JPS604534Y2

JPS604534Y2 - 卓球練習用の打球回収装置

Info

Publication number: JPS604534Y2
Application number: JP1978059453U
Authority: JP
Inventors: 伊智朗荻村; 輝二中野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1978-04-30
Filing date: 1978-04-30
Publication date: 1985-02-08
Also published as: JPS54162370U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は衝立状の遮蔽ネットと下り勾配を設けた打球回
収ガイドおよび打球案内ガイドからなる卓球練習用の打
球回収装置に関するもので、打球案内ガイドを相手方コ
ートの中央部から卓球台の下部を通して練習者側コート
の中央部へと配置したことおよび、この打球案内ガイド
が着脱自在であって、相手側コートの後方へも配置する
ことができ、さらにその先端部が水平方向に揺動可能で
あるようにしたことを特徴とするものである。

以下、本考案の１実施例を図面に基き説明する。

第１図は本考案の使用時の状態を示すもので、卓球台Ｃ
の相手方コートの周囲には、樋状の打球回収ガイド■が
設けられており、この回収ガイドは卓球台中央のネット
■の両端部分から相手方コートの端縁中央に向けて順次
下り勾配になるようになっている。

そして下り勾配の最終部すなわち卓球台のセンターライ
ンのところには打球落下用の穴■が設けられており、こ
の穴の下部には、練習者側すなわち手前のコート中央下
部に打球を案内するための樋状の打球案内ガイド■が同
じく勾配をつけて設けられている。

この打球回収ガイド■と、打球案内ガイド■との連結は
、第２図にその詳細を示す如く、打球回収ガイドの下面
に穴■をまたいでピン［相］、［相］により回転可能に
設けられた溝■、■に、打球案内ガイドの端部両側に張
り出し状に設けられた翼板■、■かいずれの方向からで
もスライド的にしっくりと嵌り合う構造となっている。

また、打球案内ガイド■の下端部には球を溜めておく球
受皿■を設ければ、球のつかみ取りが容易であるばかり
でなく、左右のコートから２人の練習者が同時にサービ
ス練習等をする場合にも都合がよい。

さらに、この球受皿の両隅部にレバー式又はブツシュ式
の積算カウンター■を設けておけば、各練習者が球を取
り上げるたびにこのカウンターを作動させることにより
合計何体のサービス練習を行ったかが容易に読みとれ便
利である。

図中［相］はネットまたは布帛を張った衝立状の遮蔽ネ
ットで、相手方コートの周囲三方に設けられた打球回収
ガイド■の外側に接する如く設けられ、この遮蔽ネット
に当った打球は落下して打球回収ガイドに落ちるように
なっている。

本考案装置においては、第１図に示す状態において同時
に２人までサービス練習を効率的に行なうことができる
が、球受皿を左又は右に寄せて１人で練習することもで
きる。

また打球案内ガイド■を逆に嵌め込み、球受皿■の部分
を遮蔽ネットの裏側に配置すれば、遮蔽ネットの裏から
コーチが正面の遮蔽ネットを越して練習者側のコートへ
ロビングボールを投げることにより練習者はスマッシュ
の練習をすることもできる。

打球案内ガイド■を２方向のいずれからでも嵌め込み可
能としたのは、このためのもので、打球案内ガイド自体
も中間部で接続式にすると同時に、球受皿りを着脱自在
にすれば、これをネット裏へ伸ばす場合適当な長さにす
ることも可能である。

尚、本考案における樋状の打球回収ガイドや打球案内ガ
イドの固定手段は特に限定するものではなくｌ卓球台や
遮蔽ネットの枠を利用してもよいし、独立した支持脚を
適当数設けてもよい。

また、打球の回収ガイドと案内ガイドとの連結構造も図
示のものに限定するものでもない。

本考案は上述の如く打球案内ガイドの下端部が練習者側
コートの中央下部にくるように構成すると共に左右に寄
せることも可能な構造にしたため、２人が同時にサービ
ス練習をすることができる利点を有し、また打球案内ガ
イドを方向変換可能にしたことにより遮蔽ネットの裏か
らロビングボールを投げてスマッシュ練習もすることが
できる便利なもので、構造簡単かつ、安価で組み立ても
容易なため、利用偏置の極めて高いものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の１実施例を示すもので、第１図は使用状
態の斜視図、第２図は打球回収ガイドと打球案内ガイド
との接続部分の分解斜視図である。２・・・・・・打球回収ガイド、４・・・・・・穴、５
・・・・・・打球案内ガイド、６・・・・・・溝、７・
・・・・・翼板、８・・・・・・球受皿、９・・・・・
・カウンター、１０・・・・・・遮蔽ネット。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】１卓球台の相手方コート三方の周囲を囲う如く樋状の
打球回収ガイド■を設け、このガイドの勾配を、両側の
卓球台中央のネット部から相手側コートの端縁中央に向
けて順次下り勾配になる如く設けると共に、勾配の最終
部に打球落下用の穴のを設け、この穴の下部に樋状の打
球案内ガイド■の一端部を、卓球台の手前側または相手
側のいずれの方向からも着脱自在にして、かつ、その他
端部が左右揺動可能に設け、相手側コートの三方の打球
回収ガイドの外側にはネットまたは布帛を張った衝立状
の遮蔽ネット［相］を設けてなる卓球練習用の打球回収
装置。２打球案内ガイド■が、先端部に球受皿■を備えたも
のである実用新案登録請求の範囲第１項記載の卓球練習
用の打球回収装置。３打球案内ガイド■が、先端部に球受皿■とカウンタ
ー■を備えたものである実用新案登録請求の範囲第１項
記載の卓球練習用の打球回収装置。