JPS6028251Y2 - 寝台用テ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は患者等が寝台上で居ながらにして食事、読書あ
るいは化粧等を行ない得るようにした寝台用テーブルに
関するものであり、特にかかる寝台用テーブルのテーブ
ル板を回動によって支柱の後側に垂下可能とすることに
より、不使用時にはかかる合板が邪魔にならないように
すると共に、テーブル板の上面に回動部を突出させない
ようにすることにより該テーブル板の全面を有効的に使
用し得るようにしたものである。

以下本考案を実施例に基づいて詳細に説明すると次の通
りである。

符号１は基枠であり、該基枠１の後側に支柱２を立設す
る。

該支柱２の上端に前後に第１の支持枠３を設け、テーブ
ル板４の下側に設けた第２の支持枠５の後端を該第１の
支持枠３の後端に回動可能に固定する。

かかる構成に於いてテーブル板４を水平状態とすると、
テーブル板４は下側が前記第１の支持枠３に当接するこ
とと、回動支点０とによりこの状態に支持することがで
きる。

尚、第１の支持枠３への当接個所は、テーブル板４の下
側自体とじても良いし、図に示すように第２の支持枠５
に適宜設けた当接部材６としても良い。

また第１の支持枠３にも該当接部材６の係合凹部７等を
適宜構成しても良い。

しかして本考案は以上の状態に於いて第２図（ａ）に示
すように基枠１を寝台８の下方に移動することによりテ
ーブル板４を該寝台８の床部の上方に設置状態とするこ
とができ、以って患者等が床部で居ながらにして食事や
読書あるいは化粧等を行なうことができる。

かかる際本考案はテーブル板４を後述するための回動支
点やその部材が全て該テーブル板４の上面に出ていない
ので、テーブル板４の全体を有効的に使用することがで
きる。

次に以上のようにテーブル板４を使用しない場合には回
動支点０の回りに回動させることにより該テーブル板４
を支柱２の後側に垂下させることができる。

こうして本考案はテーブル板４を寝台８の床部上から取
り除いた状態とすることにより患者の仰臥や医師の診察
等の邪魔とならなくなり、この状態を格納状態とするこ
とができる。

そして再使用はテーブル板４を回動させるだけで行ない
得る。

尚、支柱２は適宜機構により基枠１に対して回動可能に
立設するようにしても良い。

こうすれば第４図に示すようにテーブル板４、支柱２並
びに基枠１の全てを平面的に重積した状態で格納するこ
ともでき、長時間の格納や製造、販売時点に於ける梱包
、運搬、入出庫作業が容易となる。

本考案は以上の通り、テーブル板を支柱に対して回動可
能に構成しているので使用前の準備や使用後の後片付け
、格納が容易となり、しかも本考案はテーブル板を前述
の如く回動可能とするための回動支点やその部材が全て
テーブル板の上面に出ていないので、該テーブル板の全
面を有効的に使用することができるという大きな特徴が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例説明図、第２図（ａ）は本考案の使用状
態説明図、第２図（ｂ）は不使用状態説明図、第３図（
ａ）は本考案の要部縦断説明図、第３図（ｂ）は第３図
（ａ）のＸ−Ｘ線説明的断面図、第４図は格納状態の他
側説明図である。 符号、１・・・・・・基枠、２・・・・・・支柱、３・
・・・・・第１の支持枠、４・・・・・・テーブル板、
５・・・・・・第２の支持枠、６・・・・・・当接部材
、７・・・・・・係合凹部、訃・・・・・寝台、０・・
・・・・回動支点。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基枠の後側に支柱を立設すると共に該支柱の上端に前後
   に第１の支持枠を設け、テーブル板の下側に設けた第２
   の支持枠の後端を前記第１の支持枠の後端に回動可能に
   固定したことを特徴とする寝台用テーブル。