JPS6032609Y2 - 血清又は血漿分離容器 - Google Patents

血清又は血漿分離容器

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JPS6032609Y2
JPS6032609Y2 JP1978086460U JP8646078U JPS6032609Y2 JP S6032609 Y2 JPS6032609 Y2 JP S6032609Y2 JP 1978086460 U JP1978086460 U JP 1978086460U JP 8646078 U JP8646078 U JP 8646078U JP S6032609 Y2 JPS6032609 Y2 JP S6032609Y2
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plasma
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秀彦 周藤
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は血清又は血漿分離容器に関する。
更に詳しくは、この考案は上端に開口部を有し近接して
ほぼ垂直に延びる少なくとも2本の細管部と、前記各開
口部の密閉栓と、前記細管部の各下端を一体に連通接続
する中空膨出体部とから構成され、遠心分離によって上
層に位置する血清又は血漿と、下層に位置する血球との
境界面が前記の中空膨出体部と細管部との接続部の近く
になるよう各部内の容積寸法を設定してなる血清又は血
漿分離容器に関する。
近年、臨床検査の件数増加は著しく、特に生化学検査に
おいては、一般に最低年々10〜20%程度の増加があ
るといわれている。
それに対して、生化学検査の自動化、システム化が近年
急速に進みつつあるのは時代の要求として当然のことで
あろう。
しかし生化学検査の自動化により多検体の短時間処理が
可能になるにつれて、その前後処理に要する煩雑な諸操
作など時間的な無駄が大きくクローズアップされ、その
簡便化に対する関心が急速に高まりつつある。
その前後処理に関する問題の一つに、血清又は血漿分離
操作があるが、この操作は分析の第一歩であり、検査デ
ータの正確度、信頼度を大きく左右する重要な操作であ
ることは今更説明するまでもないところである。
それだけにかなりの慎重さと熟練を要する操作である。
現在一般に行なわれている採血から血清(又は血漿)分
離までの操作についてみると、まず採血用注射器で採血
し、それをガラススビッツに入れ、ゴム栓あるいはパラ
フィルム等で蓋をして提出する。
これを遠心分離装置にかけて、血球成分と血清成分に分
離した後、ピペットにて血清を吸い上げ、別のガラスス
ビッツに入れる。
更に、そのスピランよりピペットを使って各々のサンプ
ルカップにその血清を分注し、自動分析あるいは用手法
検査が開始される。
一方残った血球成分及び分離した血清の一部は各々別々
のスピランでゴム栓、パラフィルム等で蓋をした後、冷
蔵庫等で一週間以上保管し、後日のデータの確認及び再
検、追加検査等に備えておく必要がある。
この保管のためにスピランが1検体当り2本必要であり
、しかもパラフィルムで蓋をしている場合は横にするこ
ともできず、また破損の恐れもあるためかなりのスペー
スが必要であり、検体の増加に判なって、いづれの施設
においても年々そのスペースの拡大にせまられている。
また採血から血清分離までの必要器具をみると、1検体
当り下記のごとき数が必要である。
採血用注射器・・・・・・・・・1本 スピッツ・・・・・・・・・・・・3本 ピペット・・・・・・・・・・・・1〜2本パラフィル
ム(又はキャップ)・・・・・・3〜4個この数からみ
て、検体数の増加がいかに莫大な器具類の増加を招くか
は明らかなところである。
これら器具も再利用すれば経済的には問題ないが、多く
の労力と時間が必要で省力効果を大きくさまたげるのみ
ならず、HB抗原等の感染の面からも問題である。
これら器具をすべてディスポ製品とすればそういった点
は解決されるが、今度は経済的な面が問題となろう。
操作の面についてみると、l検体当りピペット操作が2
〜3回必要であり、特に最初の血球成分との分離にあた
ってのピペット操作は、少ない採血量でできるだけ多く
の血清を得ようとすれば、かなり慎重な操作と熟練が必
要で、場合によっては分離血清に血球が混じり、データ
を狂わせる一因になったり、再遠心分離操作が必要にな
ったりしてかなりの時間的無駄が生じてくる。
また同一血清をピペットよってサンプルカップを含めて
4〜5ケ所に分離することになるが、これはその煩雑さ
もさることながら、検体のとり間違いにもつながる問題
であるだけに、何らかの工夫が望まれるところである。
更にまた、この血清分離過程はそのすべてが閉鎖された
状態で行なわれるわけではなく、検体が開放状態に放置
される時間は検体が多くなればなるほど長くなるものと
考えられる。
それに判なって、異物の混入頻度も高くなり、また検体
の蒸発による濃縮は無視できないものになって(るもの
と考えられ、特に自動分析による検体の微量化、精度の
向上が進めば進むほどデータに与える影響は大きくなっ
てくるものと考えられる。
従って、完全密閉状態で血清分離を行なうことは、デー
タの正確さを保持する上からはもちろん、その他に耶抗
原等の感染防止の上からも理想的である。
現状におけるこういった血清(又は血漿)分離上の問題
点をこの考案は理想的に解決し得るものであって、その
主要な構成上の特徴の一つとして、血清(又は血漿)が
占める部分を細い管にしたことにより、分離後の血清(
又は血漿)と血球との接触面積をスピッツに比してきわ
めて小さく(例えば数分の1に)することにより、血清
(又は血漿)の分離効率を高めることができ、それだけ
採血量の節減につながるといった利点を有している。
更にこの考案の主要な構成上の特徴のもう一つは、前記
細管部を2本以上用い、且つそれらの各下端を主として
血球が占める中空体部によって連通させたことにあり、
これによって分離容器の高さを大きくすることなく、十
分な量の血清(又は血漿)の分離が可能となり、従って
従来の遠心分離装置がそのまま使用できる。
この考案のその他の具体的な構成上の特徴及び利点は以
下の説明によって明らかになろう。
以下図に示す実施例に基づいて詳述する。
なお、これによってこの考案が限定されるものではない
まず、第1〜2図において、血清分離容器1は球状中空
膨出体部2と、その上面から上方へ近接して平行に延び
る血清細管部3及びこれにより更に細い血清細管部4と
、これら両線管部の上端開口5・6の密閉栓7・8とか
ら主として構成されている。
前記球状中空膨出体部2は、半硬質透明塩化ビニール樹
脂製中空体で、上方の一部に水平面部9を備え、その水
平面部に小開口10と更に小さい小開口11を形成して
いる。
前記血清細管部3は、垂直に延びる半硬質透明塩化ビニ
ール樹脂製中空円筒体で、下端開口は一体に前記球状中
空膨出体部2の小開口10に連通している。
なお、12は等間隔の目盛、13は金属板製の輪状クリ
ップである。
一方、前記血清細管部4は垂直に延びる半硬質透明塩化
ビニール樹脂製中空円筒体で、下端開口は一体に前記小
開口11に連通している。
前述したごとくこの血清細管部4は、前記血清細管部3
と太さく内径)において小さいが、それ以外の構成はほ
とんど同じである。
なお、14は金属板製の輪状クリップ、15はこの血清
細管部4の右側面より一体に右方向に、つまり対向する
血清細管部3との間隙内に延設されたネームプレートで
ある。
前記密閉栓7・8は、それぞれ血清細管部の上端開口5
・6の首部分に一体に固定され、その上端開口5・6を
それぞれ着脱自在に密閉可能である。
次に以上のような構成からなる血清分離容器1の使用方
法を説明する。
まず、採血された血液は、第1図のごとく密閉栓7・8
を取りはずした状態の血清分離容器1において、一方の
血清細管部4の上端開口6より注入される。
つまり、他方の血清細管部3の上端開口5から血清分離
容器1内の空気が追い出せる状態において、採血した注
射器(図示省略)の針をはずして上端開口6から血液が
注入される。
そして注入が完了すると、他方の上端開口5に密閉栓7
が施され、続いて上端開口6に密閉栓8が施される。
次いで、血液が注入された血清分離容器1は遠心分離装
置(図示省略)にかけられ、その血液は血清部分(上部
)と血球部分(下部)とに分離される。
Bはその分離境界面である。分離後は金属製輪状クリッ
プ13を前記分離境界面Bより若干上位に摺動させ、適
宜カシメて血清細管部3をピンチし、血球部分(下部)
を完全に下方に分離する。
つまり、上方には血清(部分)のみが分離される。
もちろん、一方の血清細管部4についても同様の操作で
ピンチする。
次いで、血清細管部3のピンチされた部分より若干上位
をハサミ等を使って切断すれば血清を完全に分離するこ
とができる。
なお、このハサミとしてはその両刃の先端にカシメ用刃
を一体に形成した専用のものを使用すれば、前述のカシ
メ操作も併せて行なえるので便利である。
そしてサンプルカップ(図示省略)上に、切断された血
清細管部の切断口を配し、密閉栓7を取はずすことによ
ってピペット等を用いることなくサンプルカップ内に血
清のみを導入し分析に供することができる。
つまり、血清の分取が細管のカットだけでできる。
一方、血清細管部3の大部分が除去された分離容器1は
適宜冷蔵庫等に保存できる。
なお、この際ネームプレート15に患者名、採血日時等
のデータを記入すれば保管が確実になり、スペースの節
約にもなる。
なお、遠心分離された血清を2等分(又は3等分)する
必要があれば、血清細管部3の目盛12に合せて適宜切
断又は切欠けばよい。
つまり血清細管部3を切断後、その切断口をサンプルカ
ップ上に配し、切断予定目盛の上・下で保持してその目
盛を再切断又は切欠けば所望の2分の1(又は3分の1
)の等分の血清をサンプルカップに導入できる。
次いで、残りの血清は(3等分の場合はもう一度切断又
は切欠き操作後)、再切断口を別のサンプルカップ上に
配し、密閉栓7を取りはずすことによって所定のサンプ
ルカップ内に導入できる。
なお、本容器、つまり血清分離容器1は、その重心を適
宜位置に設定することによって、いわゆる°゛起き上り
こぼし°の機能を持つよう構成することができる。
この機能が付与されると容器1の取扱いが非常に便利に
なる。
またネームプレート15の右上端を一方の血清細管部3
と一体結合すれば、構造的に安定した血清分離容器とす
ることができる。
ここで血清分離容器1の寸法仕様の一例を挙げる。
球状中空膨出体部2の内半径:l− 血清細管部3の内径×高さ:5鴫φX140m1m血清
細管部4の内径×高さ:2wRφX14(ha全全高く
密閉栓付):約17oTrrIR血液容量(血清容量)
:約6ml(3ml)以上の実施例とは異なり、両血清
細管部の内径の大きさを等しくすることもできるし、ま
た細管部を3本以上とすることもできる。
更に血清細管部は、その切断が手で簡単に行なえるよう
その切断相当個所に於て若干絞りを形成してもよい。
更に、以上の説明では主として血清の分離について述べ
たが、本容器は血漿の分離容器としても使用できる。
もちろんこの場合はヘパリン等の薬剤により、本容器内
面をコーティングしておけばよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る血清分離容器の一部縦断面図を
含む側面図、第2図はそのA−A’断面図である。 1・・・・・・血清分離容器、2・・・・・・球状膨出
体部、3・4・・・・・・血清細管部、5・6・・・・
・・上端開口、7・訃・・・・・密閉栓、B・・・・・
・分離境界面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端に開口部を有し近接してほぼ垂直に延びる少なくと
    も2本の細管部と、前記各開口部の密閉栓と、前記細管
    部の各下端を一体に連通接続する中空膨出体部とから構
    成され、遠心分離によって上層に位置する血清又は血漿
    と、下層に位置する血球との境界面が前記の中空膨出体
    部と細管部との接続部の近くになるよう各部内の容積寸
    法を設定してなる血清又は血漿分離容器。
JP1978086460U 1978-06-21 1978-06-21 血清又は血漿分離容器 Expired JPS6032609Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978086460U JPS6032609Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 血清又は血漿分離容器
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JPS552388U JPS552388U (ja) 1980-01-09
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ID=29011062

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JP1978086460U Expired JPS6032609Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 血清又は血漿分離容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102241611B1 (ko) * 2019-11-22 2021-04-16 동의대학교 산학협력단 웨이트홀더 분리형 부싱 및 이를 포함하는 외팔보 회전굽힘 피로시험기

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US3481477A (en) * 1965-03-02 1969-12-02 Andrew F Farr Apparatus for filtering out clear liquid from suspended solids

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