JPS6050416B2 - 種苗木の貯蔵方法 - Google Patents

種苗木の貯蔵方法

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Publication number
JPS6050416B2
JPS6050416B2 JP13655878A JP13655878A JPS6050416B2 JP S6050416 B2 JPS6050416 B2 JP S6050416B2 JP 13655878 A JP13655878 A JP 13655878A JP 13655878 A JP13655878 A JP 13655878A JP S6050416 B2 JPS6050416 B2 JP S6050416B2
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JP
Japan
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seedlings
stored
storage
damage
planting
Prior art date
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Expired
Application number
JP13655878A
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English (en)
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JPS5564704A (en
Inventor
敬介 笠原
忠 古川
澄志 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
Mayekawa Manufacturing Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Mayekawa Manufacturing Co filed Critical Mayekawa Manufacturing Co
Priority to JP13655878A priority Critical patent/JPS6050416B2/ja
Publication of JPS5564704A publication Critical patent/JPS5564704A/ja
Publication of JPS6050416B2 publication Critical patent/JPS6050416B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スギ、アカマツ、カラマツ等の実生苗木を秋
に掘り取り、これを低温て貯蔵して翌年の梅雨時に山林
に移植するまでの期間の種苗木の貯蔵方法に関するもの
である。
従来、この種の種苗木は東北地方の太平洋側の山地にお
いては冬期間比較的雪が少なく寒冷な季節風が強いため
土壌の凍結が深く、秋に苗木を植栽したものは活着が不
十分て枯死する被害が多い。
このような理由から太平洋側の山林苗畑では山行苗のほ
とんどが翌春まて苗畑に仮植あるいは据置きの状態で置
かれている。
このため苗畑面積の確保はもとより春の最もいそがしい
時期における掘り取り、荷造り、出荷などは労務の不足
に拍車をかけ、適時適作業にブレーキをかける原因にも
なつている。そこで、太平洋側の苗畑においても秋のう
ちに山行苗のすべてが苗畑から出荷されるようになるな
らば苗畑作業の能率向上に著しく有利になることは明ら
かである。また、一方造林の立場から春植栽の実行に当
つて労務、天候などの都合により植栽時期を遅延させた
い場合に一番こまることは苗木の保存方法のことてある
苗木を苗畑あるいは植栽現場に仮植または梱包の状態て
長く置くことは苗木の萌芽、新梢の伸び、乾き、むれな
どのために植栽後良い造林成績が期待できないことは容
易に推察される。また、豊作時の種苗木を貯蔵して翌年
不作時に植林することができれは好都合である。本発明
は、上述のような問題を解決するために、秋掘り取つた
山林移植用種苗木を−30C〜+3゜Cの冷蔵庫中て休
眠状態て低温保存することにより種苗木の萌芽、新梢の
伸ひ、乾き、むれを防止し、山林植栽に適当な時期また
は労務の都合等に合わせて苗木を冷蔵庫から取り出し、
例えば平野部は春だが、山間部の冬の候を避けて4月〜
6・月に植林するもので、また、5月の乾燥期を避け、
6月の梅雨期に植栽することにより植栽後の活着を良好
にしようとするものである。
次に、本発明の実施例を説明する。
苗木はスギ、アカマツ、カラマツの実生3年苗・で、平
均苗高はそれぞれ27an)27cm)36cmのもの
で、昭和51年11月に掘り上げた苗木を根の士をふる
い落し、スギ、アカマツは根と葉の部分が互いに重なら
ないようにして(力ラマンは落葉樹であるから枝と根は
互いに重なつてもよい)各樹種毎に5鉢ずつを厚さ0.
02?のポリエチレンフィルムで包む。
これをさらに断熱作用のある厚さ0.07mのシルバー
ポリトウフイルムで包み、ダンボール貯蔵箱(45dX
(イ)dのリンゴ箱)に詰め、ガムテープで目張りした
あと再度シルバーポリトウフイルムで包んで紐をかけ、
この各樹種2箱を常時一3℃〜+3℃前後を保つように
調節してある冷蔵庫内に収納する。
*ゞ また、比較対照用として同様に梱包
した各樹種の2箱ずつを屋外、屋内貯蔵する。ただし力
ラマンは苗木の都合で屋外の貯蔵は行なわない。屋外の
場合は雨水、埋雪を避けるために簡単な屋根かけを行な
い、南側にヨシズを張つて日陰になるようにする。屋内
の場合は全く火の気のない部屋に置く。温度は何れも貯
蔵箱内にサーミスタを用いて自己記録させた。貯蔵箱内
の月別最高、最低温度は表1の如くである。表1に示す
とおり屋外、屋内に置いた貯蔵箱内の月別最低温度は1
月が最も低く、スギが−13.5!℃、アカマツが−1
1℃でかなりきびしい温度まで下つている。
また、最高温度はスギの貯蔵箱で、5月の屋外が26℃
、屋内が19℃と4月以後の温度がかなり高くなつてい
る。これら貯蔵中の温度の高低が後述するようにハイイ
ロカビ病の発生ある5いは枯損の原因になつているので
ある。冷蔵庫の保持温を+5℃に貯蔵したものにはアカ
マツにはカビが生じ、力ラマンは発芽しており、少なく
も−3生C〜+3℃のものにはほとんどカビや発芽はな
かつた。
貯蔵苗木の山出し植栽は5評4月15日、4月30日、
5月15日、5月30日、6月15日、6月30日の6
回に分け、1回にスギ、アカマツは各20本、力ラマン
は10本をその都度貯蔵箱より取り出し、苗畑に植栽し
た。
ただし6回目は力ラマンのみ植栽した。次に、貯蔵別苗
木のハイイロカビ病の発生状況を表2に示す。
表2に示すように貯蔵箱内の温度が気温の上昇に伴なつ
て高くなる屋外、屋内貯蔵苗にはハイイロカビ病菌が著
しく蔓延し、苗木の成長抑制あるいは枯死の主な原因に
なつている。
なお、貯蔵が長くなるほど被害も大きくなり、貯蔵箱内
で既に枯死する苗木もみられた。しかし、冷蔵庫内で低
温貯蔵した苗には各樹種とも全くハイイロカビ病の被害
がみられなかつた。なお、3樹種のうちアカマツの被害
が最も大きく、力ラマン、スギの順に少なくなつている
。次に、貯蔵別苗木の植栽後における被害状況を表3に
示す。
表3に示されるように屋外貯蔵苗に枯死が多い。
殊に屋外貯蔵のスギは貯蔵期間の長短に関係なく枯死率
が高い。なお、枯死するまでに至らなくとも貯蔵期間が
長くなると幹の主軸枯れ、枝葉枯れなど生長に影響する
被害が次第に多くなることがわかる。また、アカマツも
比較的被害を受け易く、貯蔵期間が長くなるほど枯死率
も増加し、幹枯れ、枝枯れも多くなり、6月中旬まで貯
蔵すると100%枯死することがわかる。屋内貯蔵の場
合スギは貯蔵期間が5月中旬頃までは被害がみられない
が、それより長くなると緑枝葉の一部にハイイロカビ病
が発生し、幹、枝枯れなどの被害がでてくるようになる
が、枯死するまでには至らな?Yい。アカマツは他の樹
種に比べて被害にかかり易く、その被害も貯蔵期間が長
くなるほど幹、枝枯れ、枯死が多くなる。力ラマンはス
ギと同じように貯蔵が5月下旬頃まで長くなると幹、枝
枯れの被害がではじめ、6月中旬以後になると枯死苗も
みられるようになる。冷蔵庫貯蔵の場合には3樹種とも
正常で全く枯死苗はみられない。ただ6月中旬頃まで貯
蔵したスギの針葉にわずか被害がみられるが、生長には
ほとんど影響しないようである。次に、貯蔵別苗木の植
栽後における伸長量を表4に示す。
表4に示されるように屋外貯蔵のスギの伸長は他に比べ
て著しく劣つている。
アカマツも4月中旬植栽をのぞいてきわめて悪い。これ
は前述したように貯蔵中における凍害、ハイイロカビ病
などによる被害のためである。屋内貯蔵の場合、スギ、
アカマツ、力ラマンともに貯蔵期間が5月中旬頃までは
伸長も良好で、冷蔵苗と比べてほとんど差がみられない
。しかし、5月下旬以後まで貯蔵期間か長引くと苗木の
伸長も著しく悪くなる。これは貯蔵中のハイイロカビ病
による被害と長期貯蔵中における温度上昇による苗木の
自己消耗が主な原因となつていると考えられる。次に、
冷蔵庫貯蔵の場合をみると3樹種ともに伸長はきわめて
順調で屋外、屋内貯蔵苗にみられる貯蔵中の諸害による
生長抑制はみられない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 山林植栽用種苗木の多数本を集束し非通気性フィル
    ムで密封し、これを−3℃〜+3℃に保持した冷蔵庫中
    で保存することを特徴とする種苗木の貯蔵方法。 2 山林植栽用種苗木の根元の土をふるい落したもの多
    数本を根と枝葉の部分が互いに重なり合わないようにし
    て集束し非通気性フィルムで密封し、これを−3℃〜+
    3℃に保持した冷蔵庫中で保存することを特徴とする種
    苗木の貯蔵方法。
JP13655878A 1978-11-06 1978-11-06 種苗木の貯蔵方法 Expired JPS6050416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13655878A JPS6050416B2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 種苗木の貯蔵方法

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JP13655878A JPS6050416B2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 種苗木の貯蔵方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5564704A JPS5564704A (en) 1980-05-15
JPS6050416B2 true JPS6050416B2 (ja) 1985-11-08

Family

ID=15178029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13655878A Expired JPS6050416B2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 種苗木の貯蔵方法

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JP (1) JPS6050416B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6448809U (ja) * 1987-09-21 1989-03-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6448809U (ja) * 1987-09-21 1989-03-27

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Publication number Publication date
JPS5564704A (en) 1980-05-15

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