JPS6012588Y2 - シユレツダ−

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【考案の詳細な説明】本考案は組立性の向上を図ったシュレッダ−に関するも
のである。

従来のシュレッダ−にあっては細断屑がボデー内のモー
ター等充電部品が内蔵されている部分への侵入を防止す
るために、第３図のごとくボデー１０１に溝部を設け、
その溝部に防塵板１０２を固定して、カッター１０３と
巻込防止板１０４の隙間から侵入する細断屑をその防塵
板１０２で止めるようにしていた。

然し、このものではボデーの組立性が非常に悪く、多く
の組立工数を要し、ひいては製品価格を引、き上げる要
因となっていた。

そこで、本考案はこの防塵板を巻込防止板に固定できる
ようにすることにより組立性を向上し、そのコストダウ
ンを図ったものである。

以下その実施例を添附図面とともに説明する。

第１，２図において、スイッチ１を入れるとカッター２
が回転を始める。

そこで投入口３より細断したい書類を投入すると巻込防
止板４を介してカッター２へ導かれて細断され、排出口
５より排出される。

巻込防止板４とカッター２の隙間よりボデー内部へ侵入
した細断屑は掻取板６により掻き集められ、且つ、防塵
板７によりボデーの充電部側への侵入は防止され、巻込
防止板４の下部に設けられた開口部８より外へ排出され
る。

また本例のシュレッダ−は携帯用のハンドル９が設けて
あり、通常はボデー１０の凹部１１に収容されている。

そしてこの凹部１１は投入口３への紙のガイトロ１２と
連らなっており、ハンドル９を引き出し易くなっている
。

またハンドル９はボデー１０内のフレームに固定された
支持棒１３に摺動可能に固定され、ボデー１０にあけら
れた穴１４を貫通して上下動するようになっている。

またその穴１４を囲りには防塵堤１６が設けられて、ボ
デー１０内部への塵埃の侵入を防止腰更にスイッチ１に
は防塵カバー１７をかぶせて接点部への塵埃の付着を防
止している。

さて、巻込防止板４の上端部は逆Ｖ字形に曲げられ、可
撓性材の防塵板７の一端を引っかけて固定する係止部１
８を有する。

また、巻込防止板４の下部には開口部８を切起し形成し
たあとの係止部１９が存在し、これに防塵板７の下端が
係止されるようにしである。

そのように本考案によれば、防塵板７を巻込防止板４に
固定するようにしているため、ボデーの組立の際防塵板
７がその組立に対して全く障害とならず容易に組立が可
能である。

従って、従来のシュレッダ−のように、防塵板をその固
定用溝に固定しなからボデーを組み立てるのに比べて、
その組み立て工数は非常に少なく、その分製品価格も軽
減できるという非常に有用な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示すシュレッダ−の断面図、
第２図はその細断部の拡大断面図、第３図は従来のシュ
レッダ−の部分断面図を示す。２・・・・・・カッター、４・・・・・・巻込防止板、
７・・・・・・防塵板、１８，１９・・・・・・係止部
。

【実用新案登録請求の範囲】

カッターにより細断された細断屑が同カッターに巻きつ
くことを防止する巻込防止板の上下部に係止部を形成し
、この係止部に防塵板の両端部を係止したことを特徴と
するシュレッダ−０