JPS6023842Y2 - 装飾用照明具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は装飾用照明具に関する。

従来装飾宣伝用等の照明には多数個のネオン球やサイン
球が用いられているが、これらは電力消費が大きく保守
点検のために手間がか）っていた。

そして光源としての球の数が多い程余計の手間がか）っ
ていた。

しかもこれらの照明法では色やパターンの変更に簡単に
できず変化に乏しい難点があった。

上記の様な広告宣伝用照明の光源を減少せしめて手間を
へらすため多数本の光学繊維の各端を集結しこの集結端
面に相対して近接させた光源を配設し光源を適当なケー
シンクに収納させた各光学繊維の他端から光を放射させ
る方法が行われている。

が、この方法によっても光学繊維の本数だけの発光部分
の数しかなく装飾的には極めて単調で深みがない。

従って更に光の放射端の数が外観上増大しより多彩な照
明効果が得られることが好ましい。

本考案の目的は保守点検の手間のかかる光源の数の増加
を必要とせず、また電力の消費を少なくし、しかも光の
放射端が外観上著しく増大し、多彩でかつ変化に富んだ
装飾照明効果を与えることのできる装飾用照明具を提供
することである。

上記の目的は本考案の照明具によって遠戚される。

本考案の照明具は前面に設置したハーフミラ−と、それ
からある間隔を置いて鏡面をハーフミラ−の方に向けか
つ光学繊維側々の前方の光放射端を貫通させて取り付け
るための多数の孔を具えた合成樹脂製のミラーと、一端
は上記孔に背後から差込まれ他端は受光端として束ねら
れている多数の光学繊維（光ファイバー）と、この受光
端近くで受光端に中心部以外の一区画が面する様に設け
られた光透過性の１色以上多数の色区画に分かれた廻転
円盤と、この円盤の後方に設けた光源とからなり、好ま
しくは光源部品を光遮断性のケーシングに収納した照明
具である。

本考案の照明具では光源からの光が上記変色用回転円盤
を透過し、光学繊維の受光端から光学繊維の内部に入り
全反射によって繊維の外部に洩れることなく光の放射端
から前記ハーフミラ−と後方ミラーの間に出て２つのミ
ラーの間で反射を繰返すことによって前記光放射端の数
の幾倍もの光放射端がハーフミラ−の外側から見える様
に出来又前記変色用廻転円盤を通過させることによって
時間的に光の色度り効果を生ぜしめることが出来る。

本考案で使用されるハーフミラ−は硝子製でもメチルメ
タアクリレート等の透明プラスチックス製でもよく、ケ
ーシングの外側から内部の明るい部分は見えるがハーフ
ミラ−の向こう側が暗い場合には反射により見えない半
透過性のミラーであす、合成樹脂製のミラーはメチルメ
タアクリレート等の透明性の材料に鏡面が前方に向く様
に鏡面を与えたもので、使用する本数の光学繊維の数丈
の孔を明けて置く。

孔の数と位置、従って光放射端の数と位置は希望するパ
ターンに従って決める。

例えば花模様、動物模様、また店名を表現したい時はそ
れに応じた配置にすればよい。

光学繊維をミラーの孔に貫通させて取付ける方法は色々
の方法で抜けない様に挿入すれば良いが普通外径１ｒＩ
ｒＩｒＬの光学繊維を使用するならば内径１゜２７７１
７７１の孔をあけて抜けない様に端を熱加工することが
好ましい。

光学繊維の太さについては特別制限がない。

ガラス繊維や合成繊維をこれよりも屈折率の低い透明の
合成樹脂で被覆した線材が使用される。

ハーフミラ−と後方のミラーとの間の間隔は任意に設定
でき間隔を大きくすると奥行きが深くなる。

光放射端は前面から斜め方向に見る場合反射の繰返して
極めて沢山ある様に見える。

光学繊維の集合受光端と光源の間には適当な廻転速度で
廻転でき且つ適当な角度の象限毎に色を変えた及び／又
は必要なら半径方向に於ても色を変えた、透明色板を挿
入する。

か）る配置によって色度りの象限が光源の上に現われる
毎に光放射端から放射される光の色が変化し極めて多彩
な光放射端が与えられる。

上記ミラーの組合せによる見かけ上の光源数の何倍もの
増大及び光ファイバーと変色用円板との組合せによる光
の色の経時的変化、以上２つの点の組合せによって本案
照明装置は従来のものでは不可能な独特の極めて美しい
照明を与える。

しかもこの照明装置は電力消費が極めて少ない。

即ち同じ電力で何倍も光源を増すことが出来しかもそれ
を簡単に変えることができるので多彩で変化に富んでい
てもなおかつ省エネルギーに役立つ。

本考案の照明具の一具体例を添付の図面に基いて更に説
明する。

図面中１はハーフミラ−であり、２はポリメチルメタク
リレート製のミラーで鏡面を前方に向けている。

１と２の間はこの例では３離れている。３は芯がポリメ
チルメタクリレート製で弗素樹脂を塗布した導光性光学
繊維で５４本が使用されている。

４は光学繊維を束ねて光源８に対面している受光端であ
り５は光学繊維の各光放射輪を取付ける孔で図示された
パターンでは横６列縦９行に規則正しく配置されている
。

６は６色の変った色の象限を有する透明色板円盤でここ
ではポリカポネート製のものを水平に使用している。

７は６の円盤を廻すためのモーターであり、８は白色光
の光源である。

９は光源とモーター取付用の台である。

１０は遮光性のケーシングで１の部分と５の部分だけが
光を通す。

ケーシング内の使用電力のワット数が大きい時は強制通
風させる必要がある。

１及び２と６の関係位置と並行にしそれに応じて？、８
．９の位置に変更することもできる。

本考案の照明具は広告宣伝用のデスプレーとして建物の
天井、壁等に、又夜間照明用の装飾に広く使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の照明具の縦断面図、第２図はその平面
図、第３図はその正面図を示す。 １：ハーフミラ−，２：ミラー、３：光学繊維、４：光
学繊維受光端、５：光学繊維放射端の取付口、６：透明
色板円盤、７：モーター、８：光源、９：取付台、１０
：遮光性ケーシング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハーフミラ−、ハーフミラ−の後方にある距離をおいて
   鏡面をハーフミラ−に向けて設置した合成樹脂製のミラ
   ー、及び上記合成樹脂製のミラーを貫通してあけた多数
   の穴に光学繊維の端を背後から差し込み、他端を束ねて
   回転する光透過性の変色用円板の非中心部分を経た光源
   の光が光学繊維の軸方向に入るように設置して製作した
   照明装置の組合せからなる装飾用照明具。