JPS6017669Y2 - 単板乾燥用の切り目を入れる装置 - Google Patents
単板乾燥用の切り目を入れる装置Info
- Publication number
- JPS6017669Y2 JPS6017669Y2 JP1980125753U JP12575380U JPS6017669Y2 JP S6017669 Y2 JPS6017669 Y2 JP S6017669Y2 JP 1980125753 U JP1980125753 U JP 1980125753U JP 12575380 U JP12575380 U JP 12575380U JP S6017669 Y2 JPS6017669 Y2 JP S6017669Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- roller
- drying
- driven roller
- raw
- Prior art date
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- Expired
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はベニヤの単板に乾燥用の切り目を入れる装置
にかかわるものである。
にかかわるものである。
ベニヤ合板を製造する材料の単板は、原木からむかれた
ときは生の単板であるから含水率が高く、膨張収縮も大
である。
ときは生の単板であるから含水率が高く、膨張収縮も大
である。
勿論、生のままの単板は直ぐには使えず必らず平衡含水
率以下に乾燥されるものであるが、乾燥が十分でない場
合は木繊維の方向と横方向に収縮する。
率以下に乾燥されるものであるが、乾燥が十分でない場
合は木繊維の方向と横方向に収縮する。
そのような単板を芯板として合板を製造すれば、その芯
板にカール現象があるため接着不良部分ができて、いわ
ゆるパンク現象が起る。
板にカール現象があるため接着不良部分ができて、いわ
ゆるパンク現象が起る。
これらはいずれも単板として、また、合板として好まし
からざるもので、歪や割れが生ずる原因ともなるもので
ある。
からざるもので、歪や割れが生ずる原因ともなるもので
ある。
これらの欠点をなくすために生の単板は十分に乾燥しな
ければならないLlその乾燥も均等な含水率をもつよう
に、また乾燥度合も大きく早いことが望まれる。
ければならないLlその乾燥も均等な含水率をもつよう
に、また乾燥度合も大きく早いことが望まれる。
更に、生の単板は乾燥により木繊維の方向と直角方向で
収縮が大きいので、その収縮分を見込んだ生の単板を生
産しておく必要がある。
収縮が大きいので、その収縮分を見込んだ生の単板を生
産しておく必要がある。
この収縮見込量はベニヤ合板製造上では大量となり、ベ
ニヤ合板の表面単板はともかくとしても芯板には多少の
傷をつけても収縮見込み量の減少が望まれるそこでこの
考案は生の単板を圧偏することなくその単板の繊維方向
に沿って切り目を入れ、生の単板の乾燥による収縮分に
みあって表面積を大にするとともに乾燥度合を大にする
ことによってその目的を遠戚しようとするものである。
ニヤ合板の表面単板はともかくとしても芯板には多少の
傷をつけても収縮見込み量の減少が望まれるそこでこの
考案は生の単板を圧偏することなくその単板の繊維方向
に沿って切り目を入れ、生の単板の乾燥による収縮分に
みあって表面積を大にするとともに乾燥度合を大にする
ことによってその目的を遠戚しようとするものである。
実施例により詳細に説明すると、第1図、第2図、第3
図に示すように、下段の主動ローラーaは左右の駆動軸
3,3のそれぞれの他端に欠段部4.4とつば部5,5
を設け、この欠段部4,4に中空の鋼管6をはめ込み式
に外嵌し止めネジ7で固着し一体としている。
図に示すように、下段の主動ローラーaは左右の駆動軸
3,3のそれぞれの他端に欠段部4.4とつば部5,5
を設け、この欠段部4,4に中空の鋼管6をはめ込み式
に外嵌し止めネジ7で固着し一体としている。
つば部5と鋼管6の各表面は同一表面となるようにして
いる。
いる。
上段の従動ローラーbは、欠段部4に外嵌した鋼管6の
両端表面とつば部5との表面に伝導軸8に止めネジ9で
一体に固着した左右の接触部10を面接触させ、この左
右の接触部10.10の間に外周には幅広のくさび状の
突起11を伝導軸8と平行に数多く設けた機体12を伝
導軸8に外嵌し、キー13で伝導軸8と一体に固着して
いる。
両端表面とつば部5との表面に伝導軸8に止めネジ9で
一体に固着した左右の接触部10を面接触させ、この左
右の接触部10.10の間に外周には幅広のくさび状の
突起11を伝導軸8と平行に数多く設けた機体12を伝
導軸8に外嵌し、キー13で伝導軸8と一体に固着して
いる。
突起11を含めた機体12の外径は鋼管6の外径と同一
寸法にしている。
寸法にしている。
そして従動ローラーbは第2図に示すようにピアノ線1
4を、第3図に示す機体12の各谷間の中央部に設けた
凹部15に嵌入し、ピアノ線14の両端を緊張させて適
宜固定している。
4を、第3図に示す機体12の各谷間の中央部に設けた
凹部15に嵌入し、ピアノ線14の両端を緊張させて適
宜固定している。
突起11と突起11との谷間の間隔は10mmに、突起
11の円周方向に対する間隔も1−にし鋼管6はその径
をいく分生にしてその縮少分の厚さにゴムを張ることが
ある。
11の円周方向に対する間隔も1−にし鋼管6はその径
をいく分生にしてその縮少分の厚さにゴムを張ることが
ある。
この主動ローラーaと従動ローラーbとの組からなる装
置をベニヤドライヤーの単板送り込み口の直前に設ける
場合は、駆動軸3と伝導軸8を連結した図外の歯車にベ
ニヤドライヤーの動力が伝導される主動ローラーaと従
動ローラー6間の隙間は生の単板1の厚さが4TIgn
であると突起11の高さを5mとして、両ローラーa、
b間に単板1をはさみ送るようにしてこのものは戒っ
ている。
置をベニヤドライヤーの単板送り込み口の直前に設ける
場合は、駆動軸3と伝導軸8を連結した図外の歯車にベ
ニヤドライヤーの動力が伝導される主動ローラーaと従
動ローラー6間の隙間は生の単板1の厚さが4TIgn
であると突起11の高さを5mとして、両ローラーa、
b間に単板1をはさみ送るようにしてこのものは戒っ
ている。
尚、第4図に示すように切り目2,2と切り目2’、2
’との間に切り目16を順次16’、16“のように入
れて全体の切れ目を千鳥形に構成することも突起11の
配列によって可能となる。
’との間に切り目16を順次16’、16“のように入
れて全体の切れ目を千鳥形に構成することも突起11の
配列によって可能となる。
その場合、凹部15は各突起11の幅方向端部に構成さ
れるものである。
れるものである。
以上のように構成されているので、生の単板1をその繊
維方向を主動ローラーaの伝導軸8と平行にしてこの装
置に送り込み駆動軸3を回転すると、単板の繊維の方向
に平行に切り目2,2゜2’、2’、2″、2″が数多
く縦横1−間隔に形成され、ピアノ線14は突起11に
よって単板1が巻き揚げられようとするのを抑え、巻き
揚げによる変形や折損を防止する。
維方向を主動ローラーaの伝導軸8と平行にしてこの装
置に送り込み駆動軸3を回転すると、単板の繊維の方向
に平行に切り目2,2゜2’、2’、2″、2″が数多
く縦横1−間隔に形成され、ピアノ線14は突起11に
よって単板1が巻き揚げられようとするのを抑え、巻き
揚げによる変形や折損を防止する。
このように切り目を入;れてからベニヤドライヤーへ送
り乾燥させる。
り乾燥させる。
乾燥に際して単板1には切り目が沢山設けられているの
で単板1の表面積がそれだけ大きくなり、従って乾燥の
度合もよくなりまた、早く乾燥されるものである。
で単板1の表面積がそれだけ大きくなり、従って乾燥の
度合もよくなりまた、早く乾燥されるものである。
1 次の2つの表は単板1に切り目を入れたものと入れ
ないものとをドライヤーにかけた収縮試験成績である。
ないものとをドライヤーにかけた収縮試験成績である。
上記の2つの表で示すように平均値で切り目を入れた単
板は、生単板の長さ1001rIrInが切り目を入れ
ると1052mmと延び、それを乾燥機にかけると99
8訓に収縮しているが、切り目を入れないときは生単板
の長さ100−が乾燥機にかけると937閣となってい
る。
板は、生単板の長さ1001rIrInが切り目を入れ
ると1052mmと延び、それを乾燥機にかけると99
8訓に収縮しているが、切り目を入れないときは生単板
の長さ100−が乾燥機にかけると937閣となってい
る。
そしてその時の含水率は前者は全粒であるのに対し、後
者は7%を示している。
者は7%を示している。
すなわち、切り目を入れない単板と比較して収縮は非常
に小さく、単板の歩どまりにも大きく好結果を来たすも
のであった。
に小さく、単板の歩どまりにも大きく好結果を来たすも
のであった。
また、上記試験の生単板は厚さ3.3mmのものを使用
したが、切り目を入れた単板の乾燥後の厚さは変らず、
カール現象が生じていない特徴がある。
したが、切り目を入れた単板の乾燥後の厚さは変らず、
カール現象が生じていない特徴がある。
このようにこの考案は、従動ローラーbに軸方向と平行
に周囲に突起11を設け、機体12の凹部15にピアノ
線14を嵌入してその両端を緊張固定し、主動ローラー
aと従動ローラー6間を生単板1の厚さより大にして、
生単板1をその繊維方向を主動ローラーaの軸方向と平
行に送り込むので、生単板1に切り目を入れ、正価する
ことなく表面積を大にするとともに、巻き揚げによる変
形を防止し、それによって生単板1を乾燥度が大きく収
縮度合が少なく平滑面の単板とする特徴がある。
に周囲に突起11を設け、機体12の凹部15にピアノ
線14を嵌入してその両端を緊張固定し、主動ローラー
aと従動ローラー6間を生単板1の厚さより大にして、
生単板1をその繊維方向を主動ローラーaの軸方向と平
行に送り込むので、生単板1に切り目を入れ、正価する
ことなく表面積を大にするとともに、巻き揚げによる変
形を防止し、それによって生単板1を乾燥度が大きく収
縮度合が少なく平滑面の単板とする特徴がある。
第1図はこの考案の装置の主要部の一部欠除した断面図
、第2図は一部欠除した拡大側面図、第3図は第2図の
A−A’断線による拡大断面図、第4図はこの考案の装
置を用いて加工された単板の斜視図である。 図中、1は単板、2は切り目、3は駆動軸、8は伝導軸
、10は接触部、11は突起、12は機体、14はピア
ノ線、15は凹部。 aは主動ローラー bは従動ローラー。
、第2図は一部欠除した拡大側面図、第3図は第2図の
A−A’断線による拡大断面図、第4図はこの考案の装
置を用いて加工された単板の斜視図である。 図中、1は単板、2は切り目、3は駆動軸、8は伝導軸
、10は接触部、11は突起、12は機体、14はピア
ノ線、15は凹部。 aは主動ローラー bは従動ローラー。
Claims (1)
- ベニヤの生単板を送り込む主動ローラと従動ローラの内
、従動ローラにはその周囲に生単板の厚さ以上の高さで
断続した突起をローラーの長さの方向と平行に突設し、
突起の各谷間に設けた凹部にピアノ線を嵌入しその両端
を緊張固定し、生単板の繊維方向を上記ローラーの長さ
の方向と平行にして送り込むようにした単板乾燥用の切
り目を入れる装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980125753U JPS6017669Y2 (ja) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | 単板乾燥用の切り目を入れる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980125753U JPS6017669Y2 (ja) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | 単板乾燥用の切り目を入れる装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5649486U JPS5649486U (ja) | 1981-05-01 |
JPS6017669Y2 true JPS6017669Y2 (ja) | 1985-05-30 |
Family
ID=29357642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980125753U Expired JPS6017669Y2 (ja) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | 単板乾燥用の切り目を入れる装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017669Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4827444A (ja) * | 1971-08-13 | 1973-04-11 | ||
JPS5019905A (ja) * | 1973-06-28 | 1975-03-03 |
-
1980
- 1980-09-03 JP JP1980125753U patent/JPS6017669Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4827444A (ja) * | 1971-08-13 | 1973-04-11 | ||
JPS5019905A (ja) * | 1973-06-28 | 1975-03-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5649486U (ja) | 1981-05-01 |
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