JPS60159433A

JPS60159433A - 液圧緩衝器

Info

Publication number: JPS60159433A
Application number: JP1540084A
Authority: JP
Inventors: Toji Takemura; 統治竹村; Izumi Yamamoto; 泉山本
Original assignee: Atsugi Motor Parts Co Ltd
Current assignee: Hitachi Astemo Ltd
Priority date: 1984-01-31
Filing date: 1984-01-31
Publication date: 1985-08-20
Also published as: JPH0437297B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、自動車等に施用される液圧緩衝器に関する。

従来技術一般に、この種の液圧緩衝器にあっては、第１図及び第
２図に示すように、内部に作動油が充填され几シリンダ
１と、このシリンダ１′ｔ−囲繞して、該シリンダ１と
の間に、封入気体による加圧下に所望量の作動液が充填
されたリザーバ室２を形成する有底筒状の外筒３と、こ
の外筒３の一端内部に固着された、下方に面する大径ｓ
７ａ及びこれと同軸の小径ｓ７ｂとからなる貫通孔７全
具えたシールリテーナ４と、このシールリテーナ４とシ
リンダ１の一端１ａとの間に挟設された、上方に面する
大径９８ａ及びこれと同軸の小径ｓ８ｂとからなるｊ１
通孔８を具えたガイド部材５と、このガイド部材５及び
シールリテーナ４０貫通孔７゜８を賃通してシリンダ１
の内部に廷びる、摺動可能なピストンロッド６と、この
ピストンロッド６に弾接して、作動液等が外筒３外へ漏
出することを阻止するメインリップ９ａと外部から泥水
等が侵入することを阻止するダストリップ９ｂとを内ｍ
ｓに有すると共に、外周部がシールリテーナの大径５７
＆内に圧入されたロッドシール部材９と、同じくピスト
ンロッド６の外ｌｉ！６ｆＩｌに弾接する油溜リップ１
０＆を内喝部に具え、補強環１０ｂｔ−埋設され几外＃
ｉ！ｉ１部がガイド部材の大径１ｉ１１１８ａ内に圧入
され友油溜シール部材１０と、一端がロッドシール部材
９と油溜シール部材１０との間に形成され定シール室１
１に開口し、他端がリザーバ室２に開口するように前記
ガイド部材５に穿設された還流通路１２と、前記シリン
ダ１の下端と外筒３の底部との間に挾持されたボトムボ
ディ１４ａ１該ボトムボデイに４伏に形成され九弁座に
載置された環状のプレートバルプ１４ｂ１該環状のプレ
ートバルブの中心孔を常時は閉塞するチェックプレート
１４　Ｑ　、これらチェックプレート１４Ｃ及びプレー
トパルプ１４ｂを前記ボトムボディとの間で包受するリ
テーナ１４ｄ１該リテーナ１４　ｄと前記チェックプレ
ート１４０との間に介装されて、このチェックプレート
ｌｌ’ｋＭいばね力で下方に付勢するチェックスプリン
グ１４＆。

以上からなり、シリンダ１内部とリザーバ室２との間に
作動液の制限的流通を許容するボトムバルブ１４と、前
記シリンダ１内に摺動可能に嵌挿されてピストンロッド
６の下端にナラ）　１９によって固着され、該シリンダ
１内部を上部液室１５と下部液室１６とに隔成すると共
に、これら両液室間を連通する通路１７　ａを円周方向
に複数個有するピストン１７、該ピストン１７に環状に
形成され友弁座に載置され、前記ピストンロッド６に嵌
挿されたカラー１８　ａとの間に環状の通路を形成する
環状のバルブプレー）　１８　ｂ　、該バルブプレート
に載置され常時は前記環状の通路を閉塞するチェックプ
レート１８ｃ。

これらチェックプレート１８ｃ１バルブプレート１８ｂ
を前記ピストンとの間に包受するリテーナ１８ｄ１該リ
テーナ１８　ｄとチェックプレートとの間に介装されて
、該チェックプレー）　ｉｓ　ｃ　を弱いばね力で下方
に付勢するチェツクスプリング１８ｅ１以上からなり、
上部液室１５と下部液室１６との間に作動液の制限的流
通を許容するピストンバルブ１８と全備えている。前記
補強環１０ｂの上端縁は、ロッドシール部材９の内同部
に形成されたメインリップ９ａよりも若干の寸法ム分上
方に突出して形成されており、前記シール室１１内に貯
溜されている作動液中に、前記メインリップ９ａ及び油
溜リップ１０ａが、常時、浸漬されて、封入気体がメイ
ンリップ９ａの近傍に侵入して来ないようになっている
。また、ガイド部材５の、小径部８ｂには、該ピストン
ロッド６の外周部との間に微小な間隙Ｃを置いて゛簡抜
ブツシュ２０が固着されている。さらに、外筒３の端部
には、車軸側に取付けられる取付リング２１が固着され
ている。

このような構成の液圧緩衡器は、次のように作動する。

（１）　ピストンロッド６の伸び行程の場合ピストンロ
ッド６が上昇すると、それに随動なり、逆に、下部液室
１６は低圧となる。このとき、上部液室１５内の高圧の
作動液は、ピストンバルブ１８ｉ構成するプレートパル
プ１８　ｂの内周ｓを下方に撓ませ、チェックプレー）
１８ｅとの間にオリフィス全形成し、該オリフィスを高
速で通過する際に静圧を動圧に変えて圧力降下し、下部
液室１６内に流れる。かくして、ピストンエフは、上部
液室１６と下部液室１５との圧力差によって下方に付勢
され、このとき、伸び行程を阻止しようｈする、伸び側
減衰力を発生する。これと同時に、ピストンロッド６の
一部がシリンダ１内から退出する際に生ずるピストンロ
ッド退出体積分の作動液は、チェックスプリング■４ｅ
の弱いばね力で下方に付勢されているチェックプレー）
　１４　ｂ　全押し上げてリザーバ室２から下部液室１
６内に補填される。

（２）　ピストンロッド６の圧行程の場合ピストンロッ
ド６が下降すると、それに随動するピストンバルブ１８
によって、下部液室１６は高圧となる。このとき、プレ
ートバルブ１８　ｂとチェックプレー）　１８　ｄとを
下方に付勢してイルチェックスプリング」８ｅのばね力
が弱いために、これらは、下部液室■６の高い圧力によ
って容易に押し上げられて、この結果、該下部液室１６
と上部液室１５とは連通孔１７　ａによって連通ずる。

このために、これら両液室は略同圧になる。すなわち、
上部液室■５も、ピストンロッド６が上昇する場合と同
様に、高圧になるのである。一方、ピストンロッド６の
侵入体積分に相当する下部液室１ｔ）内の作動液は、ボ
トムバルブ１４ヲ構成するグレートバルブ１４　ｂの内
局ｆｆ１ｌ下方に撓ませ、チェックプレート１４ｃとの
間にオリフィスを形成し、該オリフィスを高速で通過す
る際に静圧全動圧に変えて圧力降下し、リザーバ室２内
に流入し、該室内に所定圧で封入されている加圧気体を
更に圧縮する。かくして、下部液室１６と上部液室１５
とから等しい圧力を受けるピストン１７は、受圧面積の
差分の圧力で上方に付勢され、このとき、圧祈程を阻止
しようとする、圧側減衰力を発生する。

上記の如く、ピストンロッド６の圧行程及び伸び行程の
いずれの場合にも、上部液室は高圧になるので、上部液
室１５内の作動液の−Ｓは、ピストンロッド６と筒状ブ
ツシュ２０との間の隙間Ｃ全通って、油溜シール部材１
０の内局部に形成された油溜リップ１０　＆とピストン
ロッド６の外周面とで形成されたシール下室２２内に流
入した後、前記油溜リップ１０　＆を押し開いて、該油
溜リング１０＆ｔ−効果的に潤滑しつつ、シール室１１
に流入する。その後、作動液は、シール室１１から、ガ
イド部材５に形成された還流通ｋｌｌｓ　１２　＝？介
して、リザーバ室２に還流される。この場合、油溜シー
ル部材１ｏ内に埋設された補強環ｌＯｂの上端縁は、ロ
ッドシール部材９の内局部に形成されたメインリップ９
ａよりも若干の寸法２１分上方に突出して形成されてい
るので、前記シール室ｌｌ内に貯溜されている作動液中
に、前記メインリップ９ａ及び油溜リップ１０　ａは、
常時、浸漬されることとなり、したがって、ピストンロ
ッド６の外周面に充分な液膜を形成して、その外周面の
損傷を効果的に防止するとともに、加圧気体の液圧緩衝
器の外部への漏出を防止している。

ところで、このような構成を有する液圧緩衝器にあって
は、前述の如く、伸び、圧いずれの行程時にも、上部液
室１５内の高圧の作動液の一５Ｆｉ、ピストンロッド６
の外周面と筒状ブツシュ２０の内周面との間に形成され
た狭小の間隙Ｃを通過する際、高温の噴流となってシー
ル下室２２内に噴出し、更に、このシール下室２２から
油溜リップ１Ｑａ４押し広げて、ロッドシール９のメイ
ンリップ９ａに衝突するものであるから、前記作動液の
熱により、メインリップ９ａが劣化（硬化または軟化な
ど）することがあり、そのため、ピストンロッド６の外
周面を損傷したり、あるいはピストンロッド６に対する
メインリップ９ａによるシール性が低下し友りするなど
の欠点がおった。

発明の目的本発明は、このような従来の欠点に鑑みてなされたもの
であり、ピストンロッドの外向面の損傷が未然に防１ヒ
でき、かつ、ピストンロッドに対するロッドシール部材
に形成されたメインリップによるシール性の向上を図る
ことができる液圧緩衝器を得ることを目的とする。

発明の構成本発明は、このような目的を達成するために、油溜シー
ル部材内に埋設された補強環と作動液の還流通路のシー
ル室側開口端との間に、核補強環と略同軸に該補強環の
上端縁よりも低くない高さに突出する上端縁を有する環
状部を設けるとともに、前記補強環と環状部との間に、
シール室とシール下室とを連通する、作動液のバイパス
通ＩＮＩｋ形成している。

実施例以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお
、従来例と同一構成部分には、同一指示符号を付してそ
の重置する説明は省略する。

第３図は本発明に係る液圧緩衝器の一実施例を示す要部
断面図である。

第３図に示すように、油溜シール部材１０内に埋設され
た補強環１０　ｂと作動液の還流通路１２のシール室側
開口端１２　ａとの間には、該補強環ＩＯｂと略同軸に
核桶強環ｌｏｔ＞の上端縁よりも寸法部分だけ若干上方
に突出する上端縁を有する環状部２４が設けられている
。なお、この環状部２４の上端縁は、ｉｆｒ記補強環２
３の上端縁と同じ高さに形成してもよい。

この環状ｆｌｌｌ１２４は、ガイド部材５の大径部８ａ
に圧入固定されている環状部材２４Ａから形成されてい
る。ま友、前記この環状部材２４Ａと前記補強環１０ｂ
との間には、ロッドシール部材９と油溜シール部材１０
との間に形成されたシール室１１と、油溜シール部材１
０の内周部に形成され几油溜リップ１０　ａとピストン
ロッド６の外向面とで形成され几シール下室２２とを連
通するバイパス通路２５が複数個形成されている。この
バイパス通路２５は、ピストンロッド６の上下動に伴っ
て、ピストンロッド６の外周面とガイド部材（具体的に
は、筒状ブツシュ２０）の内周面との間の狭小の間隙Ｃ
を通って、上部液室１５からシール下室２２内に流入さ
れる高温の作動液が油溜リップ１０ａｔ−押し広けて、
メインリップ９ａＫ向かつて噴出しないようにする几め
に設けられ友ものである。

このように、この実施例にあっては、ピストンロッド６
の上下動に伴って、ピストンロッド６の外向面と筒状ブ
ツシュ２０の内周面との間の狭小の間隙Ｃｔ−通って、
上部液室１５からシール下室２２内に流入された作動液
を、前記バイパス通路２５ヲ介して、該バイパス通路２
５のシール室側開口端からシール室ｌｌ内に流入させる
ことができるので、前記間隙Ｃからシール下室２２内に
流入しても、油溜リップ１０＆を押し広げて噴出するこ
とはなく、メインリツ７９　ａが高温の噴流のために劣
化するのを防止できる。したがって、ピストンロッド６
の外周面が損傷したり、あるいはピストンロッド６との
閣のシール性が悪化し几すするような事態を未然に防と
できる。ｔｅ、環状部材２４Ａの上端縁は、補強＠　（
ｏｂの上端縁よりも寸法部分だけ高く形成されているの
で、バイパス通路２５から流出する作動液を直接に還流
通路１２内に還流させないで、シール室１１内に流入さ
せることができる。したがって、シール室１１内を作動
液で充満させることができるので、従来のものと同様に
メインリップ９＆を、作動液で、常時浸漬することがで
きる。

次に、第４図は本発明の他の実施例を示す要部断面図で
、前記実施例と異なる主な点は、環状部２４　Ｂがガイ
ド部材５と一体に形成されている点である。このように
構成した場合でも、前記間ＮＣを通ってシール下室ｎ内
に流入した作動液を、シール室１１内にバイパス通路２
５を介して流入させることができる雌か、バイパス通路
２５からの作動油を直接に還流通路１２内に還流させる
ことなく、シール室ｌｌ内に流入させることができる。

なお、第４図中一点鎖線で示すように、ガイド部材５０
大径９３ａに、一端がシール室１１に開口し、他端がシ
ール下室２２に開口するようにバイパス通路２５全設け
ても、前記各実施例の場合と同様な作用効果が得られる
。

発明の効果以上の説明から明らかなように、本発明は、油溜シール
部材内に埋設され九補強埠と還流通路のシール室側開口
端との間に、該補強環と略同軸に、環状ｍを設けるとと
もに、前記補強環と環状部との間に、７−ル室とシール
下室とを連通する、作動液のバイパス通路を形成してい
るので、ピストンロッドの外周面とガイド部材の内＠面
との間の狭小の閲Ｆｓ七通って、上Ｓ液室からシール下
室内に流入し九高温の作動液を、油溜リップを押し広げ
てメインリップＫＩＩ突させることすく、バイパス通路
を介してシール室内に流入させることができる。したが
って、高温の作動液でメインリップが劣化するのを防＋
ｈできるので、劣化し几メインリップにてピストンロッ
ド外局面が損傷しｔす、あるいはピストンロッドとの間
のシール性が悪化し７ｔＪ）するのを未然に防止できる
。また、環状部の上端縁を前記補強環の上端縁よりも低
くない高さに突出させているので、バイパス通路のシー
ル室側開口端から流出する作動液を、還流通路内に直接
に還流させることなく、シール室内に流入させることが
できる。したがって、シール室内を作動液で常時充満さ
せることができるので、その作動液で、メインリップ及
び油溜リップを常時浸漬することができ、その友め、ピ
ストンロッドの外＃８面を効果的に潤滑することができ
るとともに５．、、。

加圧気体の外筒外への漏出全防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の液圧緩衝器會示す一部省略縦断面図、第
２図は従来のガイド部材向辺を示す拡大断面図、第３図
は本発明に係る液圧緩衝器の一実施例を示す、第２図と
同様な拡大断面図、第４図は本発明の他の実施例を示す
、第３図と同様な拡大断面図である。ｌ・・・シリンダ、１ｍ・・・一端、２・・・リザーバ
室、３・・・外筒、４・・・シールリテーナ、５・・・
ガイド部材、６・・・ピストンロッド、７・・・貫通孔
、７＆・・・大径部、７ｂ・・・小径部、８・・・貫通
孔、１３＆・・・大径部、８ｂ・・・小径部、９・・・
ロッドシール部材、９＆・・・メインリップ、ｌＯ・・
・油溜シール部材、１０ａ・・・油溜リップ、ｌＯｂ・
・・補強環、１１・・・シール室、１２・・・還流通路
、１４・・・ボトムバルブ、１５・・・上部液室、１６
・・・下部液室、１８・・・ピストンバルブ、２２・・
・シール下室、２４・・・環体部、２５・・・バイパス
通路。第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）内部に作動液が充填されたシリンダと、このシリ
ンダを囲繞して、該シリンダとの闇に、封入気体による
加圧下に所望量の作動液が充填されたリザーバ室を形成
する有底筒状の外筒と、この外筒の一端内部に固着され
た、下方に面する大径部及びこれと同軸の小径部とから
なる貫通孔を具え定シールリテーナと、このシールリテ
ーナと前記シリンダの一端との間に挟設された、上方に
面する大径部及びこれと同軸の小径部とからなる貫通孔
を具え友ガイド部材と、このガイド部材及びシールリテ
ーナの貫通孔を貫通して前記シリンダの内部に延びる、
摺動可能なピストンロンドと、このピストンロンドの外
周面に弾接されて、封入気体等の外筒外への漏出を阻止
するメインリップを内周部に有すると共に、外周部が前
記シールリテーナの大径部内に圧入されたロッドシール
部材と、同じく、前記ピストンロンドの外周面に弾接さ
れる油溜リップを内周部に有すると共に、前記メインリ
ップよりも低くない高さに突出する補強環を埋設され丸
め周部が前記ガイド部材の大径部内に圧入された油溜シ
ール部材と、一端が前記ロッドシール部材と前記油溜シ
ール部材との間に形成されたシール室に開口し、他端が
前記リザーバ室に開口するように前記ガイド部材に穿設
された還流通路と、前記シリンダ内の他端側に設けられ
、該シリンダ内部と前記リザーノ（室との間に作動液の
制限的流通を許容するボトムノ（ルブと、前記シリンダ
内部を上部液室と下部液室との二基に隔成して、これら
二基間に作動液の制限的流通を許容する前記ピストンロ
ッドの下端に備えられたピストンバルブとを備え、前記
ピストンロッド上下動に伴って、前記上部液室内の作動
油の−ｓを、前記ピストンロッドと前記ガイド部材との
間の隙間から、前記油溜リップの内周側と前記ピストン
ロッドの外筒面とで形成されたシール下室内に流入させ
るようにした液圧緩衝器において、前記油溜シール部材
内に埋設した補強環と前記還流通路のシール室側開口端
との間に、該補強環と略同軸に、該補強環の上端縁より
もはくない高さに突出する上端縁會有する璋犬ｆｌｌｌ
ｌを設けるとともに、前記補強環と環伏部との間に、前
記シール室と前記シール下室とを連通ずるバイパス通路
全形成したことを特徴とする液圧緩衝器。
（２）　前記環状Ｓは、前記ガイド部材と別体に形成さ
れた環状部材からなる前記特許請求の範囲第１項記載の
液圧緩衝器。
（３）＠記環伏部に、前記ガイド部材と一体に形成され
てなる前記特許請求の範囲第１項記載の液圧緩衝器。