JPS60202639A - 陰極線管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、陰極線管、特にそのホワイトバランスの改善
に関する。

背景技術とその問題点 例えば、放送局用モニタ陰極線管ではホワイトバランス
の全画面にわたる均一性が一般の陰極線管より厳しくめ
られている。しかし通常の陰極線管においては、画面の
周辺部が中央部よシ若干赤味を帯びていることが認めら
れる。第１図はこのような陰極線管の画面の状態を示す
もので、図中（１）はホワイトバランスがとれた部分、
（２）は画面周辺のホワイトバランスがずれて赤味を帯
びた部分である。これは、電子ビームを螢光面に走査さ
せた際、中央部におけるビームスポット（３）は円形で
あるが、周辺部におけるビームスポット（３）は偏向磁
界の影響を受けて偏平状に歪むことに起因する。即ち、
第２図に示すように、現在カラー陰極線管に使用されて
いる赤色、緑色、青色の各螢光体の電流密度に対する輝
度特性が異るだめ（図中、Ａは緑色と青色の螢光体、Ｂ
は赤色螢光体を示す）、歪んだビームスプツト（３）が
周辺部における電流密度を増加させて赤色の輝度を緑色
と青色の輝度より高くするからである。また、メタルバ
ックを形成する際、従来Ａｔ蒸着源を螢光面の中央部上
方に配置して行っていたため、周辺部の膜厚が中央部よ
り薄くなっていたことも、周辺部の赤味をより強めてい
た。

発明の目的 本発明は、上述の点に鑑みて、全画面で均一なホワイト
バランスが得られる陰極線管を提供するものである。

発明の概要 本発明は、螢光面に形成されるメタルパンクの膜厚を周
辺部において中央部より厚くしたことを特徴とする陰極
線管である。

上記発明により、周辺部での電子線の透過率が抑えられ
、周辺部においても各色帯光体の発光輝度を均一にする
ことができ、全画面で均一なホワイトバランスが得られ
る。

実施例 本発明においては、第３図に示すように螢光面（４）に
形成されるＡｔのメタルバック（５）の膜厚を周辺部に
おいて中央部より厚くして陰極線管を構成する。周辺部
の膜厚をＴ、中央部の膜厚をｔとした場合、Ｔは結果的
にホワイトバランスが得られる厚さ、例えば２ｔ〜５ｔ
の範囲とする。

本陰極線管に係るメタルバックを形成する場合、陰極線
管の・にネル内面にＲ，Ｇ、Ｂの三色螢光体パターンを
形成した後、アクリルエマルションを塗布して乾燥させ
、この上からＡｔの真空蒸着を行う。この際、Ａｔの蒸
着源（６）は、第４図に示すように螢光面（４）の周辺
部に配置して蒸着させることにより、例えば中央部の厚
さｔが約１５００にのとき、周辺部の厚さＴは４０００
１位に形成する。

上述した本発明によれば、周辺部においてメタルバック
の膜厚が中央部よシ厚くされていることにより、周辺部
の電子線透過率が下がる。従って、電流密度も各色帯光
体の輝度が略等しくなる程度にまで下がるため、全画面
均一なホワイトバランスを得ることができる。

発明の効果 本発明によれば、従来のような周辺部において赤味がか
る現象は改善され、全画面にわたって均一なホワイトバ
ランスを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の陰極線管の問題点を説明するための図
、第２図は色帯光体の電流密度と輝度との関係を示す特
性図、第３図は本発明に係るメタルバックの形成状態を
示す断面図、第４図は螢光面へのＡｔの蒸着方法を示す
図である。 （４）は螢光面、（５）はメタルバックである。 第１図 ！ 第２図 第３図 １か 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 螢光面に形成されるメタルバックの膜厚を周辺部におい
   て中央部より厚くしたことを特徴とする陰極線管。