JPS601480Y2 - 小型センサ−の構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は近接スイッチや光電スイッチ等に用いる小型セ
ンサーの構造に関する。

従来、近接スイッチや、光電スイッチ等に用いる制御用
のセンサーは小型化の要求と、取付制限から第１図に示
すように外周部に雄螺子１を螺設したボルトのような円
柱状ケース２′を用いたパネル取付用のものと、第２図
に示すように取付用孔３を２個並行に穿孔した角形ケー
ス２″を用いた機器取付用のものとがあった。

そのため２種のケースを製造しなければならず、コスト
的にも、在庫管理的にも不利であった。

尚図中５は取付用ナツト、４は入出力用コードである。

本考案は上述の欠点に鑑みて為したもので、その目的と
するところはパネルにも直付けでき、しかも機器にも取
付けることができる両用形の小型センサーの構造を提供
するにある。

以下本考案を実施例によって説明する。

第３図は一実施例の斜視図を示し、かかる実施例ではケ
ース２は偏平な角形ケース部２ａと、この角形ケース部
２ａの前端面上部より前方へ突設した円柱状ケース部２
ｂとから構成されており、円柱状ケース部２ｂは外周に
取付は用ナツトを螺合するための雄螺子１を螺設し、内
部には近接スイッチでは発振コイルのような検出素子、
光電スイッチではレンズや、ホトダイオード、ホトトラ
ンジスタ等の検出素子を納装しである。

また角形ゲース部２ａは合成樹脂のような部材から形威
され、後下部の側面に取付用孔３ａを１個穿孔するとと
もに両端面下部にはひねり力によって折り取ることがで
きる薄肉片６を介して取付片７を前方へ一体突設してあ
って、この取付片７にも側面に取付用孔３を１個穿孔し
、内部には前記の検出素子の信号を処理する回路が納装
しである。

しかして機器に取付けるに際しては、取付片７の取付用
孔３と、角形ケース部２ａの取付用孔３ａとを用いて機
器の取付部位にボルト、ナツト等で固定する。

尚取付片７の両側面と、角形ケース部２ａの両側面とは
取付けやすくするために略同一平面としである。

次にパネルに直付けする場合には薄肉片６を折り取付片
７を角形ケース部２ａから切離し、円柱状ケース部２ｂ
をパネルに穿孔せる取付孔に挿通してナツトにより締付
は固定する。

第４図は本考案の別の実施例を示腰かかる実施例では、
取付片７を角形ケース部２ａに対して独立的に形威し、
後部に設けたＴ字型係合片８を、角形ケース部２ａの下
部に前端面側と下面側とに開口させて設けた係合孔９に
下方から取外し自在嵌込むようにしており、取付片７を
必要に応じて角形ケース部２ａに取付けたり、切離した
りできるものである。

尚上記各実施例の円柱状ケース部２ｂ内に納装される検
出素子の検出方向は例えば円柱状ケース部２ｂの先端方
向に設定しである。

本考案は、センサー回路を納装するケース体を角形ケー
ス部と、この角形ケース部の前端面上部から前方へ突設
した円柱状ケース部とより構成し、側面に取付用孔を穿
孔した取付片を前記角形ケース部の前端面下部より前方
へ除去自在に穿設するとともに、円柱状ケース部外周に
取付用雄螺子を螺設腰上記角形ケース部の側面に別の取
付用孔を穿孔しであるので、取付片を角形ケース部に設
けた状態では機器に取付けることができ、取付片を角形
ケース部から除去した状態では円柱状ケース部を用いて
パネルに直付けできるものであって、回路部品の内蔵ス
ペースを殆どへらすことなく、１台でパネル直付用と機
器取付用とを兼用でき、在庫管理やコスト面が有利とな
るという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来例の斜視図、第３図は本考案−実
施例の斜視図、第４図は本考案の別の実施例の取付片を
外した状態の斜視図であり、１は雄螺子、２はケース、
２ａは角形ケース部、２ｂは円柱状ケース部、３は取付
孔、７は取付片である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. センサー回路を納装するケース体を、角形ケース部と、
   この角形ケース部の前端面上部から前方へ突設した円柱
   状ケース部とより構成し、側面に取付用孔を穿孔した取
   付片を前記角形ケース部の前端面下部より前方へ除去自
   在に突設するとともに、円柱状ケース部外周に取付用雄
   螺子を螺設し、上記角形ケース部の側面に別の取付用孔
   を穿孔して成る小型センサーの構造。