JPS6014246Y2 - メガネ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はレンズと腕とを簡単に分解できるメガネに関
するものである。

従来のメガネは縁つきし、ンズのものや縁なしレンズの
ものがあるが何れも分解するには止ネジを外す必要があ
る。

この止ネジはきわめて小さいものであるから外した状態
では紛失し易い。

また従来のメガネはレンズを簡単に取換えることができ
ないので、普通レンズのメガネとサングラスを用いたメ
ガネあるいは度の異なるメガネのように異なるメガネが
必要なときは２個以上のメガネを用意しなければならな
いなどの問題がある。

この考案は上記のような従来のメガネの問題を解決する
ため押ネジを少し弛めたり締め付けたりするだけでレン
ズを交換できるメガネを提供するものである。

以下にこの考案の詳細を添附図面に基づいて説明する。

図において１は左右一対の縁なしレンズ、２はこの両レ
ンズ１を連結する連結部材で金属あるいはプラスチック
などで製作されたもので、この部材２とレンズ１の結合
は公知の任意の手段を用いる。

３は左右一対の腕でこの腕３も公知のメガネの腕と同様
の形状を有し、使用者の耳へかける機能を有しており、
その先端に連結金具Ａを取付けである。

この連結金具Ａは受部材４と押片５からなっており、腕
３の前部に固定した金具６に前記受部材４の後部の突片
７が軸８で回動自在に取付けられている。

また受部材４の前部はレンズ１の側部から前側を受ける
ように屈曲した受部９としである。

１０は押ネジでその後部１１は受部材４の後部の取付孔
に回動自在にはめ込まれ、後部１１の前後の周溝にはめ
た抜は止め利ング１２により前後への移動が阻止されて
いる。

またこの押ネジ１０は前記押片５に設けたネジ孔にねじ
込まれており、押片５はその側面が受部材４の側面に接
触して摺動することにより回り止め、かつ進退自在とす
る。

また、押片５および受部９のレンズ１に接する部分には
ビニルなどの緩衝片１３を貼着してレンズ１に直接金属
が圧着しないようにしである。

この考案は上記の構造であり、押ネジ１０の後端の溝に
ドライバを係合させて回すことにより押片５が進退する
。

従って押片５と受部９間を広くしてレンズ１が容易に着
脱できるようにし、所望のレンズ１の側部を押片５と受
部９間に入れ押ネジ１０を回して押片５をレンズ１に押
し付けることによりレンズ１ど連結金具Ａとは一体に結
合する。

なお実施例はレンズ１が縁なしとなっているが縁つきの
場合も同じである。

この考案は上記のように押ネジ１０を少し回して押片５
を少し進ませるだけでレンズ１の交換ができるのでレン
ズの交換がきわめて容易であり、携帯に便利である。

すなわち旅行などで２種以上のメガネを携行する必要が
ある場合、従来では２種以上のメガネを携行しなければ
ならないので嵩ぼるという問題があったが、この考案の
場合きわめて嵩の低い連結部材２で連結したレンズ１の
みを複数種類用意し腕３は１組用意すればよいので嵩ぼ
ることなく携行できるのである。

また、デザインの異なるレンズ１や腕３を種々用意して
おいて、これを種々組合せて使用することにより、きわ
めて多様な装飾用のメガネが得られるなどの効果があり
、実用性と装飾性を兼ね備えた考案であるる。

【図面の簡単な説明】

第１はこの考案のメガネの一部切欠平面図、第２図は同
上要部の拡大断面図、第３図は同じく要部の拡大側面図
である。 Ａ・・・・・・連結金具、１・・・・・・レンズ、２・
・・・・・連結部材、３・・・・・・腕、４・・・・・
・受部材、５・・・・・・押片、８・・・・・・軸、９
・・・・・・受部、１０・・・・・・押ネジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 連結部材で連結した左右のレンズと、この両レンズの外
   端部に着脱自在に連結する連結金具を前端に回動自在に
   取付けた左右の腕からなり前記連結金具は後部を腕に回
   動自在に取付け、前部にはレンズの側部から前側を受け
   るように屈曲した受部を設けた受部材と、この受部材の
   後部に回動自在に取付けた押ネジにより進退されてレン
   ズの周縁部後面を押す押片とからなることを特徴とする
   メガネ。