JPS6025280Y2 - パツテイング練習用マツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパッティング練習用マットに係り、特ニフォロ
ースルーの練習に好適なパッチインク練習用マットに関
する。

従来、長尺状をなすマット本体の先端部にカップが切ら
れたパッティング練習用マットは一般に知られている。

ところで、この種のパッティング練習用マットにおいて
は、第１図に示すようにそのカップＣの平面形状がコル
フ場のカップの平面形状と同様円形をなしており、ため
に図中矢印Ａのようにゴルフボールが中央からきた場合
はもとより、図中矢印Ｂのようにゴルフボールがカップ
Ｃの縁を通った場合でもカップＣの円形をなす縁にそっ
て回転しながらカップインすることがあり、正確なパッ
ティングの練習にならない等の欠点がある。

本考案はかかる現況に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、正確なパッティングの練習を行なうこと
ができるパッティング練習用マットを提供するにある。

一般にバットの際のゴルフボールの方向性は、フォロー
スルーの正確さによるところが大きいと云われている。

したがってパッティングの練習用マットは、正しいフォ
ロースルーがなされた場合のみカップインする構造にす
るのが好ましい。

本考案はかかる観点に着目してなされたもので、マット
本体先端のカップを、平面形状を半円形とし、曲面がゴ
ルフボールの走行方向を向くように位置せしめ、ゴルフ
ボールがカップの中心をそれた場合にはカップインしな
いようにしたことを特徴とする。

以下本考案を第２図および第３図に示す一実施例に基づ
いて説明する。

図において１は、表面に人工芝が植設されているととも
に先端部分が上り勾配をなすゴム製等のマット本体であ
り、このマット本体１の上り勾配をなす先端部分の最先
端部には、第３図に示すようにマット本体１の基端側に
弧を有する平面形状が半円状のカップ２が切られている
。

すなわち上記カップ２は、曲面がパッティングしたゴル
フボールの走行方向を向くように配置されている。

前記マット本体１は、その幅員が図示しないパターのク
ラブヘッドの長さとほぼ同一寸法（約１０．８ｃｍ程度
）に設定され、クラブヘッドとマット本体１とのずれ度
合からフォロースルーの正確度がプレーヤ自身で容易に
確認できるように考慮されている。

またマット本体１の上面には、第３図に示すようにその
幅方向中央部に基端から先端に至る不連続のセンターラ
イン３が設けられ、バットの際のゴルフボール４の軌跡
が容易に判断できるようになっている。

さらにマット本体１の基端部下面側には、第２図に示す
ように幅方向に通しで切欠き１ａが設けられ、この切欠
き１ａにはベルベットファスナ５が貼着されている。

そしてマート本体１は、第２図に鎖線で示すように先端
上面に幅方向に通しで切欠き１１ａが設けられこの切欠
きｌｌａにベルベットファスナ６が貼着された他のマッ
ト１１と着脱可能に連結できるようになっている。

一方前記カップ２は、第２図および第３図に示すように
ゴルフホール４の直径（約４．１ｃｍ）よりも稍大きい
半径（約５．２５ｃｍ程度）に設定され、前記センター
ライン３にそってカップ２の中央部近傍にきたゴルフボ
ール４のみがカップインするように構成されている。

このカップ２内の高さ方向中間部には、第２図に示すよ
うにカップインしたゴルフボール４の当接により金属音
を発生する金属板７が出口側（第３図において下方側）
に向かって下り勾配で設置されており、またこの出口部
には、第３図に示すようにカップインして金属板７上を
転動してきたゴルフボール４をマット本体１の基端側に
導びくガイド８が着脱可能に設けられている。

すなわちゴルフボール４がカップインした場合に、ゴル
フボール４が金属板７に当ることにより出る金属音で、
正確なパッティングによりゴルフボールがカップインし
たことを認識できるようにしている。

以上の構成を有するマットを用いてパッティングの練習
を行なう場合には、カップ２の平面形状が半円形をなし
ているので、ゴルフボール４がカップ２の中央部近傍に
こなければカップインすることはない。

このためフォロースルーの正確さが要求され、パッティ
ングの練習には極めて有効である。

またパターのクラブヘッドとマット本体１とのずれ量お
よびバットの際のゴルフボール４の軌跡とセンターライ
ン３とのずれ量からフオームの悪さを容易に判断するこ
とができ、したがってフオームの矯正も容易である。

またカップ２は、その中央部においてもゴルフボール４
の直径トはぼ等しい空間しかないので、例えゴルフボー
ル４がカップ２の中央部にきた場合でもティクバックが
大きすぎてゴルフボール４の速度が速い場合にはカップ
インしないことがある。

このため正しいティクバックの練習用としても好適であ
る。

なお前記実施例では平面形状が半円形をなすカップ２を
用いる場合について説明したが、第４図に示すように約
５．２５ｃｍ程度の等間隔をなす一対の円弧１２ａ、１
２ａとその両端を結ぶ平行な一対の直線１２ｂ、１２ｂ
とで囲まれた平面形状をなすカップ１２を用いるように
してもよい。

このようにすれば、カップインが多少容易になる。

また前記実施例では特に説明しなかったが、パッティン
グ位置だけマット本体１の色をかえてパターを見易くす
るようにしてもよい。

以上説明したように本考案は、マット本体先端のカップ
を、平面形状を半円形とし、曲面がゴルフボールの走行
方向を向くように位置せしめたので、中央部を通るゴル
フボールしかカップインせず、したがってアドレス、テ
ィクバックおよびフォロースルーの練習用として有効で
あり、特にフォロースルーの悪い癖を矯正するのに有効
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来ものの欠点を示す説明図、第２図は本考案
の一実施例を示す部分破断正面図、第３図は同平面図、
第４図はカップの変形例を示す説明図である。 １・・・・・・マット本体、２，１２・・・・・・カッ
プ、３・・・…センターライン、４・・・・・・ゴルフ
ボール、７・・・・・・金属板、１２ａ・・・・・・円
弧、１２ｂ・・・・・・直線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長尺状をなすマット本体の一端側に、平面形状を半円形
   としたカップを、曲面がゴルフボールの走行方向を向く
   ように配置したことを特徴とするパッティング練習用マ
   ット。