JPS6055389B2 - 浮屋根タンクデツキシ−ル方法及び装置 - Google Patents

浮屋根タンクデツキシ−ル方法及び装置

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JPS6055389B2
JPS6055389B2 JP53035312A JP3531278A JPS6055389B2 JP S6055389 B2 JPS6055389 B2 JP S6055389B2 JP 53035312 A JP53035312 A JP 53035312A JP 3531278 A JP3531278 A JP 3531278A JP S6055389 B2 JPS6055389 B2 JP S6055389B2
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Japan
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deck
gas
floating roof
floating
stored liquid
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JP53035312A
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JPS54128012A (en
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繁 森次
勉 長谷川
守雄 酒井
文彦 中原
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この出願の発明は浮屋根式の石油等貯蔵タンクにおいて
、貯溜液面と浮デッキの間に不活性ガスVA;■一つに
ガスが接触しないようにして運転する如くした浮屋根タ
ンクデッキシール方法と直接それに使用する装置に関す
る発明であり、特に、少くともバランスウェイトを有す
る浮デッキ下面に不活性ガスを介装させることにより貯
溜液のガス蒸発を抑制し、安全性を高めるようにした浮
屋根タンクデッキシール方法及び装置に係る発明である
<従来技術> 周知の如く、従来より、石油等の貯蔵タンクには種々の
ものがあるが、設計、コスト、運転状態貯溜液等の条件
によつて選択採用されている。
而して、そのうち第1図に示す様な浮屋根タンク1はさ
まざまな利点から広く採用されている。該種浮屋根タン
ク1はタンク本体2に受け入れた石油等の貯溜液3の上
面に浮デッキ4をフロート5を介して浮上載置し、タン
ク側壁2’に対して該フロートのシール6、ウエザーシ
ール7により気密シール状態にして貯溜液3の受入れ、
払い出しに随伴する液面昇降に応動して所定にシール”
状態て昇降するようにされている。<発明が解決しよう
とする問題点> 而して、上述在来浮屋根タンク1に於ては一般に該デッ
キ4に貯溜液3の上面が接触状態にあるためにデッキ4
が外気、日光に暴されていることになり夏季等では該デ
ッキ4が極めて高温になり、したがつて、貯溜液3の表
上面は煮沸状態にあり、その結果、該デッキ4下部には
貯溜液蒸発ガス8が介在するようになり、甚しく危険な
状態にある難点があつた。
これに対処するに該デッキ4に適宜ガス抜きバイブを設
けて蒸発ガスを抜いて空中拡散、次段処理に供するよう
にはされているものの、デッキ4に微細な亀裂が生ずる
と不測にして着火したりするため防災上極めて不安全で
ある欠点があつた。
又、上述の如く蒸発するガスは本来的に貯液の払い出し
前の一種の漏失として資源活用上好ましくない不利点が
あつた。この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく
浮屋根タンクの問題点を解決すべき技術的課題としデッ
キの防災安全性を図り、しかもタンクのスムーズな稼動
を保証し、エネルギー産業におけるタンク技術利用分野
に益する優れた浮屋根タンクデッキシール方法及び装置
を提供せんとするものてある。
〈問題点を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの出
願の発明の構成は、前述問題点を解決するために浮屋根
タンクのデッキシールと貯溜液との間に少くとも該デッ
キ下面に不活性ガスが接触するようにこれを微圧封入し
て貯溜液との間に該不活性ガスシールを補充可能に介在
させることにより該貯溜液からの蒸発ガス発生を抑制し
、又、常に液面がデッキ下位に所定距離離隔した状態で
昇降することが出来るようにした技術的手段を講じたも
のである。
〈実施例一構成〉 次に、この出願の発明の1実施例を第2,3図に基づい
て説明すれば以下の通りである。
尚、第1図と同一態様部分は同一符号を用いて説明する
ものとする。
図面において、浮屋根タンク1″はタンク本体2に図示
しない適宜周知の在来態様同様の受け入れ機構を介して
石油の貯溜液3を受け入れ、適宜図示しない払い出し機
構により所定に払い出されるようにされてる。
4は金属製の浮デッキであり、フロート5を介して該貯
溜液3上の浮設されてシール6、ウエザーシール7を介
してタンク本体2の側壁2″に対してシール状態で可摺
動裡に当接されている。
而して、該デッキ4上にはバランスウェイトとして所定
量のコンクリートスラブ9が全面に一体載置されている
。又、図示の都合により側部に示してあるが、該コンク
リートスラブ9、及び、デッキ4を貫通して設定長さの
ガス抜きバイブ10が挿通下延固定され、適宜フレキシ
ブルチューブ11に連結されて図示しないガスタンクに
接続するようにされている。
) 該ガス抜きバイブ10の長さはフロート5による液
位Lとデッキ牡コンクリートスラブ9のバランスウェイ
トにより予め設計上決定され、その下端は第3図に示す
様に、液位Lよりやや上位にある。
更に、該ガス抜きバイブ10の下部には先端がやや下位
して適宜液面検知機構として液面検知計12が第3図に
示す様に、固定して併設され、又、該デッキ4の下面よ
りやや下位に先端を臨ませた適宜の石油ガス検知機構と
しての石油ガス検”知計13が該デッキ4に固設されて
おり、両検知計12,13は検知信号ケーブル14を介
して適宜制御機構15に接続されている。
尚、設計によつては上記液位検知計12を省略しても良
いし、石油ガス検知計13に代替して窒素ガス検知計を
設けても良い。
そして、該制御機構15は適宜不活性ガスとしての窒素
供給源16に接続する窒素ガス供給バイブ17に直列的
に介装した圧送ポンプ18、電磁バルブ19に電気的に
接続されている。
又、該窒素ガス供給バイブ17はタンク本体2の側壁2
″を貫通してタンク本体2の底板2Wにブラケット20
,20・・・・・・を介して支持されたリングバイブ2
1に接続されており、該リングバイブ21には多数のノ
ズル孔が穿設されている。
〈実施例一作用〉上述構成において、前述の如く図示し
ない受け入れ機構により石油3を受け入れ、タンク運転
に入ると浮デッキ4はバランスウェイトのコンクリート
スラブ9によりフロート5、及び、次述ガス微圧を介し
て液位Lより所定高さHを保つて浮設され、石油3の受
け入れ、払い出しに応じて追従昇降する。
したがつて、第3図に示す通りガス抜きバイブ10はそ
の下端が液位Lよりやや上位にあつて貯液3と接触しな
いようにされている。
そして、窒素ガス供給源16からの窒素ガスが圧送ポン
プ18より供給バイブ17を介してリングバイブ21に
送給され、その多数のノズル孔から窒素ガスが曝気状に
吹出して貯溜液3中を気泡状に上昇し、比重の関係の浮
デッキ4下面下に接触して滞留し、所定微圧で液面Lと
の間に封入され、シール層Al,22として介装される
その場合、貯溜石油3からガス8が蒸発した場合、該窒
素層22下部に比重差によりガス層A2として封入され
る。そして、両者の封入圧とフロートの浮力、及び、コ
ンクリートスラブ9とのバランスにより、即ち、条件に
より液位Lとデッキ4との間隙高さHは経時的に変化す
ることもある。
したがつて、液面Lが液面検知計12に達すると、検知
信号がケーブル14を介して制御機構15に入力され、
所定の制御により圧送ポンプ18、及び、電磁バルブ1
9を作動して窒素ガスを供給バイブ17を介してリング
バイブ21の多数のノズル孔から噴出させて窒素ガス層
22のA1の厚みを大きくして間隙高さHを大きくして
液面Lをガス抜きバイブ10下位にあるように制御する
そして、下位の蒸発ガス層8は該ガス抜きバイブ10よ
り被圧裡に容易に次段の図示しないガスタンクにフレキ
シブルバイブ11を介して適宜送給される。
又、種々の条件により窒素ガス22の量が少なくり、蒸
発ガス8の滞留量A2が多くなると、石油ガス検知計1
3に石油蒸発ガス8が達し、該検知信号がケーブル14
を介して制御機構15を作動させて上述同様に圧送ポン
プ18、電磁バルブ19を作動して窒素ガス層22を厚
くするように自動制御する。
尚、石油蒸発ガス8が全く存在しない場合も理論的には
考えられるが、実際の運転では存在し、又、存在しない
場合、該窒素ガス22がガス抜きバイブ10から排出さ
れて不活性ガスのため実害はない。
そして、液位検知計12を省略した態様では石油蒸発ガ
ス検知計13を窒素ガス検知計にして窒素ガス封入量と
圧力とを所定にバランスさせるようにされる。
) 又、デッキ4の下面に於て封入窒素ガスに対するシール
手段としては上記曝気封入手段以外にも、該デッキにフ
レキシブルチューブを介して直接圧入するようにしても
良い。
又、封入ガスとしては窒素ガスの他の不活性ガスで良い
ことも勿論である。
〈発明の効果〉 以上この出願の発明によれば、浮屋根タンクの浮デッキ
と貯溜液との間に少くとも該デッキ下面に接触するよう
に不活性ガスを圧封入してシールする如くしたことによ
り、貯溜液と該貯溜液蒸発ガスとがデッキに接触しない
ようにすることが出来、したがつて、基本的にデッキに
微小亀裂が生じて着火源があるような場合でも引火等の
事故が発生しないという効果があり、極めて安全てある
効果が奏される。
そして、該デッキが高温に加熱されても断熱性の良いコ
ンクリートスラブ等のバランスウェイトと不活性ガスに
よつてシールされるため貯溜液や蒸発ガスが熱遮断され
て加温されず、そのため、蒸発ガスの増量が抑制される
ことが出来るという効果もある。
又、蒸発ガスに対して不活性ガスが上方で押圧的にカバ
ーするようにするため、貯溜液からはその点からも蒸気
ガスの発生が抑制されることが出来る効果がある。
而して、不活性ガスは上方から被圧状態にブレスされる
ため、発生蒸発ガスは被圧状態で系外に排出され易い利
点もある。
又、装置してもタンク内底部に不活性ガスノズルを設け
、デッキにバランスウェイトを設けることにより不活性
ガス封入機構が固定機構とされることになつてそのため
デッキの昇降に無関係に故障が生じない状態でタンク機
能を維持することが出来るという効果がある。
そして液位検知機構とガス検知機構とが設けられること
により、貯溜液と封入ガスの量を検知して自動的に不活
性ガスを上述の如く常に介在させることが出来る効果が
ある。
尚、固定屋根式タンクに於て不活性ガスを封入する構造
の場合に、前述の構成からなる浮屋根タンクデッキシー
ル方法を採用することにより液位の変化による封入不活
性ガスの多量の使用が低減できることは言うまでもなく
この発明の応用例として多大の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に基づく浮屋根タンクのデッキシール
構造の縦断面図であり、第2,3図はこの出願の発明の
実施例の説明図、第2図は全体概略断面図、第3図は第
2図部分拡大断面図てある。 3・・・・・・貯溜液、4・・・・・・デッキ、L・・
・・・・上面、22・・・・・・ガス(不活性ガス、)
、8・・・・・・蒸発ガス、2″・・・・・・底板、2
1・・・・・・リングバイブ(ノズル)、9・・・・・
・バランスウェイト、12,13・・・・・・検知機構
、18・・・・・・ガス供給機構、15・・・・・・制
御機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 貯溜液貯蔵タンクに付設された浮デッキと該貯溜液
    上面との間にガスを封入して貯溜液蒸発ガスをシールす
    る浮屋根タンクデッキシール方法において、上記貯溜液
    とデッキとの間に少くとも該デッキに接触して不活性ガ
    スを常に介在させて該デッキの自重とその全面のバラン
    スウェイトの重さとガス圧によりバランスさせて該貯溜
    液と貯溜液蒸発ガスとが該デッキに接触しないようにし
    て運転することを特徴とする浮屋根タンクデッキシール
    方法。 2 貯溜液とその蒸発ガスが上方浮デッキに接触しない
    ようにした浮屋根タンクデッキシール装置において、タ
    ンク内底板に不活性ガスノズルを設け、又前記浮デッキ
    にはバランスウェイトが全面上置して付設されると共に
    液位及びガス検知機構のうち少くともガス検知機構が設
    けられ、而して該ガス検知機構と上記ガスノズルの不活
    性ガス供給機構とが制御機構に電気的に接続されている
    ことを特徴とする浮屋根タンクデッキシール装置。
JP53035312A 1978-03-29 1978-03-29 浮屋根タンクデツキシ−ル方法及び装置 Expired JPS6055389B2 (ja)

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JPS54128012A JPS54128012A (en) 1979-10-04
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