JPS6033923Y2 - 植毛装置 - Google Patents
植毛装置Info
- Publication number
- JPS6033923Y2 JPS6033923Y2 JP12454082U JP12454082U JPS6033923Y2 JP S6033923 Y2 JPS6033923 Y2 JP S6033923Y2 JP 12454082 U JP12454082 U JP 12454082U JP 12454082 U JP12454082 U JP 12454082U JP S6033923 Y2 JPS6033923 Y2 JP S6033923Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- cap
- hair transplant
- needle
- hollow groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Prostheses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、人造毛を人体皮膚に植毛するための植毛装置
の改良に関する。
の改良に関する。
従来、毛根部を有する人造毛を人体皮膚に植毛するため
の植毛装置としては、種々提案されたが、中でも針先が
二叉に分かれ、そこにループ状の毛根部を係止し、皮膚
に突刺して植毛する植毛針が、植毛した人造毛の定着率
が良い点で好評であった。
の植毛装置としては、種々提案されたが、中でも針先が
二叉に分かれ、そこにループ状の毛根部を係止し、皮膚
に突刺して植毛する植毛針が、植毛した人造毛の定着率
が良い点で好評であった。
然しなから、この種植毛針においても、対象とする人体
皮膚の厚さによって、定着率にばらつきが起ることが判
明した。
皮膚の厚さによって、定着率にばらつきが起ることが判
明した。
即ち、人体皮膚は第5図に示す様に、表皮22の下に真
皮層23、皮下組織24、帽状けん膜25が存在する。
皮層23、皮下組織24、帽状けん膜25が存在する。
帽状けん膜25は頭骸骨26のすぐ上を覆う極めて強固
な繊維質の皮膜である。
な繊維質の皮膜である。
従って、植毛された人造毛のループ状毛根部21が帽状
けん膜近く迄達すると、異物反応によってループ状毛根
部は繊維組織によって取りまかれ、それらの組織と帽状
けん膜の表面にある繊維状の組織がからみついて、ルー
プ状毛根部は極めて強固に固定される。
けん膜近く迄達すると、異物反応によってループ状毛根
部は繊維組織によって取りまかれ、それらの組織と帽状
けん膜の表面にある繊維状の組織がからみついて、ルー
プ状毛根部は極めて強固に固定される。
ところが、皮膚の皮下組織が厚い場合には、植毛針の先
端が帽状けん膜に迄達せず、そのために植毛した人造毛
は脱落し易く、また、その反面に、皮下組織が薄い場合
には、植毛針の先端が帽状けん膜に強くあたり、植毛針
が曲ったり、破損してしまうことがあった。
端が帽状けん膜に迄達せず、そのために植毛した人造毛
は脱落し易く、また、その反面に、皮下組織が薄い場合
には、植毛針の先端が帽状けん膜に強くあたり、植毛針
が曲ったり、破損してしまうことがあった。
本考案の目的は、上記従来法による欠点を除去し、植毛
すべき皮膚の厚さに無関係に、常に帽状けん膜に最も接
近した位置に毛根部が達するように人造毛を植毛するこ
とのできる植毛装置を提供することにある。
すべき皮膚の厚さに無関係に、常に帽状けん膜に最も接
近した位置に毛根部が達するように人造毛を植毛するこ
とのできる植毛装置を提供することにある。
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する
。
。
第1図において、1は植毛針でその先端は第2図拡大図
に示すように二叉状に分れ人造毛20のループ状毛根部
21を係止する係止部15を構成する。
に示すように二叉状に分れ人造毛20のループ状毛根部
21を係止する係止部15を構成する。
植毛針1は、中空の保護筒2の中空溝中に摺動自在に収
容されている。
容されている。
保護筒2は支持用外筒3中に止めねじ11で固定されて
いる。
いる。
保護筒2の上部には中空溝16を有するキャップ5が摺
動自在に被せられている。
動自在に被せられている。
キャップ5の段部14と支持用外筒3の段部13の間に
は両者を常に反対方向に移動するように付勢されたスプ
リング4が間装されている。
は両者を常に反対方向に移動するように付勢されたスプ
リング4が間装されている。
保護筒2の上部より突出した植毛針1の基部には滑子6
が固定されており、この滑子6とキャップ5の中空溝1
6の末端との間にはマイクロスプリング7が収容されて
いる。
が固定されており、この滑子6とキャップ5の中空溝1
6の末端との間にはマイクロスプリング7が収容されて
いる。
滑子6の側面の一部は削り取られて滑動溝17が形成さ
れている。
れている。
第3図に示すようにキャップ5を横方向に貫通して取付
けられたストッパー8の一部が中空溝16内に露出して
おり、その露出部分が前記滑子の滑動溝17に係合し、
滑子6の上下方向の運動を可能にしている。
けられたストッパー8の一部が中空溝16内に露出して
おり、その露出部分が前記滑子の滑動溝17に係合し、
滑子6の上下方向の運動を可能にしている。
しかし滑子6の滑動溝17を形成した際に残された部分
が突起18を樹皮するので、滑子6がキャップ5より脱
落するのを防止している。
が突起18を樹皮するので、滑子6がキャップ5より脱
落するのを防止している。
また、マイクロスプリング7は圧縮荷重が400〜50
0gになるようにやや圧縮された状態で滑子6と中空溝
16の末端との間に間装されている。
0gになるようにやや圧縮された状態で滑子6と中空溝
16の末端との間に間装されている。
なお、図中9は半月状のガイドピースで、第4図に示す
ようにキャップ5に固定され、その偏平な滑動面は保護
筒2の上部に設けた欠削部19に係合して、キャップ5
と保護筒2が回転せずに上下方向に摺動できるように構
成されている。
ようにキャップ5に固定され、その偏平な滑動面は保護
筒2の上部に設けた欠削部19に係合して、キャップ5
と保護筒2が回転せずに上下方向に摺動できるように構
成されている。
植毛針1とキャップ5との回転方向に対する相対位置は
植毛針1に固定された滑子6とストッパー8によって回
転しないように保たれている。
植毛針1に固定された滑子6とストッパー8によって回
転しないように保たれている。
従って、植毛針1の先端の係止部15と保護筒2の先端
の斜面12とは常に回転方向に関して一定の位置間係に
保たられている。
の斜面12とは常に回転方向に関して一定の位置間係に
保たられている。
図中10は支持用外筒3の下部に取付けられたアームで
あって、植毛すべき皮膚上に保護筒2の先端をあてて植
毛針1を突刺す時に、保護筒2の先端が皮膚に喰込むの
を防止するためのものであり、また、植毛手術中、植毛
装置の位置や角度を一定に保つための安定具としても役
立つものである。
あって、植毛すべき皮膚上に保護筒2の先端をあてて植
毛針1を突刺す時に、保護筒2の先端が皮膚に喰込むの
を防止するためのものであり、また、植毛手術中、植毛
装置の位置や角度を一定に保つための安定具としても役
立つものである。
次に本考案の作用効果を説明する。
植毛針1の係止部15に人造毛20のループ状毛根部2
1を係止した後、植毛すべき皮膚の上に植毛針1の先端
を当て、キャップ5を下方に押し下げる。
1を係止した後、植毛すべき皮膚の上に植毛針1の先端
を当て、キャップ5を下方に押し下げる。
植毛針1は保護筒2中を摺動してその先端は皮下組織2
4中に深く挿入される。
4中に深く挿入される。
植毛針1の先端が帽状けん膜25の表面に達すると挿入
抗抵が急に高くなり、マイクロスプリング7の圧縮荷重
よりも大きくなるので、マイクロスプリング7は圧縮さ
れ、キャップ5を更に押し下げても、植毛針1はそれ以
上皮膚中に進入しなくなる。
抗抵が急に高くなり、マイクロスプリング7の圧縮荷重
よりも大きくなるので、マイクロスプリング7は圧縮さ
れ、キャップ5を更に押し下げても、植毛針1はそれ以
上皮膚中に進入しなくなる。
従って、皮膚の厚さに無関係に常に帽状けん膜の表面近
くまで植毛用人造毛の毛根部21を送り込むことが可能
となり、常に一定した定着率を得ることができる。
くまで植毛用人造毛の毛根部21を送り込むことが可能
となり、常に一定した定着率を得ることができる。
そのためには、マイクロスプリング7は、400〜50
0gの圧縮荷重になるようにプリセットする必要があり
、これよりも小さい圧縮荷重にセットすれば、帽状けん
膜に達しないうちにスプリングが圧縮され所望の深さに
植毛することができなくなり、その反面、圧縮荷重を大
きくし過ぎると、帽状けん膜に達しても針が後退せず、
針の破損等を引起こすこととなる。
0gの圧縮荷重になるようにプリセットする必要があり
、これよりも小さい圧縮荷重にセットすれば、帽状けん
膜に達しないうちにスプリングが圧縮され所望の深さに
植毛することができなくなり、その反面、圧縮荷重を大
きくし過ぎると、帽状けん膜に達しても針が後退せず、
針の破損等を引起こすこととなる。
毛根部21が所定の位置に達すれば、キャップ5の押圧
力を離すことにより、スプリング4の反発力によって植
毛針1は皮膚から引抜かれ、保護筒2中に収納される。
力を離すことにより、スプリング4の反発力によって植
毛針1は皮膚から引抜かれ、保護筒2中に収納される。
上記のように本考案の植毛装置によれば、一定の圧縮荷
重にプリセットされたマイクロスプリングを用いること
により、皮膚の厚さに無関係に常に最適の深さに人造毛
を植毛することができるものである。
重にプリセットされたマイクロスプリングを用いること
により、皮膚の厚さに無関係に常に最適の深さに人造毛
を植毛することができるものである。
図面は本考案の植毛装置の実施例を示すもので、第1図
はその縦断面図、第2図はその一部拡大図、第3図は第
1図A−A線による横断面図、第4図は第1図B−B線
による横断面図、第5図は使用状態を示す説明図である
。
はその縦断面図、第2図はその一部拡大図、第3図は第
1図A−A線による横断面図、第4図は第1図B−B線
による横断面図、第5図は使用状態を示す説明図である
。
Claims (1)
- 先端に人造毛を係止するための係止部を有し、中空の保
護筒中に摺動自在に挿入された植毛針と、該保護筒の上
部に被冠した状態で摺動自在に滑動するための中空溝を
有するキャップと、上記保護筒の上部より突出した植毛
針の基部に固定され、上記キャップの中空溝内を滑動す
る滑子と、上記キャップと保護筒の間に介装され、つね
に両者を反対方向に移動せしめるように付勢されたスプ
リングと、上記キャップの中空溝内において中空溝の上
端と滑子との間に間装されたマイクロスプリングと、上
記滑子がキャップの中空溝より離脱するのを防止すると
共に、上記マイクスプリングに常に一定の圧縮荷重を与
える位置に設定されたストッパーよりなることを特徴と
する植毛装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12454082U JPS6033923Y2 (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 植毛装置 |
BR8302616A BR8302616A (pt) | 1982-08-19 | 1983-05-18 | Dispositivo para implante de cabelo |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12454082U JPS6033923Y2 (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 植毛装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5930210U JPS5930210U (ja) | 1984-02-24 |
JPS6033923Y2 true JPS6033923Y2 (ja) | 1985-10-09 |
Family
ID=14888001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12454082U Expired JPS6033923Y2 (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 植毛装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033923Y2 (ja) |
BR (1) | BR8302616A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001060267A1 (fr) * | 2000-02-16 | 2001-08-23 | Tetsuo Ezaki | Technique et dispositif de transplantation capillaire |
KR101347114B1 (ko) * | 2011-07-28 | 2014-01-15 | 김광수 | 모발이식용 정밀도를 높인 식모기 |
-
1982
- 1982-08-19 JP JP12454082U patent/JPS6033923Y2/ja not_active Expired
-
1983
- 1983-05-18 BR BR8302616A patent/BR8302616A/pt unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR8302616A (pt) | 1984-04-17 |
JPS5930210U (ja) | 1984-02-24 |
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