JPS6039529A - 高温連続材料試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、試験片を連続的に高温材料試験する高温連
続材料試験装置に関するものである。

〈口）従来技術 連続的に高温材料試験するには、複数の試験片を高温炉
内で支持台上に支持し、この支持台を適当なガイド機構
によって移動可能に案内ずればよい。そして、支持台を
適当な操作機構によって試験片のピッチに相当する距離
だＩＪ移動さゼる七、各試験片を順次試験位置に送るこ
とかでき、連続的に高温材料試験することができる。こ
の種の試験装置において、従来は、高温炉内に支持台の
ガイド機構および操作機構を設けていた。しかしながら
、この種のガイド機構および操作機構は形状が複雑であ
り、その加工は容易ではない。一方、周知のようにセラ
ミックスなとの耐熱材料は加工性が悪い。したかって、
支持台のガイド機構および操作機構に耐熱材料を使用す
ることかできない。

このため、特に超高温雰囲気において材料３ｊシ験する
とき、支持台のガイド機構および操作機構が熱膨張し、
試験結果に影響する。ガイド機構および操作機構の耐熱
強度にも限界があり、超高温試験するのは実用的ではな
かった。

（ハ）目　的 したがって、この発明は、超高温雰囲気でも試験片を連
続的に材料試験することができる試験装置を提供すべく
なされたものである。

（ニ）構　成 この発明は、試験片の支持台を高温炉の壁面を貫通さ七
、その外部に突出させる。そして、高温炉の外部に支持
台のガイド機構および操作機構を設けたものである。支
持台自体は形状が単純であり、耐熱材料を使用すること
ができる。そのガイド機構および操作機構については耐
熱材料を使用する必要はなく、加工性の良い材料を使用
すればよい。

（ホ）実施例 以下、この発明の実施例を図面について説明する。

図において、試験片（１）は高１昌炉（２）内で支持台
（３）上に支持される。この実施例では、３つの試験片
（１）が支持台（３）上に支持されている。材料試験す
るとき、負荷ロット〈４）によって試験片（１）に圧縮
または曲げ荷重が与えられる。負荷ロット（４）は、ロ
ードセル（５）を介してクロスヘッド（６）に連結され
ている。

支持台（３）は、高温炉（２）の壁面を貫通し、その外
部に突出する。この実施例では、高温炉（２）の底面に
支持台（３）の厚さよりもわずかに大きい幅の貫通溝（
７）が形成され、支持台（３）はこの貫通溝（７）にス
ライド可能に挿入され、高温炉（２）の底面を貫通し、
その下方に突出している。さらに、貫通溝（７）から高
温炉（２）内に外気が流入しないよう支持台（３）に固
定された断熱板（８）によって貫通溝（７）と支持台（
３）間が密封されている。

断熱板（８）は、貫通溝（７）よりも長（、支持台（３
）が移動してもそれに関係なく貫通溝（７）と支持台（
３）間を密封することができる。

支持台（３）は、高温炉（２）の外部に設けられたガイ
ド機構によって移動可能に案内される。ガイド機構は基
板（１０）にスライド可能に案内されたスライドベース
（９）がらなり、支持台（３）はこのスライドベース（
９）に固定されている。

支持台（３）は、高温炉（２）の外部に設けられた操作
機構によって試験片（１）のピッチに相当する距離だ１
ノ移動するよう操作される。操作機構はスライドベース
（９）のスライド方向と平行に配置された送りネジ（１
１）からなり、送りネジ（１１）は一端に送りハンドル
（１２）を有し、基板（１ｏ）に回転可能に支持され、
スライドベース（９）にねじ合わされている。スライド
ベース（９）は支持台（３）の送り量を表わす目盛（１
３）を有し、基板（１０）はスライドベース（９）の目
盛（１３）を読み取る指標（１４）を有する。目盛（１
３）は、試験片（１）のピッチに相当する間隔をおいて
伺されている。

この試験装置において、試験片（１）は高温炉（２）に
よってあらかじめ定められた設定温度まで加熱される。

試験片（１）に試験荷重を与えるには、クロスヘッド（
６）を下降させ、負荷ロッド（４）を試験片（１）に接
触させればよい。負蔚ロット（４）は、試験片（１）に
圧縮または曲げ′ｔｉ重を与える。

その反力は、支持台（３）によって支持される。ロード
セル（５）は、試験片（１）に与えられる試験荷重を検
出する。したがって、試験片〈１）を高温祠料試験する
ことができる。クロスヘッド（６）を上昇させ、負荷ロ
ッド（４）によって試験片（１）に引張荷重を与えるこ
とも可能である。

各試験片（１）を連続的に材料試験するには、特定の試
験片（１）の試験が完了した後、ハンドル（１２）によ
って送りネジ（１１）を回転操作すればよい。

スライドベース（９）は、送りネジ（１１）のネジ送り
作用によって移動し、基板（１０）に沿ってスライドす
る。支持台（３）は、スライドベース（９）七−法的に
移動し、高温炉（２）の貫通溝（７）に沿ってスライド
する。したがって、スライドベース（９）の各目盛（１
３）が基板（１ｏ）の指標（１４）と合致するまで送り
ネジ（１１）を回転操作すると、各試験片（１）を順次
負荷ロッド（４）の位置に移動さゼることかでき、試験
位置に送ることができる。したがって、各試験片（１）
を連続的に試験することができる。

また、高温炉（２）によって最初の試験片（１）を加熱
するとき、その他の試験片（１）も同時に加熱されるた
め、試験毎にあらためて試験片（１）を加熱する必要は
ない。

この試験装置は、支持台（３）自体は形状か単純であり
、これをセラミックなどの耐熱材料で形成するこ七がで
きる。負荷ロット（４）についても同様であり、形状が
単純であるため、耐熱月料を使用することができる。し
たがって、支持台（３）および負荷ロッド（４）が熱膨
張するおそれはない。

その耐熱強度も十分に大きくすることができ、超高温雰
囲気でも試験片（１）を支障なく材料試験することがで
きる。スライドベース（９）、基板（ｌＯ）および送り
ネジ（１１）については、高温炉（２）の外部に設けら
れているため、耐熱材料を使用する必要はなく、加工性
の良い材料を使用することができる。

なお、この実施例では、送りネジ（１１）のネジ送り作
用によって支持台（３）を移動さゼるようにしたものに
ついて説明したが、その他の操作機構を使用することも
できる。支持台（３）のガイＦ・機構にも、スライドベ
ース（１０）の他に種々のものが考えられる。また、支
持台（３）を高温炉（２）の底面ではなく、側面または
上面を貫通させ、その外部に突出させることも考えられ
る。

〈へ）効　果 以上説明したように、この発明は、高温連続材料試験装
置において、試験片の支持台を高温炉の壁面を貫通させ
、その外部に突出させたから、高温炉の外部に支持台の
ガイド機構および操作機構を設けることができる。した
がって、これらガイド機構および操作機構に耐熱材料を
使用する必要はなく、加工性の良い材料を使用すること
ができる。支持台自体は形状が単純であり、耐熱材料を
使用することがでる。この結果、−超高温雰囲気内でも
試験片を連続的に材料試験することができ、所期の目的
を達成することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図は第
１図の■−■線断面図である。 （１）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・試
験片（２）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・高温炉（３）・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・支持台（９）・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・スライドベース（１０）・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・基板（１１）・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・送りネジ（１２）・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドル特許出
願人　株式会社　島津製作所 代理人　新実健部（外１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の試験片を高温炉内で支持台上に支持し、前記支持
   台を適当なガイド機構によって移動可能に案内し、操作
   機構によって前記試験片のピッチに相当する距離だけ移
   動させ、前記各試験片を順次試験位置に送るようにした
   材料試験装置において、前記支持台を前記高温炉の壁面
   を貫通させ、その外部に突出させるとともに、前記高温
   炉の外部に前記支持台のガイド機構および操作機構を設
   けたことを特徴とする高温連続材料試験装置。