JPS6019524A - 高耐食性ガラス繊維強化プラスチツク - Google Patents

高耐食性ガラス繊維強化プラスチツク

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JPS6019524A
JPS6019524A JP12608683A JP12608683A JPS6019524A JP S6019524 A JPS6019524 A JP S6019524A JP 12608683 A JP12608683 A JP 12608683A JP 12608683 A JP12608683 A JP 12608683A JP S6019524 A JPS6019524 A JP S6019524A
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JP
Japan
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polyester
frp
layer
bisphenol
corrosion
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JP12608683A
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JPH0331136B2 (ja
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長谷川 繁夫
俊生 佐尾
平岡 登
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高耐食性ガラス繊維強化プラスチックに関する
一般にガラスファイバーと熱硬化性樹脂から成るガラス
繊維強化グラスチック(以下、FRP)は、金属材料が
114食されるような環境に用いられることが多い。
このようなFRPの耐食性は、環境液中の物質、温度、
圧力などによって異なるのはもちろんであるが、使用さ
れる樹脂の種類又は結合状態によっても大幅に異なるこ
ともよく知られている。
FRPに多用されている樹脂としては、例えばイソフタ
ル酸系ポリエステル、ビスフェノール系ポリエステル、
ビニルエステル系ポリエステルなどがあるが、耐食性の
観点からは、ビニールエステル系ポリエステルやビスフ
ェノール系ポリエステルは、イソフタル酸系ポリエステ
ルに比べ非常に優れた性能を有するとHわれている。
ところが耐食性の優れたビスフェノール系ポリエステル
やビニールエステル系ポリエステルは、イソフタル酸系
ポリエステルに比べて値段カ高<、従って、ビスフェノ
ール系ポリエステル又はビニールエステル系ポリエステ
ルを用いたFRP製品はイソフタル酸系ポリエステルヲ
用いたFRP製品よりも大幅なコストアップになる欠点
を有する。このため、従来は第1図に示すように、腐食
性の物質と接触するFRP (図示せス)の表層にビス
フェノール系ポリエステル又はビニール系ポリエステル
を用いたFRP7dlを設け、その外側忙強度上必要な
厚さのイソフタル酸系ポリエステルを用いた強度層3を
設けて一体化して成るFRP m品が開発されている。
第1図において、1はガラスザー7エスマット2を入れ
たビスフェノール系ポリエステル又はビニールエステル
系ポリエステルの耐食層、3はガラス繊維4強化イソフ
タルm系ポリエステル強度層を夫々意味する。そして、
このようなFRP製品は、冷却水循環用あるいは海水循
環用配管又はタンクに多用されてきたが、最近、50・
C以上の液と接触する前記複合化されたFRP製品のビ
スフェノール系ポリエステル又はビニールエステル系ポ
リエステル1とイソフタル酸系ポリエステル30接看部
が膨れ、更にはビスフェノール系ポリエステル又はビニ
ールエステル系ポリエステルのPRP Mlにクラック
を生じるなどの事故が多発している。
本発明者らはがかる1故を防止するため前記事故の原因
について種々検Nした結果、前記事故に於ては、水又は
その中に含まれるNj!J食性の物質が、ビスフェノー
ル系ポリエステル又はビニールエステル系ポリエステル
のFRP層1を拡散浸透又は透過し、イソフタル戯系ポ
リエステル層3に達したのち、イソフタル酸系ポリエス
テルを徐々に加水分解し、剥離、膨れを生じるものと判
断させる事例が多く認められた。すなわち、耐食性の優
れたビスフェノール系ポリエステル層又はビニールエス
テル系ポリエステルJvJ1は加水分解されずに、耐食
性の劣っているイソフタル酸系ポリエステル層3が加水
分解されるのである。
ここで前記の如き事故を防止するためには。
耐食性の優れたビスフェノール系ポリエステル又はビニ
ールエステル系ポリエステルのFRP層1を厚くするか
、FRP N品全体をビスフェノール系ポリエステル又
はビニールエステル系ポリエステルで製作することが考
えられるか、これらの方法は、前述の如く製作コストが
非常に高(なるので有効な方法とは言い難い。
そこで、本発明者らは従来鵠例がなく、かつ安価なイン
フタル酸系ポリエステルのFRPを効果的に強度層とし
て活用可能な高耐食性FRPを提供するために鋭意検討
した結果、本発明を提案するに全っだ。
すなわち1本発すjは1表層部にガラスフレークまたは
グラファイトフレークと熱硬化性樹脂から1戎る層を設
り゛て一体化したことを特徴とする高耐食性ガラス繊維
強化プラスチックに関するものである。
次に、本発明の栴成を!2図により説明する。
図中、4はガラス繊維であり、6はガラス繊維強化樹脂
強度層である。強度層3を植成するυ)脂としては、従
来の安価なイソフタル酸系ポリエステルが一般的には使
用されるが同様に安i1山なエポキシ4り )JW、フ
ェノール位(刀d、7ラン樹脂なども使用し5る。そし
て1強度層3の上には、ガラスフレーク又はグラファイ
トフレーク6を混合した熱硬化性樹脂から成る耐食層5
が一体化される。耐食層5をMu成する熱硬化性樹脂と
しては、ビスフェノール系ポリエステルやビニールエス
テル系ポリエステルを使用することができる。
本発明の高耐食性FRPは、従来のFRP型の耐食層な
有するFRPに比べて、両者同一厚みに於て、樹脂強度
層30分解を非常に遅くする効果を有する。又、本発明
の高耐食性FRPは、従来のFRP型の耐食層を設ける
方法と同様に、耐食層5と強度層3とを一体化可能であ
り、製造コストもこれまでのFRP型の耐食層を有する
FRPとほぼ同じコストで製作できる。
次に、耐食層5の樹脂としてビスフェノール系ポリエス
テル又はビニールエステル系ポリエステルを用い、強度
層3の樹脂としてイソフタル酸系ポリエステルを用いた
場合について説明する。
内型を用いる製品の製作の場合、先ず型の表面にガラス
フレーク又はグラファイトフレークを混合したビスフェ
ノール系ポリエステル又はビニールエステル系ポリエス
テルを一定厚さに塗布したのち、その上にイン7タル酸
系ポリエステルのFRPをハンドレアツブ法文はフィラ
メントワイディング法で成形すること釦より、本発明の
高耐食性FRPを製作することができる。
一方、外型をノイノいる場合は、イソフタル酸系ポリエ
ステルで製品の外形を製作したのち、その内面にガンス
フレーク又はグラファイトフレークを混合したビスフェ
ノール系ポリエステル又はビニールエステル系ポリエス
テルを塗布することにより、本発明の両者が一体化した
高耐食性FRPを製作することができる。
従って、本発明は、従来のFRPの耐i′#、性を向上
させる方法として、従来のFRPにおけるビスフェノー
ル系ポリエステル又はビニールエステル系ポリエステル
のFRP耐食層(第1図の3)の表面をサンデイング処
理した面又はこの層を剥がしたイソフタル1朦糸ポリエ
ステルFFIP強度層(第1図の1)をサンディング処
理した面の土に、ガラスフレーク又はグラファイトフレ
ークを混合したビスフェノール系ポリエステル又はビニ
ールエステル系ポリエステルを塗布して耐1mを形成す
ることもでき、既設設備に用いられている従来型FRP
の補修法としても有効である。
なお、ガンスフレーク又はクラ7アイトフレークと、ビ
スフェノール系ポリエステルやビニール系ポリエステル
などの熱硬化住イtJ /I旨との(It合割合は、一
般的にこれらフレこりが10%以下では効果が少なく、
30%以上では樹脂中へのフレークの分数が悪く削をか
み込むなどの問題が生ずるので、10〜30%の範囲が
好ましく、特に20%前後がMUである。
以下、実施例で本発明の詳細な説明する。
実施例1 第1表に、従来のビスフェノール系ポリエステルFRP
板とガラスフレークをMU比で20%混合したビスフェ
ノール系ポリエステルで成形した板を供試材料として、
JIS Z 02 Q 8に準じて測定した水蒸気の透
過賞を示す。
第1表 JI1320208による水蒸気透過係数の比
較この結果でも明らかなように、イソフタル酸系ポリエ
ステルのFRPの表面に同じ厚さの耐食層を設けた場合
、通常のビスフェノール系FRPの耐食層を設けたもの
に比べ、ガラスフレークを混合したビスフェノール系耐
食層の方が、水又はその中に含まれる物質の浸透速度が
遅(、その螢も少ないので、強度層のインフタル酸系ポ
リエステルの加水分解防止効果が大きくなる。
実施例2 0.8tlI3+のガラスサーフェスマット1層のビス
フェノール系ポリエステルFRPの耐食層をイソフタル
酸系ポリエステルFRPの上に設けたパイプと1粒径5
00〜1000μm のガラスフレークを20 wt%
混合したビスフェノール系ポリエステルから成る0、8
儲の耐食層を設けたパイプを成形し、その内部に90C
に加熱した海水を循環し、耐食層と強度層の接着部のイ
ソフタル酸系ポリエステルが加水分解するまでの11q
間を測定した@その結果、従来のガラスマント1層のビ
スフェノール系ポリエステルFRPは94日目でイソフ
タル酸の分解が確認されたのに対し、ガラスフレーク2
0 wt%混合したビスフェノール系ポリエステルから
成る耐食層を設けた本発明の高耐食性FRPは、2年間
のテストで全く異常は認められなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の耐食性FRP製品の断面図であり、第2
図は本発明の高耐食性FRPの断面図である。 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 − 手続補正書 昭和59年 6 月/f11 特許庁長官 若杉第11夫 殿 1、事件の表示 昭和5840.5許願第126G86−じ2°61 t
’ljn 名+a;高耐食性ガラス繊維強化プラスチッ
ク3、抽圧をする者 ・IX件との関係 す、1許出mr人 !ili+[東京都千代田区丸の内二丁目5番1号4、
後代 1里 人 イ1lli 東京都港区虎)門−・丁1]16番2号7
補正の対象 明細−訃の「発明の詳細な説明」の欄 8補市の内容 明細書の第8貞6行目の「フレークの分数」なる記載を
「フレークの分散」と訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表層部にガラスフレークまたはグラファイトフレークと
    熱硬化性樹脂から成る層を設けて一体化したことを特徴
    とする高耐食性ガラス繊維5J1化プラスチツク。
JP12608683A 1983-07-13 1983-07-13 高耐食性ガラス繊維強化プラスチツク Granted JPS6019524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12608683A JPS6019524A (ja) 1983-07-13 1983-07-13 高耐食性ガラス繊維強化プラスチツク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12608683A JPS6019524A (ja) 1983-07-13 1983-07-13 高耐食性ガラス繊維強化プラスチツク

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Publication Number Publication Date
JPS6019524A true JPS6019524A (ja) 1985-01-31
JPH0331136B2 JPH0331136B2 (ja) 1991-05-02

Family

ID=14926254

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JP12608683A Granted JPS6019524A (ja) 1983-07-13 1983-07-13 高耐食性ガラス繊維強化プラスチツク

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62152839A (ja) * 1985-12-27 1987-07-07 積水化学工業株式会社 繊維強化樹脂成形品
JP2008189330A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Techno Net Kk タンクライニング施工方法、及びタンク内表面ライニング構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62152839A (ja) * 1985-12-27 1987-07-07 積水化学工業株式会社 繊維強化樹脂成形品
JPH0524833B2 (ja) * 1985-12-27 1993-04-09 Sekisui Kagaku Kogyo Kk
JP2008189330A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Techno Net Kk タンクライニング施工方法、及びタンク内表面ライニング構造

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