JPS607093Y2 - ゴルフクラブのヘッド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴルフクラブに関するもので、特にウッドクラ
ブのヘッドのフェイスプレイドとソールプレイドとバッ
クウェイトとを一体に成形したものに係るものである。

従来のウッドクラブのヘッドには、別々に加工サレタフ
エイスプレイトとソールプレイドとバックウェイトをヘ
ッド本体に取り付けるために取り付は部品が多く、ヘッ
ドの製作が面倒であり量産性に欠け、さらにボールの打
撃により離脱しやすいという欠点をもっていた。

また近年、上記欠点を解決するものとして、フェイスプ
レイドとソールプレイドとバックウェイトを一体に成形
し、ヘッド本体に止着する考案が提唱された。

しかし、この場合にはヘッドの製作は容易となるが、フ
ェイスプレイドとソールプレイドとバックウェイトの一
体化が十分でなく、繰り返しの打撃により、フェイスプ
レイドとバックウェイトがヘッドの外方向に開きヘッド
本体から離脱しやすいという欠点を解決するには至らな
かった。

本考案は上記の点に鑑みて、フェイスプレイドと、ソー
ルプレイドと、バックプレイドと、これらの三者を連結
するリブ状体からなる挿入体をヘッド本体の溝に嵌合固
着することにより、ヘッドの製作を容易にするだけでな
く、リブ状体によりボールに対する打撃力を増加し、フ
ェイスプレートとソールプレイドとバックプレートの連
結強度を増加しようとするものである。

以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に示すようにゴルフクラブのウッドヘッド１には
フェイスプレイド２とソールプレイド３とバックウェイ
ト４が取り付けられている。

第２図乃至第４図に示すように、フェイスプレイド２と
ソールプレイド３とバックウェイト４とは、リブ状体５
によって連結されており、金属部材又は高強度のプラス
チック等により一体的に成形して挿入体６を構成し、ヘ
ッド本体７に接着材を介して螺着される。

そして前記リブ状体５は、フェイスプレイド２の後方か
らバックウェイト４に向けてソールプレイド３の中央部
を縦断するようにソールプレイド３の内面に起立して設
け、このリブ状体５はヘッド本体７の底部に形成した溝
９に嵌合している。

縦って、ボールの受ける打撃力は、フェイスプレイド２
からバックウェイト４及びソールプレイド３に直接的に
作用し、ボールに対しての打撃力は増加される。

また前記リブ状体５は、フェイスプレイド２とソールプ
レイド３とバックウェイト４の連結強度を増加腰それぞ
れが分離するのを防止するとともに、ヘッド本体７との
接着面積を広くして接着強度を増加している。

なお第３図に示すように挿入体６を硬質の金属部材で成
形した場合には、フェイスプレイド２の前面に凹部１０
を設け、この凹部１０にプラスチック部材８を表出配備
してもよい。

これによりボールの打撃の際にボールとフェイスプレイ
ド２の接触時間を長くしてボールのコントロロール性能
を良くすることができ、またソフトな打撃感触を得るこ
とができる。

本考案は上述のごとく、フェイスプレイドと、ソールプ
レイドと、バックプレイドと、これらの三者を連結する
リブ状体からなる挿入体をヘッド本体の溝に嵌合固着し
てなるので、ヘッドの製作を容易にすることができるだ
けでなく、リブ状体によりボールに対する打撃力の増加
と、フェイスプレイドとソールプレイドとバックウェイ
トの連結強度の増加と、ヘッド本体と挿入体の接着強度
を増加することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る実施例をソールプレイドから見た
図である。 第２図及び第３図は本考案に係る実施例の挿入体の斜視
図である。 第４図は本考案に係る実施例のヘッド本体をソール方向
から見た図である。 １・・・・・・ヘッド、２・・・・・・フェイスプレイ
ド、３・・・・・・ソールプレイド、４・・・・・・バ
ックウェイト、５・・・・・・リブ状体、６・・・・・
・挿入体、７・・・・・・ヘッド本体。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ フェイスプレイド２と、ソールプレイド３と、バッ
   クウェイト４と、これら三者を連結するリブ状体５から
   なる挿入体６をヘッド本体７の溝に嵌合固着してなるゴ
   ルフクラブのヘッド。 ２ 前記フェイスプレイド２の前面に、前記挿入体６よ
   りも軟質なる部材を設けてなる実用新案登録請求の範囲
   第１項記載のゴルフクラブのヘッド。