JPS604546Y2 - 導電芯入り人形 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軟質合成樹脂によって一体成形される芯入り人
形の構造に関するものである。

以下図に示す一実施例について本考案を説明すると、１
は軟質合成樹脂によって成形される人形の本体で、同本
体１内には導電体と芯体を兼ねた複数本の金属線２，３
を所要の絶縁距離りをもって配設する。

か）る絶縁距離りを確保する手段としては上記金属線２
，３に夫々予め本体１の軟質合成樹脂と融着する素材を
もって全体に被覆を施しておくか、或いは所要間隔をも
ってスペーサ４等を配設する。

以上の構成において、頭部５、手首部６、足部７は本体
１に形成した嵌合凹部１０に夫々着脱自在に嵌着し、こ
れら嵌合凹部１０には上記金属線２．３の端末に夫々連
なる外部部品にたいする所要の接続端子８，９を設ける
。

一方上記嵌合凹部１０にたいして着脱自在な嵌合部を具
えた別個の部品を構成する。

同部品としては例えば第２図ａに示す様に上記接続端子
８゜９にたいする接触片ＴＩ、１２と同接触片１１゜１
２に連なるランプ１３を具えた頭部１４或いは同図すの
様に接触片１１．１２に連なるモータを内装したミサイ
ル発射装置１５、或いは同図Ｃの様に接触片１１．１２
に連なるモータを内装した走行装置１６等を構成する。

以上の構成において本体１内には電池１７を収容し同電
池１７の端子を上記金属線２，３間に接続すると、頭部
５に代え頭部１４を装着することにより目の位置にある
ランプ１３を点灯させることができるし、また手首部６
に代えてミサイル発射装置１５を装着して、これを作動
させることもできるし、さらに足部７に代えて走行装置
１６を装着し、走行させることもできる。

以上説明した様に本体１内の金属線２，３は機械的な姿
勢保持の芯体として供するほか、本体１内に形成する電
気的導電体として供することができ、人形本体１の端部
に別個の形成した部品を着脱自在とすると共にこれら部
品を夫々電気的に作動させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す人形の要部切欠正面図
、第２図ａ、 ｂｔ ｃは夫々同人形に装着する別個の
装着部品の説明図である。 同図中、１・・・・・・本体、２，３・・・・・・金属
線、４・・・・・・スペーサ、５・・・・・・頭部、６
・・・・・・手首部、７・・・・・・足部、８，９・・
・・・・接続端子、 １１゜ １２・・・・・・接触片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 軟質合成樹脂をもって人形本体を一体成形すると共に、
   同本体内には導電体と芯体を兼ねた二本の金属線を所要
   の絶縁距離をあけて一体的に埋設し、上記金属線に連な
   り、外部部品に対する接続端子を、本体に形成され、頭
   部、両手首部、足首部が夫々着脱自在に装着される嵌合
   凹部に設け、かつ同人形の本体内には電池を収容すると
   共に、同電池の端子を上部二本の金属線間に接続してな
   ることを特徴とする導電芯入り人形。