JPS60114133A - モジユ−ル式鶏舎および鶏卵収集装置の改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鶏舎に関し、さらに詳しくはふ化または消費用
の卵を取るための鶏を飼育する鶏舎に関する。

特に、本発明は生み落された鶏卵を自動的に集める装置
に関する。この目的の公知の構造においては通常型々の
小室が設けられて、各小室に鶏を一羽入れるようにされ
ている。これらの小室は底に傾斜がつけられているので
生み落されたばかりの卯はこの底をコンベヤに向って転
動してコンベヤに乗って収集点へ移送される。

この種の装置が果すことが期待されている必要条件は多
いが、そのうち重要な要件（これのみではない）のいく
つかを以下に挙げる。

ａ）鶏に活溌に最大限度に卯を生ませる条件をつくり出
すこと、 ｂ）卯か汚染されずに絶対に清潔に収集点に到着するこ
とを保証すること、 り卯が壊れるのを防止すること、 ｄ）生み落された卯がコンベヤに着くようにした所定の
位置で鶏が卯を生み落すようにさせること、 ｅ）装置の構成要素を清潔および（または）消毒を可能
にすること。

上記の要件を充たすように設計された多くの構造は公知
である。これら公知の構造は部分的には要件を充たして
いるが必要な全てのものを充たしているものではない。

本発明は鶏舎と収集装置とを組立て、上記の全部の要件
を広範囲に充たし、大量品種向きの鶏舎の場合には特に
重要であるが、また小量品種にも適する構成要素の組合
せを提供することにある。

上記の目的で、この新規な組合せは一匹の鶏に各１個ず
つ個別の小室または巣を形成して、鶏が適当な時に限っ
てこの小室にはいって卵を生むようにさせる装置が設け
られる。

本発明の実施例の詳細な説明から明らかなように、鶏舎
の全ての構成要素はモジュール式標準形および寸法に設
計されているので、荷造りが簡単で鶏舎を建てる場所へ
の輸送も簡単である。

本発明の一つの重要な特徴によれば、新規なモジュール
式鶏舎の枠組の基本的要素は各個別の小室を相互に分離
する仕切りで構成され、各仕切りには組立てた場合に最
上縁になる縁を有し、この縁は仕切りの垂直縁の一方へ
と斜めに延びてこれと鋭角を形成し、各仕切りの最下側
部分は仕切りの大部分の延長部分、即ち上記最下側部分
のうち残りの部分から突出してベルトコンベヤの支持装
置の役目をしている部分よりも幅広くされている。

この型式の鶏舎の構造の最も簡単な形では上記各仕切り
は小屋の広さに等しい距離だけ相互に離して建てられ、
横棒で相互に連結し、屋根パネルで覆われている。この
場合は、構造体全体は建物の壁を背にして建てられ、各
仕切りはその垂直方向の後縁で壁と接触している。従っ
て鶏舎用の後壁は必要としない。

鶏舎に後壁を設ける必要がある場合にはなるべくは一つ
の小屋の寸法に適合した寸法の四角形のパネルを各仕切
りに取付ける。かくして各パネルは後壁の役目をすると
同時に構造体を全体に強固にする。

本発明の別の態様では、鶏舎に両側から近付けるように
設置する。このためには、後壁のパネルは対向配置され
た（いわば「後側と後側」）二列の後壁を構成し、その
両方の前側にベルトコンベヤを走らせる。

さらに別の態様では、鶏舎は相互に重なった二列で構成
する。この場合、斜めの上縁を有する上記仕切りを設け
て、ベルトコンベヤの支持体の役目をする突出した下側
部分を有する長方形仕切り部分に接続する。

このように「二床」構造は建物の現存の壁を背にして設
置してもよく、また前記のように後壁を設けることもで
きることは明らかである。

同様に先に記載のごとく「後側と後側」の構造に構成す
ることもできる。

以下に本発明を添付の図面を参考に例として詳述する。

先ず第１図について述べると、図示の基本的要素は一個
の卯を生む期用の小室の仕切り側壁の役目をするための
パネル１よりなる。この基本的要素は斜めのフランジ付
きの上縁２と各個別の小室間に空気の流通を許す開口３
とを有する。最下側縁４より上縁に少し離れてパネル１
にその両側においてレール５が取伺けられている。二つ
の隣接仕切りのレール５にはノくスケット形の巣（図示
せず）が配置される。レール５はその外端に上方へ延び
るノーズ５′を備えこれによって巣が外側へ摺動するの
か防止される。

これらの巣は公知であるので説明しない。

仕切り１の下側部分からレール５において、仕切り１の
大部分と平らになった部分６が延びている。この部分６
には大きな開ロアが設けられ、この下側に水平のみぞ孔
８が設けられている。これら開口６および７の目的は後
で明らかにする。

第２図の仕切り１０は第１図の仕切りと同一のもので、
異なるところは水平の上縁１１を有することである。

第３図に見られるとおり、仕切り１と１０とは後程明ら
かになるとおり、共面的に連結可能である。

仕切りは１の部分だけ、またはｌと１０とを連結したも
のが現存の壁に後縁を当てて設置でき、この場合は鶏舎
用の後壁は設ける必要がないことはよくわかる。

しかし、鶏舎（車床構造であれ、複床構造であれ）に後
壁を設ける必要がある場合には、第４図によるパネル１
１が用いられる。このパネル１１は空気が自由に流通で
きるように開口１２が設けられていて、アングル利１３
とねじで、またはその他の公知の装置で仕切り１および
（または）１０と連結することができる。

二列、即ち「後側と後側と」の連結構造は第６図に示す
ごとく設置したい場合には、後壁１１が両方の列に役立
ち、二列をなす仕切り１に連結されている。

第１図および第２図の開ロアおよび孔８はベルトコンベ
ヤ（図示せず）を通すのに役立つ。

コンベヤは在来の構造のもので公知の駆動装置を有する
。生みたての卯が落されるのを受け止めるベルトの上側
の走りはそれぞれの列の全部の仕切り開ロアを通り抜−
ける。卯を生む時の鶏がはいる巣は第９図においてバス
ケットの傾斜している底１４によって示されている。生
みたての卵はこの傾斜面を転動してコンベヤのベルト１
５上へ落下する。ベルトのこの上側の走りは開ロアを通
っているか、下側の走りはみぞ孔８を通っている。

上側の走りはピボット１７で揺動する持上げ自在なカバ
ー１６で覆われていて、ピボット１７は後記のごとく通
しの連結棒の一部である。

仕切り１（および１０）は穴２０に通る通し棒により相
互に連結される。図示の実施例（第８図では、六個の穴
が設けられている。しかし、この穴全部が必要というの
ではない。仕切りが［形またはアングルの格子で形成さ
れた基板上に設置される場合には、ただ−木の通し棒、
例えば符号２１で示す最前側の棒だけ用いる。さもなく
ば、棒２１，２２．２３が用いられる。

棒２１，２２．２３などは形鋼より構成されていて、そ
の各々は二つの仕切り１または１０間の距離にまたかつ
ている。これらの棒は［形で、その端部は下方へ向って
開く朝顔形みぞ孔２５を設けた端壁を有する。これらの
棒は一度所定位置に取付けられると、第１０図に示す頭
付きピン２６がみぞ孔２５内に挿入される。これらのピ
ン２６はこうした目的で制限された直径の部分を有する
。このようにして、これらの棒２１，２２，２３は仕切
りを相互に連結すると共に構造体を強固にし個別の仕切
り間の距離を保持する。アンダカット２７は棒を所定位
置に保持する。

上記の構成要素はノックダウン状態で供給でき、最終消
費者は特別な工具を用いることなく、また専門的知識か
なくとも組立て設置できることが理解されよう。

【図面の簡単な説明】

第１図は基本仕切りの側面図、第２図は二床構造用の仕
切りで第１図の仕切りと共に用いる仕切りの側面図、第
３図は第１図および第２図の二つの要素を組合せて相互
に重ねた状態を示し、第４図は後壁が必要な場合に後壁
として用いるパネルを示し、第５図は仕切りおよび後壁
を組入れた構造を示し、第６図は後側と後側とを組合せ
た構造を示し、第７図のほぼ完全に組立てられた状態に
した新規な構造体を示し、第８図は仕切りにより形成さ
れた骨格を通し棒により連結し強固にした構造を示し、
第９図は完成された鶏舎を示し、第１Ｏ図は細部、即ち
連結部材を示す。 なお図において、符号１および１０は仕切り、１１はパ
ネル、２１，２２．２３は横棒である。 ψズ北丸

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、鶏を一羽ずつ入れる個別の小室よりなる鶏舎を建て
   るのに用いられる基本要素として個別の小室を相互に分
   離する仕切りにおいて、該各仕切りが建て終った状態で
   最上側縁となる縁で、該仕切りの垂直縁の一つへ斜めに
   延びてこれと鋭角を形成する縁を有し、各仕切りの最下
   側部分が残り部分から突出しベルトコンベヤの支持装置
   の役目をするようにした仕切り。 ２、小室の幅に等しい距離だけ相互に離して特許請求の
   範囲第１項の仕切りを設置すること、仕切りを横棒によ
   って相互に連結すること、および屋根パネルによって覆
   うことの各工程よりなる鶏舎を建てる方法。 ３、　前記仕切りが現存の建物の壁に接触するようにし
   た特許請求の範囲第２項に記載の方法に従って建てられ
   る鶏舎。 ４、好ましくは各個の小室の寸法に適した寸法よりなり
   、前記仕切りに取付けられる四角形のパネルの後壁を含
   む特許請求の範囲第２項に記載の方法で建てられた鶏舎
   。 ５、　前記後壁パネルが対向配置された（いわば「後側
   と後側と」という形で）二列を造る後壁を構成して両列
   の前側にベルトコンベヤを配置することを特徴とする両
   方の反対側から接近可能とした特許請求の範囲第２項に
   記載の方法により建てられた鶏舎。 ６、鶏舎が上下に重ねられた二列よりなることを特徴と
   する特許請求の範囲第３項、第４項および第５項のいず
   れか１項よりなる鶏舎。 ７、斜めの上縁を有する前記仕切りがベルトコンベヤの
   支持体の役目をする突出下端部分をさらに備えた長方形
   仕切り部分上に設置されて連結されることを特徴とする
   特許請求の範囲第６項に記載の鶏舎。