JPS6025211B2 - ロ−ルフイ−ド - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプレス機械に使用する定尺送り用ロールフイー
ドーこ関するものである。

従来使用されているロールフィードで機械的な割出し機
械を使用したものには、‘ィ’一方向クラッチとブレー
キを使用したもの‘ｄ 間欠回転用カムを使用したもの
等があるが、【ィ股プレス側の駆動回路をリンク及びラ
ックピニオソ等を使用して揺動運動に変換し一方向クラ
ッチおよびブレーキにより更に間欠回転運動に変換して
いるため、クラッチブレーキのフリクションの変化によ
る送り量の変化があり、一般的には運転状況による送り
長さの変化は多少ともさげられないものとされていた。

そして‘。低ロール間欠回転の角度が一定しているため
送り長さを変化させるためにはロール径を変更するかギ
ャー交換を行うかいずれにせよ部品の交換を要し不経済
であった。又、頻繁に交換する場合はロスタィムが大き
い等の欠点があった。本発明はこれらの欠点を除去した
ロールフィードを提供せんとするものである。本発明は
｛ローの場合の間欠回転カムを使用する代りに間欠揺動
運動を発生するカムを用い送りロールに間欠往復回転運
動及び運動の両端における休止時間を与え休止及び戻り
の行程において送りロールをしリースすると同時に押え
ロールをクランフ。

させるもので、本発明の一実施例の図面について説明す
れば、回転するクランク軸１のオシレーテイングカム２
を固定し、該オシレーテイングカム２の往復揺動回転中
２回の方向転換時の前後を、該オシレーティングカム２
にローラフオロアー３を介して一端を係合させ、支点軸
４を中心として揺動回転するように設けたカムフオロア
ーレバー５休止時間とするようにし、該カムフオロアー
レバー５に絹付けた送り長さ調整ネジ６により前記支転
軸よりの距離を調整できるように取り付けたコマ７と送
りローラ８の中心に一端を固定したレバー９の他端とを
ロッド１０を介して連結し、レバー５の間欠揺動回転を
送りロール８に伝達し送りロール８に正転→休止→逆転
→休止の繰返し運動を与える。そのタイミングはとする
。

そしてこれとタイミングを合わせてクランク髄１に装着
したレリースカム１１の回転にならって間欠的に降りた
り戻ったりするように設けられたロッド１２の一端を、
クランプロール１３をクランプレバー１５の一端に枢着
し、固定した支点軸１４を支点として回転するように保
持されたクランプレバー１５の反対側に連続せしめてい
る。

該ロッド１２を介してロール正転時はクランプレバー１
５を押してクランプレバ−１５を支点軸１４を中心にし
て回転させクランプロール１３をクランプさせるように
働くと共に、該クランプレバ−１５に対しクランプ作用
を付勢するクランプ用バネ１６が設けられている。ロー
ル逆転の時はしりースカム１１によりロッド１２を下げ
ることによりクランプ用バネ１６に打ち勝って支点軸を
中心にしてクランプレバー１５が回転しクランプロール
１３をアンクランプミせると同時にクランプレバ−１５
の先端が別の材料押え１７の押えロール１８を押し下げ
材料を押え、材料の戻りをとめる。送り。ール８、クラ
ンプロール１３及び押えロール１８の相互の関係運動に
より材料に一方向の定量送り運動をあたえる。又送り長
さ調整はローラフオロアー側のレバー５を設けた調整ネ
ジ６を使用してコマ７の揺動支点４からの距離を変更す
ることにより可能ならしめている。又、送りロールに固
定せるレバーをロッドを介して揺動せしめる上記の構成
の代りに送りロールにピニオンを固定しロッド先端に固
定せるラックとカミ合わせた構成を採用しても同一の作
用を行わしめることができこの程度のことを本発明の特
許請求の範囲に含まれるものである。

本発明によれば、本発明によるロールフィードに割出し
にフリクションを利用しておらず、又、送り長さ調整ネ
ジがあるので安全性が高く、送り長さの変更が容易であ
る。

又、カムの形状によりショックの少し、良好な加速性を
持たせる事が可能である。又、往復カムは間欠回転カム
に比し加工が容易であり、かつ単一の曲線とローラが常
に組合わさっているので割出角が狂う事がなく高精度を
確保できる。なお、押えロールは送りロールの逆転時に
材料が引戻されたり振動により材料がずれたりする恐れ
がある場合それを防ぐ目的で応分の低孔を与えるため使
用するもので運転の状況および金型との関係により一方
向クラッチを装備せる常時クランプ式のロールにて代用
したり或は全く省くこともできる。

尚、送り長さを変更するためには送り長さ調整用コマの
揺動支点からの距離を変更する事によりロールの振り角
を変えれば目的を達する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の主要部説明用簡略図である
。 １はクランク軸、２はオシレーティングカム、３はロー
ルフオロアー、４は支点軸、５はカムフオロアーレバー
、６は送り長さ調整ネジ、７はコマ、８は送りロール、
９はしバー、１川まロッド、１１はしりースカム、１２
はロッド、１１はクランプロール、１４は支点軸、１５
はクランプレバー、１６はクランプ用バネ、１７は材料
押え、１８は押えロールである。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 回転する送りロールと上下動するクランプロールを
   上下に配設し、その前方に材料の戻り押えロールを設け
   て材料を送るロールフイードにおいて、クランク軸に設
   けたオシレーテイングカムと、該カムの回転に係合して
   揺動するカムフオロアーレバーと、該カムフオロアーレ
   バーに設けた揺動支点からの距離を可変とする送り長さ
   調整用のコマと、前記カムフオロアーレバーの揺動を前
   記コマを介して送りロール回転用のレバーに伝達する送
   りロール駆動装置と、前記クランク軸の他端に設けたレ
   リースカムと、該レリースカムに係合して上下に揺動す
   るクランプレバーと、該クランプレバーの一端に設けら
   れたクランプロールと、該クランプレバーの他端に係接
   し加圧される押えロールとからなり、前記クランク軸の
   回転に合せて前記送りロールに正転→休止→逆転→休止
   →正転という繰返しモーシヨンを伝え、前記送りロール
   の繰返しモーシヨンとタイミングを合せて前記クランプ
   ロールにクランプ→レリース→クランプという繰返しレ
   リースモーシヨンを与えると共に前記押えロールにレリ
   ース→クランプ→レリースという繰返し材料の戻り押え
   モーシヨンを与えることを特徴とした、任意の送り量で
   材料の一方向の送りモーシヨンを行わせるロールフイー
   ド。