JPS60163701A

JPS60163701A - 表示付回転体

Info

Publication number: JPS60163701A
Application number: JP59020365A
Authority: JP
Inventors: Chikao Nagasaka; 近夫長坂; Hiroyuki Kato; 博之加藤; Hiroshi Ono; 博史大野; Shinichi Irifune; 入船　真一
Original assignee: Tokai Rika Co Ltd
Current assignee: Tokai Rika Co Ltd
Priority date: 1984-02-06
Filing date: 1984-02-06
Publication date: 1985-08-26
Also published as: US4655546A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】良ＬＩＬ本発明は、文字、記号、模様等の表示部を備えた回転体
に関Ｃ１詳しくは、回転体が回転している間においても
、看者の目の残像現象により、上記表示部が静止または
微動して見えるようにした回転体、殊に自動車用ホイー
ルカバーや回転広告板等に好適に用いることのできる表
示付回転体に関する。

１迷ＪＬＩ一般に、回転体が回転している間、回転体表面に施され
た表示は視認不可能であるが、回転中にも表示部が視認
できればその意匠効果が非常に大きくなる場合がある。

例えば、自動車用ホイールカバーは一種の装飾品として
ホイールに装着されるものであるが、このホイールカバ
ーに所望の表示を施し、この表示が自動車走行中にも周
囲の人々に視認できるようにすれば、その装飾効果は一
段と増すものである。また、回転中に広告表示が見える
広告板ができれば、それは広告手段として非常に有効で
ある。

このような観点から、自動車用ホイールカバーに関して
、従来実開昭４９−１３３９２３号公報に見られるよう
なホイールカバーが提供されている。ここに開示された
ホイールカバーは、ホイールカバ一本体と、該ホイール
カバーとは別体の装飾板より構成しており、該装飾板の
支軸をホイールカバーの中心穴に挿入し、かつ該装飾板
がホイールとともに回転するホイールカバ一本体に対し
て回転しないように構成し、自動車の走行中においても
、装飾板の表示が回転せず従って周囲の人々が視認でき
るようにしたものである。

ところが、上記従来のホイールカバーによれば、表示部
たる装飾板をホイールカバ一本体とは別個に構成し、か
つ該装飾板ホイールカバ一本体に独立的に静止可に組込
む構造となっているため、その構造は非常に複雑になる
という問題がある。

ＬＬＬ悲１旺従って、本発明の目的は、より簡単な構造で、回転体の
回転中においても該回転体の表示部が静止状態または微
動状態で周囲の看者に視認可能とすることにあり、殊に
、看者の目の残像現象を利用することにより回転中の回
転体の表示部を静止状態または微動状態で視認できるよ
うにすることにある。

本１」し１皿Ｉ− 上記目的を達成するため、本発明は以下の如く構成した
。

すなわち、表面または裏面の表示部を、一定方向に伸び
る反射面と非反射接続面とを交互に波状・配置して形成
し、かつ上記各反射面を互いに平行でかつ基準面から平
行線方向に対する一直角方向に沿って円弧状に湾曲・傾
斜した曲面とする一方、表面または裏面の非表示部を非
反射面とする構成とした。

上記構成によれば、回転体の表面又は裏面に面加工を施
すだけで、換言すれば表示部を構成する特別の部品を必
要とすることなく、表示部を構成でき、かつ回転体が回
転すれば、−回転毎にかつ定回転位置において、表示部
を形成する多数の反射面より反射光が看者の目に向って
反射され、従って看者はこれを視認することが可能とな
り、上記回転体の回転速度を所定値以上にすることによ
り、看者をして、目の残像現象により、表示部を静止像
として視認させることができ、しかして所期の目的を達
成できる。

また上記構成によれば、上記各反射面は湾曲面に形成し
ているため、光源よりの入射光線は一定の角度範囲で分
散して反射するため、た、とえ回転体に対する光源と看
者との相対位置が変化した場合にも、一定の変化範囲に
おいて、看者は表示部を十分視認することが可能となる
従って、上記構成を例えば自動車用ホイールカバーに適
用すれば、光源をなす太陽の入射角は季節や時刻により
様々に変化するが、看者は一定の広い変化範囲で、ホイ
ールカバーに施された表示部を視認することができるの
である。

宜ＪＪＬ以下に図示の実施例について本発明の詳細な説明する。

尚、図示の実施例は、第１図に示した自動車７のホイー
ル５に装着されるホイールカバー５に本発明を適用した
例を示している。

第２図はｒＡＢｃＪの文字表示部２を備えたホイールカ
バー１を示している。このホイールカバーは、好ましく
は、反射率の低い色に着色した合成樹脂材により構成し
、表示部２の所定部分にのみ後述するように反射面加工
を施している。

第３図に表示部２の断面状態牽拡大して示している。す
なわち、表示部２はホイールカバー１の表面１ａに形成
しており、該表示部２を、一定方向（第２図においては
紙面横方向）に伸びる反射面３と非反射接続面４とを交
互に波状・配置して形成している。各反射面３は金属メ
ッキを施することにより構成している。そして、上記各
反射面３は互いに平行とし、かつ基準面８、すなわち表
示の施されていない非表示部６をなす表面、から平行線
方向に対する一直角方向、すなわち第３図において示す
基準面８沿いの下向方向、に沿って円弧状に凹湾曲かつ
傾斜した曲面に構成している。

各湾曲面４は、一端側が基準面８に対して略接線をなす
一方他端側か前方に湾曲・傾斜しながら突出している。

尚、各反射面の幅寸法Ｐ１は非反射面４の幅寸法Ｐ２よ
り十分に大きい寸法構成としており、また各非反射接続
面４は単純な平行平面に形成している。尚、非反射面４
はホイールカバーの構成材料すなわち反射率の低い色に
着色した材料自体で構成される。

第３図に、静止ホイールカバー１に対して光源（太陽）
Ｓが３つの代表的位置Ｓｚ　、　８２　、３３に変化し
た場合における看者Ｍの表示部２の視認性を示している
。今、看者Ｍの視認角度、すなわちホイールカバー１に
対する看者の見る位置と地面（図示せず）間の角度をβ
とすれば、表示部２における各反射面３からの反射光線
Ｒ＋　、Ｒ２。

Ｒ３の反射角が角度βに一致するとき、看者Ｍは該反射
光線すなわち表示部２を視認することができる。ところ
で、各反射面３は前記した如く湾曲しているため、大き
い入射角　α１をもつ入射光線Ｌ１に関しては、各反射
面３の先端部近傍で反射した反射光線Ｒ１が反射角βを
なすことができ、また小さい入射角α３をもつ入射光線
Ｌ３に関しては、各反射面３の基部近傍で反射された反
射光線Ｒ３が反射角βを形成し、さらに、入射角α２を
なす中間入射光線Ｌ２に関しては各反射面３の中間部所
定位置で反射し反射角βの反射光線Ｒ２となる。つまり
、光源が８＋　、Ｓ２　、Ｓ３のいずれの位置にあって
も、看者Ｍは上記表示部２を完全に視認することができ
るのである。看者Ｍが表示部２を判別できる光源の位置
の範囲は、湾曲反射面３の曲率・傾斜度および幅寸法Ｐ
１の値により決定される。

上記説明は、ホイールカバー１が静止している場合につ
いて説明したが、第４図に示すように、これが■→■→
■→ＩＶの方向に定位置で回転するとし、かつ静止状態
ではＩの状態で表示部２　ｒＡＢＣＪが正立像として視
認できたとすれば、それ以外の状態、例えばｍ、ｍ、ｙ
ｖの各状態においては、表示部２は看者に視認されない
。例えば、第５図に、第３図に示した表示部が１８００
回転した状態を示しているが、この場合には各位置８１
゜８２．８３における光源よりの入射光Ｌ１．Ｌ２゜Ｌ
３の各反射光線Ｒ＋　、Ｒ２，Ｒａはいずれも看者Ｍの
目の位置より著しく低い方向に向かう。従って、第４図
中■の位置においては看者は表示部２を視認することは
ない。またＩ［、ＩＶ等の他の位置にあっても、■の場
合と同様に、看者Ｍは表示部２を視認することはない。

従って、看者はホイールカバー１が■の位置にきたとぎ
のみ表示部２を視認することになり、ホイールカバーの
回転速度が所定速度、本発明等の実験によれば約３００
ｒｌｌｌｌｌ　（４０ｋｍ／ｈ　ｋ：相当スル）　ｊＸ
上ニ’；にルト、像のチラ付を生じることなく目の残像
現象により表示部２を完全静止像として視認することが
できるのである。尚、上記ホイールカバーの所定回転速
度は、反射面等の改善によりさらに低い値にすることは
可能であろう。

第４図に関する説明においては、看者が視認する表示部
の姿勢は■のものすなわち正立像である場合を仮定した
が、看者が道路において実際に走行する自動車のホイー
ルカバーを見る場合は必ずしもこの正立像のみを見るこ
とはできない。すなわちこの表示部の視認姿勢は、ホイ
ールカバー１に対する太陽Ｓと看者Ｍなず視認角度によ
り規定され、この角度は看者の見る位置と地面間の角度
β、およびホイールカバーに対する太陽と看者との平面
的角度Δにより決定される（第９．１０図参）。すなわ
ち、太陽Ｓが自動車７の真横方向の位置（この位置に看
者Ｍがいるとする）と同位相にあるとき、すなわちΔ＝
０のときには表示部を正立像として視認できるが、角度
Δが正または負になると、ずれた角度量だけ、表示部の
姿勢は右又は左に傾いて見えることになる。従って、自
動車７が走行する場合には、上記角度Δが徐々に変化す
るため、看者Ｍに視認される表示部２は少し回転微動す
るように見える。

尚、太陽Ｓは季節や時刻によりその高さ位置を変化する
が、いずれの季節・時刻にもホイールカバーの表示部を
視認できるようにするためには、この太陽の高さ位置の
変動幅を考慮に入れて表示部における各反射面３の曲率
・傾斜度並びに幅寸法Ｐ１を設計すればよい。

上記実施例に、１５いては各反射面３を凹面に形成した
のであるが、これと反対に、第６図に示すように凸面３
ａとしてもよい。また、表示部２は第７゜８図に示すよ
うにホイールカバー１の裏面１ｂに形成覆ることもでき
る。この場合はホイールカバー１を透明の合成樹脂で形
成し、裏面１ｂに形成した表示部の反射面３’　、　３
ａ’　にメッキを施す。第７図に示した反射面３′は第
３図に示した凹面形状の反射面３と本質的に同一であり
、入射光線りはホイールカバー１内に入射して裏面１ｂ
における反射面１ｂで反射して前方に反射する。また、
第８図に示した反射面３ａ’　は第６図に示した反射面
３ａと本質的に同じで、入射光線りはホイールカバー内
に入射して反射面３ａ’で反射して前方に反射する。

本発明者等は、実際にホイールカバー似せた表示付回転
体を製作し実験を行なったことろ次のごとき良好な結果
を得た。

１表示部における各反射面のを第３図のとおりに形成し、
各反射面曲率半径を１．３４ｍｍとし、各反射面の先端
部と基準面８間距離りを０．２４ｍｌ１ｌとし、各反射
面の幅寸法Ｐ１を０．７６＋ｎｎ＋とし、回転体を１５
０Ｏｒｐｍで回転し、視認角度β（角度Δ＝Ｏ）と光源
入射角αを次表に示す通り変えて○印を付けた任意選択
箇所について実験したところいずれの場合も極めて明瞭
に表示部を視認することができた。

視認角度（β）光源入射角　１０°　１５°　２０°　２５°　３０°
　３５°　４５゜（以下余白）以上説明したように上記実施例よれば、回転体としての
ホイールカバーの表面又は裏面に反射面・加工をするだ
けで、該ホイールカバーに対する光源（太陽）と看者と
の間のなす視認角度が変動しても一定の設定範囲内では
表示部を視認することができ、本発明の所期の目的を達
成できることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動車のホイールにホイールカバーが取（＝１
４）られでいる状態を示す要部斜視図、第２〜１０図は
本発明の実施例を示し、第２図はホイールカバーの正面
図、第３図は第２図におけるホイールカバーの要部拡大
断面図、第４図は第３図におけるホイールカバーが回転
する状態を示す説明図、第５図は第３図においてホイー
ルカバーが１８０’回転した位置におけるホイールカバ
ーの要部拡大断面図、第６．７．８図は夫々表示部の変
形例を示す要部拡大断面図、第９．１０図は自動車と太
陽と看者との位置関係を示す側面図および平面図である
。１・・・表示付回転体（自動車用ホイールカバー）１ａ
・・・表面、１ｂ・・・裏面、２・・・表示部（文字＞
　３．３’　。３ａ、　３ａ’　・・・反射面、４ａ・・・非反射接続
面、５・・・自動車用ホイール、１・・・自動車、８・
・・基準面、α１゜α２．α３・・・入射光線の入射角
、β・・・ホイールカバーに対する看者の見る位置と地
面間の角度（視認角度）、Ｓ、Ｓｌ、Ｓ２．Ｓ３・・・
光ＩＩＩ（太陽）、Ｌ＋　、Ｌ２．Ｌ３・・・入射光線
、Ｒ＋　、Ｒ２，Ｒ３・・・反射光線、Ｍ・・・看者、
Ｐｌ・・・反射面の幅寸法、Δ・・・ホイールカバーに
対する太陽光線と看者との平面的角度。特　許　出　願　人　株式会社東海理化電機製作所代　理　人　弁理士　青白　葆　はが２名第１図第２図第３図第５図Ｏフ第７図　第８図ぷ７’ｆｆｆｆへ３

Claims

【特許請求の範囲】

（１）表面または裏面の表示部を、一定方向に伸びる反
射面と非反射接続面とを交互に波状・配置して形成し、
かつ上記各反射面を互いに平行でかつ基準面から、平行
線方向に対する一直角方向に沿って円弧状に湾曲・傾斜
した曲面とする一方、表面または裏面の非表示部を非反
射面としたことを特徴とする表示付回転体。