JPS60156058A - 光遮蔽カセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芯体に巻かれたロール状またはウェブ状の感光
性写真材料を保持し、当該写真材料をそのカセット中に
設けられたスリット中を送り通す光遮蔽カセットに関す
る。

本発明はウェブ状の写真材料を供給されて装置中で用い
られる型のすべてのカセットに対して一般的に役立ち、
特にマイクロフィルムと写真植字の目的に装置中で使用
されるように考えられたカセットに対して利点を有する
。

ロール状の写真材料が回転自在に支えられ、その周縁壁
中に当該写真材料が送られる細長い　（出口スリットを
有する伸長正方形状の箱の形をしたロール状の感光性材
料を保持するカセットは知られている。

これら公知の型のカセットの多くは、その製作に使用さ
れる材料の種類から見ると比較６的安価である。しかし
、その組立・装填は極めて時を賀すことが多いので、最
終製品、即ち写真材料を装填したカセットの全コスト価
格は逆に高くつく。

他方、このようなカセットの立体的ないし構造的安定性
は充分なものでないことが多く、光遮蔽性について問題
が生じ、固定も不安定で耐湿性が充分でない場合もある
ようである。

公知のカセットの上記のような欠点の多くは当該カセッ
トの構成部品の組立用に考えられた固定手段が実用的で
なく不適切であり、光遮蔽性も不充分であるという事実
に帰因するようである。

本発明は新しいカセットの組立て用に考えられた固定手
段をその改良カセットが構造的に極めて安定で、光遮蔽
性に富むように着想し、その手段が暗室でさえ装填・組
立が極めて容易に行な得るように構成され、更に当該カ
セットの構成部品がすでに知られた押出し成形技術によ
って製造が容易であるようにして、先行技術のカセット
の上記欠点を示さない改良型カセットを提供することに
ある。

当該カセットが容易にしっかりと密着し、完全に光遮蔽
性を示すとＧ゛うことは、装填カセットの製作者と暗室
でカセット再装填を行ないたい使用者とにとっては特に
重要である。

本発明によれば、当該カセットが外板と当該箱□内にロ
ール状物を回転自在に支える内方向に突出した中央ハブ
部を有する端部クロージャ壁とからなり立った箱型をし
、当該外板の壁が少なくとも部分的・局所的に二重壁構
造になっており、当該端部クロージャ壁の内の少なくと
も一つの中に設けられた手段は、当該二重壁を当該外板
に固定し得るように、当該外板の二重壁の外壁中に設け
られた送り穴と協働し合い、更に当該二重壁の内壁は周
囲光が当該二重壁の外壁中の送り穴を通って当該カセッ
ト中に落下しないように防止する遮蔽物の働きをしてい
る口−ル状またはウェブ状で芯体に巻かれた感光性写真
材料を保持し、当該写真材料を当該カセット中に設けら
れたスリット中を送り通す光遮蔽カセットが提供される
。

本発明のカセットがその中で使用されている装置の型に
よって、例えば角柱・立方体・平行六面体・円筒等の適
当な型に当該カセットはなってよく、その端部クロージ
ャ壁が外板の断面と形状が実質的に対応していれば好都
合である。

当該ハブ部の軸に平行に走った出口スロットは出来れば
当該二つの端部クロージャ壁の間で外壁の全幅に沿って
伸びているのが望ましく、更に光が組立て済カセット中
を貫通しないように防止する手段が備わっているのが望
ましい。

更に、両端部クロージャ壁は移動出来、対応ハブ部が軸
方向に突出している周縁帯の位置で、外板の端部を受け
入れる周縁溝ないし通路溝を形成している内外周縁壁部
を間隔を置いて配置し、更に外板の二重壁によって囲ま
れた寄り合い中空空間中にはまっている当該端部クロー
ジャ壁の内面を伸張させている軸方向に突出した部分を
局所に備えている。

端部クロージャ壁は上記した型の端部クロージャ壁であ
れば非常に外板へのはまり込みがスムースに行なわれる
ようになる。当該端部クロージャ壁を当該外板にはめ込
むには、外板末端が当該周縁溝に入る前に、当該端部ク
ロージャ壁の軸方向に突出した部分が外板に入り、そう
した導入に対して行なう外板の準備に対応して端部クロ
ージャ示す正しい角度の方向付けをその突出部分へは定
めて行く。更に、当該外板末端が当該端部クロージャ壁
中の当該周縁溝に入る前に、このような端部クロージャ
壁のハブ部がロール状の感光性写真材料の芯体に入って
いる。

好ましい実施例においては、本発明のカセツ　（トは、
当該端部クロージャ壁のおのおのが他方のクロージャ壁
の鏡像となっている上記した型の二つの移動可能な端部
クロージャ壁よりなり立っている。また、この端部クロ
ージャ壁は、例えば射出成形等によってプラスチック材
料から出来ており、外板はプラスチック押出し工程を経
て長さ方向に切断されたものであればそれにこしたこと
はない。

本発明のカセットにおいては、芯体固定装置が設けられ
ており、その装置は芯体に巻かれたロール状またはウェ
ブ状の感光性写真材料が装填されたカセット中に鍵がそ
の中を通って挿入される当該端部クロージャ壁の内の少
なくとも一つの中に設けられた開口部よりなり立ってい
る。このような芯体は実質的に複数の放射状に伸びた横
棒ないし平棒によって互いに連結し合った２本の同心状
円筒よりなり立っている。当該鍵がカセット中に挿入さ
れると、その鍵は当該芯体の二つの隣り合った横棒ない
し平棒の間へ案内され、当該芯体が当該カセット中で回
転しないように防止出来得るようにその芯体をカセット
中に固定する。／そのような芯体に巻かれたロール状の
写真材料の時計ばね運動はその結果確実に防止される。

こうした対処はロール状の感光性写真材料が装填された
カセットを運び取り扱う際に、特に好都合な結果をもた
らす。

例えは、摩擦かみ合い等のように、鍵を適切に芯体にか
み合わせる他の形態も、芯体がカセット中で回転運動を
行なわないように防止する目的で使用することは可能で
ある。

昶と芯体は上記した目的を満足させるだけ充分に硬い材
料で出来ている。

当該芯体または端部クロージャ壁中には、当該芯体固定
装置を鍵のカセット中への挿入の如何にかかわらず独立
して光を遮蔽する手段が設けられている。この手段は出
来れば当該芯体中に位置して、鍵のカセット中への挿入
の如何にかかわらず独立してカセットの光同定手段を完
全に光を遮蔽するものにするよう機能している手段と出
来れは結び付いて、カセットの構造そのものの内に設け
られた光迷路よりなり立っているのが望ましい。

本発明のカセットのもう一つの実施例においては、端部
クロージャ壁の一つが外板と合一しており、他の端部ク
ロージャ壁が取りはずし自在なふたとなっているカセッ
トの底部を形成している。

本発明のカセットの一実施例を図面を基に説明して行く
。

第１図について、ロール状またはウェブ状の感光性写真
材料２を保持するカセット１は、外板部３と二つの移動
可能な端部クロージャ壁４゜５よりなり立っている。ウ
ェブ状の写真材料２は、複数の放射状に伸びた横棒ない
し平棒９によ、って互いに連結し合った２本の同心状円
筒７゜８よりなり立った２芯体６のまわりに巻かれてい
る。外板３、端部クロージャ壁４，５と芯体６は、プラ
スチック材料で出来ており、射出成形か押出しによって
形成されている。

外板部３は第２図により詳細に図示され、三つの連続環
状端部体１４，１５．１６によって直角に互いに接続さ
れて、その二つの端部１７゜１８に外板３の全幅に渡っ
て伸び、ウェブ状の写真材料がロール状物２から引き出
される時にその中を送り通される出口通路ないしスリッ
ト１９を自由に形成させている四つの平たい壁１０゜１
１．１２．１３よりなり立っている。外板３の互いに面
し合った端部１７．１８の内側部には、出口通路１９が
光を遮蔽するように、ベルベット・フェルト・やわらか
いプラスチック材料等の弾性帯状材料２０．２１がおの
おの付けられている。実用本位の本実施例においては、
外板１３の端部１４，１５．１６が、外板３の構成部分
を形成し、同時に成形、押し出された二重壁部をなして
いる。その結果、三角状の断面をした三つの細長い中空
空間２２，２３．２４が、外板３で囲まれた空間内に形
成される。第２図で示すように、当該二重壁、即ち壁２
５゜２６．２７の内部は、写真材料が念体６から引き出
される時に、その写真材料をカセット中にτ 案請出来るように、弧状になっている。壁１３の端部１
７には、断面が台形状のもう一つの中空空間２８が設け
られ、その空間２８も外板３の部分的に二重壁部を形成
している。中空空間２２．２３．２４および２Ｂは外板
３の全幅に渡って伸びている。

端部クロージャ壁４の内側部は第３図に図示されており
、対応ハブ部３１がそこから軸方向に突出している周縁
帯の位置で、外板３の対応端部３３を受け入れる周縁溝
ないし通路溝３２を形成しているおのおのの内外周縁壁
部２９゜３０を間隔を置いて配置している。

外板３の端部１４，１５，１６に対応した端部クロージ
ャ壁４の端部分３４．３５．３６には、端部クロージャ
壁４の内面を伸ばさせている軸方向に突出した部分３７
．３８．３９が溝３２内に設けられている。

伸張部３７．３８．３９は外板３のおのおのの中空空間
２２．２３．２４にはまり込み、カセットを組み立て閉
鎖する案内手段の働きをしている。他方また、当該伸張
部３７．３８　。

３９によって、組み立てられたカセットが構造的に強化
されている。端部クロージャ壁４の第四番目の端部分４
０には、外板３内の壁１３の端部１７に位置する台形状
二重壁部によって囲まれた中空空間２８にはまり込んだ
軸方向に突出している指状伸張部４１が溝内３２に設け
られている。

隣り合った当該伸張部３７〜３９．４１とフック状の端
部を有する弾性つまみ４２〜４５が、端部クロージャ壁
４の外部周縁壁部２９に設けである。外板３中の中空空
間２２．２３．２４を囲んでいる二重壁部の外部には、
端部クロージャ壁４が外板３の対応末端部を反迫した時
、おのおののつまみ４２〜４５とかみ合うようになる穴
ないしスリット４６〜４９が設けられている。つまみ４
２〜４５の内部へ突出した面はテーパ状になって、傾斜
カム面を構成しているので、端部クロージャ壁４が外板
３上の位置に押し込まれると、つまみ４２〜４５は先２
ず外板３の末端３３と隣接し、そのような連結によって
そのつまみは外部へ運動を起こして、当該つまみ４２〜
４５のおのおののフック状端部が外板３中の穴４６〜４
９にはまり込むまで穴ないしスロット４６〜４９に沿っ
て摺動し、更に当該つまみ４２〜４５中の弾性回復力の
作用を受けてそのつまみは当該穴４６〜４９にはね入っ
て、端部クロージャ壁４と外板３との間をはさみ固定か
み合いさせている。同じように協働する固定手段が外板
３の他の末端と対応端部壁５に設けられている。このよ
うにして、二重壁部２５．２６．２７および５５の内壁
は、周囲光が感光性写真材料を装填したカセットの外板
３中の送り穴４６〜４９中を通って落下するのを防止す
る遮蔽物の働きをしている。

組立時の構造的強度を増すために、端部クロージャ壁４
，５には、放射状等のリリーフまたはリブ５０が設けら
れ、このリリーフ模様は当該カセットが使用されている
個々の装置に適合するように細工されている。

端部クロージャ壁５には、その中を通って鍵５２（ｓＩ
図診照）がカセットに挿入され、芯体６上でウェブ状の
写真材料が時計ばね運動を行なわないように防止するよ
う、カセット内に当該芯体６を固定するフィルム支持芯
体６の横棒ないし平棒９と協働し合っている開口部５１
が設けられている。鍵５２のカセット中への挿入の如何
にかかわらず独立して、光が開口部５１を通ってカセッ
ト中に落下しないように防止する光迷路を形成し得るよ
うに、同心状環状壁５３゜５４は、端部クロージャ壁内
に円形ハブ３１を突出している。

カセットを耐湿性に富む°ようにするため、ゴム継目（
図示せず）が外板３の末端部の位置か、外板３の、更に
端部クロージャ壁４，５の溝３２゜４６〜４９内に設け
られている。

第４図は外板３と端部クロージャ壁４がはさみ固定かみ
合いの状態になっているのを図示しており、その図から
はさみ固定手段４２，４８：４３．４７二４４，４８お
よび４５：４９が、外板３の二重壁部または中空空間２
２，２３゜２４および２５内で協働し合って、光が当該
はさみ固定手段を通ってカセット中の感光性写真材料に
到達しないように防止している遮蔽物の、　働きをおの
おのの内部壁２５．２６．２７．５５が行なっているの
で、閉鎖カセットの内部が完全に太陽光線から遮蔽され
ていることが明らかになる。上述した仕方ではさみ固定
手段を用いると、カセットの外表面全体はスムースに保
たれ、カセットの安全な取り扱いや、安全な装置内への
はめ込みに有害となる突起物を生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカセットの一実施例を示す分解図。 第２図は外板部の側面図。 第３図は端部クロージャ壁の内側部の平面図。 第４図は第３図の端部クロージャ壁によってその末端の
一つを閉鎖された第２図の外板部の側面図である。 １：カセット、２：ロール状またはウェブ状写真材料、
３：外板部、４，５二端部クロージャ壁、６：芯体、７
，８：円筒、９：横棒ないし平棒、１０，１１．１２，
１３：壁、１４゜１５．１６　：端部分、１７．１８：
末端部、１９：出口通路溝ないしスリット、２０．２１
　：弾性帯状材料、２２．２３．２４　：中空空間、２
５．２６．２７　：壁、２８二中空空間、２９゜３０：
周縁壁部、３１：ハブ、３２：周縁溝、３３：外板の端
部、３４．３５．３６　：末端部分、３７．３８．３９
　：軸方向に突出した伸張部、４０：端部、４１：指状
伸張部、４２，４３゜４４．４５　：弾性つまみ、４６
．４７．４８　。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外板とそのカセットの箱内にロール状またはウェブ
   状感光性写真材料を回転自在に支えている軸方向に突出
   した中央ハブを有する端部クロージャ壁とからなり立っ
   た箱型をし、当該外板の壁が少なくとも部分的・局所的
   に二重壁構造となっており、当該端部クロージャ壁の少
   なくとも一つの中に設けられた手段が、当該端部クロー
   ジャ壁を当該外板に固定し得るように、当該外板の二重
   壁の外壁に設けられた送り穴と協働し合っていることを
   特徴とし、更に当該二重壁の内壁は周囲光が当該二重壁
   の外壁中の送り穴を通ってこのカセットの中へ落下しな
   いように防止する遮蔽物の働きをしている芯体に巻かれ
   たロール状またはウェブ状感光性写真林料を保持し、当
   該写真材料をそのカセット中に設けられたスリット中に
   送り込むのに適した光遮蔽カセット。 ２、少なくとも当該端部クロージャ壁の一つには鍵がそ
   の中を通ってカセット中に挿入される開口部が設けられ
   ており、その結果、当該カセットに芯体に巻かれたロー
   ル状またはウェブ状の感光性写真材料が装−されている
   場合、当該カセット内にその芯体を固定するように、当
   該鍵が芯体と協働して、当該カセット中の当該ロール状
   またはウェブ状写真材料が回転運動を生じないように防
   止するようになっていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載中のカセット。 ３、　当該芯体が複数の放射状に伸びた丸棒または平板
   によって互いに固着し合った二つの同心状円筒よりなり
   立っていることを特徴とし、当該鍵が芯体中の当該丸棒
   または平板と協働′し合うようになされているので、当
   該芯体が当該カセット内に固定されて、当該ロール状写
   真材料が時計ばね式の運動を生じないように防止してい
   る特許請求の範囲第２項に記載中のカセット。 ４、　当該外板が三つの連続端部体によって互いに連結
   し合った四つの壁よりなり立っていることを特徴とし、
   当該壁の第一番目と第四番目の壁の自由端が当該外板の
   幅全域に渡って伸びウェブ状の感光性写真材料を通し送
   る細いスリットを形成し、更に少な（とも当該外板の端
   部体が二重壁になっていることを特徴とする特許請求の
   範囲ｉＪ１項に記載中のカセット。 ５、当該第１番目と第４番目の壁の当該自由端の内少な
   くとも一つには、二重壁部が備わっていることを特徴と
   する特許請求の範囲第４項に記載中のカセット。 ６、当該端部クロージャ壁の内少なくとも一つが、そこ
   から当該ハブ部が軸方向に突出している周縁帯のところ
   に、当該外板の対応端部を受け入れる周縁溝を形成して
   いる内外周縁壁部を間隔を置いて配置し、更に少なくと
   も当該端部クロージャ壁のうちの一つには、当該周縁溝
   の位置に、当該外板の当該二重壁によって囲まれている
   当該外板中の対応中空部と協働し合った軸方向に突出し
   ている部分が備わっていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項に記載中のカセット。 ７、当該外板中の当該中空部が、当該外板の全域に渡る
   幅上を伸びていることを特徴とする特許請求の範囲第６
   項に記載中のカセット。