JPS604304B2 - 両面平滑な不織布の製造法 - Google Patents

両面平滑な不織布の製造法

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JPS604304B2
JPS604304B2 JP13062079A JP13062079A JPS604304B2 JP S604304 B2 JPS604304 B2 JP S604304B2 JP 13062079 A JP13062079 A JP 13062079A JP 13062079 A JP13062079 A JP 13062079A JP S604304 B2 JPS604304 B2 JP S604304B2
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JP
Japan
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nonwoven fabric
metal roll
cooling
roll
heating
Prior art date
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Expired
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JP13062079A
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JPS5653271A (en
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正治 西下
康弘 赤尾
孝之 稲田
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は両表面ともに平滑性に優れた不織布の製造方法
に関するものである。
不織布に種々の加工を施こした後、これを製品化するシ
ート材料工業に於ては、用いる不織布の表面の平滑性が
非常に大切であることはいまさら言をまたない。
表面の平滑性に優れた不織布を造る方法としては、■表
面の平滑な金属ロールまたは金属板で不織布表面を押え
て造る方法、@或る種の薬液を表面に付与し、次いで表
面を加圧して平滑表面を得る方法、Q表面繊維をH毛焼
き″ し不織布表面を平滑にする方法、@加熱金属ロー
ルまたは加熱金属板にて表面を加圧し、次いで連続的に
冷却する方法、など多くの方法がある。
しかしながら、上記■,@,Qなどの方法では表面の平
滑性は十分とは言い難く、表面を観察するとかなり大き
な凹凸がみられる欠点がある。また、上言己@の方法に
より得られた不織布の表面はかなり平滑で、■,@,■
の方法により得られるものと比較すると明らかに優れた
平滑性を具備してはいるが、この方法は設備的および工
業的運転管理が難しいという欠点を有している。また、
上記■,@,■,目の方法などでは両表面とも平滑性が
優れたものを一挙に造ることは困難である。本発明は加
熱金属ロールおよび冷却金属ロールを巧みに組み合わせ
た極めて簡単な装置により不織布の両表面ともに極めて
平滑性に富んだものを一挙に製造する方法に関するもの
である。
すなわち、本発明は、添付の図面に示されているように
、加熱された不織布を加熱金属ロールと第1冷却金属ロ
ールの間を通すことによりプレスしたのち、第1冷却ロ
ールに沿って不織布を走行させ、さらに該第1冷却金属
ロールと第2冷却金属ロールの間を通すことによりプレ
スしたのち、第2冷却ロールに沿って不織布を走行させ
る方法である。
本発明の方法によれば、両表面の平滑性が極めて優れた
不織布を一挙に得ることが可能である。本発明の方法は
、1本の加熱金属ロールおよび2本の冷却金属ロールを
巧みに組み合せた特殊な装置を用いて行なうものであり
、この装置を用いて製造した不織布の両表面は極めて平
滑性に優れており、単なる加熱金属ロール、冷却金属ロ
ール、加熱ロールと冷却ロールとの組み合せ、などの方
法により得られるものと比較すると驚くほどその平滑性
に顕著な差異が認められる。本発明方法に用いられる不
織布は、一成分または複数成分の合成繊維に、場合によ
っては天然または再生繊維を加えて、3次元的に絡合さ
せた不織布であり、ニードルパンチおよびバインダー樹
脂の有無は問わない。
不織布を構成している合成繊維は単一組成よりなる繊維
に限るものではなく、数種類のポリマ−を混合紙糸ある
いは複合紙糸した繊維であってもよい。繊維に用いられ
るポリマーとしては、ポリァミド、ポリ塩化ビリニデン
、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリウレタンなどが挙げら
れる。なかでも、ポリエチレンとポリアミド(ナイロン
−6)を混合紡糸して得られる繊維あるいはポリエチレ
ンとポリエチレンテレフタレートを混合紡糸して得られ
る繊維が、構成している成分の融点差の関係で本発明方
法に適している。本発明の方法が適用される不織布の密
度は0.10〜0.452/洲、好ましくは0.20〜
0.4M/めであって、該不織布の密度が0.10多/
の未満の場合には、本発明の方法を適用しても表面の凹
凸を完全に消し難く、逆に0.45夕/洲より大きい場
合には、該不織布は高充填のシートの如くなり本発明方
法を適用しても特に顕著な効果は認め難くなる。
本発明方法において、金属ロールによりプレスされるに
先立って、不織布は加熱されねばならない。
加熱温度は不織布を構成している繊維の融点より約50
qo低い温度から融点より40qo高い温度までの範囲
が得られる不織布の平滑性の点で好ましい。。繊維が多
成分のポリマーより成っている場合には、構成している
ポリマーの内最も低い融点を有するポリマーの融点をも
って、上記繊総の融点とする。不織布を加熱する方法と
しては、不織布を加熱ゾーンに入れる方法が一般的であ
る。本発明に用いられる金属ロールの径は通常の不織布
の製造に用いられるもので、100〜50仇吻で位が適
当である。該径のあまりにも小さいものは冷却能力、加
熱能力の不足および表面の曲率が大きい故に、優れた効
果が得られにくい。逆に、該蓬のあまりにも大きいもの
は工業上限費となるので好ましくない。加熱金属ロール
の温度としては、不織布を構成している繊維の融点より
20o0低い温度から繊維の融点温度までの範囲が好ま
しい。
繊維が多成分のポリマーより成っている場合には、構成
しているポリマーの内、最も低い融点を有するポリマー
の融点をもって、上記繊維の融点とする。一方、第1お
よび第2冷却金属ロールは繊維の融点より50℃以上低
い温度にしておくのが好ましい。通常は室温以下に水冷
しておくのが好ましい。第2冷却金属ロールも第1冷却
金属ロールと同程度の冷却でよいが、第2冷却金属ロー
ルに接する側の不織布の表面層部分は第2冷却金属ロー
ルに接する時点で加熱金属ロールにより加熱された温度
に近い温度に保たれていることが重要である。金属ロー
ルの材質に特に制限はない。また、3本の金属ロールの
間にはクリアランスを設けるとさらに好適である。プレ
スする際の圧力については特に制限はない。以下に実施
例を挙げて本発明を説明する。
実施例1および比較例1 ポリエチレン5の重量部、ポリアミド5の重量部よりな
る混合紙糸繊維に延伸、捲縦加工を施こし、2インチの
長さに切断し、ランダムウェバ−にて重量700夕/あ
のウェブを作り、さらにニードルパンチングして3次元
的に縫合した密度が、0.25多/地の不織布を得た。
ついで、該不織布を100qCに加熱し、ポリエチレン
成分の融点近くまで温度を上げた後、加熱金属ロールを
90午0にし、第1冷却金属ロールおよび第2冷却金属
を25午0に設定した第1図に示す装置で加圧処理した
ところ両表面とも極めて平滑性のよい不織布を得た。一
方、第1図に示す装置で、3の第2冷却金属ロ−ルを用
いないで、加熱金属ロールと第1冷却金属ロールを25
00に設定し、上記の100ooに加熱した不織布に加
圧押圧処理して両表面の平滑化を行なったが、得られた
不織布の表面は小さい凹凸が多数みられ、本発明の方法
により得られたものと比較すると両表面の平滑性がはる
かに劣るものであった。
実施例2および比較例2,3 ポリエチレンテレフタレート5の重量部、ポリエチレン
5の重量部よりなる2成系繊維より、重量900夕/あ
の不織布を得、軽くニードルパンチングして密度が0,
20夕/地の不織布とした。
この不織布の両表面は、かなり立毛が認められた。つい
で、該不織布を第2図に示す装置を用い、4の加熱装置
を11000に設定し、加熱金属ロールを9000に、
また第1冷却ロールおよび第2冷却ロールを20qoに
冷却した条件で、加圧押圧処理を行なって、両表面の立
毛が完全に伏せられかつ両表面には、微細な凹凸もみら
れない優れた平滑表面の不織布を得た。一方、第2図に
示す装置で加熱金属ロールを20℃にするほかは上記と
全く同じ条件で不織布を加圧押圧処理したところ、第1
冷却金属ロールに援した面の平滑性は上記本発明方法で
得られたものと同程度のものであったが、もう一方の側
の第2冷却金属ロールに接した面の平滑性は多数の凹凸
および小さいしわがみられ、平滑性の劣るものであった
さらにまた、第2図の装置で第2冷却金属ロールを使わ
ず第1冷却ロールおよび加熱金属ロールを40ooにす
るほかは、上記本発明の方法と同じ条件で不織布に加圧
押圧処理を施したところ、両表面の立毛はかなり伏せら
れてはいるが、両表面に多数の凹凸をもった不織布にし
かならなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明方法に用いることのできる
装置の略図であり、図中、1は第1冷却金属ロール、2
は加熱金属ロール、3は第2冷却金属ロールであり、4
は加熱ゾーンである。 5は不織布であり、矢印は金属ロールの回転方向および
不織布の進行方向を示す。 孫丁図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加熱された不織布を加熱金属ロールと第1冷却金属
    ロールの間を通すことによりプレスしたのち、第1冷却
    金属ロールに沿って不織布を走行させ、さらに該第1冷
    却金属ロールと第2冷却金属ロールの間を通すことによ
    りプレスしたのち第2冷却ロールに沿って不織布を走行
    させることを特徴とする両面平滑な不織布の製造法。 2 不織布を構成している繊維がポリエチレンとポリア
    ミドを混合紡糸した繊維あるいはポリエチレンとポリエ
    チレンテレフタレートを混合紡糸した繊維である特許請
    求の範囲第1項記載の製造法。
JP13062079A 1979-10-08 1979-10-08 両面平滑な不織布の製造法 Expired JPS604304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13062079A JPS604304B2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 両面平滑な不織布の製造法

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JP13062079A JPS604304B2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 両面平滑な不織布の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS5653271A JPS5653271A (en) 1981-05-12
JPS604304B2 true JPS604304B2 (ja) 1985-02-02

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ID=15038577

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60113147U (ja) * 1983-12-29 1985-07-31 昭和アルミニウム株式会社 溶湯保持槽における加熱装置
DE102004056154A1 (de) * 2004-11-05 2006-05-11 Concert Gmbh Walzenanordnung für die Vlies-Produktion

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JPS5653271A (en) 1981-05-12

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