JPS601325Y2 - シヤツタ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は機器本体への着脱を容易に行なえるシャッタ装置
を提供するものである。

以下図面に基づき本案の一実施例を説明する。

１はダクト取付用換気扇で、該換気扇は内部にファン２
の駆動用モータ３を固定した円筒状枠体４と、該枠体の
両端に選択的に装着自在なグリル５と、前記枠体の一端
に着脱自在に枢支されるシャツタ板６とよりなる。

前記枠体４の外周面には軸線方向に延びる湾曲弾性片７
を螺子８にて固定しており、前記枠体４を壁９等に形設
した取付穴１０に挿入せしめた時、前記湾曲弾性片７が
前記取付穴１０内面を押圧して前記枠体４を壁９に保持
する。

前記駆動用モータ３は前記枠体４内中央に位置する如く
支持杆１１を介して枠体４内に固定され、前記支持杆１
１の枠体内面に当接する端部に前記螺子８が捩じ込まれ
て前記弾性片７の固定と同時に固定される。

この時前記枠体４には前記螺子８の頭部をも挿通ずる透
孔１２が形設されており、前記螺子８を支持杆１１に捩
じ込むと、前記枠体４の透孔１２周縁は前記弾性片７と
支持杆１１で挟持される。

また前記枠体４には前記弾性片７の端部折曲部１３が係
合する透孔１４を形設しており、前記螺子８を捩じ込む
時に前記弾性片７が螺子と共に回転しないようにしてい
る。

前記枠体４の前端開口には奥に向ってすぼまる空気案内
鍔１５を形設しており、該案内鍔１５にてスムーズに空
気を前記ファン２に送ることができ、送風効率が向上す
る。

前記枠体４の前端中央には前記案内鍔１５と連結杆を介
して連結された螺合部１６を形設しており、該螺合部１
６に前記グリル５の取付用螺子１７が捩じ込まれる。

前記枠体４の後端側に位置するモータ３端面には螺合部
１８を形設した取付具１９が装着されており、前記枠体
４を取付穴１０に逆に挿入せしめた時、前記螺子１７が
前記螺合部１８に捩じ込まれて前記グリル５が取付けら
れる。

前記シャツタ板６の上部には一対の舌片２０を形設して
おり、該舌片２０の先端にはシャッタ枢軸２１が挿通ず
る筒部２２を形設している。

前記枠体４の後端上部には前記枢軸２１端部を枢支する
溝部２３を形設しており、該溝部２３の端部は開口して
いる□ 本実施例において前記溝部２３は前記枠体
局面に形設した一対のリブ２４の端部に ０ て
いる。

該リブ２４は前記モータ３への −ドの案内とな
る。

前記枠体４の前記溝部２３にて挟まれた部分には前記舌
片２０が位置する切欠２５，２５を形設していると共に
、前記舌片２０間に挿入されて前記枢軸２１中程に係合
する抜は止め鉤状弾性係止片２６を形設している。

前記シャツタ板６の枠体４への取り付けは前記筒部２２
に枢軸２１を挿通し、該枢軸２１の端部を前記溝部２３
の開口より溝部２３内に押し込み、該押し込みと同時に
前記係止片２６を前記舌片２０間に挿入し、該舌片２０
を前記枢軸２１に係合せしめて行なう。

前記シャツタ板６を枠体４より取り外す時は前記係止片
２６をたわめて前記枢軸２１との保合を解くことで行な
える。

以上の如く本案は、シャツタ板上部に複数の舌片を形設
して該舌片の先端に枢軸が挿通する筒部を形設し、前記
シャツタ板の取付本体には前記枢軸を端部を枢支する溝
部を形設すると共に、前記舌片間に挿入されて前記枢軸
に係合する抜は止め係止片を形設したので、前記筒部に
枢軸を挿通し、該枢軸を溝部に押し込むだけだ前記シャ
ツタ板を本体に簡単に取り付けることができる。

また取り外す際も係止片を外し、シャツタ板を引き抜く
だけで行なえると共に構造も簡単である等、実用的効果
大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は壁に取り付けた状態の本案装置を有する換気扇
の側断面図、第２図は同平面図、第３図は換気扇の背面
図、第４図は要部分解斜視図である。 ４・・・・・・枠体（本体）、６・・・・・・シャツタ
板、２０・・・・・・舌片、２１・・・・・・枢軸、２
２・・・・・・筒部、２３・・・・・・溝部、２６・・
・・・・係止片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シャツタ板上部に複数の舌片を形設して該舌片の先端に
   枢軸が挿通ずる筒部を形設し、前記シャツタ板の取付本
   体には前記枢軸の端部を枢支する溝部を形設すると共に
   、前記舌片間に挿入されて前記枢軸に係合する抜は止め
   係止片を形設してなるシャッタ装置。