JPS6028050Y2 - 電池ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気機器において予め設定された使用電池よ
り外形の小さい電池も使用可能にした電池ケースに関す
る。

従来、円筒形電池を電源とする電気機器においては、一
次電池、二次電池のいずれでも使用可能なものが殆んど
である。

しか腰前記機器の電池ケースは特定の一種類の電池が収
納できるようにしか設計されていない。

従って、二次電池の場合、充電が行なえるために容量が
小さいものでも充分その機能が果せるものの、予め設定
されている電池寸法と異なると使用ができなかった。

本考案は上記の点に鑑み、予め設定されていたる電池よ
り外形の小さい電池も使用可能にした電池ケースを提供
するものである。

以下、図面によって本考案を説明する。

１は所定の電池、例えば単１の電池と同一外径を有する
プラスチック製の円筒であり、図面に示したものは単１
の電池２個を直列に収納できる長さとなっている。

円筒１内には、半円筒状の一対の電池押さえ板２があり
、スプリング３によって円筒１の内周面に連結されてい
る。

電池押さえ板は平板形状に近いものを二対以上同様に用
いてもよい。

そして、円筒１の端面からは導電線のスプリング４を介
して端子板５を内方へ突出させた構造となっている。

図面の場合、一方の導電性スプリングは■端子６に、他
方の導電性スプリングは蓋体を兼ねる○端子７に連結さ
れた構造となっている。

上記構造の電池ケースには、第２図に示すように単２
或は単３の電池８を収納する。

すなわち、対向する電池押さえ板２の間に電池８を挾さ
むと、電池８はスプリング３の押圧力によって保持され
、電池８の端子へは導電性のスプリング４の押圧力によ
て端子板５が圧接され、完全に固定される。

これによって、単１の電池を２個直列に接続した場合と
同一の外形寸法となり、これを単１用に設計された使用
機器の電池収納部に装着すればよい。

上述のように、本考案を用いることにより、予め設定さ
れた電池より外形寸法の小さい電池も同様に使用するこ
とができ、その実用的価値は極めて大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一例を示す断面図、第２図は本考案の
使用状態を示す断面図である。 １は円筒、２は電池押さえ板、３はスプリング、４は導
電性のスプリング、５は端子板、６は■端子、７は○端
子、８は電池。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 所定の電池と同一外径を有する円筒内にスプリングを介
   して円筒内周面に連結された一対或はそれ以上を相対向
   する電池押さえ板を備え、円筒の端面から内方へ導電性
   のスプリングを介してて端子板を突出させた電池ケース
   。