JPS60221307A - ガスタ−ビンを組み込んだ硫酸製造装置 - Google Patents

ガスタ−ビンを組み込んだ硫酸製造装置

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JPS60221307A
JPS60221307A JP59077219A JP7721984A JPS60221307A JP S60221307 A JPS60221307 A JP S60221307A JP 59077219 A JP59077219 A JP 59077219A JP 7721984 A JP7721984 A JP 7721984A JP S60221307 A JPS60221307 A JP S60221307A
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JP
Japan
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turbine
gas
sulfuric acid
heat
sulfur
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JP59077219A
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English (en)
Inventor
Moichi Uji
茂一 宇治
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IHI Corp
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IHI Corp
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
    • Y02P20/129Energy recovery, e.g. by cogeneration, H2recovery or pressure recovery turbines

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガスタービンの運転に硫黄を使用して硫酸製造
を行うようにした硫酸製造装置に関するものである。
r 斤*77−1十に4斤 ) 従来、発電機駆動、その他の被動機駆動を目的として行
うガスタービンの運転では、硫黄を燃料として用いるこ
とは硫黄燃料が高価のため得られる電気等も高くなるこ
と、硫黄の燃焼生成物であるSO□によりタービン内の
ブレード等が腐食すること、等の理由から採用されてい
なかった。
そのため、従来硫酸製造を行う場合は、専ら第1図に示
す如きプラントで実施していた。すなわち、常圧の硫黄
燃焼炉(1)で融解硫黄を燃焼してSO2ガスを生成し
、このSO2ガスを廃熱ボイラ(2)で冷却した後、ガ
スフィルタ(3)を通して転化器(4)へ送り、該転化
器(4)でバナジウム触媒の作用でSO3ガスに転化さ
せる。このとき、反応熱によシガス温度が上昇するが、
転化器内の次の段階での反応を効率的に行わせるために
、前記反応熱により上昇したガス温度を低下させる必要
があり、このため、上記高温の反応熱を過熱器(5)で
熱交換させて過熱蒸気を取シ出すようにする。上記SO
3ガスは、熱交換器(6)を経て吸収塔(7)へ送られ
、該吸収塔(7)で803ガスを濃硫酸に吸収させ製品
としての硫酸を得るようにしている。又、このプラント
では、硫黄燃焼炉(1)と転化器(4)の入口に乾燥空
気を導入するようにしである。
しかし、従来の硫酸製造装置では、硫黄燃焼炉(1)で
硫黄を燃焼させてSO2ガスを生成させるだけであるた
め、該硫黄燃焼炉(1)の耐熱の問題からガス温度は約
1200°Cに制限され、したがって、SO2濃度を同
温度に対応する濃度以上に上げることができず、燃焼空
気量に対する硫酸製造量に限界があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、ガスタービンの運転に硫黄を使用してもガス
タービンがSO2によシ腐食するおそれを少なくし、常
圧硫黄燃焼炉出口のガス中のSO2濃度を増加させて燃
焼空気量に対する製品硫酸の製造量を増加させ、且つガ
スタービンによる発生電力又は動力が完全な利得となる
ようにし、更にガスタービンの圧力比を太キ<シー’C
タービンによる仕事量を増大させようとするものである
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明の硫酸製造装置は、上記の問題点を解決するため
、従来の硫酸製造装置における常圧の硫黄燃焼炉の前段
に、硫黄を燃料とする加圧硫黄燃焼炉をもつガスタービ
ンを設置し、上記加圧硫黄燃焼炉に入る加圧空気を、転
化器で生じた高温SO2ガスの反応熱で加熱して加圧硫
黄燃焼炉の燃料量を少くし生成されるSO2ガスを含む
ガス中のSO2濃度を低下させるようにすると共に、ガ
スタービンから排出されるSO2を含むガスを常圧の硫
黄燃焼炉へ導入させるようにし、硫酸製造におけるSO
2濃度を従来方式に比し増加させて製品硫酸を製造する
と同時にガスタービンによる動力を利得として回収でき
るようにし、更に、加圧空気を高温SO2ガスの反応熱
で加熱することによって加圧空気の圧縮比を上げてガス
タービンの仕事量を増大させ、前記〔実 施 例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
実施例1 第2図は本発明の一実施例を示すもので、硫黄を燃料と
するガスタービンを従来の硫酸製造装置に組み込んだも
のである。すなわち、タービン(8)の運転によって発
生する動力の一部を用いて圧縮機(9)を駆動させると
共に、発生する動力の残9を出力として取り出して被動
機α0を駆動させるようにし、乾燥塔からの乾燥空気が
上記圧縮機(9)で加圧された後、硫黄を燃料とする加
圧硫黄燃焼炉α◇へ送入されるようにし、該加圧硫黄燃
焼炉(Ll)で硫黄を燃焼することによシ得られたSO
2を含むガスがタービン(8)で仕事をした後、常圧硫
黄燃焼炉(1)へ導入されるようにする。
ガスタービンの燃料として硫黄を使用する場合、加圧硫
黄燃焼炉αυで生成されたSo2ガス中等がSO2によ
シ腐食するため、一般にガスタービンの運転に硫黄が燃
料として使用されていなかった。
本発明は、S 02濃度を低下させるため、加圧硫黄燃
焼炉αηへ送入される加圧空気と、転化器(4)でSO
2をSO3に転化するときの反応で生じた高温(約59
0°C位)のSOsガスとの間で熱交換を行わせるよう
にした熱交換器@を圧縮機(9)と加圧硫黄燃焼炉01
)との間に組み込んたガスタービンシステムとし、熱交
換器(イ)で加熱されて高温になった加圧空気を加圧硫
黄燃焼炉α℃へ送入させて該加圧硫黄燃焼炉α刀内で硫
黄を燃焼させるようにし、且つタービン(8)で仕事を
終えて低温となって出て来たSO2を含むガスを、蒸気
ドラム(SD)からの蒸気と熱交換させて更に低温にす
るだめの、過熱器(1[有]を設けて、過熱蒸気を得る
ようにし、低温になったSO2を含むガスを常圧硫黄燃
焼炉(1)に導入させるようにする。
上記構成であるから、圧縮機(9)で加圧された空気は
、熱交換器(ハ)で転化器(4)の反応熱により高温に
加熱されて加圧硫黄燃焼炉α℃へ送シ込まれるため、該
加圧硫黄燃焼炉αυλ口の温度が高くなる。この炉入口
の温度が高くなると、燃料量を低減できるので、燃料と
しての硫黄の流量を少なくすることができる。これによ
シガス中のSO□濃度は必然的に低下し、SO□による
タービンの腐食の可能性を減少させることができる。
上記熱交換器@において加圧空気をタービン(8)から
出たガス温度で加熱しようとすれば、第3図に示す如く
、圧縮機(9)の出口(A)の加熱空気はタービン(8
)の膨張後のタービン(8)の出口(C)のガス温度と
の熱交換により加熱される。図中(cL)がこの熱交換
領域であシ、熱交換後の加圧空気は、加圧硫黄燃焼炉0
1)で燃焼されてタービン(8)入口(B)の温度とな
る。(b)は圧縮機(9)の圧縮比である。
上記において、圧縮機(9)の圧縮比を■点呼で上げる
と、等圧線(c)によりタービン(8)の入口温度は(
植点へ移行し、ここからタービンの膨張が行われてター
ビン(8)の出口塩度は(C)に移行する。
これによシ■点と(C)点−の間では(C)点の温度の
方が低いため最早熱交換で加圧空気を加熱できない。し
たがって、加圧空気をタービン(8)から出たガス温度
で加熱させるようにした型式のものでは、圧縮機(9)
の圧縮比をあまシ大きくすることができず、従って、タ
ービンの圧力比を大きくすることができなくて仕事量を
増やすことができない仁とになる。
この点、本発明では、転化器(4)の反応熱を利用して
熱交換器@て加圧空気を加熱するので、被加熱媒体であ
る加圧空気に対して加熱媒体であるSO3ガスの温度が
はるかに高くて圧縮機(9)の圧縮比を上げても充分に
熱交換器@で加圧空気を加熱することができ、したがっ
てタービンの圧力比を上げることができて仕事量を増大
させることができる。
SO2濃度の低いガスがタービン(8)かう出ると、過
熱器Ojで過熱蒸気を発生させ、低温になったガスが常
圧硫黄燃焼炉(1)に導入される。常圧硫れているが、
上記タービン(8)から出たSO2を含むガスも同時に
導入されており、且つ該S02を含むガスは依然として
かなりの量の酸素を含んでいるため、常圧硫黄燃焼炉(
1)内で硫黄を燃焼させ、ガス中のSO2濃度を上昇さ
せることができる。
常圧硫黄燃焼炉(1)で生成されたSO2を含むガスは
、廃熱ボイラ(2)で温度を下げられ、転化器(4)に
てガス中のS O2がS03に転化され、吸収塔(7)
内でSO3が濃硫酸に吸収され、製品硫酸となる。
この実施例では、ガスタービンの運転に硫黄を使用して
硫酸を製造できるようにしてい乏ため、従来不可能であ
った硫黄の燃焼エネルギーから直接電力又は動力を取シ
出すことが可能となシ、これら電力又は動力が利得とな
る。
実施例2 第4図は第一実施例における熱交換器(6)と吸収塔(
7)に代えて硫酸凝縮ボイラα→を設置し、転イラα(
イ)へ導入し、SO3+H20→H2SO4の反応、H
2SO4+ H2Oの凝縮を硫酸凝縮ボイラ(IIりで
行わせ、生成蒸気量を増大させるようにしたものである
すなわち、第一実施例における常圧硫黄燃焼炉(1)以
降の硫酸製造工程では、転化器(4)を出たS03ガス
からの熱回収量は、S03ガスの顕熱分のみであシ、吸
収塔(7)における吸収熱はすべて外気へ捨てておシ、
回収蒸気量が少なく、又、SO3をH2SO4に吸収さ
せる操作においては、SO3+ H20→H2SO4に
おける反応熱及びH2SO。
十H20の凝縮熱の回収操作は不可能である。
そこで、本発明では、転化器(4)を出たS03ガスを
直接硫酸凝縮ボイラα→に導入してSO3+H20→H
2SO4の反応と、H2SO4+ H2Oの凝縮を行わ
せるようにし、且つ該硫酸凝縮ボイラα→に給水管α0
にて給水するようにし、上記硫酸凝縮ボイラα■内での
反応による分子反応熱の放出と凝縮による潜熱の放出に
よシ、高圧過熱蒸気と低圧過熱蒸気を生成するようにし
、上記低圧過熱蒸気は加圧硫黄燃焼炉α刀に入る加圧空
気中に混入してタービン(8)で仕事をするようにする
と共に、硫酸凝縮ボイラα→におけるSO3+H20→
H2SO4の反応に必要なH2Oとしての役割を担うよ
うにし、又、高圧過熱蒸気は別の配管で取シ出すように
する。
上記の如き構成とすれば、硫酸凝縮ボイラα■に入るS
03ガスは、ガスタービンの加圧空気に混入されたH2
Oを含んでいるため、SO3+ H2O系を構成し7て
おシ、該硫酸凝縮ボイラQ41内でのH20加熱による
冷却過程においてH2SO4を凝縮生成する。凝縮され
た硫酸は製品として配管を経て取シ出される。
上記硫酸凝縮ボイラα→内での熱交換過程は、SO3+
H20→H2SO4の反応と、H2SO,4+H20の
凝縮の2つの領域があシ、前者を1領域A」、後者を「
領域B」とすると、第5図に示す如く、本発明では、実
線の曲線で示す如き熱交換過程が得られ、領域Aで高用
の過熱蒸気が、又、領域Bで低圧の過熱蒸気がともに回
収できる。第5図中、破線による曲線は、従来方式の顕
熱のみによる熱交換過程で、領域Aの一部のみでしか蒸
気が回収できず、領域Bでは蒸気の回収がない。
詳述すると、先ず、「領域A」の冷却過程をみると、こ
の領域においては、5O3H20系はS03、I(20
、H2SO4が共存しており、これらの各蒸気圧は、平
衡定数値によって決定され、平衡定数値と温度との関係
は、次の式で示される。
Kの各種の温度における値は、次の如くである。
くなるほど、H2SO4の°分率が高くなる。つ捷9、
温°度の低下に従って次の反応が進行することになる。
SO3+H2O−+H2SO4+21000KCcLl
(分子反応熱)したがって、SOs H2O系において
は、温度の低下に従って分子反応熱を放出することにな
る。
次に、「領域B」の冷却過程では、この領域がH2SO
4H2O系の凝縮過程であり、H2S 04、H2Oは
この領域において潜熱を放出しながら温度が降下する。
この凝縮過程は、不凝縮性ガス+ H2SO4+ H2
Oの三成分系であるため、−成分系の凝縮過程と異なり
、凝縮と共にH2SO4、H2Oの分圧が低下して行く
ことから、図に示す如き温度−エンタルピ曲線を描く。
この領域では、低圧の過熱蒸気が生成され、顕熱のみに
よる加熱では得られない蒸気生成量が得られて領域Aと
合わせて生成蒸気量が増大する。
” 硫酸凝縮ボイラにおける熱交換過程は、以上るため
の同ボイラ(14)における現象を次に説明する。
「領域A」の熱交換過程は、一般的なボイラと同様の構
成によって実現される。つまり、転化器(4)を出だS
OSガスが流れる通路内に給水加熱管、蒸発管、過熱蒸
気管等の伝熱管を適凸に配置する構成とすることにより
、それらの伝熱管内で蒸気が生成される。伝熱管外のガ
スは伝熱管の管壁を介して伝熱管内の水又は蒸気に熱を
力えながら自身の温度を下げて行くと同時にガス中にお
いてSO3+ H2O−+H2SO4の反応が進行し、
同反応によって発生する反応熱も伝熱管壁を介して伝熱
管内の水又は蒸気に与えられる。
このようにしてガスの温度が下がって行き、温度がH2
SO,−H2O系の露点に達した時点からH2SO1+
H20の凝縮が開始する。これ以後の「領域B」の熱交
換過程においては、加熱媒体であるH2 S 04、H
2Oを含むガスの顕熱及びH2SO4+ H2Oの凝縮
熱が伝熱壁を介して水の加熱、蒸発、蒸気の過熱に用い
られる。つまり伝熱壁の加熱媒体側においては伝熱壁全
域にわたってH2SO4+ H2Oの凝縮が起きること
になり、従って、禎加熱媒体側で水の蒸発が起きている
部分においては、伝熱壁を介して凝縮現象と蒸発現象が
同時進行することになる。
上記の第二の実施例では、上記のように硫酸凝縮ボイラ
(14)内での反応による分子反応熱の放出と凝縮によ
る潜熱の放出という2つの作用によシ加熱媒体の熱容量
が大幅に増大し、これによシ生成蒸気量を大幅に増大さ
せることができ、生成された蒸気の一部をガスタービン
の加圧空気に混入することによりタービンの出力を増大
させることができる利点がある。
実施例6 第6図は本発明の更に他の実施例を示すもので、第3図
に示す実施例において硫酸凝縮ボイラα→で生成された
高圧過熱蒸気でタービンを運転し、燃料零にして電力又
は動力が取シ出されるようにしたものである。すなわち
、第3図に示す実施例と同様な構成において、別個にタ
ービン(イ)を設置し、該タービン(至)に高圧過熱蒸
気を導き、該タービン(至)で仕事を終えて排出された
蒸気を、復水器a71で復水し、給水ポンプ(至)にて
給水管0粉に送るようにし、タービン(イ)の出力で被
動機09を駆動させるようにした構成を伺加したもので
ある。
この実施例では、硫酸凝縮ボイラ0→で生成された高圧
過熱蒸気をタービン(至)の運転に使用して電力又は動
力を得るようにしであるので、硫酸製造の運転経費をほ
とんど増加させることなく、しかもタービン(至)の動
力発生のために付加される燃料は零であるため、上記得
られる電力や動力は完全な利得となる、という利点があ
る。
〔発明の効果〕
以上述べた如く本発明によれば、次のような優れた効果
を奏し得る。
(1) 硫黄を燃料とするガスタービンの運転において
タービンから出たSO9を含むガスを硫酸製造工程の常
圧硫黄燃焼炉に導入させるようにしているので、常圧硫
黄燃焼炉内でのSO2濃度を増大することができ、単位
燃焼空気量に対する製品硫酸製造量を増加させることが
できる。
(11) ガスタービンが熱交換器を備え、転化器で生
ずる高温のSO3ガスを加熱媒体として加圧空気を加熱
させるようにしであるので、ガスタービンの加圧硫黄燃
焼炉入口の温度を高くできて燃料としての硫黄の量を低
減でき、タービンを流れるガス中のSO□濃度を低下さ
せることができてSO2によるタービンの腐食のおそれ
を少なくすることができる。
(iiQ 又、上記(11)の構成により加熱媒体が高
温であるため、加圧空気の圧縮比を上げても熱交換が可
能でタービンの圧力比を上げることができ、これにより
仕事量が増大する。
(1v) タービンから出るSO2を含むガスで過熱蒸
気を発生さぜることによシ常圧硫黄燃焼炉に入るガス温
度を低下できるので、常圧硫黄燃焼炉へ入るSO2ガス
のタクトのザイズを小さくすることができると共に、温
度が高いことに起因する種々の困難さくたとえば、ダク
トの耐熱性、耐食性及び常圧硫黄燃焼炉バーナの耐熱性
等に対する要件)を軽減することができる。
(■)硫酸製造□工程に、熱交換器及び吸収塔に代えて
硫酸凝縮ボイラを設置し、該ボイラ内での803 + 
H20→H2SO4の反応とH2SO4+ H2Oの凝
縮の2つの作用により蒸気を生成させるので、生成蒸気
量が増大して回収蒸気量が増大し、又、蒸気の一部をガ
スタービンの加圧空気に混入することにより、ガスター
ビンの出力を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の硫酸製造装置の概略図、第2図は本発明
の硫酸製造装置の概略図、第6図は加圧空気をタービン
から出たガスにより熱交換させるときのi−8曲線を示
す図、第4図は本発明の硫酸製造装置の他の例を示す概
略図、第5図は硫酸凝縮ボイラの熱交換過程を示す図、
第6図は本発明の硫酸製造装置の他の例を示す要部の概
略図である。 (1)は常圧硫黄燃焼炉、(2)は廃熱ボイラ、(4)
は転化器、(6)は熱交換器、(7)は吸収塔、(8)
はタービン、(9)は圧縮機、αυは加圧硫黄燃焼炉、
(2)は熱交換器、α→は硫酸凝縮ボイラ、(至)はタ
ービン、α力は復水器を示す。 特許出願人 石川島播磨重工業株式会社 特許出願人代理人 特許出願人代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)常圧硫黄燃焼炉と、該常圧硫黄燃焼炉で生成された
    S02を含むガス中のS02をS03に転化する転化器
    と、該転化器を出たSO3を含むガスの熱交換器と、熱
    交換後のSO3を含むガス中のSO3を濃硫酸に吸収さ
    せる吸収塔とを備え、且つ上記常圧硫黄燃焼炉の前段に
    、圧縮機、加圧硫黄燃焼炉及びタービンからなるガスタ
    ービンと、上記圧縮機で加圧された空気を上記転化器で
    生じる反応熱と熱交換させる熱交換器とを備え、熱交換
    器で加熱された加圧空気で加圧硫黄燃焼炉において硫黄
    を燃焼させ、同燃焼ガスをタービンに導き更にタービン
    から常圧硫黄燃焼炉へ導くよう配管したことを特徴とす
    るガスタ・−ビンを組み込んだ硫酸製造装置。 成されたS02を含むカス中のSO2をSO3に転化す
    る転化器と、該転化器を出たSOsを含むガス中のSO
    3をSO3+H20→H2S O,とする反応作用とH
    2SO4+ H2Oの凝縮作用を行わせる硫酸凝縮ボイ
    ラとを備え、且つ上記常圧硫黄燃焼炉の前段に、圧縮機
    、加圧硫黄燃焼炉及びタービンからなるガスタービンと
    、上記圧縮機で加圧された空気を上記転化器で生じる 
    ゛反応熱と熱交換させる熱交換器とを備え、熱交換器で
    加熱された加圧空気で加圧硫黄燃焼炉において硫黄を燃
    焼させ、同燃焼ガスをタービンに導き更にタービンから
    常圧硫黄燃焼炉へ導くよう配管したことを特徴とするガ
    スタービンを組み込んだ硫酸製造装置。
JP59077219A 1984-04-17 1984-04-17 ガスタ−ビンを組み込んだ硫酸製造装置 Pending JPS60221307A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002053311A (ja) * 2000-08-07 2002-02-19 Hitachi Zosen Corp 硫酸製造設備における熱回収方法
WO2008034229A1 (en) 2006-09-19 2008-03-27 Bogdan Wojak Gas turbine topping in sulfuric acid manufacture
US7543438B2 (en) 2007-09-25 2009-06-09 Bogdan Wojak Gas turbine topping device in a system for manufacturing sulfuric acid and method of using turbine to recover energy in manufacture of sulfuric acid

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