JPS6031664Y2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPS6031664Y2
JPS6031664Y2 JP6590980U JP6590980U JPS6031664Y2 JP S6031664 Y2 JPS6031664 Y2 JP S6031664Y2 JP 6590980 U JP6590980 U JP 6590980U JP 6590980 U JP6590980 U JP 6590980U JP S6031664 Y2 JPS6031664 Y2 JP S6031664Y2
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JP
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pump
sewing machine
presser foot
pressure
oil
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JP6590980U
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敏勝 竹内
喜平 五藤
保朗 市橋
武則 川瀬
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ブラザー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は送り歯との協働により加工布支持面上におい
て加工布を移送するための布押え足を備えたミシンに関
するのであって、特にミシン主軸の回転速度に応答して
前記布押え足の布押え圧力を変化させるようにした布押
え装置に関するものである。
目的 この、考案の目的は、油タンク内の油を吸入してミシン
の改運動機構部分に供給するための第一のポンプと、ミ
シン主軸の回転速度に応答して布押え足の布押え圧力を
変化させるように、前記油タンク内の油を吸入してミシ
ン主軸の回転速度に応じた圧力の油を吐出する第二のポ
ンプとを、それらのポンプ軸が同一軸線上に延びるよう
に配置し、ミシン主軸若しくはそれと連動する回転軸上
に固定された1個の駆動歯車と、その駆動歯車と噛合す
るように、前記両ポンプ軸の端部間において両ポンプ軸
にそれぞれ固定された1個の従動歯車とを介して、両ポ
ンプ軸を同時に回転させるように構成することにより、
2つのポンプをミシンフレーム内の狭いスペースに容易
に収容配置することができるとともに、ミシン主軸の回
転にともない簡単な構成の歯車機構を介して2つのポン
プを確実に駆動することができる新規なミシンを提供す
ることにある。
実施例 以下、この考案をオーバーロックミシンに具体化した一
実施例に基づいて詳細に説明する。
第1,5図に示すようにミシンフレーム1の下部上面に
は、そのミシンフレーム1と協働して加工布支持面2を
形成する針板3が取付けられ、その針板3には針孔(図
示しない)及び送り歯用開口3aが形成されている。
前記針板3の下方においてミシンフレーム1内には主送
り歯4及び副送り歯5が設けられ、針板3の送り歯用開
口3aから出没するように周知の四送り運動を行って、
加工布支持面2上の加工布に布送り作用を付与するよう
になっている。
前記針板3の上方においてミシンフレーム1のヘッド部
には針棒6が上下動可能に装着され、その下端には針板
3下方のミシンフレーム1内に設けられたルーパー機構
(図示しない)と協働して、前記加工布にオーバーロッ
ク縫目を形成するための針7が取付けられている。
第1図に示すようにミシンフレーム1の後部には回転軸
8が一水平軸線の周りで回動可能に支承され、その一端
には回動腕9が固定されている。
回転軸8の他端には押上げレバー10が固定され、鎖1
1を介して押上げペダル(図示しない)に連結されてい
る。
前記回動腕9にはピン12により支持腕13が後端の二
叉部13aにて横方向へ回動可能に支承され、その前端
には前記両送り歯4,5との協働により加工布支持面2
上において加工布を移送するための布押え足14が取着
されている。
そして、前記押上げペダルが踏込み操作された時には、
鎖11、回動軸8及び回動腕9を介して支持腕13が第
1図の状態から反時計方向に回動されて、前記布押え足
14が加工布支持面2上から上昇され、又支持腕13が
ピン12を中心にして側方へ回動された時には、布押え
足14が前記両送り歯4,5と対応する位置から側方へ
退避されるようになっている。
第1.2,3.5図に示すように前記ミシンフレーム1
のヘッド部左側面には複数個の取付ねじ15により蓋板
16が固定され、その前部下端には下方及び後方に向か
って開口する凹所16aが形成されている。
前記蓋板16のほぼ中央部には押え棒17が上下動可能
に貫通支承され、その下端には前記支持腕13の前部上
端に係合する二叉部17aが形成されるとともに、下部
後面には凹状の係合部17bが形成されている。
前記押え棒17の上端に嵌合するように蓋板16の上部
には布押え圧力調節用の調節つまみ18が回動操作可能
に螺合されている。
その調節つまみ18と押え棒17との間には布押えばね
19が介装され、調節つまみ18により調節設定された
ばね力に基づき、押え棒17及び支持腕13を介して布
押え足14に布押え圧力を付与するようになっている。
前記押え棒17の後方において蓋板16には圧力解放棒
20が上下動可能に貫通支承され、その下端には蓋板1
6の凹所16a内において押え棒17の凹状係合部17
bに係合し得る係合凸部20aが形成されている。
蓋板16上端の座金21と圧力解放棒20との間には圧
縮ばね22が介装され、その圧力解放棒20を下方に向
かつて付勢している。
圧力解放棒20の上端にはピン23により圧力解放レバ
ー24が回動操作可能に取着され、この圧力解放レバー
24が第1図の状態から反時計方向に回動操作された時
、その下端カム部24aの作用により圧力解放棒20が
上動されて押え棒17が上昇され、布押え足14に対す
る布押えばね19の押え圧力が解放されるようになって
いる。
15.7.8図に示すように前記ミシンフレーム1内の
後側上部には一対の軸受メタル25を介して回動軸26
が一水平軸線の周りで回動可能に支承され、その右端に
はボルト27より作動レバー2.8が固定されるともに
、左端にはボルト29により回動レバー30がそのほぼ
中間部にて固定されている。
第1,4図に示すように前記回動レバー30の上下両ア
ーム部に対応してミシンフレーム1の上部及び後部には
一対の規制ねじ31゜32が回動調節可能に螺合され、
固定ねじ33゜34により適宜の調節位置に固定されて
、回動レバー30の回動範囲を規制するようになってい
る。
回動レバー30の下方アーム部には段付きねじ35によ
り連結棒36が回動可能に取着され、その先端が前方に
向かって延びている。
第1. 3.5図に示すように前記連結棒36の先端近
傍において蓋板16の左側面にはねじ37により支持体
38が取付けられている。
蓋板16の内側において支持体38の支持ボス部には連
動レバー39がその下端軸部39aにて回動可能に貫通
支承され、その上端には前記連結棒36の先端に遊嵌す
る長孔39bが形成されている。
連動レバー39の軸部39a外端にはねじ40により圧
力付与レバー41が固定され、第1,2図に示すように
その先端が前記蓋板16の凹所16a内に侵入して、押
え棒17の凹状係合部17bと係合し得るようになって
いる。
前記連結棒36上において回動レバー30と連動レバー
39との間には伝達ばね42が介装され、前記回動軸2
6により回動レバー30が第1,4図に示すように反時
計方向へ回動された時、この伝達ばね42が所定量圧縮
された後に、連動レバー39を介して圧力付与レバー4
1が時計方向に回動され、前記回動軸26の回動量に応
じた布押え圧力が前記布押えばね19による布押え圧力
に重畳して布押え足14に加えられるようになっている
そして、この実施例ではミシン主軸の回転速度に応答し
て前記回動軸26の回動量が決定され、布押え足14の
布押え圧力が変更されるようになっている。
すなわち、前記ミシンフレーム1の右側内面には第5〜
9図に示すように取付用ボス部43が突出形成され、そ
の取付用ボス部43を貫通してミシンフレーム1内には
複数個の軸受44によりミシン主軸45が一水平軸線の
周りで回転可能に支承されている。
ミシン主軸45の右端にはボルト46によりプーリ47
が取付けられ、そのプーリ47とクラッチ付モータ(図
示しない)との間にはベルト48が掛装されている。
そして、前記クラッチ付モータに連結された足踏ペダル
の踏込み操作によりそのクラッチが連結された時、ベル
ト48及びプーリ47を介してミシン主軸45が第8図
の時計方向に回転され、前記送り歯4,5、針棒6等を
含むミシンの各運動機構が駆動されてるようになってい
る。
前記ミシンフレーム1のボス部43内において、ミシン
主軸45には1個の斜歯状の駆動歯車49が挿嵌固定さ
れ、その主軸45と一体回転されるようになっている。
前記ミシンフレーム1内のボス部43の下面及び上面に
はトロコイドポンプからなる第−及び第二のポンプ50
.51が設けられ、それらのポンプ軸52.53が前記
ミシン主軸45の後方において同一の垂直軸線上で布押
え足ボス部43内に向かって延びている。
両ポンプ軸52.53の先端部間には前記ミシン主軸4
5上の駆動歯車49と噛合する1個の斜歯状の従動歯車
54が設けられ、その上下両端部において固定ねじ55
により前記ポンプ軸52.53にそれぞれ固定されると
ともに、連結ピン56にてポンプ軸52.53に回動連
結されている。
従って、前記ミシン主軸45の回転にともない、駆動歯
車49及び従動歯車54を介して第−及び第二のポンプ
50.51のポンプ軸52.53が同時に回転される。
第7.10.12図に示すように前記第一のポンプ50
のポンプ本体57は、2個の取付ねじ58によりミシン
フレーム1内のボス部43下面に固定され、かつ内部に
ポンプ室59aが設けられたハウジング59と、2個の
取付ねじ60によりそのハウジング59の下面に固定さ
れ、かつ内面に吸入側及び吐出側の円弧状凹所61a、
61bが形成されカバー61とから構成されている。
前記凹所61a、61bの底部には吸入口62及び吐出
口63が形成され、前記ハウジング59のポンプ室59
aと連通ずるようになっている。
第7.8図に示すように吸入口62の下端には、前記ミ
シンフレーム1の下部に設けられた油タンク64内に延
びる吸入筒65が取付けられ、その外周には網製のフィ
ルタ66が設けられている。
前記吐出口63の下端には管継手67を介して供給バイ
ブロ8が連結され、この供給バイブロ8を介してミシン
の各運動機構部分に油を供給するようになっている。
第7,10図に示すように前記ハウジング59のポンプ
室59a内においてポンプ軸52の下端には固定ねじ6
9によりインナーロータ70が固定され、そのインナー
ロータ70と噛合するように前記ポンプ室59a内には
アウターロータ71が回転可能に収容されている。
従って、前記ミシン主軸45の回転にともない駆動歯車
49及び従動歯車54を介してポンプ軸52が回転され
た時、前記インナーロータ70及びアウターロータ71
が第10図の反時計方向に回転され、油タンク64内の
油が吸入筒65及び吸入口62を介してポンプ室59a
内に吸入されて、吐出口63及び供給バイブロ8を介し
てミシンの各運動機構部分に供給される。
第7.8. 11. 12図に示すように前記吸入口6
2と吐出口63との間において、カバー61には前後方
向に延びる油通路72が形成され、その一端にて下方に
開口されるとともに他端にて後方に開口されている。
油通路72の一端開口部には前記油タンク64内に延び
る吸入筒73が取付けられ、その外周には網製のフィル
タ74が設けられている。
前記油通路72の他端開口部には管継手75を介して誘
導パイプ76が連結され、この誘導パイプ76を介して
前記第二のポンプ51に油を導くようになっている。
第5,7図に示すように前記第二のポンプ51のポンプ
本体77は、第一のポンプ50のポンプ本体57とほぼ
同様に、2個の取付ねじ78によりミシンフレーム1内
のボス部43上面に固定され、かつ内部にポンプ室79
aが設けられたハウジング79と、2個の取付ねじ80
によりそのハウジング79の上面に固定され、かつ内面
に吸入側及び吐出側の円弧状の凹所81a、81bが形
成されたカバー81とから構成されている。
前記凹所81a、81bの頂部には吸入口82及び吐出
口83が形成され、前記ハウジング79のポンプ室79
aと連通ずるようになっている。
第7゜8図に示すように前・記吸入口82の上端には、
第一のポンプ50の油通路72から延びる誘導パイプ7
6が管継手87を介して連結されている。
又、この第二のポンプ51についても前記第一のポンプ
50と同様に、ハウジング79のポンプ室79a内にお
いてポンプ軸53の上端には固定ねじ89によりインナ
ーロータ90が固着され、そのインナーロータ90と噛
合するように前記ポンプ室79a内にはアウターロータ
91が回転可能に収容されている。
そして、前記ミシン主軸45の回転にともない駆動歯車
49及び従動歯車54を介してポンプ軸53が回転され
た時、前記インナーロータ90及びアウターロータ91
が同方向に回転され、油タンク64内の油が第一のポン
プ50の下面の吸入筒73、油通路72、誘導パイプ7
6及第二のポンプ51の吸入口82を介してポンプ室7
9a内に吸入され、前記ミシン主軸45の回転速度に応
答した圧力の油が吐出口83から吐出されるようになっ
ている。
第5〜8図に示すように前記第二のポンプ51の上面に
は油圧シリンダ92がその第二のポンプ51とユニット
化して一体的に設けられ、第二のポンプ51の吐出口8
3から吐出される油の圧力に応答して作動されて、前記
作動レバー28を介して回動軸26を回動させ、布押え
足14の布押え圧力を変更するようになっている。
この油圧シリンダ92のシリンダ室93は前記ポンプ本
体77のカバ−81上面に一体に形成され、前記吐出口
83に連通してその吐出口83と同一軸線上で上方に延
びている。
シリンダ室93内にはピストン94が上下動可能に挿嵌
支承され、第7,8図に示すようにその上端において前
記作動レバー28と係合するようになっている。
従って、前記吐出口83からの油の圧力に応答してこの
ピストン94が上方に移動され、ミシン主軸45の回転
速度が所定速度を越えて増大した時、その増大量に従っ
て前記布押え足14の布押え圧力が増大される。
前記のように構成されたミシンについて、次に作用を説
明する。
さて、このミシンの停止時には、第1図に示すように布
押え足14が加工布支持面2上に下降され、第7,8図
に示す第−及び第二のポンプ50.51が停止した状態
にある。
この状態で、押上げペダル(図示しない)の踏込み操作
により布押え足14を上昇させて、加工布支持面2上に
加工布をセットし、その後布押え足14を再び下降させ
ると、調節つまみ18にて予め調節設定された布押えば
ね19の布押え圧力が前記布押え足14に付与され、加
工布はその布押え足14と加工布支持面2との間で妄動
することなく確実に保持される。
この加工布のセット状態において、前記クラッチ付モー
タに連結された足踏ペダルが踏込まれると、ミシン主軸
45が回転され、その回転にともない送り歯4,5が作
動されて布押え足14との協働により前記加工布に送り
作用が付与されるとともに、針7及びルーパー機構(図
示しない)が作動されて、縫製動作が開始される。
前記ミシン主軸45の回転にともない第6〜8図から明
らかなように駆動歯車49及び従動歯車54を介して第
−及び第二のポンプ50.51のポンプ軸52.53が
同時に回転され、第一のポンプ50によりミシンの各運
動機構部分に対する油の供給が開始されるとともに、第
二のポンプ51から吐出される油の圧力により油圧シリ
ンダ92のピストン94が上昇される。
ところが、このミシンの縫製開始直後においては、ミシ
ン主軸45の回転速度が小さいため、前記油圧シリンダ
92のピストン94が大きく上昇されることはなく、そ
のピストン94の上昇にともない作動レバー28、回動
軸26及び回動レバー30を介して伝達ばね42が圧縮
されるのみで、前記油圧シリンダ92の布押え圧力は布
押え足14に付与されない。
従って、第13図に示すように前記ミシン主軸45の回
転速度が所定速度が達するまでは、前述したミシンの停
止時と同様に布押えばね19による一定の布押え圧力が
布押え足14に付与され、加工布はその布押え足14と
送り歯4.5との協働により妄動することなく正確に移
送される。
又、この縫製開始直後における布押えばね19の布押え
圧力は、第13図に2点鎖線で示すように前記調節つま
み18を回動調節することにより、例えば厚手の加工布
に対しては布押え圧力を大きくし、薄手の加工布に対し
ては布押え圧力を小さくする等、加工布の厚さや材質等
に応じて適宜に設定変更することができる。
前記のように縫製が開始され、ミシン主軸45の回転速
度が所定速度を越えて増大されると、その増大量に従い
第二のポンプ51から吐出される油の圧力が高くなって
油圧シリンダ92のピストン94が大きく上昇され、作
動レバー28、回動軸26、回動レバー30、伝達ばね
42、連動レバー39及び圧力付与レバー41を介じて
押え棒17に下方への圧力が付与されて、前記布押え足
14には布押えばね19による布押え圧力と油圧シリン
ダ92による布押え圧力とが重畳して加えられる。
従って、ミシン運転中においては第13図に示すように
、前記ミシン主軸45の回転速度が増大されるに従って
布押え足14の布押え圧力が増大され、送り歯4,5の
高速作動により布押え足14が突き上げられて浮き上が
るおそれもなく、常に良好な布送りが行われる。
又、このミシンの縫製途中で、前記足踏みペダルの踏込
み量が加減されてミシン主軸45の回転速度が低下する
と、それに従い第二のポンプ51から吐出され油の圧力
が低くなって油圧シリンダ92のピストン94が下降さ
れ、布押え足14に付与される布押え圧力が減少される
そして、前記ミシン主軸45の回転速度が所定速度が越
えて低下した時には、前述した縫製開始直後の場合と同
様に布押えばね19による一定の布押え圧力が布押え足
14に付与される。
一方、ミシンの縫製途中において前記ミシン主軸45の
回転速度が所定の高速度に達すると、第1.4図に示す
回動レバー30の上方アーム部が上方規制ねじ31に係
合し、回動レバー30のそれ以上の回動が規制される。
従って、第13図に示すようにミシン主軸45の回転速
度が所定の高速度を越えて増大されても、その増大量に
応じて布押え足14に対する布押え圧力が増大されるこ
とはなく、一定の値に維持される。
又、この高速運転における上限の布押え圧力は、第13
図に1点鎖線で示すように前記上方規制ねじ31を回動
操作して回動レバー30に対する突出量を調節すること
により、例えば薄手の加工布に対しては布押え圧力を小
さくする等、加工布の厚さや材質等に応じて適宜に設定
変更することができる。
なお、この実施例においては、ポンプ軸53の回転にと
もない第二のポンプ51の吸入口82からポンプ室79
aの吸入側に吸入された油が、吐出側から外部へ排出さ
れるように構成されていないが、このポンプ室79aの
吐出側にある油は、インナーロータ90とアウターロー
タ91との間長ヒ各ロータ90,91とハウジング79
との間の隙間を通って吸入側に移動されるため、ポンプ
の作動に支障を来たすことはない。
従って、この第二のポンプ51においては、前記ミシン
主軸45に連動するポンプ軸53の回転速度に比例した
油の圧力が油圧シリンダ92のピストン94に作用する
なお、この考案は前記実施例に限定されるものではなく
、例えば、駆動歯車をミシン主軸と連動する別の回転軸
上に固定したり、前記実施例のトロコイドポンプに代え
てベーンポンプ、プランジャポンプ、ギヤポンプ等を使
用したりする等、この考案の趣旨から逸脱しない範囲で
各部の構成を任意に変更することもできる。
効果 以上詳述したようにこの考案は、ミシン主軸の回転速度
に応答して布押え足の布押え圧力を変化させるように構
成したので、ミシンの縫製開始時から高速運転に至るま
で、ミシンの運転速度に応じた布押え圧力が加工布に付
与されて、その加工布を一貫して良好に移送することが
できる優れた効果を奏する。
又、この考案は、油タンク内の油を吸入してミシンの各
運動機構部分に供給するための第一のポンプと、ミシン
主軸の回転速度に応答して布押え足の布押え圧力を変化
させるように、前記油タンク内の油を吸入してミシン主
軸の回転速度に応じた圧力の油を吐出する第二のポンプ
とを、とれらのポンプ軸が同一線上に延びるように配置
し、ミシン主軸若しくはそれと連動する回転軸上に固定
された1個の駆動歯車と、その駆動歯車と噛合するよう
に、前記両ポンプ軸の端部間において両ポンプ軸にそれ
ぞれ固定された1個の従動歯車とを介して、両ポンプ軸
を同時に回転させるように構成したことにより、2つの
ポンプをミシンフレーム内の狭いスペース容易に収容配
置することができるとともに、ミシン主軸の回転にとも
ない簡単な構成の歯車機構を介して2つのポンプを確実
に駆動することができる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したオーバーロックミシンの
要部側断面図である。 第2図は第1図の2−2線における部分拡大断面図であ
る。 第3図は第1図の3−3線における部分拡大断面図であ
る。 第4図は第3図の4−4線における部分断面図である。 第5図は第1図のオーバーロックミシンを縮小して示す
要部平断面図である。 第6図は第5図の6−6線における部分断面図である。 第7図は第5図の7−7線における部分断面図である。 第8図は第7図の8−8線における断面図である。 第9図は第7図の9−9線における部分拡大断面図であ
る。 第10図は第7図の10−10線における部分拡大断面
図である。 第11図は第6図の1 kl 1線における部分断面図
である。 第12図は第6図の12−12線における第一のポンプ
の底面図である。 第13図はミシン主軸の回転速度に対する布押え圧力の
変化状態を示すグラフである。 ミシンフレーム1、加工布支持面2、送り歯4.5、支
持腕13、布押え足14、押え棒11、回動軸26、作
動レバー28、回動レバー30、連動レバー39、圧力
付与レバー41、ミシン主軸45、駆動歯車49、第一
のポンプ50、第二のポンプ51、ポンプ軸52,53
、従動歯車54、油タンク64、油圧シリンダ92、ピ
ストン94゜

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 送り歯4,5との協働により加工布支持面2上において
    加工布を移送するための布押え足14を備えたミシンに
    おいて、 ミシンの主軸45若しくはそれと連動する回転軸上に固
    定された1個の駆動歯車49と、その駆動歯車49と噛
    合して回転する1個の従動歯車54と、 その従動歯車54の回転軸線と同一軸線上に延びるよう
    にその従動歯車54の一端に固定されたポンプ軸52を
    有し、そのポンプ軸52の回転にともない油タンク64
    内の油を吸入して各運動機構部分に供給するための第一
    のポンプ50と、前記従動歯車54の回転軸線と同一軸
    線上に延びるようにその従動歯車54の他端に固定され
    たポンプ軸53を有し、そのポンプ軸53の回転にとも
    ない油タンク64内の油を吸入して、前記主軸45の回
    転速度に応答した圧力の油を吐出する第二のポンプ51
    と、 その第二のポンプ51と前記布押え足14との間に設け
    られ、その第二ポンプ51から吐出される油の圧力に応
    答して作動され、前記主軸45の回転速度が大となるに
    従って前記布押え足14の布押え圧力を増大させるよう
    に作用する油圧シリンダ92と を設けたことを特徴とするミシン。
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