JPS6060911A - ヒドラジンの製造方法 - Google Patents

ヒドラジンの製造方法

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Publication number
JPS6060911A
JPS6060911A JP16748083A JP16748083A JPS6060911A JP S6060911 A JPS6060911 A JP S6060911A JP 16748083 A JP16748083 A JP 16748083A JP 16748083 A JP16748083 A JP 16748083A JP S6060911 A JPS6060911 A JP S6060911A
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JP
Japan
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ammonia
hydrazine
light
gaseous
coherent light
Prior art date
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Pending
Application number
JP16748083A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sugawa
須川 浩
Sadaaki Yamamoto
貞明 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアンモニアに特定の光を照射せしめて光化学的
に反応させ、一段でヒドラジンを製造す7)j5@ K
 X t ’ ・迄 ヒドラジンは医薬、農薬、発−剤、耐熱性繊維の製造原
料として知られているが近年、ロケット燃料、燃料電池
、ボイラー清缶剤の原燃料等として特に注目されている
現行のヒドラジン製造プロセスは苛性曹達−塩素−アン
モニア法(ラツシヒ法)、苛性暫達−次亜塩素酸曜達−
尿素法(ホフマン法)、さらに最近工業的規模で稼動開
始した過酸化水素−ヶトン−アンモニア法(ニージン・
クールマン法)ナトが知られている。しかしながら、こ
れらの製造方法はすべて多量の酸化剤を使用する為に、
廃液を大量に排出する、エネルギー多消費型プロセスで
あり、問題が多い。
かかる現行プロセスのもつ諸問題を回避する目的でアン
モニアから直接一段でヒドラジンを製造するプロセスが
望まれており、従来、(1)水素炎にアンモニアを吹き
込む高温プロセスと(11)紫外線による低温プロセス
が提案されている。
このうち(り水素炎プロセスでは、500°〜800°
Cと局在的高温度領域で熱分解するため、生成したヒド
ラジンがさらに分解して窒素と水素になってしまう欠点
をもっている。(ii)また紫外線のプロセスでは使用
する紫外線が低圧水銀灯などの非コヒーレント光の為、
ヒドラジン生成に有効な光のほかに数多くの波長をもつ
光が照射され、このため生成したヒドラジンが分解して
しまう欠点がある。この欠点を補、うため、ヒドラジン
生成に有効な光以外をフィルターで除去することが考え
られるが、これには多くのフィルターを使用しなければ
ならずはんざつでありまたそれにより、光量自体が大巾
に減少してしまう欠点をもっている。
本発明者らは、かかる点にかんがみ鋭意検討した結果、
低圧水銀灯などの非コヒーレント光にかエテ、エキシマ
−レーザなどのコヒーレントなレーザ光源を使用するこ
とにより、上記のごとき欠点がすべて解決できることを
見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、 気体状あるいは液体状アンモニアに該アンモニアが吸収
可能な波長のコヒーレント光を照射せしめ、励起分解す
ることを特徴とするヒドラジンの製造方法、を提供する
ものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に使用する原料アンモニアは気体状あるいは液体
状のものである。気体状のアンモニアの場合、アンモニ
アのみでもよいし、本質的にアンモニア、ヒドラジンと
反応しない不活性ガス、たとえば、ヘリウム、ネオン、
アルゴン、クリプトン、キセノン等により希釈されてい
てもよい。まイし だ液体状のアンモニアの場合は液声アンモニアでよい。
すなわち、アンモニア水などが有効である。
本発明においては、アンモニアに、該アンモニアが吸収
可能なコヒーレント光を照射せしめ、これを励起分解反
応せしめる。
コヒーレント(coherent )光とは、単色性に
すぐれ非常に狭い周波数幅の光(単−波長性光)であっ
て、エキシマ−レーザ(Excited dimerl
aser )などのレーザ光源を使用することにより得
られる。
かかるコヒーレント光は、原料アンモニアにより吸収可
能であり光化学反応を誘起しうる波長、ずなわち170
〜210 nmの範囲の波長を有するものが有効である
。たとえば、ArP レーザ(193nm)ArClレ
ーザ(175nm )、xezレーザ(172nm)な
どのレーザ光である。
一+ヒーレント光は、パルス化すレタレーサ光トして照
射することが好ましい。これは生成したヒドラジン分子
がパルス動作問に、拡散することにより照射点から移動
して、この再光吸収が抑制されるからである。
インパルス時間はヒドラジン分子の拡散速度を考慮して
気体反応系の場合は10秒以下、液体反応系の場合は1
0’〜105秒以下とすればよい。また、ワンパルスの
エネルギー量は最低0.01ジユ一ル以上である。これ
未満のエネルギー量ではヒドラジンの生成量が少く実用
にならない。またエネルギ量の上限は特に規定はない力
瓢現在工業的に利用できるのは数ジュール程度であり、
将来は100ジユール程度まで利用できる可能性がある
本発明を実施するに当っては、ヒドラジンの選択率を向
上させるため、使用する反応装置や反応装作条件に対し
、化学工学的な考慮を払うことが必要である。
反応系は気体のアンモニアを使用する場合は、気相均一
系また液安等を使用する場合は液相均一系となるが、気
体アンモニアと高濃度安水を向流もしくは並流で接触せ
しめる気−液不均−系とししたヒドラジンをただちに安
水等のヒドラジンの分解を防止する液体中に吸収せしめ
て安定化することにある。
反応装置の形状は、アンモニアとコヒーレント光が有効
に接触できるものであれば、℃・がなる形式のものでも
かまわない。通常は、空塔型、充填塔型、濡れ壁塔型−
等の反応器が好適に使用される。反応装置の材質として
は、上記した範囲の波長の照射光を透過しつる物質、た
とえば石英が望ましい。また、同様な理由で使用する充
填物も石英製のものが好ましい。
また、気相部および/または液相部を静止させずに、強
制的に流動、循環、もしくは攪拌することにより生成し
たヒドラジン分子の拡散(混合拡散)を容易にすること
もできる。
さらに、レーザ発振管より反応装置までのレーヅ′光の
径路中の空間にある酸素分子や反応ゞ置内にある酸素分
子を窒素などで置換し酸素分子がヒドラジン生成に必要
なレーザ光子を吸収してしまうことを防止することも望
ましい。
以上のごとく、本発明はエキシマ−レーザなどのレーザ
光源によるコヒーレント光を使用することにより、アン
モニアの光反応におけるヒドラジンへの転化率及び選択
率を大巾に向上せしめたものである。けだしコヒーレン
ト光の特徴である単−波長性により選択的にヒドラジン
が生成し、かつヒドラジンの分解が抑制されるためであ
る。
以下実施例により本発明を更に説明する。
実施例1 第1図に示したごとき直径4cm、長さ4oCIrLの
石英製円筒型反応装置に、1気圧、25°Gの条件下、
アンモニアガスを毎分0.5molの速度で連続的に装
入しながらこれにArF(弗化アルゴン)レーザ(λ=
 193 nm 、平均出力i ow)をインバ/lz
ス時間10 秒および0.1ジユール/パルスの光束で
照射した。定常状態に達した後、反応生成物を分析した
結果、アンモニアの転化率5チヒドラジンの選択率60
係であった。
実施例2 実施例1で使用した装置を用い、これにアンモニア濃度
2モル/lの水溶液を毎分500−の速度で装入しなが
ら、ArF(弗化アルゴン)レーザ(λ= 193nm
、平均出力10W)をインパルス時間10−21秒およ
び0.1ジユール/パルスの光束で照射した。定常状態
における反応生成物を分析した結果、アンモニアの転化
率8%ヒドラジンの選択率72%であった。副生物は主
にヒドロキシアミンであることが確認された。
実施例3 第2図に示したごとき内径4cm、長さ40cnLの石
英製2重管反応装置にマイナス45℃の液化アンモニア
を毎分100m1の速度で装入しながら、これにArF
(弗化7 /lzゴン)レーザ(λ−193nm、平均
出力10W)をインパルス時間10−8秒および0.1
ジユール/パルスの光束で照射した。
定常状態における反応生成物を分析した結果、アンモニ
アの転化率25%ヒドラジンの選択率ハ88%であった
比軟例1 実施例1で使用した装置を用い、1気圧、258Cの条
件下、アンモニアガスを毎分0.5molの速度で連続
的に装入しなカーらこれに低圧水銀灯(セン特殊光源k
k製5UV−110) を照射した。
反応生成物を分析した結果、アンモニアの転化率0.0
6%、ヒドラジンの選択率55%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実施に好適な反応装置を
示す説明図である。 図において、1.1・・・レーザ発掘管、2.2・・・
窒素等による酸素(空気)置換部、3・・・アンモニア
入口、3・・・液化アンモニア入口、4.4′・・・反
応装置、5.5・・・生成物出口、6・・・ドライアイ
ス−メタノール等の冷媒入口、7・・・同冷媒出口 特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気体状あるいは液体状アンモニアに該アンモニア
    が吸収可能な波長のコヒーレント光を照射せしめ、励起
    分解することを特徴とするヒドラジンの製造方法。
JP16748083A 1983-09-13 1983-09-13 ヒドラジンの製造方法 Pending JPS6060911A (ja)

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JP16748083A JPS6060911A (ja) 1983-09-13 1983-09-13 ヒドラジンの製造方法

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JPS6060911A true JPS6060911A (ja) 1985-04-08

Family

ID=15850460

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JP16748083A Pending JPS6060911A (ja) 1983-09-13 1983-09-13 ヒドラジンの製造方法

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JP (1) JPS6060911A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7118655B1 (en) * 2003-07-25 2006-10-10 Ching-Sung Chang Direct synthesis of hydrazine through nitrogen fixation by means of two-photon absorptions
JP2010528840A (ja) * 2007-06-06 2010-08-26 ウーデ・ゲーエムベーハー 触媒気相反応のための機器および方法ならびにその使用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7118655B1 (en) * 2003-07-25 2006-10-10 Ching-Sung Chang Direct synthesis of hydrazine through nitrogen fixation by means of two-photon absorptions
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