JPS6023290Y2 - 原料ガス供給装置 - Google Patents

原料ガス供給装置

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JPS6023290Y2
JPS6023290Y2 JP9312182U JP9312182U JPS6023290Y2 JP S6023290 Y2 JPS6023290 Y2 JP S6023290Y2 JP 9312182 U JP9312182 U JP 9312182U JP 9312182 U JP9312182 U JP 9312182U JP S6023290 Y2 JPS6023290 Y2 JP S6023290Y2
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JP
Japan
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raw material
gas supply
material container
carrier gas
aluminum chloride
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Expired
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JP9312182U
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JPS58195643U (ja
Inventor
利己 幅崎
哲夫 宮後
豪太郎 田中
民男 釣田
Original Assignee
住友電気工業株式会社
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Publication date
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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高精度な流量制御を行いながら高温の原料ガ
スを供給する装置に関腰特に光フアイバ用母材の製造装
置に組み込んで好適なものである。
光フアイバ用母材は酸水素炎バーナ等を用いた各種原料
ガスの火炎加水分解反応により合皮されるが、光ファイ
バとして最も重要な屈折率分布の調整はこれら原料ガス
の個々の供給量を制御することで行なっている。
従って、例え一つの原料ガスの供給量があらかじめ設定
した値から変動しても、酸水素炎バーナ等の先端から墳
出する各原料ガスの空間分布が狂ってしまうため、原料
ガスの供給量はそれぞれ高精度に制御されなければなら
ない。
ところで、光フアイバ用母材の製造に際して使用される
塩化アルミニウム(AlCl2)は、加熱することによ
って常圧でも容易に昇華する性質があるため、他の原料
ガスの供給装置とは異なった構造の供給装置によって酸
水素炎バーナ等の反応装置へ送うれる。
この塩化アルミニウム等の昇華性ノ高い原料ガスを反応
装置へ供給する従来の供給装置についてその概略構造を
表す第1図を参照しながら説明すると、一定温度に維持
された液体101が貯留された恒温槽102内には粉末
状をなす塩化アルミニウム103を貯留した原料容器1
04が設置され、この塩化アルミニウム103(7)昇
華を促進するために前記液体101は例えば160±0
.7C程度に温度管理されている。
キャリアガス105は流量制御装置106により弁10
7゜108を介して一定流量が原料容器104内へ送給
され、原料容器104内で気化した塩化アルミニウム1
03はこのキャリアガス105と共に原料容器104の
上端に形成した原料ガス供給口109から弁110,1
11を介して反応装置112へ送り出されるようになっ
ている。
ところが、このような従来の原料ガス供給装置では、原
料容器104に導入されるキャリアガス105の温度と
原料容器104の温度が多少なりとも異なっている場合
には、塩化アルミニウム103の昇華量が変動して反応
装置112へ供給される塩化アルミニウム103の流量
が変わってしまう欠点があった。
又、この塩化アルミニウム103の供給量を調整する目
的で原料ガス供給口109と弁110との間に凝縮器を
介装腰過飽和となった塩化アルミニウム103を凝縮(
昇華)させるようにした場合、凝縮器と原料ガス供給口
109との接続部及び凝縮器と弁110との接続部に塩
化アルミニウム103が析出腰流路113が目づまりを
起こしてしまう虞もあった。
従って、この塩化アルミニウムのような高温の原料ガス
の供給量を高精度に制御するためには、原料容器内部の
温度分布を均一にして安定させることと、凝縮器によっ
て流路113が目づまりを起こさないようにしなければ
ならない。
本考案はこのような知見に基づき、従来の原料ガス供給
装置の欠点を解消して高精度な流量制御を行いながら高
温の原料ガスを供給する装置を提供することを目的とす
る。
この目的を遠戚する本考案の原料ガス供給装置にかかる
構成は、常に一定温度に制御された液体が貯留された恒
温槽と、この恒温槽内に設置され且つ内部に固相或いは
液相の原料物質が貯留された原料容器と、一端がこの原
料容器の内部に連通ずると共に他端が一定流量のキャリ
アガスを前記原料容器の内部へ供給するキャリアガス供
給器に接続し且つ前記原料容器の外周に巻き付けられて
前記キャリアガスの温度を前記原料容器の温度と同一に
するキャリアガス供給管とを具えたものである。
以下、本考案による原料ガス供給装置を光フアイバ用母
材の製造時に使用される塩化アルミニウムに対して応用
した一実施例についてその概略断面構造を表す第2図を
参照しながら詳細に説明するが、本考案はこのような塩
化アルミニウムに限らず、気化し易い原料物質すべてに
対して応用可能である。
常に一定の温度に維持された液体11を貯留する恒温槽
12には、内部に粉末状の塩化アルミニウム13を貯留
した原料容器14が架台15を介して設置されており、
この原料容器14の外周には一端が原料容器14内に連
通ずるキャリアガ久供給管16が螺旋状に巻き付けられ
ている。
このキャリアガス供給管16の他端は弁17及び三方弁
18を介してキャリアガス19の供給流量を一定に維持
する流量制御装置20に接続しており、従ってキャリア
ガス19は原料容器14の周囲を旋回するうちに液体1
1と等しい温度に加熱されて原料容器14内に流れ込む
こととなる。
一方、原料容器14の上端には数段にくびれた先細り形
状の凝縮管21が一体的に形成されており、上端がキャ
リアガス19と気相の塩化アルミニウム13とを導き出
す原料ガス供給口22となったこの凝縮管21の上端部
は恒温槽12から突出した状態となっている。
原料ガス供給口22には弁23,24を介して反応装置
25が接続しており、この反応装置25には原料容器1
4からのキャリアガス19と気相の塩化アルミニウム1
3とが送り込まれる。
前記凝縮管21の周囲には温度調整用の流体を流す冷却
通路26が形成されており、従ってこの冷却通路26内
を流れる流体によって気相の塩化アルミニウム13が冷
却され、過飽和となった分だけ析出して凝縮管21の内
壁に付着したり或いは原料容器14内へ落下する。
つまり、冷却通路26内の流体の流量と温度とを調整す
ることにより、反応装置25へ送給される塩化アルミニ
ウム13の割合を任意に変化させることが可能となる。
なお、凝縮管21はその内部が昇華析出する塩化アルミ
ニウム13によって目づまりを起こさないように充分大
径にしておくことが望ましい。
原料容器14内で昇華して気化した塩化アルミニウム1
3は、この原料容器14へ送り込まれて来るキャリアガ
ス19により押し出されて凝縮管21を通過する間に一
部が過飽和となって析出し、キャリアガス19に対して
所定割合の塩化アルミニウム13が反応装置25へ連続
して供給される。
この場合、キャリアガス19の温度が原料容器14内へ
流入する前に液体11により原料容器14の温度と等し
くなるため、原料ガス供給口22から反応装置25へ送
り出される塩化アルミニウム13の流量を一定に維持す
ることができる。
又、凝縮器として機能する凝縮管21が原料容器14の
上端にこれと一体に突設形成されているため、昇華析出
する塩化アルミニウム13によって管路内が目づまりを
起こす可能性がほとんどなくなった。
更に、冷却通路26の流体の流量と温度とを変化させる
ことで過飽和となる塩化アルミニウム13の割合を微妙
に変化させることができるため、反応装置25への塩化
アルミニウム13の供給量を高精度に調整することが可
能である。
このように本考案の原料ガス供給装置によると、キャリ
アガス供給管を原料容器に巻き付けてキャリアガスの温
度を原料容器の温度と一致させたので、高温の原料ガス
を目づまりすることなく高精度な流量制御を行ないなが
ら供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は光フアイバ用母材の製造設備における従来の塩
化アルミニウム供給装置の供給系統を表す概念図、第2
図は本考案による原料ガス供給装置を第1図に示したも
のに応用した一実施例の供給系統を表す概念図であり、
図中の符号で11は液体、12は恒温槽、13は塩化ア
ルミニウム、14は原料容器、16はキャリアガス供給
管、19はキャリアガス、20は流量制御装置、21は
凝縮管、22は原料ガス供給口、25は反応装置、26
は冷却通路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常に一定温度に制御された液体が貯留された恒温槽と、
    この恒温槽内に設置され且つ内部に固相或いは液相の原
    料物質が貯留された原料容器と、一端がこの原料容器の
    内部に連通ずると共に他端が一定流量のキャリアガスを
    前記原料容器の内部へ供給するキャリアガス供給器に接
    続し且つ前記原料容器の外周に巻き付けられて前記キャ
    リアガスの温度を前記原料容器の温度と同一にするキャ
    リアガス供給管とを具えた原料ガス供給装置。
JP9312182U 1982-06-23 1982-06-23 原料ガス供給装置 Expired JPS6023290Y2 (ja)

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JP9312182U JPS6023290Y2 (ja) 1982-06-23 1982-06-23 原料ガス供給装置

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JP9312182U JPS6023290Y2 (ja) 1982-06-23 1982-06-23 原料ガス供給装置

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Publication Number Publication Date
JPS58195643U JPS58195643U (ja) 1983-12-26
JPS6023290Y2 true JPS6023290Y2 (ja) 1985-07-11

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ID=30223749

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JP9312182U Expired JPS6023290Y2 (ja) 1982-06-23 1982-06-23 原料ガス供給装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6382175B2 (ja) * 2015-11-24 2018-08-29 古河電気工業株式会社 原料気化供給装置および原料気化供給方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58195643U (ja) 1983-12-26

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