JPS6031499Y2 - 製麺機の切出機着脱装置

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【考案の詳細な説明】この考案は製麺機において、麺帯を麺線に切断する切出
機を着脱自在に取付ける装置に関するものである。

従来は、切出機Ｂを第１図に示すように機枠Ａに装着し
、一方止板金Ｃを機台ＡにボルトＤで取付け、止板金Ｃ
の先端により切出機Ｂを押圧していた、切刃は太い麺用、細い麺用、その他丸用、角用等種類が
多く、麺の種類毎に切刃を取替える必要があり、そのた
め左右にねじＤを弛めて切出機Ｂを取換えている。

従って切出機の取換えには時間を要し、かつ熟練を要し
ていた。

この考案は上記の問題点を解決するもので、切出機の取
付、取外し、取替等を何人でも上手下手の差別なく急速
にできる装置を得ることを目的とする。

この考案を第２図、第３図の実施例により説明すると、
機枠１の両側に、切出機２の装着穴２′に連続する台座
３を設け、その台座３に軸棒４を遊嵌し、軸棒４に２個
の止金５を固着し、軸棒４の一端にバンドル６を固着し
、台座３とバンドル６との間の軸棒４に圧力を与えるよ
うばね７を設ける。

本考案の作用を説明すると、重い切出機２を台座３の上
にのせ、切出機２を摺動せしめて装着穴２′に挿入する
。

バンドル６を切出機２の方へ回転せしめると、軸棒４が
回転し、止金５も同方向に回転し、止金５の先端により
切出機２を押圧する。

ばね７により止金５に圧力を与え、切出機２を支持せし
める。

次にバンドル６を第３図の矢印Ａ６の方向に回転せしめ
、かつ止金５も回転せしめ、その状態でバンドル６を機
枠１に適宜の方法で支持せしめ、切出機２の取出し、取
換えを行い、第２図の状態に戻すのである。

本考案は上記の構成であるので、切出機の取付、取外し
が簡単にでき、又切出機の取付位置が止金５により一定
に支持せしめるので、熟練を要することなく極めて容易
に取換えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の側面図、第２図は本考案の斜視図、第
３図は本考案の止金を外した場合の側面図である。１・・・・・・機枠、２・・・・・・切出機、２′曲・
・装着穴、３・・・・・・台座、４・・・・・・軸棒、
５・・・・・・止金、６・・・・・・バンドル、７・・
・・・・ばね。

【実用新案登録請求の範囲】

機枠１の両側に切出機２が挿入できる装着穴２′と、装
着穴２′に連続する台座３を設け、その台座３に軸棒４
を嵌合し、その軸棒４１こ切出機２を押圧する止金５を
固着し、かつ軸棒４の一端にバンドル６を固着してなる
製麺機の切出機着脱装置。