JPS6030214Y2 - 包装装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は包装装置に関するものであり、製品を包装する
際に用いる緩衝材に付属部品を良好に収納保持できるよ
うにした包装装置を提供することを目的とする。

第１図に従来例を示す。

発泡スチロール等よりなる緩衝材１はテレビジョン受像
機等の被収納物を段ボール箱に収納する際その隅部に挿
入して被収納物を保護するものである。

この緩衝材１の内底部に凹部２を設け、リモートコント
ロール装置の送信器等の付属部品を収納した小さい箱体
３を上記凹部２にはめ込んで粘着テープ４で箱体３を緩
衝材１に固定していた。

本考案は上記粘着テープを用いることなく付属部品の収
納箱を緩衝材に収納保持することを目的としたものであ
り、以下本考案の一実施例を図面を用いて説明する。

第２図ａ、ｂ、ｃにおいて第１図と同一個所には同一番
号を付して説明する。

緩衝材１の内側の面で被収納物と相対向する水平面部を
なす内底部に箱体３の外形よりひとまわり小さい凹部５
を設け、この凹部５の底面から連続して一段低い溝部６
を外部と連通ずるように設けている。

上記凹部５の長さは箱体３の長さＬよりもαだけ短かく
、凹部５の幅は箱体３の幅Ｗよりもβだけ短かく形成し
ている。

溝部６は指を差し込むことができ、凹部５に保持した箱
体３を取り出す際に用いるものである。

このため、箱体３は緩衝材１の弾力のみによって収納保
持され別途粘着テープは不要となるものである。

以上のように本考案によれば、被収納物の付属部品であ
る箱体の外形より少なくとも長さおよび巾が少し小さい
大きさの凹部を緩衝材の内面で被収納物と相対向する水
平面部に設け、この凹部に上記箱体を圧入するようにし
て収納保持することにより、粘着テープは不要となり、
コストダウンがはかれるとともに収納操作も箱体を車に
押込むだけでよく容易となるものである。

さらに、箱体の取出しは、溝部に指を差し込んで、緩衝
材の保持力より大きい力で箱体を押し出せばよく、その
操作も容易となる。

また、この収納部分は緩衝材の内側の面であるので、外
から力が加わったときでもその力が付属部品に加わるこ
とがなくなり、破損のおそれもなくすることができるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の包装装置の分解斜視図、第２図ａ、 ｂ
、 ｃは本考案の一実施例における包装装置の分解斜視
図、正面図、断側面図である。 １・・・・・・緩衝材、３・・・・・・箱体、５・・・
・・・凹部、・・・溝部。 ６・・・

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 包装箱内に収納された被収納物を支持して保護する緩衝
   材を備え、この緩衝材の内側の面で上記被収納物と相対
   向する水平面部をなす内底部に上記被収納物の付属部品
   の外形より少くとも長さおよび幅が小さい凹部を設け、
   この凹部に上記付属部品を圧入して収納保持するように
   するとともに、上記凹部の底面から一段低く上記底面に
   指を挿入できる大きさの溝部を外部と連通させて設けた
   包装装置。