JPS6015451Y2 - ランドセル類の蓋止め具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はランドセル類の蓋止め具の改良に関するもので
ある。

本考案の目的は、児童が用いるランドセル類の止め外し
操作が従来のものに比べ容易にできると共に、その構造
を利用して在来のランドセルには全く存在しなかった年
月日及び曜日を表示するマイコンを設けた斬新で便利な
止め具を提供することにある。

前記の目的を達成するため本考案は次のように構成した
ものである。

即ち、本考案はランドセル等の主体１に固定する止め具
本体２と、蓋板３側に取付ける係合鈑４とから戒り、先
端に押ボタン５を備えかつ前記係合鈑４に列設した係合
孔６の一個所に嵌まる傾斜突片７を折曲成形した弯曲板
ばね８をその後側取付端８ａを止め具本体２の内面に固
着すると共に、止め具本体２の上面２ｂ及び下面２ｃに
前記係合鈑４を貫挿孔１１，１２を開設し、貫挿時前記
係合鈑４を弯曲板ばね８と間で挾む凹入部９を本体正面
２ａに形成し、該凹入部９に年月日表示ａ１曜日表示す
が表われるマイコン１０を嵌着したことを特徴とするラ
ンドセル類の蓋止め具である。

図中１３は止め具本体２の左右に張り出した固定鈑、１
４は弯曲板ばね８の押ボタン取付突出部８ｂに形成した
係合鈑４の先端突出孔で、止め具本体２の下面２ｃに設
けた貫挿孔１２は弯曲板ばね８のボタン取付突出部８ｂ
が動き得るように広くしである。

１５．１６はマイコン１０の修正ボタン、１７は本体２
の固定鈑１３に取付ける吊りバンド１８の止環を兼ねた
本体２の主体１への止鋲を示す。

本考案は以上の構成であるから、係合鈑４を止め具本体
２の上面の貫挿孔１１から本体２内に差込むと、係合鈑
４の先で弯曲板ばね８を押し、かつ傾斜突片７の傾斜面
７ａを押して進み、所要の係合孔６に傾斜突片７を嵌合
させて止まる。

又係合鈑４を外すときは押ボタン５を押せば、弯曲板ば
ね８は第２図鎖線で示したように変形し、傾斜突片７は
係合孔６より直ちに外れるので、速やかに取外すことが
できるのであって止め外し操作が容易迅速に行われ、し
かも本体正面２ａに凹入部９を設け、該凹入部９の底面
と傾斜突片７との間で係合銀４を挾むようにしたので、
係合銀４は貫挿が円滑に行なえるとともに、傾斜突片７
により凹入部９に押付けられるため安定する効果があり
、またこの凹入部９を利用して止め具本体２の正面に年
月日衣並びに曜日表示が表われるマイコンを装着しであ
る結果、日付、曜日を確実に知ることができ実用上極め
て便利である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るランドセル類の蓋止め具の一実施例
を示したもので、第１図は正面図、第２図は縦断側面図
、第３図は下面図、第４図は本考案の蓋止め具を取付け
たランドセルの斜視図である。 １・・・・・・主体、２・・・・・・止め具本体、２ａ
・・・・・・正面、２ｂ・・・・・・上面、２Ｃ・・・
・・・下面、３・・・・・・蓋板、４・・・・・・係合
銀、５・・・・・・押ボタン、６・・・・・・係合孔、
７・・・・・・傾斜突片、８・・・・・・弯曲板ばね、
８ａ・・・・・・後側取付端、９・・・・・・凹入部、
ａ・・・・・・年月日表示、ｂ・・・・・・曜日表示、
１０・・・・・・マイコン、１１，１２・・・・・・貫
挿孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ランドセル等の主体１に固定する止め具本体２と、蓋板
   ３側に取付ける係合鈑４とから威り、先端に押ボタン５
   を備えかつ前記係合鈑４に列設した係合孔６の一個所に
   嵌まる傾斜突片７を折曲成形した弯曲板ばね８をその後
   側取付端８ａを止め具本体２の内面に固着すると共に、
   止め具本体２の上面２ｂ及び下面２Ｃに前記係合鈑４の
   貫挿孔１１．１２を開設し、貫挿時前記係合鈑４を弯曲
   板ばね８と間で挾む凹入部９を本体正面２ａに形成し、
   該凹入部９に年月日表示ａ、曜日表示すが表われるマイ
   コン１１０を嵌着したことを特徴とするランドセル類の
   蓋止め具。