JPS6036306Y2 - キヤデイバツグ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はキャディバッグの改良に係り、その目的は、
携行時に収納したゴルフクラブが内部で相互に接触して
損傷することを予防することにある。

従来普及しているキャディバッグは、筒状の本体上部に
口枠を固着し、該口枠の上部に仕切を設けた構成であり
、仕切によって出入口におけるゴルフクラブの仕訳はで
きるが、本体内部は開放状態であるため、シャフトおよ
びグリップ部が相互に接触し合って損傷する欠点があっ
た。

そこで、この考案は、キャディバッグに収納したゴルフ
クラブを、携行時に本体内部で結束して、シャフトおよ
びグリップの遊動接触による損傷を予防すもので、その
実施例を図面について説明する。

硬質の合成樹脂等で筒状の本体１を形成腰該本体の上部
に口枠２を回動固定自在に嵌合し、口枠２に本体１の全
長より短い筒状の任意布３の上端を固着４して、下端は
本体１内に固着５して成るキャディバッグとした。

また、他の実施例としては第２図に示すように、任意布
３に代えて、任意数のゴム紐等の伸縮条６，６・・・を
口枠２に本体１の全長より短かく任意間隔に固着４し、
下端は本体１内部に固着５して戒る構成とした。

なお、口枠２を回動固定自在にする手段として、本体１
の上部周縁に適宜間隔置きに複数の凹欠、７・・・を設
け、口枠２の下面には本体１の上部周縁に嵌合する溝８
を設けると共に、該溝内に凹欠７，７・・・に嵌合する
突起９，９・・・を設け、口枠２の回動によって凹欠７
，７・・・と突起９，９・・・が嵌合して固定するよう
にした。

この考案は、上記のように構成したから、ゴルフクラブ
を収納し、携行に際しては、口枠２を回動すると、任意
布３あるいは伸縮条６，６・・・は回動方向に徐々に捩
れて中央部分で絞られてゴルフクラブは結束される。

かくして、ゴルフクラブが遊動しなくなったところで、
本体１の凹欠７，７と口枠２の突起９，９とを嵌合せし
めると、ゴルフクラブの遊動による接触損傷は予防でき
る。

ゴルフクラブを使用するときは、口枠２を逆方向に回動
せしめると、任意布３あるいは伸縮条６．６の捩れは解
消されてゴルフクラブの結束を開放するから、通常のキ
ャディバッグと同様にゴルフクラブは出納できる。

かかるこの考案のキャディバッグは、特に旅行用に有益
である。

【図面の簡単な説明】

この考案の実施二側を示すもので、第１図、第２図は一
部切欠した斜視図、第３図は口枠の斜視図、第４図は本
体の要部斜視図、第５図はゴルフクラブを結束した状態
を示す一部切欠した斜視図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・口枠、３・・・・
・・任意布、４゜５・・・・・・固着、６，６・・・・
・・伸柳条、７，７・・・・・・凹欠、８・・・・・・
溝、９，９・・・・・・突起。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 硬質の筒状本体の上部に口枠を回動固定自在に嵌合
   し、該口枠に本体の全長より短い筒状の任意布の上端を
   固着し、下端は本体内に固着して成ることを特徴とする
   キャディバッグ。 ２ 前記任意布は、伸縮性である実用新案登録請求の範
   囲第１項記載のキャディバッグ。 ３ 前記任意布を、任意数の伸縮条に代えた実用新案登
   録請求の範囲第１項記載のキャディバッグ。 ４ 本体上部周縁に適宜間隔置きに複数の凹欠を設け、
   口枠の下面に本体の上部周縁に嵌合する溝を設け、該溝
   内に凹欠に嵌合する突起を設け、口枠の回動によって凹
   欠と突起が嵌合して口枠を回動固定自在にした実用新案
   登録請求の範囲第１項記載のキャディバッグ。