JPS6029776Y2 - 照明器具の安全装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来のテーブルライトやアームライト等の照明器具に於
いては、セードや布やフロシキ或いはふとん等を被せて
使用した場合でも何等の安全装置もないため点灯状態が
続き、このため上記セードに形成した放熱穴からの放熱
が遮られてセード内部が異常に温度上昇し、やがてはセ
ードが溶けて変形したりひどい場合には火災を招いたり
するという欠点が有った。

本考案は上述欠点を除去すべく考案されたもので、以下
図示の一実施例により詳細に説明する。

１は前面下部に操作摘子２を装着したスタンド本体にし
て、その上端部にはフレキシブルパイプ３を介してセー
ド４が取り付けられている。

このセード４はセード上４ａとセード下４ｂとからなっ
て居り、該セード上４ａの上部には複数個の放熱穴５，
５・・・が形成されている。

６はビス７．７によりセード上４ａの内部に固定された
ｈ型の取付アングルにして、この平坦部には電球８を螺
着するためのソケット９が取り付けられている。

１０は上記取付アングル９の上片折り返し部に固着され
たマイクロスイッチにして、その作動杆１０ａは上記セ
ード上４ａに形成した一部の放熱穴５を通して外部に突
出されている。

該マイクロスイッチ１０は本考案の検知手段をなし、通
常時には電球８側に接続され、上記作動杆１０ａの没入
時にはブザー１１ （警報手段）側に切り換え接続され
るようになっている。

従って、通常時には、作動杆１０ａが外部に突出した状
態にあるためマイクロスイッチ１０は電球８側に接続さ
れ該電球８の給電回路が構成されているが、令弟２図に
示す如くセード４上に布やフロツキ１３等を覆せた場合
には該布やフロシキ等の重量にして上記作動杆１０ａが
没入腰セード上４ａの放熱穴５，５・・・が塞がれたこ
とを検出する。

このため、マイクロスイッチ１０は電球８の給電回路か
らブザー１１の給電回路へと切り換わり、上記電球８が
消灯すると同時にブザー１１が作動して使用者に異常状
態の発生を報知する。

尚、上記実施例に於いて異常時（セード４の放熱穴５，
５が閉塞された時）の検知手段としてマイクロスイッチ
１０を用い、このマイクロスイッチ１０の作動杆１０ａ
の出没によって機械的に異常時に発生を検出するように
しているが、第５図及び第６図に示した様に取付アング
ル６の上面に、ある一定温度以上に達した時に作動する
温度過昇防止スイッチ１２を設け、この温度過昇防止ス
イッチ１２の動作により電球８の給電回路からブザー１
１の給電回路へと切り換えるようにしても良い。

セード上４ａの放熱穴５，５・・・が何等かの原因によ
って閉塞された場合、セード４ａの内部の温度が上昇す
るが、この温度上昇を上記温度過昇防止スイッチ１２に
より検出して危検状態を感知し上記ブザー１１を作動さ
せるようにすることも可能である。

本考案は、以上の如くセードに形成した放熱穴を閉塞し
たことを検出する手段と、該検知手段の作動時に警報手
段とを備えたことを特徴とするものであるから、使用者
が誤まってセードに布やフロシキ或いはふとん等を被せ
て使用した場合でも、即座に上記検知手段がこれを検出
して警報手段を作動させるので、従来のようにセードが
溶けて変形したり或いは火災を起こしたりする危検性が
全くなく、極めて安全性の高い照明器具を得ることがで
きるという顕著な効果を奏し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置を備えた照明器具の外観斜視図、第
２図は本考案装置の動作状態説明図、第３図及び第４図
は本考案装置の要部縦断面図及び要部外観斜視図、第５
図及び第６図は第３図及び第４図に対応した他実施例の
要部縦断面図、要部外観斜視図、第７図は本考案装置の
電気回路図を示す。 ４・・・・・・セード、５，５・・・・・・放熱穴、１
０・・・・・・マイクロスイッチ、１１・・・・・・ブ
ザー １２・・・・・・温度過昇防止スイッチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. セードに形成した放熱穴を閉塞したことを検出する検知
   手段と、該検出手段の作動時に通電される警報手段とを
   備えた事を特徴としてなる照明器具の安全装置。