JPS6035943Y2 - 急速圧力上昇検出装置 - Google Patents

急速圧力上昇検出装置

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JPS6035943Y2
JPS6035943Y2 JP4398179U JP4398179U JPS6035943Y2 JP S6035943 Y2 JPS6035943 Y2 JP S6035943Y2 JP 4398179 U JP4398179 U JP 4398179U JP 4398179 U JP4398179 U JP 4398179U JP S6035943 Y2 JPS6035943 Y2 JP S6035943Y2
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重熊 塚本
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば変圧器の短絡事故等の際に変圧器内
の急速な圧力上昇を感知してスイッチを開き危害を防止
するような場合に使用される急速圧力上昇検出装置にお
いて、無害な程度の急速圧力上昇時にはスイッチを開か
ないようにすると共に特に保守、取扱いを容易にする該
装置を得ることを目的とした考案である。
急速圧力上昇を検出してスイッチを開く装置としては、
急速圧力上昇により動かされたり圧縮されたりするピス
トン、ベローズを圧力検出用可動体として使用するもの
や、特許第623518号の発明(以下第−先発明とい
う)の圧力急速増加検出機(一種の圧力リレーである)
があり、またこのような装置の特性を変えて無害な程度
の急速圧力上昇に対しては検出信号を出さないようにす
る装置として特開昭52−13762峰の発明(以下第
二光発明という)の圧力リレー用時限装置がある。
第−先発間の装置は、圧力上昇に対する追従性が鋭敏で
あるため、例えば大型変圧器に取付けた場合に、無害な
程度の地震に対しても動作して電路を遮断してしまうた
め、そのための損害が大きく復旧操作が大変であり、ま
た変圧器の使用を開始する際に冷却用の変圧器油を循還
させるポンプの始動衝撃圧により動作したりする欠点が
あったため、第二先発間の圧力リレー用時限装置(特性
調整装置)が発明され、これを変圧器と圧力リレーとの
間に介在させることによりこのような無害な急速圧力上
昇には応動しないように出来たのである。
第二先発間は、第−先発間の装置のみならず、ピストン
式、ベローズ式等の従来の急速圧力検出装置にも有効に
使用できるものである。
しかしながら、この第二先発間の圧力リレー用時限装置
は、変圧器油の流路内に直接置かれるため、変圧器内で
発生する錆が付着したり、取付は作業の能率が悪かった
りする不都合があった。
本考案は、特性調整装置を多段ディスクフロートやピス
トン、ベローズ等の圧力検出用可動体を囲むベローズ内
に設けることによりこのような不都合のない急速圧力検
出装置を得たものである。
以下図示の実施例について本考案を説明する。
第1図は、変圧器の側面に取付けて変圧器油の急速圧力
上昇を多段ディスクフロートを使用して検出するように
構成した本考案の実施例を示す縦断面図で、1は取付フ
ランジ2により変圧器38に取付けられる検出機ケース
である。
変圧器に充填された冷却用変圧器油は通路3を通って自
由にケースの下室4に入る。
ケース1を変圧器38に取付けるときは、排気蓋5を外
すと下室4にあった空気は油の進入と共に通路6から大
気中に排出されるから、排気を終り下室4内に検出機の
動作を阻害する圧縮性の空気がなくなった後再び蓋5を
取付けて通路6を閉じておくものとする。
下室4、上室7は、突縁8基板9により仕切られており
、基板9に取付けたシリンダ10を通じてのみ連通ずる
基板9にはスイッチ11、調整ねじ支持片12を取付け
る。
シリンダ10の上下両端には小孔13を有する上部軸受
片14および軸受孔15を有する特性調整装置16を取
付け、シリンダ10内には圧力検出用可動体である多段
ディスクフロー) 17を軸受片14、軸受孔15で軸
受けして同心的に挿入する。
多段ディスクフロート17は、軸杆に数枚の鍔を形成し
たもので、鍔とシリンダ10の内面との間には和分の数
ミリメートル程度のかなり大きな間隙を介在させる。
多段ディスクフロート17の上端は、上室7に進入して
スイッチ11の作動用レバー20の下側に当接し、調整
ねじ支持片12に螺着した調整ねじ21に上部ばね座2
2を介して支えられるばね23の下部ばね座24をレバ
ー20の上側に弾接させる。
25は突縁8の下面に取付けたばね支持枠、26は支持
枠25に上端を固定されシリンダ10の下部を囲むベロ
ーズである。
ベローズ26の下端にはねじ杆27を結合し、これに調
整片28を螺合させ、調整片28にばばね29により下
方へ弾圧されるばね座30を上方から係合させる。
31は調整片28の下降を制限するため支持枠25に載
置した座片である。
ばね座30、座片31には油の流通を自由にするため突
孔しておく。
32はねじ杆27に対向させてケース1の底部に装置し
た押棒で、通常はこれを支承する案内筒33に螺着した
蓋34のため外力により動かされないようになっている
35はスイッチ11の導線取出し口である。
特性調整装置16はケーシング16aによりシリンダ1
0の下端に螺着される。
ケーシング16a内には軸受孔15と同心の杆状の弁案
内16bを設はケーシングの上面および下面には変圧器
油の流通孔を設ける。
弁案内16bにはばね18によりケーシング下面に圧接
されて通孔を塞ぐ弁19を外嵌し、弁19には複数の小
孔を穿設する。
シリンダ10、ベローズ26には変圧器油(底粘性のシ
リコンオイルが好ましい)等の液を充填し、油面が上室
7内のA位置に来る程度にしておくものとする。
前記第−先発明には、特性調整装置16がなく、第2図
に示すような変圧器油通路36を設けた軸受片37をシ
リンダ10の下端に螺着するのみである。
また前記第二光発明は、フランジ2と変圧器ケース38
との間に特性調整装置を設けたもので、第3図のように
構成されている。
即ち器体39を取付はボルト40により変圧器ケース3
8と検出装置のフランジ2との間に挾んで変圧器に取付
け、器体39の中心部には変圧器と検出装置との双方の
通路3t38aに通じる流通孔41を穿設し、該流通孔
41の変圧器側の端部に段状の弁座42を形成し、流通
孔41には弁座42に対応して該孔41の大部分を開閉
する弁43を遊嵌しである。
該弁43は複数の小孔44を有し、中心部に結合した軸
45を軸受46に支承させて該軸方向に移動自在である
該軸受46は器体39から通路3側に突設した複数の支
柱に渡した放射状の支えビーム47にナツトにより緊着
される。
また弁43は軸受46との間に張設した圧縮ばね48に
より弁座42に向けて予圧されている。
第−先発明に係る急速圧力上昇検出装置は、変圧器油の
圧力変化が下室4に直接に加わるため感度が鋭敏となり
、危険のない程度の地震や変圧器の使用開始時の変圧器
油循還用ポンプ始動による衝撃圧によっても作動して電
路を切ってしまう不都合があった。
そこで第二光発明により変圧器油の流入路に特性調整装
置を設けて危険のない程度の圧力急上昇は弁43により
検出装置へ進入するのを阻止したものである。
しかしながら、この特性調整装置は、変圧器油の流路に
露出しているため変圧器内で発生して原油中に含まれる
錆が調整装置各部に付着して作動状態が悪くなったり、
変圧器ケースに装着する時に変圧器油が小孔44を通っ
て検出装置の下室4に充満するのに長い時間を要するた
め作業能率が悪い等の欠点があった。
本考案は、第1図に示すように特性調整装置16を多段
ディスクフロート17を嵌合したシリンダ10と共にベ
ローズ26内に設けて変圧器ケース内の冷却用変圧器油
と完全に遮断するようにしたから、変圧器油中の錆が付
着することを防止でき、また変圧器油の流入通路3=3
8aに弁43が無いため装着時に変圧器油が検出装置の
下室4に迅速に充満する等の効果が得られ、従来装置の
欠陥をなくすることができたものである。
危険な程度の大地震や短絡事故のため変圧器内の油の圧
力が大きく急上昇すれば、ベローズ26が圧縮され、ベ
ローズ内の液圧のため弁19が押開かれて第−先発間と
同じ作用が行なわれる。
そして、シリンダ10の下端に結合した特性調整装置1
6のため無用な急速上昇圧力がシリンダ10内へ進入す
るのが阻止されるので、第4図a線のような特性が得ら
れる。
a線の上方は多段ディスクフロート17が作用して検出
信号を出してスイッチを切る動作域、下方はスイッチが
開かれない非動作域である。
この特性は第二先発間の装置の特性と同様である。
これに対して第−先発間の装置の特性はb線のようにな
る。
b線の上方は動作域、下方は非動作域であるから、両線
の間に存在する圧力上昇状態(第−先発間ではスイッチ
を切るもの)では、電路を遮断しないで済むことになり
、危険のない地震やポンプ始動圧がこの範囲にあるよう
にすることにより前述の第−先発間による不都合を避け
ることができるのである。
第1図の実施例では、多段ディスクフロート17の動き
を制御する手段として、調整ねじ21で強さを調整され
てディスクフロート17を抑えるばね23と、ディスク
フロート17への変圧器油の進入を制御する特性調整装
置16とがあるが、ばね23を強くすると第4図のb線
を上方へ移動させた特性を生じ、弱くすると下方へ移動
させた特性を生じるものである。
特性調整装置16は、ゆるやかな圧力上昇では多段ディ
スクフロート17を動かすまでの持続時間を長くし、急
速な圧力上昇で弁19を開いて、油を迅速にシリンダ1
0に進入させるものである。
このようにばね23と特性調整装置16とは性質を異に
するものであり、調整ねじ21によりばね23の強さを
調節しても、第4図a線の傾向の特性を持たせることは
できない。
なお、上記の実施例では、多段式ディスクフロート17
を使用したものであるが、これを使用しない場合の例を
第5〜6図に示す。
第5図の例は、多段ディスクフロートの代りに圧力検出
用可動体としてピストン49を設け、ディスクフロート
とシリンダ10との間隙に相当する細孔50を別に設け
たものである。
ピストン、細孔の下に設けた区画51とベローズ26と
の間に特性調整装置16を設けである。
この急速圧力検出装置の作用は第1図のものと同様であ
るから説明を省略する。
第6図の例は、第5図の例におけるピストン49の代り
に圧力検出用可動体としてベローズ52を使用したもの
である。
これらの動作についても説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の急速圧力検出装置の実施例を示す縦
断側面図、第2図は第−先発間に係る検出装置のシリン
ダ下部の縦断側面図、第3図は第二先発間による特性調
整装置を示す縦断側面図、第4図は特性調整装置を付し
た検出装置と無いものとの特性線図、第5〜6図は他の
実施例を示す略縦断側面図である。 1:ケース、4:下室、7:上室、10ニジリンダ、1
1:スイッチ、16:特性調整装置、16a:ケーシン
グ、17:多段ディスクフロート、18:ばね、19:
弁、20:作動用レバー 23:ばね、26:ベローズ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース1内を、下室4に進入させたベローズ26により
    、急速圧力上昇を検出しようとする流体を通じさせる下
    室4と上室7とに分け、下室に進入する流体に駆動され
    る圧力検出用可動体を上室7からベローズ26内に進入
    させ、この圧力検出用可動体の上部をばね23で抑える
    と共にスイッチ11の被動部に当接させ、ベローズ26
    と圧力検出用可動体と上室7の下部とにかけて液を充填
    した急速圧力上昇検出装置において、上下にそれぞれ圧
    力検出用可動体のケーシング内とベローズ26内とに通
    じる通孔を有する特性調整装置のケーシング16a内に
    、小孔を有する弁19をばね18で特性調整装置のケー
    シング16aの底面に内方から弾接させて下部の通孔を
    塞いだ特性調整装置16を、ベローズ26内において圧
    力検出用可動体のケーシングの下部に結合したことを特
    徴とする急速圧力上昇検出装置。
JP4398179U 1979-04-05 1979-04-05 急速圧力上昇検出装置 Expired JPS6035943Y2 (ja)

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JPS55145337U JPS55145337U (ja) 1980-10-18
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