JPS6028149Y2 - 脚固定構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電子機器の底面部に設けられた機器載置用脚
を所望の位置に固定できる脚固定構造を提供するもので
ある。

従来は第１図に示すように電子機器、例えばアンプ、チ
ューナ、カセットデツキ、プレーヤ等の底面部１に設け
られた載置用脚２はネジ３でハメコミ（図示せず）、接
着（図示せず）などによって底面部１に固定されており
、使用者はそのままの形で使用していた。

しかし、電子機器における脚の位置は機器の安定度、外
観、内部に収納された部品との相関等を考慮して決定さ
れ、使用者が棚、ラック等に機器をセツティングしよう
とする時、機器によっては脚の位置関係によって収納で
きなかったり、あるいは収納できたとしても不安定なこ
とがあった。

更に、異なるメーカの電子機器を積み重ねる場合にも脚
の位置関係で機器の上面部に載置することができなかっ
た。

本考案はこのような欠点を解決したものであり、電子機
器のセツティング時に使用者が容易に所望の位置に脚を
固定できる機器載置用固定構造を提供するものである。

本考案の１実施例を第２図、第３図に示す。

電子機器の底面部１に放射状に底面部を貫通しない長孔
４が形成され、かつ放射した各辺の長孔の凹部側面４ａ
に長孔の長手方向に沿って開口部５が形成されている。

前記開口部５は同一の長孔４において対向する側面４ａ
にも同様に開口部５が形成されている。

また、前記開口部５に脚の固定端６は挿入され、かつ、
摺動可能に固定される。

第４図ａに示すように脚固定端６は矢印方向に挿入され
、第４図すのように脚の固定端６は長孔４の凹部の両側
面４ａの開口部５間よりも幅があり開口部５からの脱落
を防ぐとともに、弾性かつ丸味を帯びて挿入されやすく
なっている。

使用者は機器のセツティングの時に脚２を最も適当な位
置である近傍の開口部５に挿入すれば脚の固定端６の弾
性で底面部１に固定でき、第５図に示すような状態にな
る。

尚、第６図ａ、 ｂに示すように長孔４を貫通孔にし、
脚２を本考案同様に連続的に摺動可能にしても良い。

また、長孔の形状は言うまでもなく、放射状に限定する
ものでなく、同心円状にしても良い。

本考案によれば、使用者は容易に脚を所望の位置に固定
でき、ラック、棚等に安定的載置することができ、また
幅、奥行きの異なる種々の電子機器を積み重ねることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す図、第２図は本考案の１実施例の
底面図、第３図は第２図と同状態の断面図、第４図ａは
脚の固定端の挿入動作を示す図、第４図すは脚の固定さ
れた状態を示す図、第５図は脚を所望の位置に固定した
状態を示す図、第６図ａ、 ｂは長孔を貫通孔にした時
の固定手段を示し、ａは底面図、ｂは断面図である。 １・・・・・・機器の底面部、２・・・・・・脚、４・
・・・・・長孔、６・・・・・・脚固定端。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底面の所定の１点を中心として放射方向に長孔を形成し
   、前記長孔に摺動可能に載置用脚を固定したことを特徴
   とする機器載置用脚固定構造。