JPS605124Y2 - シリンダの流出油量制御装置 - Google Patents

シリンダの流出油量制御装置

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JPS605124Y2
JPS605124Y2 JP1979979U JP1979979U JPS605124Y2 JP S605124 Y2 JPS605124 Y2 JP S605124Y2 JP 1979979 U JP1979979 U JP 1979979U JP 1979979 U JP1979979 U JP 1979979U JP S605124 Y2 JPS605124 Y2 JP S605124Y2
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JP
Japan
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valve body
flow path
cylinder
hydraulic oil
control rod
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Expired
Application number
JP1979979U
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JPS55120804U (ja
Inventor
章 依田
Original Assignee
東急車輌製造株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は単動シリンダ1の底部7に穿設した収容部8内
に、作動油の流路D1絞り流路B及びバネ受座等を設け
た弁体4を挿入し、弁体4と収容部8の底部となる底蓋
3との間に、高力バネ6と低力バネ5を直列に並べて組
込む構成による単動シリンダ内作動油の流出油量制御装
置及び単動シリンダのピストン部に制御棒を設け、前記
装置における機能をピストンの位置によって制御するシ
リンダ流出油制御装置に関するものである。
本考案はシリンダ(例えば単動シリンダ)を用いたダン
プ車等の荷台の下降速度を荷台自重や荷重の大小に関係
なく、一定の速度に制御することを目的とするものであ
る。
従来、油圧作動によるダンプ車等の荷台の下降操作は、
油圧回路中の切換バルブを、荷重の有無・大小を勘案し
て、手動で操作する方式がばとんどであるため、手動操
作に熟練を要すると共に、荷台に荷重が載っているとき
は、操作を誤ると、荷台が急激に降下して、車体に衝撃
を与え、その衝撃は車体から更に運転者に伝わり、時に
は運転者の身体にまで害を及ぼす結果となっていた。
したがって、本考案では、上述の問題点を解消するため
に、単動シリンダの底部に作動油流出量制御機構を設け
たものである。
本考案の構成は、下方に突設した制御棒Aを有するピス
トン2を内装したシリンダ1の底部7に収容部8を設け
、該収容部8に前記制御棒Aが挿入される作動油の流路
りと下方に絞り流路Bとをそれぞれ設けた弁体4を摺動
可能に内装腰該弁体4の摺動を制御する低力バネ5と高
力バネ6とを直列に底蓋3と弁体4との間に介在せしめ
、底蓋3に設けた突出部Fを絞り流路Bに流路を制御す
るように挿入可能にし、収容部8に作動油の出入口Gを
設けたことを特徴とするシリンダの流出油量制御装置で
ある。
次に本考案の1実施例を示す。
第1図、第2図により説明すると、その構成は、1はシ
リンダで内部に下方に突出した制御棒Aを固着したピス
トン2を摺動可能に内蔵し、その底部には流出油量を制
御する機構を挿入する為の、収容部8を設け、下方に底
蓋3固着して形成する。
4は弁体で、収容部8の内径に遊合嵌挿され、内には作
動油の流路りが設けられ、該流路りと外径側との間には
絞り流路Bを設けである。
5は単動シリンダ内の作動油が荷台に一定量の荷重が載
ったときに、弁体4を通過する抵抗力に反応して撓む低
力バネであり、弁体4のバネ座Cと高力バネ6の間に位
置する。
高力バネ6は荷台上の一定量以上の荷重量によるシリン
ダ内圧と作動油の出入口Gの間の圧力差により、弁体4
に作用する力で撓むものであり、この撓みによって弁体
4の絞り流路Bの面積は変化するものである。
又、作動は、伸長している単動シリンダが、荷台の自重
や荷重により下降(短縮)するときから述べると、先ず
単動シリンダが荷台等の自重だけで下降するときは、単
動シリンダ内から流出する作動油が、弁体4の流路を通
過するときの抵抗力に打勝つ以上の作用力になるように
低力バネ5が設定しであるので、弁体4は低力バネ5と
高力バネ6を介して底蓋3に支えられシリンダ1の収容
部8の胴付部Eに接した状態が維持されて、第1図の状
態を維持継続する。
このことは、すなわち荷台の下降速度は自重だけで下降
するのに適した速度に制御されて下降をつづけることに
なる。
このとき下降の行程が終了に近づいた適宜な位置で、ピ
ストン2に設けた制御棒Aの先端が、弁体4の流路に挿
し掛る(第1図のピストン2に固着した制御棒Aが2点
鎖線位置に移る)と弁体4の流路りが制御棒Aの進入に
よって狭ばまり、流出作動油が制限されて、弁体4の出
入口G側の圧力は、ピストン2例の圧力より低くなるの
で、弁体4は制御棒Aの動きに伴って移動腰弁体4は第
2図の位置に移動する。
このとき、弁体4の流路りは、底蓋3に設けた突出部F
に塞がれるので、作動油は残った絞り流路Bからのみ流
出し、その流出量は絞られて少くなるので、単動シリン
ダの下降は緩慢になり、荷台下降終了時に荷台が車体等
に到達したときの衝撃をやわらげるクッション作用をな
す。
又荷台に一定の荷重をのせたまま下降するときは、単動
シリンダ1の内圧が高くなるので、下降時に弁体4の流
路りを通過する流出油量が増大し、流速も増大するので
、流出油が弁体4を通過する抵抗力も増大して、低力バ
ネ5の設定作用力より大きくなり、したがって弁体4は
押し下げられて第1図より第2図の状態に移行する。
このとき先に述べたクッション作用時と同様、流出油量
は絞り流路Bにより絞られ、荷台の下降速度は減少する
ので、荷台の下降終了時の車体へ衝撃は緩和される。
更に荷台に一定の荷重の数倍程度の荷重が載ったまま下
降するときは、第2図の弁体4の位置は、単動シリンダ
1と作動油の出入口Gの間の圧力差は一定荷重の時の数
倍となるので、この圧力差により弁体4を押し下げよう
とする作用力も増大して、高力バネ6を更に撓ませる。
このとき絞り流路Bは底蓋3の突出部Fにより塞がれて
小さくなるので、流出油量の増大は抑えられる。
したがって荷台の下降速度は一定の荷重が荷台に載った
ときとほぼ等しい速度で下降することになり、荷台によ
る下降終了時の車体への衝撃は十分制御され、緩和され
るものである。
又逆に単動シリンダ1を伸長するときは、第2図の状態
において作動油の出入口Gから流入した圧力油は、弁体
4の流路りとピストン2の制御棒Aの隙間を通って単動
シリンダ1内に補給することにより行なわれ、制御棒A
が弁体4より離れると流路全幅を圧力油は流れて、単動
シリンダ1は伸長を続けるものである。
以上述べるごとく本考案は荷台の下降速度を荷台上の荷
重の有無、荷重量の大小を自動的に感知して、荷台の下
降速度をほぼ一定に制御し、本考案の目的を遠戚する効
果と共に、この効果発生部分の構成を荷台等の自重だけ
による、下降行程終了時の緩衝(クッション)作用もピ
ストンに設けた1個の制御棒により得られる効果が付加
されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施の1例を示す断面図、第2図は向上
の流出量が制限された断面図である。 1はシリンダ、2はピストン、3は底蓋、4は弁体、5
は低力バネ、6は高力バネ、7は底部、8は収容部、A
は制御棒、Bは絞り流路、Cはバネ座、Dは作動油の流
路、Eは胴付部、Fは突出部、Gは作動油の出入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下方に突設した制御棒を有するピストンを内装したシリ
    ンダの底部に収容部を設け、該収容部に前記制御棒が挿
    入される作動油の流路と下方に絞り流路とをそれぞれ設
    けた弁体を摺動可能に内装し、該弁体の摺動を制御する
    低力バネと高力バネとを直列に底蓋と弁体との間に介在
    せしめ、底蓋に設けた突出部を絞り流路に流路を制御す
    るように挿入可能にし、収容部に作動油の出入口を設け
    たことを特徴とする、シリンダの流出油量制御装置。
JP1979979U 1979-02-20 1979-02-20 シリンダの流出油量制御装置 Expired JPS605124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979979U JPS605124Y2 (ja) 1979-02-20 1979-02-20 シリンダの流出油量制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979979U JPS605124Y2 (ja) 1979-02-20 1979-02-20 シリンダの流出油量制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS55120804U JPS55120804U (ja) 1980-08-27
JPS605124Y2 true JPS605124Y2 (ja) 1985-02-16

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ID=28849582

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