JPS606528Y2 - 冷蔵庫の施錠装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は２〜３才位いの幼児が用もないのに扉を開けて
困ると言うフレイムを解決する為になされたもので、市
販の冷蔵庫に簡単に取付けが出来、しかも幼児以外の使
用者が使うときには容易に取外しがきく、鍵を取付ける
ようにした考案に関するものである。

以下本考案の詳細を図に示す一実施例で説明すると、１
は冷蔵庫本体、この本体１は内部に冷凍室、冷蔵室を有
している。

２は上記冷凍室の前面開口部を閉塞する冷凍室扉を示し
、３は冷蔵室の前面開口部を閉塞する冷蔵室扉。

４，５は上記扉２，３に取付けられたハンドルである。

６は両面粘着テープ等にて冷蔵庫本体に取付けられた受
具である。

この受具６は図にも示す如く、上下に軸受７，８を有し
ている。

しかして上記受具８の軸受部は上方に楕円形部８ａを有
腰それに連続した所に真内部８ｂを有している。

９は回動部１０と固定部１１を有す固定具である。

この固定具９の回動部１０は先の受具６の軸受７，８に
嵌合する軸１０ａと１０ｂを有している。

しかして軸１０ｂ側は上記楕円形部８ａと真内部８ｂに
係合する形状をなしている。

通常この固定具９を受具６に取付ける際には、長く形成
された軸ｌｅａを軸受７に形成された楕円孔７ａを利用
して傾めに差し込み、軸１０ｂを真内部８ｂの真上に位
置させた状態でこんどは、その軸１０ｂを真内部８ｂに
係合させるよう嵌め込むものである。

又上記受具６は第１図にも示す如く丁度冷凍室の扉２と
冷蔵室の扉３が隣り合う所に取付けられ、固定具は、こ
の受具６に取付けられるので１ケの固定具９で上記両扉
２，３は同時に固定されるものである。

尚、上記固定具にて扉２，３の開閉を規制する時の受具
６と固定具９との嵌合状態は軸１０ｂの楕円形部１０ｂ
′が軸受８の楕円形部８ａに円形部１０ｂ″が軸受８の
真内部８ｂに合致するよう係合されるものである。

この状態で固定具９が扉２．３の開閉を規制するもので
ある。

一方固定具９の扉２，３押えを解除しようとする時には
軸１０ｂの楕円形部１０ｂ′と楕円形部８ａの保合関係
を解除すべく少し上方に持ち上げ、固定具を回動させれ
ば、両扉の規制状態は容易に解除されるものである。

又、受具６に固定具９を組み込む際には、第２図、第３
図に示すＬＸ ＞Ｌ２寸法の関係を利用して取付けるも
のである。

本考案は以上説明した如く、上下の一方に異なる２以上
の形状を連続した軸受を有す受具を冷蔵庫の本体側に取
付けると共に、その受具の軸受に嵌合する軸と扉の開閉
を規制する固定部とを有す固定具とをもって冷蔵庫の施
錠装置を形成したものであるから２〜３才の幼児には冷
凍室、冷蔵室の扉を開けることができずそれ以外の使用
者には、それ程負担になることなく、扉を開けることが
出来るものである。

又受具を、両面テープ等をもって冷蔵庫の本体側に取付
けるようにした為、市販の冷蔵庫に容易に取付けること
が出来るものである。

更に又、冷凍室扉と冷蔵室扉を有す冷蔵庫に於いて１ケ
の固定具をもって両扉の開閉を規制することもできるよ
うにしているので原価的にも有利となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を備えた冷蔵庫の斜視図、第２図は本考
案に用いる受具の斜視図、第３図も本考案に用いる固定
具の斜視図である。 １・・・・・・冷蔵庫本体、２・・・・・・冷凍室扉、
３・・・・・・冷蔵室扉、４，５・・・・・・ハンドル
、６・・・・・・受具、７゜８・・・・・・軸受、９・
・・・・・固定具、１０・・・・・・回動部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外側が真円で内側が非真円である第１の軸受と、第１の
   軸受の上部に設けられた第２の軸受とをＬ１寸法の間隔
   をとって設けられた受具を冷蔵庫本体に取付け、根元が
   受具の内側穴形状に合致し、外側が真円となる軸と、こ
   の軸と上下対象の軸とを有する回動部と扉部縁に係止す
   る固定部とを有し、しかも回動部と軸の真円でない部分
   の寸法りが上記Ｌ□寸法より小さく形成した固定具を、
   該Ｌ＜Ｌ寸法の関係を利用して受具に取り付け、扉を閉
   状態に保持する時には固定具の固定部を扉部縁に係止さ
   せ、且つ軸の根元を受具の穴に係合させ、扉開時にはそ
   の軸の根元を受具の穴より解除し、下部軸の真内部で回
   動させ、固定部の扉部縁の係止関係を解除するようにし
   たことを特徴とする冷蔵庫の施錠装置。