JPS6031517Y2 - 車両用煙草供給灰皿装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車等車両における煙草を供給する灰皿
装置に関する。

自動車を運転中に喫煙しようと煙草を取り出し作業中、
前方注視を怠たると悲惨な事故につながる恐れがあるた
め、煙草の取り出しを容易にする煙草供給装置が種々提
案されているが、構造が複雑であることなどから実用化
されるまでに至っていない。

この考案はこのような従来の実情に着目してなされたも
ので、引き出し式灰皿の上部に煙草ケースを設け、この
灰皿を引き出すごとに１本ずつ煙草を取り出す、構造簡
単な車両用煙草供給灰皿装置を提供することを目的とし
ている。

以下、この考案を図面に基づいて説明する。

第１〜４図はこの考案の一実施例を示す図である。

まず構成を説明すると、自動車のインストルメントパネ
ル１には灰皿２が引き出し自在に設けられ、この灰皿の
２の上部のインストルメントパネル内に煙草ケース３が
設けられている。

このケース３は煙草４がスムーズに落下するように漏斗
形に形成され、下部には２本の煙草４が並んで落下する
穴５があけられている。

またケース３上部のインストルメントパネル１には煙草
４を投入する穴１３があけられ、この穴１３があけられ
、この穴１３を開閉する把手６を設けた蓋７が下側ヒン
ジで枢着されている。

そして、煙草ケース３と灰皿２との間には、煙草を受け
る受台８が引き出し自在に設けられ、この受台８の上面
の外側端部には１本の煙草４を収納する凹溝９が形成さ
れ、この凹溝９の中央部側面には、煙草４を撮み易いよ
うに凹部１０が形成されている。

一方、受台８の下面中央部には長溝１１が形成され、灰
皿２の上面に設けられた凸起１２と係合されている。

次に作用を説明する。

このように構成された車両用煙草供給装置において、第
２図に示すように煙草４は蓋７を開いて煙草ケース３内
に格納されている。

そして、１本の煙草４は受台８の凹溝９に収納されてい
る。

次に喫煙する場合は第１図と第４図に示すように、灰皿
２を全ストローク引き出すと、灰皿２の凸起１２と長溝
１１の端面が当接して、受台８は灰皿２と共に引き出さ
れ、煙草４を容易に撮み取ることができる。

喫煙後、灰皿２を第２図に示すように格納すれば、自動
的に１本の煙草４は受台８の凹溝９に収納される。

また、灰皿のみとして使用したい場合は、第３図に示す
ように灰皿２の引き出しストロークを少なくすればよい
。

以上説明してきたように、この考案によればその構成を
、引き出し式灰皿の上部に煙草ケースが設けられ、この
灰皿と煙草ケースとの間に煙草を受ける受台が引き出し
自在に設けられ、この受台に設けられた長溝と灰皿に設
けられた凸起が係合して、灰皿を引き出すごとに１本ず
つの煙草が取り出せる車両用煙草供給灰皿装置としたた
め、構造簡単で煙草の取り出しが容易にできる灰皿装置
が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案に係る装置の一実施例を示し、第１図と
第４図は煙草の取り出し状態を示す斜視図と側断面図、
第２図は収納状態を示す側断面図、第３図は灰皿のみを
引き出した状態を示す側断面図である。 １・・・・・・インストルメントパネル、２・・・・・
・灰皿、３・・・・・・煙草ケース、４・・・・・・煙
草、７・・・・・・蓋、８・・・・・・受台、９・・・
・・・凹溝、１１・・・・・・長溝、１２・・・・・・
凸起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 引き出し式灰皿の上部に煙草ケースが設けられ、この灰
   皿と煙草ケースとの間に煙草を受ける受は台が引き出し
   自在に設けられ、この受台に設けられた長溝と灰皿に設
   けられた凸・起が係合して、灰皿を引き出すごとに１本
   ずつの煙草が取り出せることを特徴とする車両用煙草供
   給灰皿装置。