JPS60227823A - 充てん槽内の充てん体移動装置 - Google Patents

充てん槽内の充てん体移動装置

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JPS60227823A
JPS60227823A JP59083731A JP8373184A JPS60227823A JP S60227823 A JPS60227823 A JP S60227823A JP 59083731 A JP59083731 A JP 59083731A JP 8373184 A JP8373184 A JP 8373184A JP S60227823 A JPS60227823 A JP S60227823A
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JP
Japan
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filling
tank
blades
packing body
comb
Prior art date
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Application number
JP59083731A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ishibashi
整 石橋
Setsuo Saito
斉藤 節雄
Yoji Otahara
緒田原 蓉二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Research Association for Petroleum Alternatives Development
Original Assignee
Research Association for Petroleum Alternatives Development
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Publication date
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Publication of JPS60227823A publication Critical patent/JPS60227823A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/0015Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor
    • B01J8/002Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor with a moving instrument
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/0015Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor
    • B01J8/003Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor in a downward flow

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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、充てん塔式反応槽等において充てん体を保持
並びに移動せしめる装置に関するもので、リグノセルロ
ースのオゾン処理装置7、加圧酸素ガスを用いるパルプ
の漂白装置、熱風乾燥装置及び縦型多段焼却装置等の充
てん塔式向流気固接触槽、あるいはイオン交換樹脂を用
いた水処理装置、アフイニテイクロマトを用いた分離精
製装置、及び固定化酵素(あるいは微生物)を用いたノ
くイオリアクター等の充てん基或向流液面接触反応槽等
における充てん体の保持並びに移動装置として用いうる
ものである。
〔発明の背景〕
充てん塔式の向流気固接触(反応)槽あるいは向流液面
接触(反応)槽における充てん体の供給あるいは排出は
、スクリューコンベヤ方式、ダンパ一方式、ロータリー
パルプ方式又は多段落下方式(特公昭46−26881
号公報)などの機構が用いられている。ところがこれら
の機構を設置した充てん塔式反応槽等はスケールアップ
するのが難かしい。その理由は、何れの方式とも接触槽
内の充てん体を均一な充てん状態に維持できず、あるい
は一定量の充てん体を均一に供給することができないか
らである。即ち、スクリューフィダ一方式は、スクリュ
ーの一方向の回転により充てん体を押し出すため、充て
ん層がスクリューの回転軸方向にスライドするばかりで
なく充てん体が破壊されることさえもある。ダンパ一方
式は、充てん層水平断面に仕切り板を設置し、これの移
動(取除き及び復帰の繰返し)により充てん体を下降さ
せる方式であるが、仕切板の移動方式としては水平方向
にスライドさせるものと、写真機のシャッターのように
中心部から降下口を開くものとがある。この方式では、
仕切p板を瞬時に移動させることができないため降ドロ
の開閉に偏シができ充てん体が不均一に落下する。ロー
タリーパルプ方式は、軸に複数の羽根を設けた回転体を
反応槽水平断面に対して横切るように設置し、羽根を回
転させることによシ羽根の間にある充てん体を回転移動
させるもので、この方法では充てん層が回転体の回転方
向にスライドする。以上の各方式では充てん体の充てん
状態が不均一化し、ガスあるいは液体は抵抗の少ない部
分を流れ、その結果水平方向に反応分布が生じ、また、
最悪の場合、充てん層内にチャンネルが形成され、ガス
あるいは液体のショートパスが生ずる。多段落下方式は
、落下開口部を有する棚段と棚段上の充てん体をかき落
す羽根とから構成されている。この方式では一定量の充
てん体を降下させること及び棚段上の充てん状態を均一
にすることが難かしい。また、ガスや液は、多くは棚段
の落下開口部を流れるため充てん体との接触効率が悪い
従って、充てん塔式の向流気固接触槽あるいは向流液面
接触槽をスケールアップするためには、一定量の充てん
体を均一に移動でき、かつ均一な充てん状態を維持しう
る充てん体の移動方法を確立しなければならない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、充てん塔式の向流気固接触(反応)槽
あるいは向流液面接触(反応)槽において、充てん体を
均一に移動させる方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、塔弐光てん槽内に水平方向でかつ略同一平面
内に並列して複数本設置された軸と、該軸に支持され該
軸を中心に回転することにより充てん体の保持及び落下
機能を兼ね備えた充てん体保持手段(I)と、該充てん
体保持手段から落下した充てん体を保持しかつ槽外に取
出す手段(n)とから構成したことを特徴とする充てん
槽内の充てん体移動装置である。
本発明者等は、植物繊維のオゾンによる脱リグニン処理
装置における反応解析の知見に基づいて本発明を完成す
るに到った。
すなわち、充てん僧に植物繊維(平均0.7 rm )
を充てんし、槽底部からオゾンを吹込み気固接触反応に
よる脱リグニンする方法に関し、連続処理のできるベン
チスケール実験装置を製作し反応解析を行った。この装
置では処理した原料を、槽底部の一部を横にスライドさ
せることによシ抜出した。この方式では、充てん体であ
る植物繊維は、玩具のだるま落しのように次次と降下し
た。ところで抜出し部をスライドさせる速度を遅くする
と、処理した原料の脱リグニンの状態にむらが生じた7
この原因を解析したところ、充てん体である植物繊維が
均一下降していないためであることがわかつた。したが
って、上記方式を大型装置に適用した場合、スライドす
る距離が長くなり増々充てん体が均一に下降しなくなる
と考えられた。
そこで、大型装置での充てん体の下降状況を解析するた
めに、2次元モデル(高さ1.5 m 、巾Q、4 m
 、長さl、 2m 、アクリル樹脂製)を製作した。
このモデルでは充てん体を均一に降下させかつ槽外へ抜
出すために、同一平面上に並べた複数個の回転羽根(多
孔板)から構成される仕切を槽底部付近に2段設け、更
にその下にスクリューコンベヤを設置した。この2段の
仕切り羽根を交互に開閉作動させることにより充てん体
である植物繊維を降下させることができ、しかも、回転
羽根の作動順序を変えることによシ、降下状態を変える
ことができた。例えば、中心から左右に向かって作動さ
せれば、充てん体は中心部より降下を始め、また、槽壁
側から順次作動させることにより、充てん体を槽壁側か
ら降下を始めた。
ところで、上記のような不均一に充てん体を降下させる
条件でオゾンと植物繊維との気固接触反応させたところ
、ガスが均一に上昇せず、径方向に反応分布が生じた。
このことから、均一な反応を行わせしめるには、充てん
体を均一に降下させなければならないことが再認識され
た。そして、均一降下のためには、降下開口部をほぼ同
時に開閉すれば良いことが示唆された。
そこで、該仕切シ回転羽根を同時に作動させたところ、
充てん体である植物繊維は均一に降下し径方向の反応分
布を解消することができた。
ところで、上記構造において回転羽根を作動させるため
には、大きな動力を必要とした。これを解決すべく種々
検討した結果、充てん体を保持できる程度の間隔をもつ
くし型状の羽根とすることによ駆動力を低減できること
が判明した。そして、充てん体を保持できろくし棒の間
隔を検討した結果、充てん体かくし棒間で架橋を形成す
る程度の間隔とすれば、動力はさらに低減できた。
つぎに、本発明を図面に基づいて更に詳しく説明する。
先ず、第1図に基づいて説明すると、第1図は向流気固
接触反応装置を一部切シ欠いた斜視図であって、符号1
はコンベヤフィダー、2は充てん体(原料)、3は充て
ん槽(反応槽)、4は充てん槽底部に設けられた充てん
体2の移動機構部、8は反応用ガス吹込管、9は充てん
体2(反応生成物)を槽外に排出するためのスクリュー
コンベヤ、10は充てん体の排出口を示し、充てん体2
の移動機構部4は、くシ状羽根5a及び6aを夫夫略同
一平面に並べた仕切具5及び6を上下に(2段に)設け
、かつ該くし状羽根5a及び6aを回転させるための駆
動用モーター7から構成されている。
充てん槽3の断面は矩形のものが示されているが、円形
でも良く特に矩形に限定されるものではない。た輩し、
付着性を有する充てん体を対象とする場合、矩形の充て
ん檜では各角部に充てん体が付着するので円形の断面を
もつ充てん檜とするのが好ましい。また、充てん槽2の
断面の大きさは、少なくとも充てん体が槽壁間で架橋を
形成しない程度の大きさとする必要がある。
くし状羽根5a及び6aで構成した仕切具5及び6は、
後で詳しく説明するようにくし状羽根5a及び6aを構
成するくし棒5C及び6Cの夫夫の間で架橋を形成する
如き充てん体に好適である。架橋を形成しないような細
かい充てん体を原料とする場合には、仕切具5及び6を
平羽根で構成すると良い。平羽根とする場合には、上昇
するガスあるいは液に対する抵抗を小とするために、例
えば充てん体を十分に保持出来る孔径の孔を多数有する
多孔板を用いなければならない。また回転駆動力を小さ
くするためには、平羽根の個数を多く設けた、即ち巾の
狭い多数の平羽根で構成した仕切具5及び6を用いると
よい。また、平羽根を両羽根ではなく片羽根とし、水平
位置から90゜下方位置に回転させるようにするとよい
上下に2段に設けた翼5及び6のくし状羽根5a及び6
aの構造の一例を第2図に示す。くし状羽根5a及び6
aは夫々略同一平面上に複数本釜べて設けた軸5b及び
6bにくし棒5C・・・及び6C・・・を夫々略同一平
面でかつ同一方向に並ぶように取りつけた片羽根を示し
ている。各軸間の水平距離は充てん体2が軸間で架橋を
形成しない距離としなければならない。以下理解し易く
するために仕切具5について説明するが仕切具6につい
ても同じである。仕切具5aの軸5bは夫々同一平面上
に設けるのが好ましく、この場合くし棒5Cの長さは、
翼が閉じた状態にあるときくし棒5Cの先端と該先端が
隣接している軸5bとの間で充てん体2を保持できる長
さとする。即ちくし棒5Cの長さは、軸5bと近接して
くろくし棒5Cの先端との間で充てん体が架橋を形成し
うる最大の長さとすればよい。また各軸5bは同一平面
上ではなく垂直に成る距離をとって設けてもよいが、こ
の場合も、該距離及びくし棒5Cの長さは5bに近接し
てくろくし棒の先端と軸5bの間で充てん体2が少なく
とも架橋を形成しうる距離及び長さでなければならない
。即ち、〈シ棒5Cの長さは隣接する2つの軸5bの水
平距離よシも短かく、かつぐし羽根5aが水平位置にあ
るとき軸5bと近接しているくし棒5Cの先端との間で
充てん体2を保持できる長さとし々ければならない。
軸5b及びくし棒5Cの材質は特に限定しないが、充て
ん体2や反応ガス11の性質に合わせて選択すればよい
以上の形状の仕切具5の開閉は、軸5bを中心にくし棒
5Cが水平位置から下方90度へ、あるいは下方90度
から水平位置に回転することによシ行われる。この駆動
方法としては、軸5bに回転用駆動モーター7を取付け
てもよく(第1図参照)、する込はクランクなどでくし
棒5Cを回転させてもよい。
ところで、第2図に示すくし状羽根5Cは同一方向に向
けて取付けられているが、第3図に示されるように軸5
bをはさんで両側に延びたようにくし棒5Cを取付けた
両羽根とし、軸5bを中心にして左右のくし棒5Cが時
計方向及び反時計方向に夫々90度下方に開き、また、
その逆に90゜下方から水平位置に戻るようにしてもよ
い。なお、軸5bやくし棒5Cの設置間隔は、上記第2
図の片羽根の場合に説明したのと同じである。またぐし
棒5Cの長さは近接するくし棒の先端間の間隔が充てん
体2を保持出来Σ間隔になる長さとすればよい。また、
両羽根で、軸5bを中心にしてその左右に設置したくし
棒5Cを同一の方向に回転するようにしてもよい。この
場合第2図及び第3図に示すような片羽根開閉に比べて
、開閉時に翼上下にある充てん体2の混合する割合が多
く、また、開閉に必要な動力も大きくなる。これを抑制
する方法として、第4図に示すような変形の両羽根とし
ても良い。
下方に設けられている仕切具6の機能は、上方の仕切具
5との間にはさまれている区間に存在する充てん体を保
持し、かつ管11から導入される反応ガスを充てん体2
の下方から充てん層へ吹き込す際の吹き込み口でもある
。さらにくし状羽根6aを回転させることによジ仕切翼
5との間に存在する充てん体2をその上部にある充てん
体層から切シ離して落下させる機能をも兼ねている。こ
の仕切具6の開閉に必要な動力は、その上に保持されて
いる充てん体の量が少ないので仕切具5を開閉する動力
に比べて著しく小さくてよい。したがって、仕切具6は
、反応ガスの上昇を妨害せず、かつ、充てん体2を保持
しうる多孔板で構成される平羽根で十分である。
つぎに、第5図に基づいて本発明装置の運転操作方法の
手順を説明する。
先ず、下段の仕切具6のくし状羽根6aを水平位置に回
転させることにより仕切具6を閉じ、上段の仕切具5の
くし状羽根を90° F方に回転させて仕切具5を開い
た状態にした後、コンベヤフィダー1によって充てん体
2を充てん槽3に供給して所定の高さまで充てんする。
そして、上段仕切具5のくし状羽根5aを水平位置まで
回転させて仕切具5を閉じる(第5、図A)。この状態
で管11からの反応ガスをガス吹込口8より吹込み、充
てん体2と反応ガスとを気固接触反応させる。
そして、一定時間反応させた後、仕切具6のくし状羽根
6aを90°下方に回転させることによシ仕切翼6を開
き(第5図B)、仕切具5との間に存在している充てん
体を下方に落下させる。落下した充てん体は、排出口1
0を開いた後仕切翼6の下方に設置したスクリューコン
ベヤ9によシ排出口10から系外に抜き出す。この間に
下段の仕切具6のくし状羽根6aを水平位置に回転させ
て仕切具6を閉じ(第5図C)、ついで上段の仕切具5
の全てのくし状羽根5aをはソ同時に90度下方に回転
させて該仕切具5を開き充てん体2を降下せしめ、下段
の仕切具6上で保持する(第5図D)。ついで、上段の
仕切具5を閉じ充てん層頂部にコンベヤフィーダ1によ
り新たに充てん体2を所定の高さまで供給する(第5図
E)。以上のように操作することによシ充てん体2と反
応ガスとの向流気固接触反応を行う。
〔発明の実施例」 実施例1 第1図に示す装置に砂糖キビのしぼりカスであるバガス
(平均繊維長1 m 、含水率約55%)を下段仕切具
6釦より1mの高さに充てんし、バガスの下降伏況を調
べた。なお、くシ状羽根5a及び6aのくし棒5c、6
cは、直径8閣で、くし棒とくし棒との間かくを5cr
nとした。
第6図に示すように充てん層内にセンサーを付したはが
ね板12をそう人し、けがね板にかかる力を測定し、バ
ガスの下降伏況を解析した。センサー12は、上、中、
下の高さにストシンゲージを付けたけかね板であり、上
部先端を固定した。
運転は、上段仕切具5のくし状羽根5aを右から順に左
に開いた場合(I)、中央から左右に向って開いた場合
(■)、そして、全部同時に開いた場合(II)の3ケ
ースとした。なお、くシ状羽根5aを閉じるのは、全部
同時とした。
第7図は、各ケースにおけるセンサー12にかかる力の
経時変化を示したっ0〜48秒まではくし状羽根5aを
開き、それ以降で閉じた。ケース■では右側から順次(
C−+B−+A)へとバガスが下降し、ケース■では中
央から左右に向かって順次バガスが下降した。一方、ケ
ース■では、各々のセンサーにかかる力はケースI、■
に比べ著しく小さく、バガスが均一下降した。なお、こ
の操作中、バガスは、<シ棒間で架橋を形成し、くシ状
羽根で保持することができた。
以上の結果より、くシ状羽根から構成される2段の仕切
り翼によって、バガス充てん層を保持することができ、
しかも、各くし状羽根を同時に開くことにより充てん体
を均一に下降できることを確認した。
実施例2 第1図の装置によりオゾンとバガスとの気固接触反応を
行った。即ち含水率約55%のバガス(繊維長約1 r
m )を1m充てんし、下段仕切り翼下力よジオシン(
濃度10〜13g/m”)を25m3/hの割合で吹込
んだ。そして、得られたオゾン処理バガスをセル2−ゼ
(近畿ヤクルト製:セルラーゼオノズカR−io)によ
り糖化し、バガス中のセルロースのグルコースへの転換
率を測定した。上段仕切り翼の運転操作は、実施例1と
同様な3ケースとした。なお、各ケースの運転時間は、
約72時間とした。
運転は、2つの仕切り翼で囲まれた部分のバガスのオゾ
ン反応量(単位バガス当シ反応したオゾン量)が所定の
値に達したとき、オゾンの吹込みを停止し、第5図に示
す操作により仕切り翼に囲まれた部分のバガスをスクリ
ューコンベヤに落下させ、系外に抜き出した。一方、新
たなノくガスを、バガスの充てん高さが1mとなるよう
に供給した。
これらの操作が終了後、オゾンを吹込み反応を開始させ
た。したがって、運転は、回分運転の連続となった。な
お、仕切り翼で囲まれた部分のバガスのオゾン反応量は
、上段仕切シ翼上部より反応ガスを経時的に採取し、ガ
ス中のオゾン濃度を測定し、その経時変化から計算した
第8図は、各ケースにおけるオゾン処理バガスの糖化率
の経時変化を示したものである。バガスが不均一に下降
するケースI及び■では運転初期は高い糖化率を示した
が、運転時間が長くなるに従って低下した。これに対し
て、バガスが均一下降するケース■では糖化率は、全運
転期間を通じてほぼ一定であった。これは、径方向にお
いてバガスとオゾンとの反応が均一に行われていたため
である。事実、運転終了後、装置を解体しオゾンの反応
状況を調べたところ、ケース■及び■では径方向に反応
分布ができておシ、ケース■では径方向の反応分布はほ
とんど認められなかった。
以上のように本発明によれば、充てん基或の向流気固接
触反応槽において、充てん体を均一に下降させることが
でき、充てん層内の充てん体の密度を均一に維ηできる
。これにより径方向の反応分布の生成を抑えることがで
きる。
本発明の応用例として向流固液接触反応に適用した場合
について第9図を用いて説明する。
第9図は、ゼオライトや活性炭などの充てん体2からな
る充てん層を液内に浸漬し、排水を底部より供給し、上
部より排出する浸漬F床屋の固液接触反応槽から構成さ
れた排水の処理装置のフローである。
充てん体2を仕切具5及び6によシ保持し、充てん層を
形成する。排水は、仕切具6の下方に設置した排水供給
口12から供給し、上昇せしめ充アあるいは有機物が充
てん体2に吸着され、排水が処理される。処理された排
水は、反応槽3の上部より排出される。
ところで、充てん体2は、アンモニアあるいは有機物に
より飽和し、吸着能が低下する。この度合は、槽底部に
近い程、速く進行する。したがって、槽底部にある充て
ん体2は、更新しなければならない。そこで、所定量の
排水を通液した後、仕切具6を開き、仕切具5と6の間
に存在する充てん体2を下方に落下させる。次いで仕切
具6を閉じる。そして、仕切具5を開き、充てん体2を
下降せしめ、仕切具6で保持し、かつ、仕切具5を閉じ
る。一方、仕切具6より落下させた充てん体2は、下方
に設置されたホッパー13からパケットコンベヤ14に
より再生槽15に送られ、再生後、再び反応槽3に戻し
利用する。
実施例3 第9図に示す装置(長さ1’、 5 m 、奥行きQ、
 6 m 。
高さt、2m)においてゼオライト(粒径2〜3■)態
窒素の除去を行った。
アンモニア態窒素含有量45ppmの排水を0.15m
3/hで通液したところ、処理水中のアンモニア態窒素
は、0.5〜1.5ppmまで低下し、除去率は、93
〜98%であった。運転途中、ゼオライトの更新を行っ
たが、即ち、仕切り翼で囲まれた部分のゼオライトを落
下させて、ゼオライト層を下降させたが、充てん層内に
チャンネルができるなどの問題は生じることなく、排水
を処理することができた。
実施例4 実施例3において充てん体として、ゼオライト及び活性
炭の混合物を用い、排水中の有機物とアンモニア態窒素
の同時除去を行った。なお、ゼオライト及び活性炭の粒
径は、2〜3鴎とした。
BOD70ppm1アンモニア態窒素20ppmの排水
を0.15m3/hで通液したところ、処理水中のBO
Dは15〜20ppmsアンモニア態窒素は、5〜io
ppmであった。本処理方式では、槽底部付近のゼオラ
イト及び活性炭に微生物が付着し、目づまシが生じた。
これを防止するため、槽底部付近のゼオライト及び活性
炭の更新度合を多くした。運転途中、更新操作によりチ
ャンネリングなどによる排水のシュートパスもなく、排
水の供給を停止することなく、連続処理することができ
た3 ところで、従来の浸漬F床屋の処理装置では目づまシを
防止することができないため、排水の供給を止めて、逆
洗操作で目づまシを解消している。
この逆洗操作によシ充てん層内にチャンネルが形成され
ることもある。本発明によれば、充てん体を更新し、微
生物の増殖等υ目づまシを防止でき、逆洗操作などによ
る処理を休止させることがない。
捷た、均一な充てん状態が維持できることから安定処理
ができる。
〔発明の効果〕
本発明装置を使用することにより、充てん体を均一に移
送することが可能となシ、気固反応に利用する場合均一
な反応を行うことができ、また、廃水処理等に使用する
ときは、充てん体を順次更新することが可能となり逆洗
操作が不要となり連続的な処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施の態様を示す向流気固接触反応
装置、第2図、第3図及び第4図は本発明のくし状仕切
翼を示し、第5図は仕切翼による充てん体の移動の態様
を示す模式図、第6図は充てん体の移動状況を調べるた
めの装置の概略図、第7図は第6図の装置で測定した充
てん体の移動状況を示す図、第8図はオゾン処理原料の
糖化率を示す図、第9図は本発明による浸漬F末男式の
排水処理フローを示す図である。 2・・・充てん本、3・・・充てん槽、4・・・移動部
機構、5.6・・・仕切翼、5a、(ia・・・くし状
羽根、5b。 6b・・・軸、5c、6c・・・くし棒、7・・・駆動
モーター、8・・・ガス吹込口、9・・・スクリューコ
ンベヤ、10・・・排出口、11・・・反応ガス導入管
、12・・・排水供給口、13・・・ホッパー、15・
・・再生槽。 代理人舒理士 高僑明 第 2 圀 b 第 4 図 結 5 刀 詰 2 詔 I50 第 7rEJ 粘 g 層 i k a+t’a’t (rih 第 7H

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塔式充てん槽内に水平方向でかつ略同一平面内に並
    列して複数本設置された軸と、該軸に支持され該軸を中
    心に回転することによシ充てん体の保持及び落下機能を
    兼ね備えた充てん体保持手段(1)と、該充てん体保持
    手段から落下した充てん体を保持しかつ槽外に取出す手
    段(n)とから構成したことを特徴とする充てん槽内の
    充てん体移動装置。 2、充てん体保持手段(I)を略同時に回転できる駆動
    手段及び充てん体を槽外に取シ出す手段の作動を可能と
    する駆動手段を備えた特許請求の範囲第1項記載の充て
    ん槽内の充てん体移動装置。 3、充てん体保持手段(I)を高さ方向に複数段設置し
    た特許請求の範囲第1項又は第2項記載の充てん槽内の
    充てん体移動装置。 4、充てん体保持手段(I)が、軸に固定され軸を中心
    に回転する連続あるいは非連続的な面を有する羽根であ
    る特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の充て
    ん槽内の充てん体移動装置。 5、充てん体保持手段(1)の羽根が1枚の片羽根であ
    る特許請求の範囲第4項記載の充てん槽内の充てん体移
    動装置。 6、充てん体保持手段(I)が、複数個の棒状体が軸に
    交わるようにかつ略同一平面上に充てん体が落下しない
    間隔で固定したくし状羽根である特許請求の範囲第4項
    記載の充てん槽内の充てん体移動装置。 7、くし状羽根が1枚のくし状片羽根である特許請求の
    範囲第4項記載の充てん槽内の充てん体移動装置。
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WO2015110662A1 (fr) * 2014-01-27 2015-07-30 Areva Renouvelables Dispositif de déchargement de matériau en vrac et installation comprenant un conteneur muni d'un tel dispositif de déchargement

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