転する内部ロータと
よりなるトロコイド曲線およびその包路線を利用した回
転膨張機において、ケーシング内面と内部車室外側との
間隙内に蒸気を送給せしめる蒸気取り入れ口を、内部車
室内へ送給する流体の供給口近辺に設け、かつ、該内部
車室外側を回転膨張機の排気口に開放せしめてなる回転
膨張機の内部車室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14462879U JPS608082Y2 (ja) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | 回転膨脹機の内部車室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14462879U JPS608082Y2 (ja) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | 回転膨脹機の内部車室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5665105U JPS5665105U (ja) | 1981-06-01 |
JPS608082Y2 true JPS608082Y2 (ja) | 1985-03-20 |
Family
ID=29375816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14462879U Expired JPS608082Y2 (ja) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | 回転膨脹機の内部車室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608082Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015514175A (ja) * | 2012-03-14 | 2015-05-18 | ルメニウム リミテッド ライアビリティー カンパニー | Idar−ace逆変位非対称回転−選択的コアエンジン |
-
1979
- 1979-10-18 JP JP14462879U patent/JPS608082Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015514175A (ja) * | 2012-03-14 | 2015-05-18 | ルメニウム リミテッド ライアビリティー カンパニー | Idar−ace逆変位非対称回転−選択的コアエンジン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5665105U (ja) | 1981-06-01 |
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