JPS6026678A - 原油受入配管防蝕法 - Google Patents
原油受入配管防蝕法Info
- Publication number
- JPS6026678A JPS6026678A JP13282083A JP13282083A JPS6026678A JP S6026678 A JPS6026678 A JP S6026678A JP 13282083 A JP13282083 A JP 13282083A JP 13282083 A JP13282083 A JP 13282083A JP S6026678 A JPS6026678 A JP S6026678A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crude oil
- piping
- corrosion
- refinery
- receiving
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- Pending
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
溶接結合からなる原油受入配管はその構造上と腐蝕性雰
囲気の点でその外面に種々の防蝕コーティングが施され
ているが、その内面はコーティングの施工がむつかしい
ことと、防錆材である油と常時接していることから防蝕
コーティングは施工されて居なかった。
囲気の点でその外面に種々の防蝕コーティングが施され
ているが、その内面はコーティングの施工がむつかしい
ことと、防錆材である油と常時接していることから防蝕
コーティングは施工されて居なかった。
しかし乍ら、最近敷設後士数年経た原油受入配管に腐蝕
が発生していると報告された。
が発生していると報告された。
一般に我が国に立地している製油所+d大型タンカーに
よる原油受入れのために製油所よりはるか離れた洋上に
ノーバースを設け、そこから海底配管を敷設して原油?
受入れることが多い。例えば東亜燃料工業(株)川崎工
場、清水工場、出光興産(株)徳山製油所、千葉製油所
、兵庫製油所。
よる原油受入れのために製油所よりはるか離れた洋上に
ノーバースを設け、そこから海底配管を敷設して原油?
受入れることが多い。例えば東亜燃料工業(株)川崎工
場、清水工場、出光興産(株)徳山製油所、千葉製油所
、兵庫製油所。
昭和石油(株)新潟製油所、川崎製油所 丸善石油(体
〕千葉製油所、冨土石油(株)袖ケ浦製油所、極東石油
工業(休)千葉製油所 昭和四日市石油(株)四日市製
油所 西部石油(株)山口製油所3日本海石油(株)富
山製油所 アジア石油(株)横浜工場 大協石油(株9
四日市製油所。
〕千葉製油所、冨土石油(株)袖ケ浦製油所、極東石油
工業(休)千葉製油所 昭和四日市石油(株)四日市製
油所 西部石油(株)山口製油所3日本海石油(株)富
山製油所 アジア石油(株)横浜工場 大協石油(株9
四日市製油所。
日本鉱業(休)船用製油所等がそうである。
かかる長い海底配管の全域に亘って腐蝕状態を測定する
ことは極めてむづかしいし、仮に測定出来たとしても、
腐蝕の敞しい部分の補修も極めてむづかしく非常に高い
補修費となる。そして、この配管の一部が腐蝕開孔して
多量の原油が漏れた場合、海水汚染の公害問題や火災の
危険といつ社会問題を発生することは必定であるし、代
替配管敷設のための巨大なる出費と、その間、運賃の高
い小型タンカーによって原油を受入れることによるコス
トアンプを招く、また海底配管でなくとも地下配管があ
るとその検査、補修は容易ではない。
ことは極めてむづかしいし、仮に測定出来たとしても、
腐蝕の敞しい部分の補修も極めてむづかしく非常に高い
補修費となる。そして、この配管の一部が腐蝕開孔して
多量の原油が漏れた場合、海水汚染の公害問題や火災の
危険といつ社会問題を発生することは必定であるし、代
替配管敷設のための巨大なる出費と、その間、運賃の高
い小型タンカーによって原油を受入れることによるコス
トアンプを招く、また海底配管でなくとも地下配管があ
るとその検査、補修は容易ではない。
従って内面に防蝕コーティングが施工されていない既設
の原油受入配管の腐蝕速度を低減し、当該配管の寿命を
延すという事は非常に有益なことである。
の原油受入配管の腐蝕速度を低減し、当該配管の寿命を
延すという事は非常に有益なことである。
発明者は塩化物や硫化物といった腐蝕性物質を原油よジ
多く言んでいる重油の方の腐蝕性が少ないことと、わず
かな水分を含んでいる原油に対して重油は蒸留工程で軽
質分が除かれているので水分が存在しないことと、原油
受入配管の腐蝕が低部に於いて発生していることに庄目
し、原油中に微量に含まれている水分がこの腐蝕の原因
であると考えた。しかし、受入原油中の水分を除くこと
は過大な費用がかかるので、この水分の存在下に於ても
有効で安価な防蝕方法について研究し、本発明を発明し
たのである。以下、実験とその解説全通して本発明を説
明する。
多く言んでいる重油の方の腐蝕性が少ないことと、わず
かな水分を含んでいる原油に対して重油は蒸留工程で軽
質分が除かれているので水分が存在しないことと、原油
受入配管の腐蝕が低部に於いて発生していることに庄目
し、原油中に微量に含まれている水分がこの腐蝕の原因
であると考えた。しかし、受入原油中の水分を除くこと
は過大な費用がかかるので、この水分の存在下に於ても
有効で安価な防蝕方法について研究し、本発明を発明し
たのである。以下、実験とその解説全通して本発明を説
明する。
原油中の水分は原油受入タンクに貯蔵中に当該タンクの
低部に分離してたまるので、この低部の分離水を原油中
の水分と同一物と見做して実験全行なった。
低部に分離してたまるので、この低部の分離水を原油中
の水分と同一物と見做して実験全行なった。
実験−1
原油受入タンクの低部より採取した水に等量の2規定ア
ルカリ水溶液を加え、これに金属光沢を有する軟鋼片を
入れて、5日間放置して軟鋼片の発錆状態を観察し表−
1の結果を得た。なお実験番号Aはアルカリ水溶液の代
りに蒸留水を加えたブランクテストである。
ルカリ水溶液を加え、これに金属光沢を有する軟鋼片を
入れて、5日間放置して軟鋼片の発錆状態を観察し表−
1の結果を得た。なお実験番号Aはアルカリ水溶液の代
りに蒸留水を加えたブランクテストである。
表−1
実験番号 添加アルカリ化 発錆状態
A 蒸留水 激しく発錆
B 苛性ソーダ 発錆せず
C炭酸ノーダ 発錆せず
D 苛性カリ 発錆せず
E 炭酸カリ 発錆せず
実験番号Aは原油中の水分が軟鋼全腐蝕させることを示
し、実験番号B、C,l)、Eはアルカリ水溶液を原油
中の水分に添加すると軟鋼に対して防蝕効果があること
を示したものである。
し、実験番号B、C,l)、Eはアルカリ水溶液を原油
中の水分に添加すると軟鋼に対して防蝕効果があること
を示したものである。
実験−2
JIS SG)’ 3Bパイプ15センチメートルの一
端にJIS SGP 3Bキヤノズを溶接し、キャップ
の内側底部厘径約4センチメートルに亘って金属光沢を
生ずる寸でに研磨仕上げをし、その容器にカフジ原油約
350ミリリットル加え、電動攪拌機で激しく攪拌しな
がら原油受入タンクの低部より採取した水を05ミリリ
ットル加え、次いでQ、 5 ミリリットルの2規定ア
ルカリ水溶液を加え5日間の実験で表−2の結果を得た
。なお実験番号F、Gはアルカリ水溶液の代りに蒸留水
を加えたブランクテストである。
端にJIS SGP 3Bキヤノズを溶接し、キャップ
の内側底部厘径約4センチメートルに亘って金属光沢を
生ずる寸でに研磨仕上げをし、その容器にカフジ原油約
350ミリリットル加え、電動攪拌機で激しく攪拌しな
がら原油受入タンクの低部より採取した水を05ミリリ
ットル加え、次いでQ、 5 ミリリットルの2規定ア
ルカリ水溶液を加え5日間の実験で表−2の結果を得た
。なお実験番号F、Gはアルカリ水溶液の代りに蒸留水
を加えたブランクテストである。
(この頁以下余白)
表−2
実験番号 添加アルシカ9名 攪拌時開 発錆状態F
蒸留水 全期間 (註2) G 蒸留水 (註1) (註3) H苛性ソーダ 全期間 発錆せず ■ 苛性ソーダ (註1) 発錆せず J 炭酸ソーダ (註1) 発錆せず K 苛性カリ (註1) 発錆せず L 炭酸カリ (註1) 発錆せず (註1) 実験開始後10分間 (註2) 研磨全域にわずかに発錆 (註3) 研磨低部に激しく発錆 実験番号Fは在米の原油受入中の条件であり、実験番号
Gは在来の原油受入終了から次の受入までの間の条件で
あって、原油受入中の場合よりも配管の低部に激しい腐
蝕を生じていることが解る。
蒸留水 全期間 (註2) G 蒸留水 (註1) (註3) H苛性ソーダ 全期間 発錆せず ■ 苛性ソーダ (註1) 発錆せず J 炭酸ソーダ (註1) 発錆せず K 苛性カリ (註1) 発錆せず L 炭酸カリ (註1) 発錆せず (註1) 実験開始後10分間 (註2) 研磨全域にわずかに発錆 (註3) 研磨低部に激しく発錆 実験番号Fは在米の原油受入中の条件であり、実験番号
Gは在来の原油受入終了から次の受入までの間の条件で
あって、原油受入中の場合よりも配管の低部に激しい腐
蝕を生じていることが解る。
実験番号Hは原油受入タンクじてアルカリ水溶液が添加
されている条件であって、実験番号1. J、に、Lは
原油受入終了から次の受入1での間の配管中の滞油にア
ルカリ水溶液が除却されている条件である。そして、実
験番号H,I、J、K、Lよりアルカリ水溶液の添加は
原油受入の軟鋼製配管に対し工防蝕効果があることを示
すものであり、実験番号■、J、に、Lが実験番号Hと
同等の効果をもたらしていることを示していることから
、原油受入期間を通じて常時アルカリ水溶液を注入しな
くとも、原油受入終了時に原油受入配管に滞っている原
油中にアルカリ水溶液が存在す′t′Lは同等の効果を
示すのであるから、アルカリ使用量から考えればこの方
が有利である。従って、原油受入作業終了時よジさかの
ぼって当該原油受入配管の容量に相当する原油を受入る
とさから受入端よりアルカリ水溶液を当該受入原油に注
入することが有効で二番低いコストで防蝕ケもたらすも
のである。
されている条件であって、実験番号1. J、に、Lは
原油受入終了から次の受入1での間の配管中の滞油にア
ルカリ水溶液が除却されている条件である。そして、実
験番号H,I、J、K、Lよりアルカリ水溶液の添加は
原油受入の軟鋼製配管に対し工防蝕効果があることを示
すものであり、実験番号■、J、に、Lが実験番号Hと
同等の効果をもたらしていることを示していることから
、原油受入期間を通じて常時アルカリ水溶液を注入しな
くとも、原油受入終了時に原油受入配管に滞っている原
油中にアルカリ水溶液が存在す′t′Lは同等の効果を
示すのであるから、アルカリ使用量から考えればこの方
が有利である。従って、原油受入作業終了時よジさかの
ぼって当該原油受入配管の容量に相当する原油を受入る
とさから受入端よりアルカリ水溶液を当該受入原油に注
入することが有効で二番低いコストで防蝕ケもたらすも
のである。
手続補正書
昭和58年11月/111
特許庁長官 若杉和夫殿
(特許庁審査官 殿)
1事件の表示
昭和58年 特許願 第132820−υ2、発明(考
案)の名称 原油受入配管防蝕性意匠に係る物品 指定商品および商品の区分 第 類 3、補正をする者 事件との関係 出願人 、工i’Ji 郵便番号 (2)ロ同−ロロへ千代市萱
田町1.085−6
案)の名称 原油受入配管防蝕性意匠に係る物品 指定商品および商品の区分 第 類 3、補正をする者 事件との関係 出願人 、工i’Ji 郵便番号 (2)ロ同−ロロへ千代市萱
田町1.085−6
Claims (1)
- 原油受入作業中、好丑しくは原油受入作業終了時よりさ
かのぼって当該原油受入配管の容量に相当する原油を受
入れるとさから受入端よりアルカリ水溶液を当該受入原
油に注入することを特徴とする原油受入配管防蝕法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13282083A JPS6026678A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 原油受入配管防蝕法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13282083A JPS6026678A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 原油受入配管防蝕法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6026678A true JPS6026678A (ja) | 1985-02-09 |
Family
ID=15090324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13282083A Pending JPS6026678A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 原油受入配管防蝕法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026678A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10373627B2 (en) | 2013-04-05 | 2019-08-06 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Companding system and method to reduce quantization noise using advanced spectral extension |
-
1983
- 1983-07-22 JP JP13282083A patent/JPS6026678A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10373627B2 (en) | 2013-04-05 | 2019-08-06 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Companding system and method to reduce quantization noise using advanced spectral extension |
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