JPS60737Y2 - トラクタの油圧バルブ取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、トラクタの油圧バルブ取付装置に関するも
おである。

農用トラクタの油圧バルブの取付位置は、操作性の面か
ら座席の横側部に位置しているフェンダ−の上面に取り
付けるのが良いが、この場合にはフェンダ−の上面に操
縦者が乗り降するときに手て持ったり、あるいはプラウ
作業時に手で持つハンドキャッチャ−を取り付け、この
ハンドキャッチャ−の内空部にウィンカ−を取付けであ
るタイプにあたっては、前述の油圧バルブあるいは、油
圧バルブを取付ける部材により、ウィンカ−が隠れてし
まい、ウィンカ−の役目を充分果すことができないとい
う問題点があった。

この考案は、このような問題点を解消して、ウィンカ−
の役目を充分果した状態で、ハンドキャッチャ−、ウィ
ンカ−および油圧バルブ、該油圧バルブの取付部材を、
フェンダ−に取付けようとするものである。

以下、図面に示す実施例に基づいて、この考案を説明す
る。

まず、考案の構成について説明する。

１は、座席（図面省略）の横側部に位置しいる後輪を被
覆する農用トラクタのフェンダ−で、該フェンダ−１の
前上面には、操縦者がトラクターに乗り降りするときに
手でつかんだり、プラウ作業時に手で持つ逆Ｕ字型のハ
ンドキャッチャ−２を取り付け、該ハンドキャッチャ−
２の内空部にウィンカ−３を位置させて設けている。

４は、バルブ取付体で、このバルブ取付体４は、水平支
持部４ａ、立上り部４ｂおよび取付部４ｃから構成され
ていて、このバルブ取付体４の取付部４ｃを、ハンドキ
ャッチャ−２の取付ボルト（図面省略）で共線めして、
該バルブ取付体４がハンドキャッチャ−２の後方へ位置
するように取付け、また、バルブ取付体４の水平支持部
４ａをウィンカ−３よりも上方に位置させるとともに、
バルブ取付体４の立上り部４ｂにおけるウィンカ−３と
の対向する部位を開口した状態とし、後方からもウィン
カ−３が見える状態としている。

そして、このバルブ取付体４の水平支持部４ａに油圧バ
ルブ５を取付け、また、機体側のシリンダーケース６の
上方に位置するように取付けられているリヤーカバー７
には、バルブステー８を取付け、該バルブステー８の先
端をバルブ取付体４の水平支持部４ａに固着して、バル
ブ取付体４を補強し、油圧バルブ５を操作したときに、
バルブ取付体４がゆれることのないようにしている。

上述のように、ハンドキャッチャ−２、ウィンカ−３お
よびバルブ取付体４、油圧バルブ５を、フェンダ−１の
前後に位置させて取付けているが、バルブ取付体４の立
上り部４ｂにおけるウィンカ−との対向部位を開口状態
としているので、機体の後方からもウィンカ−３を見る
ことができ、ウィンカ−３の方向指示器としての機能を
充分に発揮味また、油圧バルブ５を操縦者の操縦しやす
いフェンダ−１の上に位置させて、油圧バルブ５の操作
性を良好なものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案の実施例を示すもので、第１図は、背
面図、第２図は、側面図、第３図は、要部の斜視図ある
。 符号の説明、１・・・・・・フェンダ−２・・・・・・
ハンドキャッチャ−３・・・・・・ウィンカ−１４・・
・・・・バルブ取付体、４ａ・・・・・・水平支持部、
４ｂ・・・・・・立上り部、４ｃ・・・・・・取付部、
５・・・・・・油圧バルブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 座席の横側部に位置しているフェンダ−１の上面に、逆
   Ｕ字型のハンドキャッチャ−２を取りつけ、該ハンドキ
   ャッチャ−２の内空部にウィンカ−３を位置させて設け
   、フェンダ−１におけるウィンカ−３の前方あるいは後
   方位置に、水平支持部４ａ・立上り部４ｂ乃ひ取付部４
   ｃからなるバルブ取付体４を取りつけ、バルブ取付体４
   の水平支持部４ａをウィカー３よりも上方に位置させる
   とともに、バルブ取付体４の立上り部４ｂのウィンカ−
   ３との対向部位を開口状態とし、バルブ取付体４の水平
   支持部４ａに油圧バルブ５を取りつけてなるトラクター
   の油圧バルブ取付装置。