JPS6018309Y2 - 保管治具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は特に半導体装置の保管治具に関するものであ
る。

従来、一般的な半導体装置の組立途中の保管治具として
第１図に示すように底板３の上に半導体装置１をのせ、
しかも、これらを段重ねするためのスペーサ２を介して
、２段、３段と重ねて保管する保管治具を使用していた
。

しかしながら、この治具を用いると、上下方向に無駄な
空間ができてしまうので、空間使用効率が極めて小さい
という欠点があった。

この考案の目的は、半導体装置を保管する空間の使用効
率を大きくした治具を提供することである。

本考案の半導体装置を保管する治具は例えば、内面両側
壁を有し、前記両側壁において高さ方向（半導体装置を
積み重ねる方向）に一定間隔で配列された一対の突起を
有腰しかも前記突起は前記側壁の奥行方向（上方向）に
伸びていることを特徴とする。

次に、この考案の実施例を図面を用いて説明する。

第２図ａに示すように、この考案の構造は、保管されて
いる半導体装置１の両側に側壁４を有し、しかも、この
側壁４には高さ方向に半導体装置１の大きさに対応した
一定間隔で突起５を有している。

また突起５は側壁４に沿って奥行き方向に伸びている。

さらに、この側壁４を支えるものとして底板６を有し、
図にはないが上板を有して構成されている。

半導体装置１は、前記突起５上に配置して保管する。

配置は上下方向および奥行き方向である。また、第２図
すは、側壁の両側に突起を有した側壁７を使用すること
で上下、左右、奥行き方向の保管ができる構造のものを
示している。

第２図Ｃの様にリードの形状に応じて上向きのものも考
えられる。

この考案は、半導体装置を保管するのに、半導体装置の
リードのテーバを利用して、突起だけで行なっているた
め、半導体装置どうしを接触させないで済み、しかもデ
ッドスペースを極力排除して、空間使用効率を大きくし
て保管できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の保管治具を示す側面図、第２図ａはこの
考案の第１の実施例の保管治具を示す斜視図、第２図す
はこの考案の第２の実施例の保管治具を示す斜視図、第
２図Ｃはこの考案の第３の実施例の保管治具を示す断面
図である。 尚、図において、１・・・・・・半導体装置、２・・・
・・・スペーサ、３・・・・・・底板、４・・・・・・
側壁、５・・・・・・突起、６・・・・・・底板、７・
・・・・・側壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 半導体装置本体の左右よりリードを導出せる半導体装置
   を保管する保管治具であって、高さ方向に一定間隔て配
   列された複数の突起が左右の内側壁にそれぞれ設けられ
   、該一定の間隔はそこに保管される前記半導体装置のリ
   ードも含めた高さよりも短い寸法となっており、該半導
   体装置の左右のリードを左右の内側壁の対応する突起に
   のせることにより保管され、上下に位置して保管された
   半導体装置はたがいに接触せずかつ下の半導体装置の上
   部が上の半導体装置のリードの下端よりも上方に位置す
   るごとく保管を可能ならしめることを特徴とする保管治
   具。