JPS6042387Y2 - 水中ラドン連続測定装置の気液分離チエンバ - Google Patents

水中ラドン連続測定装置の気液分離チエンバ

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JPS6042387Y2
JPS6042387Y2 JP13820680U JP13820680U JPS6042387Y2 JP S6042387 Y2 JPS6042387 Y2 JP S6042387Y2 JP 13820680 U JP13820680 U JP 13820680U JP 13820680 U JP13820680 U JP 13820680U JP S6042387 Y2 JPS6042387 Y2 JP S6042387Y2
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JP
Japan
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gas
groundwater
radon
liquid separation
separation chamber
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JP13820680U
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JPS5764684U (ja
Inventor
義康 里見
猛 坂梨
Original Assignee
アロカ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水中ラドン連続測定装置の気液分離チェンバ、
特に気液分離効率の良好な気液分離チェンバの改良に関
する。
地震あるいは地滑り等の発生を予知するために地下水中
の化学組成の変化、特にラドン濃度の変化か良好な指標
となることが知られており、水中ラドンの連続測定が実
用化されている。
一般的な測定装置は、地下から汲み上げられた地下水を
気液分離チェンバに連続的に注入し、地下水中に溶存し
ているラドンガスをチェンバの気相部で分離させ、この
分離されたラドンとその娘核種から放出されるα線をシ
ンチレーション検出器等のα線検出器により連続的に計
測記録する構造から戊る。
前述した従来の測定装置によれば、水中ラドン濃度変化
を連続的に測定することができるが、地下水のサンプリ
ングにより地下水中のラドン濃度が影響を受けるという
問題があった。
通常の場合、地下水は水中ポンプあるいは吸引ポンプ等
により汲み上げサンプリングされるが、このサンプリン
グにより地下水中のラドン濃度が大きな影響を受け、正
確な水中ラドン濃度の測定が困難となる欠点があった。
特に地下水からラドンを気相状態で抽出する従来の気液
分離チェンバはその気液分離効率が悪く、このために、
比較的多量の地下水を汲み上げサンプリングしなければ
ならず、この結果、地下水中のラドン濃度が変動してし
まうという問題があった。
本考案は上記従来の課題に鑑みなされたもので、その目
的は気液分離効率のすぐれた改良された気液分離チェン
バを提供することにある。
上記目的を達威すために、本考案は地下水を連続的に汲
み上げサンプリングし地下水中のラドンガスを分離して
その濃度を測定する水中ラドン連続測定装置において、
気液接触媒体が充填された容器と、汲み上げサンプリン
グされた地下水を容器中に導き気液接触媒体の上方から
散水する揚水管と、容器下端に設けられ気液接触媒体中
を滴下した地下水を排出する開口と、容器上端に設けら
れ容器内の空気を吸引する送気管と、を含むことを特徴
とする。
以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を説明する。
第1図には、本考案を用いた水中ラドン連続測定装置の
好適な実施例がブロック図で示されている。
地下水は採水口Aから濾過器10を介して揚水ポンプ1
2により汲み上げサンプリングされ、この地下水は気液
分離チェンバ14に供給されて水中ラドンがラドンガス
として分離され、残りの地下水は排水口Bから排出され
る。
気液分離チェンバ14には空気口Cから空気が吸引され
、この空気は定流量の空気ポンプ16によりα線検出器
18を通って排水口りから空気中に放散される。
ラドンガスは空気とともにα線検出器18内を通過する
時に、そのラドン濃度が検出され、計数装置20により
電気的に連続測定される。
本実施例において、地下水を汲み上げる揚水ポンプ12
およびラドンガスを分離する気液分離チェンバ14は地
下水の水位に対応して移動され、第1図において、揚水
ポンプ12および気液分離チェンバ14が地下水に浮設
したフロート22に設けられており、その詳細な構造が
第2図に示されている。
第2図において、観測井24には矢印E、Fで示される
ように地下水が流れており、その水位が100にて示さ
れている。
観測井24内には浮き付濾過器10が挿入され、濾過器
10の底部には観測井24の底に沈められた重り26が
係止固定され、その設置位置が固定されている。
観測井24の地下水中にはフロート22が浮設され、フ
ロート22の底部には揚水ポンプ12が設けられ、また
フロート22の上部には気液分離チェンバ14が固定配
設されている。
揚水ポンプ12と濾過器10とは可撓パイプ等から成る
導管28により接続され、濾過器10にて濾過された地
下水が導管28から揚水ポンプ12に汲み上げサンプリ
ングされる。
そして、このサンプリングされた地下水は気液分離チェ
ンバ14に注入され、ラドンガスの分離が行われた後、
再び観測井24へ還流される。
気液分離チェンバ14は可撓パイプから戒る送気管30
により空気ポンプ16、α線検出器18および計数装置
20を含む地上装置と連接され、分離されたラドンガス
が地上装置へ定流量で送給される。
第3図には、本考案に好適な気液分離チェンバ14の好
適な実施例構造が示されている。
気液分離チェンバは円筒容器32を含み、該容器32中
には気液接触媒体34が充填されている。
実施例において、気液接触媒体34は細粒状の複数のビ
ーズ球から戒り、容器32の底板36より若干上方に固
定されたメツシュ38上に密に充填されている。
底板36は第2図のフロート22の上面に固定され、底
板36を貫通して揚水管40が気液接触媒体34の上方
に突出するように配置されている。
揚水管40はその下端が揚水ポンプ12に接続され、揚
水ポンプ12から汲み上げサンプリングされた地下水が
揚水管40の上方に設けられている散水管42に導かれ
、気液接触媒体34の上方から汲み上げられた地下水が
散水される。
気液接触媒体34は地下水と空気との接触面積を増大し
、媒体34の空隙中を滴下した一定流量の地下水は円筒
容器32の下端に形成された複数個の開口44から排出
される。
前記円筒容器32の上端には上板46が固定され、上板
46には送気管30の一端が貫通固定されている。
定流量の空気ポンプ16から送気管30を介して円筒容
器32内の空気が吸引され、円筒容器32の下方にある
開口44から外部吸気が容器32内に吸い込まれ、気液
接触媒体34の空隙中を通過して地下水と接触しながら
、空気が送気管30からポンプ16に吸入される。
気液接触媒体34における地下水と空気との接触により
地下水に含まれるラドンガスが気相状態で抽出分離され
、ポンプ16の吸引力により第1図のα線検出器18に
定流量供給される。
気液分離チェンバ14におけるラドンの分離濃度比率は
以下の式により示される。
第3図から明らかなように、実施例の気液分離チェンバ
14によれば細粒状の気液接触媒体34の充填により、
地下水と空気との接触面積を著しく増大させることがで
き、この結果、従来装置に比較して著しく少ないサンプ
リング流量により効率のよいラドンガス抽出分離を行う
ことが可能となる。
またサンプリング流量の減少によって地下水中のラドン
濃度に対する悪影響を除去することができ、正確なラド
ン濃度連続測定を行うことが可能となる。
従来装置においては、通常の場合、毎分1〜2リツトル
のサンプリング流量を必要としていたが、第3図の実施
例によれば、毎分10〜50ミリリットル程度のサンプ
リング流量で十分なラドンガス抽出分離作用を行うこと
ができる。
前述した気液分離チェンバ14により分離されたラドン
ガスは第1図のα線検出器18に導かれてラドンならび
にその娘核種から放出されるα線を検出し、定量するこ
とができる。
以上のように、本考案によれば、比較的少量のサンプリ
ング流量にて確実にラドン濃度の測定を行うことができ
る。
更に実施例によれば、揚水ポンプ12および気液分離チ
ェンバ14が地下水中に浮設したフロート22に設けら
れているので、地下水汲み上げ時の揚程を常に一定とす
ることができる。
この結果、揚程変化に伴う地下水のサンプリング流量変
化を除去することができ、常に一定のサンプリング流量
を保つことが可能となる。
従って、地下水のサンプリングによる地下水中のラドン
濃度変化を生じることがなく、常に安定した正確なラド
ン濃度連続測定を行うことが可能となる。
また気液分離チェンバ14が観測井24内に設けられる
ために、ラドンガス分離時のチェンバの周囲温度はほぼ
地下水温度と等しくなり、ラドンガス分離時の水温で定
まる分配係数が一定となり、周囲温度の変化によるラド
ンガス分離特性への悪影響を除去することができ、正確
なラドンガス分離作用を行うことが可能となる。
以上説明したように、本考案によれば、良好な気液分離
効率を有する気液分離チェンバを得ることができ、地下
水の汲み上げサンプリング流量を減少して地下水中のラ
ドン濃度に悪影響を与えることがないので、小流量の観
測井からも正確にラドン濃度を測定することができ、地
震予知等に有用なデータを提供することが可能となる。
更に本考案によれば、気液分離チェンバを小型軽量とす
ることができ、その設置が容易であり、特に実施例に示
したフロートに設置される気液分離チェンバとして好適
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を用いた水中ラドン連続測定方式の好適
な実施例を示すブロック図、第2図は本考案に好適な地
下水汲上げ装置の実施例を示す概略構成図。 第3図は本考案に係る気液分離チェンバの詳細な構造を
示す断面図である。 14・・・・・・気液分離チェンバ、30・・・・・・
送気管、32・・・・・・容器、34・・・・・・気液
接触媒体、40・・・・・・揚水管、42・・・・・・
散水管、44・・・・・・開口。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)地下水を連続的に汲み上げサンプリングし地下水
    中のラドンガスを分離してその濃度を測定する水中ラド
    ン連続測定装置において、気液接触媒体が充填された容
    器と、汲み上げサンプリングされた地下水を容器中に導
    き気液接触媒体の上方から散水する揚水管と、容器下端
    に設けられ気液接触媒体中を滴下した地下水を排出する
    開口と、容器上端に設けられ容器内の空気を吸引する送
    気管と、を含むことを特徴とする水中ラドン連続測定装
    置の気液分離チェンバ。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲(1)記載の装置におい
    て、気液接触媒体は細粒状の複数のビーズ球から成るこ
    とを特徴とする水中ラドン連続測定装置の気液分離チェ
    ンバ。
JP13820680U 1980-09-30 1980-09-30 水中ラドン連続測定装置の気液分離チエンバ Expired JPS6042387Y2 (ja)

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JP13820680U JPS6042387Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 水中ラドン連続測定装置の気液分離チエンバ

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Publication Number Publication Date
JPS5764684U JPS5764684U (ja) 1982-04-17
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JP13820680U Expired JPS6042387Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 水中ラドン連続測定装置の気液分離チエンバ

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FR2646508B1 (fr) * 1989-04-26 1994-04-29 Geoservices Procede et appareil pour prelever en continu des echantillons gazeux contenus dans un liquide egalement charge de solides notamment dans une boue de forage petrolier

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JPS5764684U (ja) 1982-04-17

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