JPS6015543Y2 - 小動物用体重計付手術台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 手術台の高さを手術し易い高さに調節することができ、
ガード鉄板４，４と調節ネジ９，９′とにより小動物の
前、後及び上、下の動きの動揺の振幅を極力小さくし動
きを早く止め静かな状態で検量しながら小動物の体調を
調べながら手術ができ、手術の能率を上げることができ
、又手術しながら計量もでき薬量の決定も迅速にでき重
い大きな犬でも低いところからのせて昇降させることが
できる小動物用体重計付手術台に関する。

従来、小動物用の手術台は高さが加減できないので、高
い人は手術の姿勢が悪く手術がしにくく、手術の能率を
阻害した。

又、大きな重い犬等をいきなり高い台にのせると犬があ
ばれたりして手術に手間どった。

本考案は叙上の難点を一掃すべく考案されたものである
。

以下、実施例について本考案の一例を説明すると、本考
案は、周縁ＩＣに囲まれ凹面１ｄが形成される手術台の
周縁１ｃの内面の凹所内に枠１ａの周縁を嵌め込み、カ
バー１ｂを下側から手術台と枠１ａに取付は形成される
手術台１と、手術台１と下板２との間に設けられ容体３
ｂ、蓋体３ａを含む体重計１と、両腕４ａが下板２の前
、後端と少し隔てて垂下され、両腕４ａ、４ａが下板２
の前、後端と少し隔てて垂下され、両腕４ａ、４ａの下
端間に連結される水平部４ｂが下板２の下面より少し下
に隔てて置かれる１組のガード鉄板４．４と、下板２の
前、後端に取付けられた調節ネジ９，９の先端とガード
鉄板４ａとの間隔が調節でき、ガード鉄板４ｂの前、後
端近くに上向きに取付けられた調節ネジ９′の先端と下
板２との間隔が調節できるように設けられ小動物の前、
後及び上、下の動きの動揺の振幅を小さくし、動物の動
きによる動揺をすばやく止めるように形成される調節ネ
ジ９，９′と、支柱５又はカバー１ｂに体重計１に関連
して取付けられデジタル表示される表示ボックス７とよ
り成る小動物用体重計付手術台である。

１は手術台でこれに枠１ａとカバー１ｂが取付けられる
。

手術台の上面は周縁ＩＣは高くその内側は凹んで凹面１
ｄを形成し小動物をのせるように形成される。

手術台１の内面に枠１ａを周縁部の内面の凹み１ｅ内に
はめ込み手術台１の正面及背面の正面板Ｉｆ、背面板１
ｇに夫々設けた左、右両側−組の孔１ｈに、はめこむ枠
１ａの相当位置の孔１ｈ’とを合わせボルト締結し、更
に枠１ａの内側の横桟ｌａ’、１ａ／間に連結される縦
桟１ａ“、 ｌａ“の孔１ｈ”ｔ ｌｈ“に、カバ
ー１ｂの上板の相当位置に設けた孔１ｂ’を合致させて
ボルト締めして手術台１と枠１ａとカバー１ｂとが一体
に連結される。

カバー１ｂは体重計１、ガード鉄板を外から見えないよ
うにかくしている。

カバー１ｂと下板２との間に体重計１を弾褥的に装着さ
れる。

手術台１と下板とは同心で下板は手術台１より左、名山
及び前、後巾が少し小さい。

即ち、手術台１の下面に取付けられた蓋体３ａと下板２
上の容体３ｂを含めて、バネを介し小動物の重さを受け
て計量することができ、又小動物の動揺に弾性的に応じ
うる体重計１を総称する。

手術台１にのせられた小動物の重量がバネにより吸収さ
れる。

手術台１の左、右端に近く断面略Ｕ字状のガード鉄板４
が手術台１の下面に腕４ａの一端を取付け、腕４ａは下
板２と少し隔てて垂下され、水平部４ｂは下板２の下に
少し隔てて設けられる。

（第２，３図示）又、第３図に示すように下板２の前、
後端（第３図で左方は前、右方は後とする。

）に調整ネジ９を設はネジの先端とガード鉄片の間隔を
調節しておくと、小動物を手術台にのせて体重を測り手
術を行なうとき前後の動きを調整ネジ９で止めることが
できる。

更に、ガード鉄板４の前、後端に近く上向きに調整ネジ
９′を取付け、このネジの先端と前記下板２の下面との
間隔を調節しておくと同様手術台１上の上、下の動きを
これで止め動揺の振幅を大きくしない。

一時的に手術台は揺れてもすぐ停止する。

昇降台５について述べると、本案では昇降台として油圧
昇降器を用いている。

手術台１を支持する昇降杆５ａは第５図に示すごとく、
シリンダー７内のピストン５Ｃの下面にかかる上向の油
圧により昇降せしめられる。

油圧タンク５ｆ内には加圧された油ａが収容される。

シリンダー７の下方に弁８が挺子杆９の一端に保持され
常時油路をふさいでいる。

挺子杆９はバネ１０を介し前記昇降器の筐体５ｅの外に
出され他端にペタル５ｂが設けられる。

常時はバネ１０により弁８を油圧に抗し押し下げようと
し弁口８′をふさいでいるが、ペタル５ｂを踏み下げる
と、バネ１０に抗し弁８が支点９′を介し押し上げられ
油ａが弁口８′と弁８のすきまからシリンダー７内に入
りピストン５Ｃを押し上げ手術台１を上昇せしめる。

尚、図示していないが、シリンダー内の油を側路より抜
き油圧タンクに戻して手術台を降下させるが、斯る構造
は公知であるので詳細説明は省略する。

６は筐体５ｅの一部のベースである。

カバー１ｂの正面側に目方表示ボックス１１を設け、こ
れと体重計３との間に、目方をデジタル表示するための
電気コード１２を取付ける。

手術台は手術に都合のよい任意の高さに調節できる。

正しい姿勢で手術ができるので手術の結果もよい。

手術をしながら犬等の目方がすぐはっきりとわかるので
、薬量の決定も迅速にでき診断にも好都合である。

尚、手術台の昇降台として油圧式昇降器を使わないで、
ギヤーのかみ合いによって昇降させるとか、油圧式昇降
器を他の任意の構成にしてもよ（、その細氷考案の精神
を逸脱しない範囲内での本願明細書並びに図面記載以外
の任意の設計変更は自由にできる。

本考案によれば、手術台が高、低自在に調節できるので
、丁度よい高さで手術ができるので手術の結果もよく、
手術の能率を上げることができる。

体重の重い小動物を固定した所定の高さの手術台に上げ
たり、降ろしたりするには動物もいやがって相当あばれ
るしそれを静めるにも手がかかるし時間もかかり手術の
時間が長くなり容易ではなかったが、手術台を下げれば
動物も静かにのり昇降台により所定の高さにあげるにも
下げるにも短時間で能率的に行なわれ動物もあばれない
。

従って動物を扱う手数もかからない。

又、ガード鉄板４．４と調節ネジ９，９′とにより小動
物の前、後又は上、下の振動の振幅を小さくして迅速に
小動物の動きによる影響を停止できるので、全体ががた
つかず計量も正確にできるので医師は手術台でスムーズ
に能率的に手術ができる。

又、手術をしながら目方が表示されるので薬量決定も迅
速にできるし、診察、健康判断にも有利である。

本案手術台は手術だけでなく診断にもそのまま利用でき
るので、体重の変化がすぐにわかり丁度よい高さで診察
ができるので診察する上にも好都合で、それに基づき手
術できるので手術の結果もよい。

全体構成が簡単で製作し易く低廉に製作できる等実益は
大である。

【図面の簡単な説明】 第１図〜第５図は本考案に係る小動物用体重計付手術台
に係るもので、第１図は手術台の枠、カバーの組立要領
を示す説明図、第２図はカバー昇降杆、昇降台を除き手
術台と下板、体重計、ガード鉄板との関連状態及び揺れ
止め防止機構を示す正面斜視図、第３図は同じく側面図
、第４図は本案小動物用体重計付手術台の概要を示す正
面図、第５図は昇際台として用いた油圧式昇降器の一部
破断の要部作用説明図である。 １・・・・・・手術台、２・・・・・・下板、１・・・
・・・体重計、３ａ・・・・・・蓋体、３ｂ・・・・・
・容体、４・・・・・・ガード鉄板、４ａ・・・・・・
腕、４ｂ・・・・・・水平部、工・・・・・・昇降台、
５ａ・・・・・・昇降杆、５ｂ・・・・・・ペダル、５
ｃ・間ゼストン、５ｄ・・・・・・油管、５ｅ・・・・
・・筐体、５ｆ・・・・・・油圧タンク、６・・・・・
・ベース、７・・・・・・シリンダー、８・・・・・・
弁、９・・・・・・挺子杆、９′支点、１０・・・・・
・バネ、１１・・・・・・目方表示ボックス、１２・・
・・・・電気コード。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周縁１ｃに囲まれ凹面１ｄが形成される手術台の周縁１
   ｃの内面の凹所内に枠１ａの周縁を嵌め込み、カバー１
   ｂを下側から手術台と枠１ａに取付は形成される手術台
   １と、手術台１と下板２との間に形成される容体３ｂ、
   蓋体３ａを含む体重計１と、両腕４ａが下板２の前、後
   端と少し隔てて垂下され、両腕４ａ、４ａが下板２の前
   、後端と少し隔てて垂下され、両腕４ａ、４ａの下端間
   に連結される水平部４ｂが下板２の下面より少し下に隔
   てて置かれる１組のガード鉄板４，４と、下板２の前、
   後端に取付けられた調節ネジ９，９の先端とガード鉄板
   ４ａとの間隔が調節でき、ガード鉄板４ｂの前、後端近
   くに上向きに取付けられた調節ネジ９′の先端と下板２
   との間隔が調節できるように設けられ小動物の前後及び
   上、下の動きの動揺の振幅を小さくし、動物の動きによ
   る動揺をすばやく止めるように形成される調節ネジ９．
   ９′と、支柱５又はカバー１ｂに体重計３に関連して取
   付けられデジタル表示される表示ボックス７とより成る
   小動物用体重計付手術台。