JPS60717A - 巻線型電圧調整器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、任意の交流′電圧を得ることができる巻線
型電圧調整器に関するものである。

従来、交流電圧の調整器としては、抵抗線上を摺’ｄｉ
）Ｊ自在となる接触子を設けた可変抵抗器や、半導体素
子を用いた電子回路等か種々提案されている。前者は、
最大発生電圧から゛零電圧までを得ようとする場合、零
電圧付近にすると抵抗体に過大電流が流れ焼損したりす
る恐れがあることから、使用に際しては焼損等が生じな
いようにして使用する必要がある。後者は、入力電圧の
位相制御を行なうものであるが、これは正弦波電圧が得
られず、ノイズを発生するという問題もある。

この発明は、以上の事情に鑑みなされたその目的とする
ところは、二次巻線をはじめのＮ１回は順方向に巻き、
途中からＮ２回逆方向に巻くと共に巻数の和Ｎ１−１−
Ｎ２をほぼ一定とすることによって、任意の電圧を容易
に得ることができる巻線型電圧−整器を提供することに
ある。

以下、この発明を添付図面に示す実施例に基づいて説明
する。

第１図に示すように、電圧ＪｉｌｉＩ整器１は鉄心２に
一次巻線３と二次巻線４が巻かれている。二次巻線４は
、順方向にＮ１回正巻線４ａを巻き、途中７１）ら逆方
間にＮ２回負巻線４ｂを巻いて形成されている。従って
、−次巻線３へ加える交流入力電圧ｅ。

を ｅ、　＝　ｅ　ｓｔｎ　ｗｔ とし、−次巻線３の巻数をＮ回とすれば、正巻線４ａ及
び負巻線４ｂに発生される電圧ｅｌ、ｅ２は、それぞれ −さｌ　・ １− Ｎ２゜ ｅ２＝＝　−ｅ　Ｓｉｎ　ｗｔ となるから、二次巻線４に出力される電圧ｅＱは、ｅ６
　＝　ｅｌ　＋ｅ２ ＝さ−１”Ｅ−ｅ　ｓｉｎ　ＷＬ −Ｎ１−Ｎｚｅよ となる。従って、正巻線４ａと負巻線４ｂの巻数Ｎｌ、
Ｎ２を、その合計巻数Ｎｌ＋　Ｎ２が一定となるように
変化させれば、出力を圧ｅ（、は入力電圧と同相又は１
８０°位相のずれた任意の交流電圧を得ることができる
。ここで、出力電圧ｅｇがほぼ零となる場合は、正巻線
４ａと負巻線、１．ｂの巻回数ＮｌとＮ２が等しい場合
である。

なお、第２図には、−次巻線３の巻線を７７回、二次巻
線４の合計巻線Ｎ１＋Ｎ２を７７回、−次巻線Ｓへの入
力交流電圧を５０Ｖとし、巻線差Ｎ、Ｎ２に対する出力
電圧の試験結果を表わすグラフが示されており、黒丸が
測定点である。この試検結果より、出力電圧ｅＱは巻線
Ｎ、−Ｎ２に比例することがわかる。

次に、第３図に基づいて、スイッチ操作等によって任意
の巻数糸を得る装置について説明する。

第３図に示すように、鉄心２には一次ボビン５に巻かれ
た一次巻線３が設けられると共に、正ボビン６及び負ポ
ビン７に巻かれ正巻線４ａ及び負巻線４ｂが設けられ、
正、負ポビン６．７は回［νＪ自在に取付けられている
。正ボビン６と負ポビン７との対同面にはかさ歯車６ａ
と７ａがそれぞれ形成され、各かさ歯車５　ａ　、　７
　ａは可逆モータ８によって回動制御される主かさ歯車
９に噛合している。また、二次巻線４の一端は、正ボビ
ンｔ５に固定され、鍔部６ｂに設けた環状の正電極！’
５　Ｃに電気的に接続されており、二次巻線４の他端は
、負ポビン７に固定され、鍔部７Ｉ）に設けた環状の負
電極７Ｃに電気的に接続されている。＠電極らＣ１７Ｃ
には正、負の接触子ｉｏ、ｉ１が常に接触するように設
けられ、接触子ｉｏ、ｉｉが出力端子（図示省略）に接
続されている。即ら、先端が正、負電極５　ｃ　、　７
　ｃに接触する接触子１０．１１は、末端が揺動自在に
支持され、その中途が弾性体１２゜１３によって接触子
ｉｏ、ｉ　ｉと正、負電極６　Ｃ。

７Ｃと接触するよう付勢されている。

従って、モータ８を正方向に回転させると、主かさ歯車
９によって正ボビン６は巻線を巻き取る方ｒｐｌに回転
し、負ポビン７は巻線を巻き出す方間に回転することに
なるから、正巻線４ａと負巻線４ｂとの巻線差Ｎ１−Ｎ
２は次第に大きくなり、接触子１ｏ、ｉｉに接続された
出力端子の出力電圧は次第に大きくなる。逆にモータを
負方間に回転させると、巻線差Ｎ、−Ｎ２は減少し出力
電圧も減少する。

なお、正ボビン６と負ポビン′ｒとに巻かれる巻線は、
その巻数又は径によって変化するため、正、負ポビン６
、“ｒの最小巻線から最大巻線まで変化させた際に線切
れ等の支障が発生しないよう、正ボビン６と負ポビン７
との間には巻かれていない線を設けておくことが望まし
い。また第３図に示すように、正ボビン６に接触回動す
る調整つまみ１４を設け、このつまみ１４によって巻線
差Ｎ１−Ｎ２を手動によって調整できるようにしておい
てもよい。さらに、以上の実施例は、１個のモータ８に
よって巻線差を制御するようにしたが、各ボビン６．７
にそれぞれモータを設け、巻線差を制御するような他の
構成によって巻線差を制御するよう１こしておいてもよ
い。

この発明は、以上のとおり、順方間に巻いた二次巻線を
途中から逆方間に巻いて′電圧調整するようにしたから
、任意の電圧（零電圧から最大電圧）を得ることができ
ると共に、得られる交流波形は一次電圧と同相又は逆相
の任意の電圧−となるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一例を示す正面図、第２図はこの発
明の試験結果を示すグラフ、第３図はこの発明装置の一
例を示す正面図である。 １・・・電圧調整器、２・・・鉄心、３・・・−次巻線
、４・・・二次巻線、４ａ・・・正巻線、４ｂ・・・負
巻線、し・・・正ボビン、７・・・負ボビン　５　ａ　
、　”ｒａ　、　９・・・かさ歯車、３　ｃ　、　７　
ｃ・・・電極、８・・・モータ、ｉｏ、ｉｌ・・・接触
子 特許出願人　山菱電機株式会社 同　代理人　鎌　１）　文　二 第１図 第３図 ４ 第２図 ７［８

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一次巻線と二次巻線とを鉄心に巻いた電圧調整器におい
   て、二次巻線は順方向にＮ１回巻いて中途０）ら逆方間
   にＮ２回巻くと共にその合計巻数Ｎｌ十Ｎ２をほぼ一定
   とし、且つ巻き数ＮｌとＮ２とを調整する巻線調整機・
   溝を設けたことを特徴とする巻線型電圧調整器。