JPS604034B2 - 自転車のペタル固定装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自転車のペダル固定装置に関し、ベタルを所定
位置に固定可能とし、隣接する自転車のべタルが互いに
邪魔にならないようにして自転車の収納効率を高めるこ
とを目的とするものである。

以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例に付き詳細
に説明する。

２は自転車の前輪の方向を制御するためのハンドル取付
パイプであり、これにハンドル４が展開状態から、中心
方向に揺動可能に連結し、該ハンドル４は転開状態にお
いてロック及びロック解除し得るように構成されている
。

６はハンドル４の揺動運動と連動して回転する作動部材
であり、これにワイヤローブ８が連結している。

１０は自転車のフレーム軸であり、これに支持片１１，
１２が固定され、該支持片１０，１２に回転軸１４が回
転自在に掛架されている。

１６は保持体であり、これの両側に形成された突片１８
，２０は前記軸１４の両端部に固定され、適宜の間隔を
存して対設された枠部２２，２４には軸２６，２８が回
転自在に支持されている。

軸２６，２８にはそれぞれ係止部材３０，３２が固定さ
れ、該係止部材３０，３２の外側面側には、前記枠部２
２，２４１こ突設されたストッパー片３４，３６が配置
され、該ストッパー片３４，３６によって係止部材３０
，３２は内側面が互いに平行に対向する状態から、互い
に離反する方向への回動が阻止されている。前記係止部
材３０，３２の外側面は、前記軸２６，２８に作用する
コイルばねの弾力によって前記ストッパー片３４，３６
に弾接している。前記回転軸１４にはばねが発着し、該
ばねの弾力によって回転軸１４は、回転方向に付勢され
、この付勢力によって回転軸１４と運動する保持体１６
は前記係止部材３０，３２が垂直上方向に向くように、
付勢されている。３８は保持体１６の中央部に取付けら
れた敬付具であり、これに前記ワイヤロープ８の一端が
連結している。

前記ワイヤロープ８は、フレーム藤１０‘こ固定された
ガイド４０の穴に摺敷自在に鉄挿されている。４２は一
端部が自転車のフレームの適所に回転自在に麹４４支さ
れた揺動腕であり、これの中央部にワイヤロープ４６の
一端が連結し、ワイヤロープ４６の他端は前記ワイヤロ
ーブ８に連結している。

４８は自転車後輪の回転中心支軸に回転自在に支持され
たクラッチであり、一方のクラッチ片５０は、他方のク
ラッチ片５２に対して薮離方向に移動自在に支持されて
いる。

クラッチ片５０はこれにべタル５４側の回転力が伝達さ
れるようにチェンによってクランクと連繋し、クラッチ
片５２には自転車の後輪や連結している。クラッチ片５
川こはワイヤ５８の一端が連結し、該ワイヤ５８の他端
は前記揺動腕４２の上端に連結している。尚、クランク
５６を係止する孫止部材３０，３２は特に図示する構造
に限定されるものでなく、電磁石その他を用いることも
できる。次に本実施例の作用について説明する。

ハンドル４のパイプ２に対するロックを解除し、ハンド
ル４を中央方向即ち折り畳み方向に揺動すると、作動部
材６が回転してワイヤ８を巻き込み、ワイヤ８は保持体
１６を引張り、保持体１６はワイヤロープ８のテンショ
ンによって軸１４を中心としてばねの弾力に抗して回動
する。

保持体１６の回動により係止部材３０，３２は、フレー
ム軸１０もこ対して直角方向に突出し、クランク５６の
回動軌跡上に位置する。一方、ワイヤローフ。８が矢方
向に引張られることにより揺動腕４２が藤４４を中心と
して回動し、クラッチ片５０はコイルばねの弾力に抗し
てクラッチ片５２に対して離反する方向に移動し、クラ
ッチ４８が切れてクランク５６と自転車の後輪との連動
が遮断される。

該状態において、クランク５６を例えば第２図上時針回
転方向に回動させると、クランク５６は係止部材３０の
外側面に衝突するが更にクランク５６を回動すると係止
部材３０は′、軸３４を中心としてばねの弾力に抗して
煩斜する。なおもクランク５６を回動すると、クランク
５６は、係止部材３０を越えて係止部材３２に衝突し、
両係止部材３０，３２間に係止される。係止部村３０は
クランク５６からの押圧力が解除されるとばねの弾力で
軸３４を中心として復帰する。これによってクランク５
６は係止部村３０と３２により正逆回転方向の回動が阻
止され、クランク５６は上向き垂直状態に保持される。
ハンドル４を元の状態に戻せば、保持体１６は軸１４を
中心として元位置に回動復帰し、係止部材３０，３２が
クランク５６の回動軌跡から外れるとともにクラッチ４
８が掛けられる。本発明は上述した如くべタルを所定位
置に設定することできるので、自転車を、駐車場等にべ
タルが互いに邪魔にならないように並列方向に接近して
配列することができ、自転車の収納効率を高めることが
できる効果が存する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の好適な実施例を示し、第１図は説明図、第
２図は説明図、第３図はクラッチの断面説明図、第４図
はクラッチの断面説明図、第５図は外観図、第６図は外
観図である。 ２・・・ハンドル取付パイプ、４・・・ハンドル、６・
・・作動部材、８…ワイヤロープ、１０…フレーム軸、
１１，１２・・・支持片、１４・・・回転軸、１６・・
・保持体、１８，２０・・・突片、２２，２４・・・枠
部、３０，３２・・・係止部材、３４，３６．．・スト
ッパ一片、３８・・・取付具、４２・・・揺動腕、４４
・・・軸、４８…クラッチ、５０，５２…クラッチ片、
５４…べタル、５６…クランク、５８…ワイヤ。 第１図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 自転車のフレーム軸に回動自在に保持体を取付け、
   保持体にクランク係止部材を取付け、前記保持体の回動
   によって前記係止部材を自転車のクランクの回動軌跡内
   と回動軌跡外の二位置に変化しうるように成すとともに
   、前記係止部材を前記クランクの回動軌跡内に配置した
   とき前記クランクを所定位置に係止しうるように成し、
   且つ、自転車の後輪側とクランク側とを結合及び結合解
   除するクラツチ機構を設け、該クラツチ機構と前記保持
   体とをワイヤロープを介して連繋したことを特徴とする
   自転車のペタル固定装置。